奥能登唯一のゴルフ場が閉鎖の危機
『飛行場とゴルフ場がなくなれば、奥能登はおしまいだ』との地元の皆様の思いを受け、穴水町にあるザ・カントリークラブ・能登は、奥能登唯一のゴルフ場として、奥能登2市2町(輪島市、珠洲市、穴水町、能登町)の皆様に盛り立てていただいて参りました。
また、74.8という北信越トップクラスのコースレート、池を巧みに配置し、挑戦意欲を掻き立てるコースレイアウトは、加賀・富山方面はじめ、隣接する『のと里山空港』を利用したゴルフパックにより、首都圏からも多数ご来場いただくなど、観光拠点としても、大きな役割を果たして参りました。
奥能登地域の本格復興はこれから。多くの人は、まだまだゴルフをやろうという気にはなれないかもしれません。しかし、『ゴルフ場が営業再開した』という事実が、奥能登の皆様の元気と活力につながると信じ、10月下旬の9ホール仮オープン、そして次年度の完全復活を目指しております。多くのファンの皆様の笑顔を取り戻したい。その為のご支援を宜しくお願いします。
◆ご挨拶
本ページをご覧いただき、ありがとうございます。
石川県の穴水町。自然の山林が残る丘陵地帯、手付かずの自然がどこまでも広がる地形、適度な水源、この場所をゴルファーの楽園にしよう!
平成7年6月、奥能登唯一のゴルフ場としてザ・カントリークラブ・能登は開場しました。
コースレート74.8、各ホールごとにセパレートされた広いフェアウェイ、巧みに配置された池、特徴的なグリーン、真新しい芝は、多くのゴルファーをひきつけ、加賀・富山方面からも多数の来場をいただきました。
特に、奥能登のゴルファーは、これまで一番近いゴルフ場でも2時間の道のりが、自分たちの町のゴルフ場ができたことで、年間来場回数100回を超えるメンバーさんも複数現れるなど、地元でゴルフ熱が盛り上がり、ゴルフ人口の増加、老若男女を問わず楽しめるゴルフの素晴らしさを奥能登全域に広げることができたと自負しております。
また、平成15年には、当クラブ隣接地に能登空港が開港したこともあり、関東方面からも多くのお客様が訪れ、はじめて能登の豊かな自然に接し、能登の山の幸、海の幸に触れた人も多く、「来年も必ず来るからね!」「今度は観光で来たい」との温かいお言葉をたくさん頂戴いたしました。
近年は、安価で短時間で楽しめる薄暮ハーフプレーの導入により、若者や女性のゴルフ参加を促すと同時に、地元の子供たち向けに「夏休みゴルフコース見学会」を毎年開催し、ゴルフをより身近に、年齢性別に関係なく、また家族で楽しめるものとなるよう努めて参りました。また、地元の精肉店と提携し、毎月29日には「肉の日杯」を開催、年2回温泉争奪コンペを開催するなど、ご家族も喜ぶ商品を用意したオープンコンペの開催。職場対抗ゴルフコンペの開催、親子、恋人、友人同士でも参加可能なペアマッチの開催など、ゴルフと同時に、様々な楽しみを提供して参りました。
決して人口の多くない奥能登地域で、開場29年目を迎えることができたのは会員様をはじめ、多くのビジター様、お取引業者様にご愛顧をいただき、地元に根付いたゴルフ場として、ゴルフをしない皆様にもご支援を賜りました結果と、心より感謝いたしております。
◆令和6年能登半島地震で被災
昨年、コロナ禍が落ち着き、新たな一歩を踏み出そうとした矢先、令和6年1月1日の能登半島地震により、大きな被害を受けました。
震災後、スタッフの安否確認と自身の避難生活を続ける中、ゴルフ場の被害状況を確認できたのは、発生から2週間後の1月14日のことでした。
進入道路には雪が降り積もっており、高架橋も一部が崩れ、車ではゴルフ場まで向かえず、約2kmの雪道を歩いて現地点検に向かいました。
◆被害状況
【クラブハウス】
クラブハウスは大規模半壊。自動ドアが外れ、窓ガラスが割れ、外壁が崩れ落ち、ロッカーや浴室にも甚大な被害が出ていました。
【コース】
スタートホールではコースを遮るように崖崩れが発生していました。カート道路も隆起や陥没で車が走れず、グリーンやティの地割れ箇所を歩いて点検。想像以上の被害に言葉が出なかったことを思い出します。
【設備】
飲料水用と散水用の受水槽に亀裂が入り、断水状態。水が使えなければ芝生の維持管理ができません。その他、貯湯槽や受変電設備にも被害があり、営業再開の目途が全く立たない状況でした。
◆プロジェクト立上げの背景
