はじめまして。
太田和美(おおた・かずみ)と申します。
この度は私のクラウドファンディングページをご覧いただき有難うございます。
日頃は美術家・パフォーマーとして活動しており、現在は岩手県奥州市の地域おこし協力隊をしています。
宮城県仙台市出身の私は幼い頃からものづくりが好きで、職人への憧れもあり高校卒業後は東京造形大学へ進学しました。その後、東日本大震災後の石巻市へ移住し、「HOYAPAI(ホヤパイ)」を頭に被りとして三陸の海産物「ホヤ」の販促活動を行いました。
職人への憧れや、祖母が茶道を嗜んでいたこと、パートナーの故郷が南部鉄器が盛んな奥州市であることなど、ひょんな縁が重なり、2023年6月からは地域おこし協力隊として岩手県奥州市へ移住しました。
現在は地域おこし協力隊として南部鉄器のPR、後継者育成をミッションに活動しており、改めて南部鉄器の魅力を感じています。
実物を目の前にするとその造形の美しさはもちろん、ひたすら鉄に向かう職人の姿には息を呑み感動を覚えます。
南部鉄器は地元の人にとっても身近な存在です。
伝統的なものだけではなく、IHに対応した現代の実用品もつくられ始めています。
鉄瓶で入れた白湯は飲んですぐに違いが分かり、私も奥州市に住んでからすっかり南部鉄器で沸かした白湯を飲むのが習慣になりました。
丸みのある口当たりで、後味も水道水のような喉がイガイガする感じがありません。
知れば知るほどもっと深く関わりたいと思い、芸術畑出身の自分にできることを考え、自身で「鉄瓶婆(てつびんばばあ)」というキャラクターをつくりだし各種イベント等に出没しています。
南部鉄器の継承とともに、職人と一緒に続いてきたスナック喫茶の文化を継承していきます。
伝統工芸品である南部鉄器は言わずと知れた奥州の文化です。
ひとつひとつの鉄器の背後には、連綿と受け継がれてきた職人たちの技術があります。
しかし、
協力隊としてのミッションを進めるうちに、この文化の継承には職人や技術だけではなく、その地域の文化や風土も重要な要素であるということが分かりました。
日々切磋琢磨する職人たちにも憩いのひとときがあり、そこには職人同士集える場所がありました。
奥州に暮らして職人や技術に注目していましたが、実は取り巻く環境もとても大切なのだと知りました。
私はこの『スナック喫茶チロル』を受け継ぎ、地元の方や若い世代の職人たちの憩いの場を守り、奥州の観光客の人たちへ南部鉄器の魅力を届けます!
『スナック喫茶チロル』の閉店。
チロルのママ、菊池須美子さん(同級生からは『すみちゃん』)は、「スナック喫茶チロル」を始めてから半世紀もの間、昼は喫茶、夜はスナックとしてみんなが集える場所を提供し、南部鉄器の職人たちにも親しまれながらともに歩んできました。
しかし、体力的なことも考えて、ママは2024年6月、50周年の節目に「スナック喫茶チロル」の閉店を決めました。
背景には午前11時〜午後11時という営業時間や冬の雪かきなどの負担があり、最盛期は月に1,200人も来店したチロルですが、時間やサービスを削ることはお客さんのためにならないというママの信念があります。
私は奥州の南部鉄器に関わってまだたったの一年ですが、地域の職人たちにとってチロルがどれほど大事な存在か知っています。
チロルの存在は決してそれだけではなく、南部鉄器がこれからつくっていく歴史にも大きく関わるという確信があります。
こうして奥州の南部鉄器に関わることになった私ができることは何なのかと、毎日毎日考え、ママともたくさん話して、私がチロルを引き継ごうと決意しました。
それからは早速ママがつくってきたものを引き継ぐため、ママと一緒に修行の日々を送っています。
私は奥州市に来るまではアーティストとして活動してきました。
奥州市で地域おこし協力隊として着任してからも、まずは知ってもらおうとPR活動に注力してきました。
しかし、南部鉄器という形あるモノだけではなく、南部鉄器の背景にある物語を残さなければという思いに駆られずにはいられませんでした。
だからこそ今、奥州南部鉄器とともにあるチロルを継ぐべく、私の人生初めてのスナック修行に悪戦苦闘しています。
半世紀がんばってきたチロルは、私が引き継いで続けていくには手入れが必要です。
南部鉄器が時代とともに形を変えてきたように、チロルも形を変えていくことでまた一緒に時代を紡いでいけると信じています。
南部鉄器が育んできたもの、これを伝えていくこともチロルの役目だと考えています。
調理や飲み物に南部鉄器を使用するのはもちろん、一時的に南部鉄器をレンタルできるようにするなど、改めてより多くの人が南部鉄器を身近に感じられるような仕組みをつくっていく予定です。
南部鉄器を味わい、南部鉄器の魅力を感じられるスナック喫茶、「鐵喫茶a-hūṃ」(てつきっさ あうん)、2024年秋のOpen予定です。
リターンの一部を紹介いたします。
たくさんの方に協力いただいておりますので、関心のあるリターンがございましたら是非ご支援、応援のほどよろしくお願いいたします!
