スーパーかずおランドの新アトラクションの現場を見てきました。雨の当たらないパル商店街を進んだ先にある、絵に書いたような典型的な雑居ビル、由緒ある神社のような勾配の階段を登る、踊り場に折り返しがある、飽きのこないタイプの階段だ。私はエレ無しになれているので、階段が苦痛ではない。しかしながら、なんだろう、この軽さ、階高のピッチが狭いのか?一般的な5階よりも階段の数が少ないような気がする。腿がにこない。実質4階だ。ただ実際の4階まで登った際に違和感があった。壁の下あたり、人間で言うとちょうど膝下位置に笠木っぽい素材が使われている。「(増築だ)」雨仕舞い大丈夫か、鉄骨ぽいけど…。まいっか、よくある、5階へ登ろう。本来は屋上の。5階踊り場の指定された場所のキーボックスから鍵を取り出して対象戸の扉を開ける。右手にモロに干渉する扉がある、なんだコレ、屋上への出入口?まあいっか。思ってたよりも改修している。会長は「居抜きでやる!」って言ってた気がしたけど、表層はほぼ全て交換しているように見える。「(リノベの費用大丈夫なんかな)」目視スカウターで見積もりする。設備まで含めると300万弱くらいでイメージしているように感じた。ここで一体なんの内装をする気なんだ。本当にこんな屋上で煙を吐き出すだけの空気を売るような商売をするのか…?私達はだいぶ遠くまで来てしまった。GK全宅ツイ設立当初、不動産メディア事業を始める、と会長が宣言なされてからの様々なトラックレコードが脳内に蘇ってきた。なんの事前相談もなく唐突に執筆した6冊の不動産登記窃盗本、「正直不動産副読本」の出版、小学館の原作者限定のパーティー、我々がモデルになっている「地面師たち」の取材協力、週刊ダイヤモンド社の定期特集、不動産文化人としての輝かしい記録、10年弱で一気に先人達を捲り、完全に頂点に駆け上がった事をお互いに確認してきた。そんな我々が、なぜか高円寺でシーシャバーを始める。正直な所、おそらく本業とシナジーはないし、私が訪問することも無いのだろう。だけど、CAMPFIREで早速20,000円カツアゲされた。同じ不動産文化人なのに。「なんかお金の集まりが悪いからさ。あくのさんもなんか書いてよ。」マックのWEBオーダーのような手軽さで指示が飛んでくる。カツアゲに応じたのに労働から逃げられないのか。もう私達は引き返せない。来年、チャンスメンエス「ゴールデンボール」を開業するべく、資金欲しさにCAMPFIREで呼び込みハゲ文章を書いている可能性もある。個人的には水商売のお店が欲しかった。ホステスにオーナー呼ばわりされたかった。高円寺でいいです。会長、そろそろ私の夢も叶えてください。