震災後数ヶ月は、インフラの復興優先、人手の確保困難などから、工事業者の目処が立たず、スタッフだけで瓦礫の撤去をする毎日でした。
5月末まで通行止めとなっていた進入道路の高架橋工事も応急手当が完了し、6月に入ってようやく、コースの土木工事とクラブハウスの建築工事に着手して下さる業者が見つかり、設計事務所様の調査報告書をもとに見積額が見えてくるなど、本格復旧工事に進める目処がつきました。
今後は、芝の生育のため、断水状態の解消を最優先とし、数十ヶ所にものぼる配管の補修工事、グリーンやティの修復に力を注ぐ所存ですが、収入がない中、芝生の維持管理費が経営を圧迫している状況であり、大雨による災害も重なり、プロジェクトの立ち上げを決断しました。
◆このプロジェクトで実現したいこと
能登半島地震と大雨による災害は、奥能登地域に大変大きな被害をもたらしました。復旧復興にも相当な年月がかかることが予想されます。報道などでは、多くの人が奥能登を出て、他の地域に避難しています。戻るかどうか、わからないとの声も聞こえます。
ゴルフ場は、もう無理だろう、との声も聞こえます。また、友人たちとゴルフを楽しめる日々を信じ、ゴルフ場の再開を願う声も聞こえます。
私たちは、奥能登唯一のゴルフ場として、復活の火をともさなければなりません。あの旅館も、あの工房も、あの店も、あの港も、みんな復活の火をともし、復活の狼煙を上げることで、ようやく復興がはじまるものと思います。
ゴルフ場の被害は甚大です。完全復活には、多くの費用と時間が必要です。地域の皆さんが、以前と同じようにゴルフを楽しめる日も、まだ先でしょう。しかし、少しでも早く復活の狼煙を上げることで、地域の皆様に勇気と元気を提供できればと思います。
まずは、このプロジェクトを通じ、10月下旬の仮オープン(9ホール解放)、そして次年度の完全復活を目指していきます。
◆資金の使い道
国や県の復興支援制度について相談していく中で、ゴルフ場再建には多額の費用を自己負担しなければならないことが分かってきました。さらに、営業ができなくても芝の維持管理は続けなければならず、肥料、除草剤、殺菌殺虫剤他、芝を維持していくための資材費用だけで年間約1500万円が必要となります。
このような状況の中、少しでも早く仮オープンに繋げていくため、まずはこのプロジェクトの第一目標として1500万円を目指したいと考えています。
〈肥料薬品費 年間の概算費用〉
肥料 : 593万円
除草剤 : 526万円
殺菌殺虫剤: 245万円
植調剤 : 153万円
浸透剤 : 18万円
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合計 : 1535万円
◆リターンについて
「共通特典」、「施設内ご利用券」、「復興応援 特別ご優待券」を返礼品としてご用意しました。
■共通特典
〇御礼メッセージ(メール)
〇プロジェクト進捗レポートの送信
■施設内ご利用券
〇本券は、レストラン、ショップ、プレー代等にてご利用いただけます。
〇本券の有効期限は、発行から2年間を予定しております。
〇発送は、令和7年3月を予定しております。
■復興応援 特別ご優待券
〇ビジター様ご利用の場合は、メンバー料金(6,730円)となります。
〇メンバー様ご利用の場合は、利用税、振興基金、お食事代等をご負担願います。
〇本券はセルフ乗用カート付1.0R料金で、土日祝日もご利用いただけます。
〇本券の有効期限は、発行から2年間を予定しております。
〇発送は、令和7年3月を予定しております。
◆年内のスケジュール
10月中旬 カート道路及び駐車場補修工事完了、受変電設備更新
10月下旬 9ホール仮オープン
11月上旬 クラウドファンディング開始
11月上旬 受水槽復旧工事、通水テスト、配管補修工事
11月中旬 クラブハウス一部補修、崖崩れ復旧調査・復旧計画
12月中旬 クラウドファンディング終了
◆最後に
プロジェクトページを最後までご覧いただきありがとうございます。
奥能登の再生する力を信じたい、豊かな自然とともに豊かな暮らしを取り戻したい。
能登に住む人たち、能登を訪れる人たちみんなが、「あきらめずに頑張って良かったね」と心からそう思える日が必ず来ると信じています。
全国の皆様からの温かいご支援をどうぞ宜しくお願いいたします。
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