実施理由/背景
地域の伝統を守りたい
葵区服織西学区内の”一色”の地域に400年前から伝わる「一色天満宮」の五穀豊穣を祈念する例大祭で、住民有志が「一色煙火保存会」を結成し、手筒花火を披露してきました。しかし、メンバーの高齢化や手筒花火の製作費用を住民からの寄付だけで賄えなくなったことなどから、令和元年度を最後に例大祭での手筒花火に幕を下ろしました。
その後、クラウドファンディングを通じて多くの方から温かいご支援を受け、再び一色の地で手筒花火を上げることができたものの、コロナ禍を経て、保存会の活動は依然として限られた状態です。
今般のプロジェクトでは、服織西学区の伝統文化である手筒花火の活動の場を守るため、一色で花火大会を開催したいと考えております。
来場された皆さまに手筒花火の迫力を体感していただきたい。そして、次世代の子どもたちにこの伝統を受け継ぎ、地元を誇りに思ってもらいたい。そんな思いからクラウドファンディングに挑戦します。
プロジェクト内容説明
服織西学区ならではの花火大会を開催!
このプロジェクトは、花火大会を開催し、地域の伝統文化である手筒花火の披露の場をつくると同時に、来場者に手筒花火をはじめとした服織西学区の魅力を楽しんでいただこうというものです。静かな山に響く轟音は大迫力で、まちで行われる花火大会とは一味違った花火を楽しむことができます。
また、保存会と連携して、メンバー募集や育成を行うことで、継続的な保存会の活動を後押しし、服織西学区の伝統文化を未来につないでいきます。
目指すところ
手筒花火で地域の活気を取り戻す
現在、市内のほとんどの地域で人口減少と高齢化が進んでおり、特に若い世代の流出が高齢化や子どもの減少に拍車をかけています。若者や子どもが少なくなることで地域に活気がなくなり、これがさらに若者の流出を招くという悪循環に陥っています。
花火大会の開催を通じて、若者の活躍の場をつくること、若者に地元を誇りに感じてもらうこと、若者が手筒花火を思い出すことで地元に戻るきっかけをつくることを目指します。
また、手筒花火をたくさんの方にご覧いただき、少しでも服織西学区に関心を持っていただけると嬉しいです。
寄付の使い道
いただいたご支援は、花火大会の開催や手筒花火の技術継承に必要となる以下の用途に活用させていただきます。
(1)手筒花火製作のための原材料の購入費
(2)手筒花火と同時に打ち上げる花火の委託料
(3)消防署への申請等に係る経費
(4)広報にかかる諸経費(チラシ印刷費、広告宣伝費) など
自治体からのメッセージ
静岡市はこの活動を応援します!
市民ニーズが多様化・複雑化し、行政だけでは社会課題に対してきめ細かく対応することが困難な状況にある中、地域に住む方々が自ら課題を解決していこうとする自治会・町内会の活動は、社会に欠かせない存在となっています。
しかし、自治会・町内会の活動は、その資金調達が大きな課題となっていたことから、地域団体が行う公共性の高い事業を対象として、ふるさと納税制度を活用した支援を行っています。
全国的に人口減少と高齢化が進行し、地域の活気が失われつつある中、若者や子どもたちに地元を誇りに感じてもらうことはとても重要です。
一色の手筒花火が、地域の活気を取り戻し、また、全国の皆さんに一色に興味をもっていただくきっかけになることを期待しています。
静岡市は当プロジェクトを応援します。
皆様の温かいご支援をよろしくお願いします。
静岡市長 難波 喬司
服織西学区自治会連合会について
静岡市葵区の服織西学区は、清流藁科川流域に広がる中山間地域(オクシズ)の玄関口であり、閑静な住宅街と豊かな自然が残る地域です。中心市街地から車で15分ほどの位置にありながら、春には新間谷川沿いの桜並木が咲き誇り、手筒花火などの地域文化が根付いています。
服織西学区自治会連合会は、地域における課題解決に取り組むとともに、自然や文化を守りながら、この地域に暮らす人々にとって住みよいまちづくりを目指して活動しています。
事業スケジュール
2024年8月23日 クラウドファンディング受付開始
2025年2月28日 クラウドファンディング受付終了
2025年7月 花火大会企画開始
2025年8月 花火大会告知、手筒花火の技術継承
2025年10月 手筒花火製作
2025年11月 火薬詰め、花火大会開催
8月頃にチラシ・ポスターの作成やHP・SNSを活用した広報活動を実施します。
本イベントが中止となった場合、ご寄附のキャンセル及び返金はできませんのでご注意ください。