今回の目標額は200万円で、使い道は以下の通りです。
■改装費用 200万円〜
■リターン費用 30%程度
■クラウドファンディング手数料17%
※地域おこし協力隊補助金100万円予定
私はこれまでずっと芸術活動をしてきました。
衝動だったり、感動だったり、ずっと何かを表現してきました。
ひょんな縁から奥州市の地域おこし協力隊になって、南部鉄器に触れてみて、もっと知りたいと思って、どんどんその魅力に惹かれていきました。
そこには関わる人のたくさんの思いや笑顔があり、その中心には「場所」がありました。
この一つの点は、南部鉄器の文化には不可欠なものなんだ、自然とそう感じられました。
「鐵喫茶a-hūṃ」はこれまでやってきた芸術活動とは全く異なる活動で不安もいっぱいですが、是非応援のほどよろしくお願いいたします。
最新の活動報告
もっと見る活動報告15_7/29〜8/2 改修工事(前編)
2024/08/02 17:00こんばんは!鉄瓶婆こと、太田和美です。クラファン挑戦が終わって早々、翌日から改修工事がはじまりました。お礼メッセージがまだ遅れていない方もおり、1日でも早くご連絡したいと思いつつ、開業準備で遅れておりますm(_ _)m必ずご連絡いたします!!!さて、本日は7/29(月)〜8/1(木)に、Instagramで更新した進捗報告をこちらへアップいたします(^^)▼鉄瓶婆Instagramhttps://www.instagram.com/tetsubim_baba/ もっと見る
活動報告14_7/23 南部鉄器工房の及富さんと成龍堂さんとホルモン試食会!
2024/07/28 13:48【鉄瓶婆_クラファン最終日】 \\ リターンの紹介 //▶︎ネクストゴール250万円!!今回のクラファンでは、私が地域おこし協力隊として奥州をPRする目的もあります!!奥州市をもっと熱く!そこでリターンには奥州の方の沢山の協力をいただき、及富さんには「南部鉄器プレート」の製造をお願いしております(^^)デザインはこれから決めていくので、完成を楽しみにしていてください♪▶︎及富と成龍堂の職人さんとホルモン試食会https://www.instagram.com/reel/C982n1VR0kw/?igsh=MXcwcDhzeTU1NHFoYw==そしてこちらのリターンは、まだお申込枠がございます〜ご興味のある方は是非!!!新店舗に飾ってあるプレートを見ながら、及富の職人さんとお茶するチャンスが生まれるかもー(о´∀`о)最終日の本日はお祭りです!!!奥州市をもっと熱く!もっとご周知いただけるよう、今一度皆さまのご助力を頂戴したく存じますᕦ(ò_óˇ)ᕤ私が好きになった奥州市。一人でも多くの人に知ってもらい、その人が奥州に来た時に御礼と白湯でおもてなしできますように。ぜひ最後まで【応援の拡散】をよろしくお願いいたします!!▶︎クラファンページhttps://camp-fire.jp/projects/view/767800?utm_campaign=cp_po_share_c_msg_mypage_projects_show もっと見る
活動報告13_7/24 岩手日報記事&職人さん紹介
2024/07/26 08:00【鉄瓶婆_クラファン大台‼︎‼︎‼︎】最後の追い風!! 一面で紙面紹介と大きな記事!!! 岩手日報さん、ありがとうございますそして昨夜、\\ クラファン70%到達!//あと3日と迫り、70%まで来ました!140万9,833円‼︎ 総支援者数166人!感謝してもしきれません。ギリギリまで迫っても支援が増えてくれています。本当に、ありがとうございます!心より感謝申し上げます。残された3日間、全身全霊で臨みますので、最後の最後まで応援よろしくお願いいたします!▶︎南部鉄器紹介クラファンページ本文で紹介させていただいた南部鉄器「気づかい」こちらは、工房和秋の金野和秋さんの作品です。平泉にある工房で、木製の部分も和秋さんの手づくりです。鉄器職人は型づくりなどで木工の技術も必要とされたため、本当に器用な方が多いです。▶︎南部鉄器の課題水沢では深刻な後継者不足と受入態勢の整備不足が大きな課題となっております。今回取り組んでいるスナック喫茶の事業承継はもちろんですが、クラファンページの本文にあるように、私には地域おこし協力隊のミッションがあります。【PR活動】・南部鉄器をより身近なものにすることを目的とした活動(カフェ開業/鉄瓶婆/伝統産業会館リニューアル)【後継者育成事業】・美大やものづくり系の大学と連携し、学生インターンを定着させられる仕組みづくり・他地域の伝統工芸士育成事業の視察▶︎クラファンに挑戦した理由カフェの改修費を応援していただくことはもちろんですが、何よりも先に述べた、水沢南部鉄器の課題を多角的な視点から知っていただきたいと思ったからです。「伝統工芸はどこも後継者がいなくて大変そう」ではなく、「鉄瓶婆のクラファンを応援してくれた職人さん、後継者いなくて困ってるんだって」と、クラファンページをご覧いただいた皆様が自分ごととして、話題に挙げていただけたら嬉しいです。(同協力隊の相田さんと挨拶回りしたとき写真お借りしました) もっと見る
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