初めまして、沢山のクラウドファンディングの企画の中、このプロジェクトに興味を持って頂きありがとうございます!この度、飛騨高山で『金森長近と城下町文化による地域の活性化推進委員会』が発足し、会長となった桑谷康弘と申します。
ところで、戦国武将 金森長近(かなもり ながちか)をご存知でしょうか?
おそらく知らない人が大半だと思います。地元高山市民ですら多くの人が「飛騨高山藩の初代藩主、殿様」という程度だと思います。全国的な知名度となれば皆無に等しいでしょう。相当な歴史好きや戦国マニアでも、知っていても「三英傑に仕え、最終的に飛騨を領有した戦国武将」くらいでしょう。
そんなマイナーな戦国武将が今年で生誕500年をむかえました。そこで、高山市教育委員会が児童生徒に金森長近の濃い生涯を分かり易く紹介するため『マンガふるさとの偉人 金森長近』を制作しました。
《参考》PR TIMES 【岐阜県高山市】飛騨の町並みを築いた戦国武将「金森長近」のマンガ本を製作しました
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000067.000124925.html
4月に配布されたのですが、思いのほか一般市民の方々も読んでみたいとの要望が寄せられました。しかしながら児童生徒に配布することが目的だったため、一般市民の方々に配布する余力がありません。購入するから売ってくれと言われても非売品のため販売出来ません。そこで高山市は7月13日~10月13日までの期間で飛騨高山まちの博物館において企画展「どうした長近」を開催する時に、数少ない貴重なマンガ在庫を先着200名限定で配布することに。高山市の広報や地域FMのみでの周知でしたが開催初日で完配してしまう結果となりました。
その入手困難となっているマンガは、長近の濃い生涯を分かり易く100ページにまとめており、さらに作画は少年誌で連載経験のある高山出身の漫画家が担当した事により、商用にも耐えられるほどの出来栄えです。そこでマンガが制作された事を機に金森長近と飛騨高山と城下町の関係を見直し、改めて地域を活性化しようと高山商工会議所を中心に高山市教育委員会文化財課と飛騨・高山観光コンベンション協会、金森公顕彰会が協力してこの推進委員会を2024年6月17日に発足させました。
「金森長近と城下町文化による地域の活性化推進委員会」は高山商工会議所内に作られた任意団体です。
飛騨高山は古い町並みが小京都の雰囲気を醸し出し、年間400万人超の観光客が訪れています。
【飛騨高山の古い町並み】奥の山に高山城があった
ただ、高山の町を創った金森長近や城下町文化自体がフューチャーされることはありません。今後は飛騨高山における金森長近の重要性を高め、飛騨高山ブランドを一段階上に押し上げ、観光を一層推進する体制を強化していくための委員会です。ただし単なる観光推進目的ではないため、高山市からは文化財課が構成員となっています。
そして推進活動の第一弾として早速このプロジェクトを立ち上げました。
まずは金森長近という武将の紹介いたします。
金森長近という人物は実は凄い武将で、さらに稀有な存在です。
最大のセールスポイントは長寿。第一線の活動期間が長いということです。
【昭和57年建立 高山城二之丸城山公園にある金森長近公像】
今年で生誕500年ということは1524年生まれです。今川義元の5歳下、武田信玄の3歳下。上杉謙信の6歳上、織田信長の10歳上、豊臣秀吉の13歳上、徳川家康の18歳上です。亡くなったのは1608年84歳で、関ヶ原の戦いや江戸幕府成立後です。信長が今川義元を討ち取った桶狭間の戦いに参戦し、天下分け目の関ヶ原の戦いにも参戦した唯一の武将となるほど第一線での活動期間が長いです。
金森長近より長寿の武将はいますが、結果として戦国時代の一番濃い時期をほぼ最初から最後まで体験した唯一の人物といえます。金森長近の生涯=日本戦国史と言っても過言でないくらい濃厚な戦歴、いわば戦国時代の中心出来事のど真ん中で濃厚に絡んでいる人物となります。
簡単に金森長近の略歴を時系列で列記します。
以上、三英傑に仕えたことから、日本戦国時代における有名な合戦の多くに一代で参陣している事は非常に稀有な存在です。また茶道にも造詣が深く、千利休とは2歳しか歳の差が無かった事から弟子というより友人という間柄で接しています。
金森長近一代で8才の信長から家康の江戸幕府成立まで歴史の中心と深く関係している事から、大河ドラマにも十分耐えられる濃い生涯を送っています。
先にお伝えしたとおり、高山市民もマンガを欲しがっていますが、現状においては在庫がありません。高山市民の方々にマンガが行き渡るように、そして全国の歴史ファンの方々もマンガが行き渡るようにしたい。活動を始めるにあたり、まずはマンガを増刷する必要があり、このクラウドファンディング案件をスタートさせました。
ただ増刷するだけではなく、少しばかりか改訂をしたいと思っています。私、桑谷は教育委員会の「金森長近マンガ制作活用事業検討委員会」の一員としてマンガ制作に携わりました。漫画家が締切り2日前くらいは徹夜で原稿を仕上げるほど制作期間が短かったため描きたかったシーンが抜けています。それでも6~8ページくらいだと思います。長近の長い生涯はそれでも表現しきれませんが、長近の高山へのこだわりをどうしても加え完全版を作りたい思いが強いです。
そしてマンガを高山市内外に広めるためのイベントを行いたいと考えています。
皆さまにお願いしたいのは、マンガをキッカケにして金森長近ってすごい戦国武将ということを知ってもらい、十数年後くらいに大河ドラマの主人公になってもらい、同時に高山城を再建する機運に持っていくことへのお手伝いをして頂きたいという事です。
この委員会は城下町文化による地域活性化を推進することも担っています。
金森長近は飛騨を統治するにあたり「高山城」を築城しています。
では城下町の中心となる城って今はあるの? どんな城なの? 高山城は日本100名城、続日本100名城に名前すらないのに再建するほどの価値があるの? と思われることでしょう。高山城は観光名所である古い町並みのすぐ近くの城山にありました。
【古い町並みの中心赤い中橋】奥の山に高山城があった
高山城は完成してから百数年後の江戸中期に金森家が出羽上山藩に転封され天領になった時、江戸幕府はお隣の加賀藩に高山城の管理を任せました。外様大名の中で最も石高が高い100万石の加賀藩をしても管理コストが膨大すぎて幕府に破城を願い出ています。徹底的に破却したので遺構はほぼ残っていません。ただ、破却した加賀藩が詳細な図面を残していたので、江戸時代中期にその姿を失って現存していないにも関わらず、戦国期の天守閣を正確に再建する事が出来る珍しい城です。
在りし日の高山城の姿は、望楼型2重3階の御殿風の天守で、戦国末期から江戸前期に作られた漆喰白壁の天守と比較すると非実戦的な古い城郭形式となります。しかしながら縄張りは寺社を含めたものとなっており防衛能力はかなり高いです。
【飛騨高山まちの博物館にある高山城の模型】
全国には史実に基づかない再建模擬天守(日本100名城の中にも多数あり)がたくさんありますが、もし再建することが出来れば全国に類を見ない天守になることは間違いありません。
高山城の再建は夢物語として、今は金森長近生誕500年を盛り上げ、高山市内外の方々の1人でも多くの人に金森長近を知ってもらいたいです。
現在自治体において企画されているイベントは以上ですが、さらに盛り上げ市外・県外の歴史ファン・城ファンの方々に飛騨高山に来てもらいたいので本推進委員会で11月に城ファン向けのイベント、および生誕500年記念商品の制作を企画しています。
配布するマンガの増刷費用を主目的になりますが、既に配布したマンガは制作時間が無い中で締切に追われたため少しばかり加筆したい部分があります。そのためには増ページの原稿料が必要になります。そして得生誕500年を盛り上げるためのグッズ制作用の描き下ろしイラスト原稿料も必要です。あとはマンガを利用してイベントを開催の費用に充てたいと考えています。
・加筆原稿料、イラスト料、版代
・増刷印刷料
・チラシ印刷費
・商品製作費
・イベント実施費
このプロジェクトの一番の目的は、素晴らしい出来栄えに仕上がった「マンガふるさとの偉人 金森長近」を高山市内の児童生徒だけでなく、高山市民の方々に届けること、そして高山市民に留まらず全国の人々に届けることです。
一人でも多くの人に金森長近という武将を知ってもらうことが一番の願いです。
この本は一般的に自治体や団体・企業が制作するマンガのレベルを超えています。
すべてリターン品にマンガ本を用意しています。
みなさん是非賛同して頂き「マンガ金森長近」を手元に置いて読んでください。
よろしくお願い致します!
全てのリターン品にマンガ金森長近を1冊以上つきます。
◎マンガ金森長近
◎中井邦彦氏の描き下ろしイラストによる金森長近グッズ
・クリアファイル
・金龍米(飛騨産いのちの壱)
◎金森長近生誕500年記念オリジナルグッズ
・美濃和紙メモ帳
・藍染裏梅鉢のれん
・さるぼぼ&武将さるぼぼ
・梅こぶ茶
商品セットの中に封入予定されるラインナップ
・扇子
・木製コースター
・トートバック
金森長近公に縁のあるすべての人たちへ
金森長近公は稀有な戦国武将でありながら知名度は低く、その評価も低いです。何故か。今も昔も武将の評価は石高が中心だからです。金森長近の石高は関ケ原の戦い以降でも約6万石なのが低評価になっていると思います。生誕500年を記念して作られた「マンガ金森長近」は長近公の生涯をわかりやすく紹介しています。そこに加筆したいのは関ケ原の戦い後の加増が少ない理由とそのドラマです。
このマンガで高山市民、飛騨の方、岐阜県民、そして全国の方々に知ってもらいたいです。
あなたのご支援をお待ちしております。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る予定の商品すべて完成しました!順次発送いたします。
2024/12/06 15:32クラウドファンディング資金の活動予定していた物がすべて完成しました。マンガも無事に納品され、御城印、クリアファイルもすべて完成しました。順次発送いたしますのでお手元に届くまで少々お待ちください。この度は協力ありがとうございました。金森長近と城下町文化による地域活性化推進委員会会長 桑谷康弘 もっと見る
校了しました
2024/11/12 17:44校了ました。あとは印刷、製本を待つだけです。二週間ほどで納品予定です。 もっと見る
原稿完成
2024/10/21 14:52加筆原稿、修正原稿届きました。高山城天守閣のページが大幅に修正されました。修正前と後で全然違います!あとは発行後のお楽しみ。校正作業に取り掛かります。 もっと見る
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