【達成の御礼とネクストゴール設定のお知らせ】
12月9日よりスタートした本件プロジェクトですが、12月11日に無事目標金額である15万円を達成することができました。これもひとえに、ご支援くださいました皆様のお力添えのおかげです。心より感謝申し上げます。 成立しなければ、企画そのものを見直す必要もあり、挑戦当初は皆様にどのくらい支援していただけるか、不安の気持ちでいっぱいでした。しかし、皆様から沢山のご支援、温かい応援メッセージをいただく度に、勇気をもらい、目標に向かって全力で取り組めていることを実感しております。今年は木の成長もありながら、カメムシ被害等の影響もあり、昨年を上回る規格外のレモンが発生しており、レモネード等の製造コストは当初見込みを上回りそうです。そこで、次の目標金額は50万円に設定させていただきます。 ネクストゴールでいただいたご支援金については、加工品製造費、梱包・送料、CF手数料に活用させていただきます。仮にネクストゴールの金額が達成できなかった場合でも、責任を持ってリターン品は発送させていただきます。 皆様からのご支援を無駄にしないよう、全力で取組みさせていただきますので、何卒、引続きのご支援、ご協力のほどお願いできればと思います。
なんば農園代表 難波頌治
はじめまして! なんば農園の挑戦、第二章へ
岡山県倉敷市玉島地区で60年以上続く家業を継いだ、なんば農園代表の難波頌治です。6年間の銀行勤務を経て脱サラし、農家としては5年目になります。これまで祖父の代から守られてきた桃づくりに全力で取り組み、皆さまのおかげで何度かクラウドファンディングにも挑戦してきました。昨年、白桃のプロジェクトでは、支援総額2,024,550円、達成率404%という大きな成果を得ることができました。心より感謝申し上げます。
https://camp-fire.jp/projects/view/752009
今回は、新たな挑戦として白桃農家が本気で作った「レモン」とレモン栽培から生まれる「オリジナルレモネード」を多くの方に届けたい!そんな想いでクラウドファンディングに挑戦いたします。
【なんば農園について】
なんば農園は県下最大産地の倉敷市玉島地区で60年以上、3代に渡り桃農家をしています。難波家は古くは宮大工として玉島地区で活躍(江戸中期頃)しておりました。ロゴにある【yama-san】は【ヤマサンナンバ】として地元で呼ばれていたと言い伝えられています。現在でも古い工具や農具には【山三】のシンボルが刻印されています。どのような意味を持つのかは、今となっては不明ですが先祖代々伝わるシンボルをロゴとして設定しました。先祖代々、分野は違えど、ものづくりの精神を受け継いでいます。
私は幼いころから祖父母が毎日のように桃畑へ通い、農作業をしている光景を見ていました。私はじいちゃん・ばあちゃん子だったので、よく畑に一緒に行って手伝い、桃づくりが身近な存在でした。ですが私が中学、高校、大学と進学していくうちに祖父が亡くなり、銀行員となってからは祖母が亡くなりました。銀行員になって転勤もあり実家を離れて生活するようになり、休日に桃作りを手伝うこともなくなりました。これまで身近にあった【桃】が遠い存在になっていきました。それでも両親は会社員の傍ら、懸命に農園を守っていましたが、規模の縮小はやむを得ず、昔の見慣れた農園風景は徐々に耕作放棄地へ変わっていきました。 ある長期休暇をもらった際、久しぶりに畑で手伝いをする機会がありました。ふと見渡すと、変わり果てた農園の風景が広がっていました。とてもショックを受けたのを今でも覚えています。自分ながら、このままではいけない、私が何とかしないと、と勝手な使命感に駆られました。その時に、「銀行員を辞めて、桃農家になろう」と決意しました。それを両親に打ち明けると、当然猛反対(笑)。「せっかく安定した銀行に入ったのに、もったいない。何考えとるんな!」と長時間叱責。しかし、それに挫けることなく、「俺が桃を作る。規模も広げる。だから手伝って欲しい」と粘り強く猛烈に説得。すると親も私の性格を知っているのか、「どうせ言っても聞かんじゃろ。好きにせぇ。」と半ば諦めに近い形で説得に成功し、経営も任せてもらえることになりました。
なんば農園のレモン栽培:桃とレモンの複合経営 ~なぜレモンを選んだのか?~
なんば農園に限らず農家には共通の悩み、苦悩があると思います。それは、労働時期の集中であると思います。当園に限っていえば、桃は収穫期の6月~8月が繁忙期と言われ、その期間は人の手を借りてまで収穫を行う必要があります。1日でも収穫が遅れれば、過熟果となり商品にはなりません。つまり、年間を通して猛烈に忙しい時期が決まっている、ということです。それは即ち、年間を通して収入がある時期も決まっている、ということにもなります。特に白桃に限って言えば、1つの品種の収穫時期は1週間ほどです。多品種栽培しリレー出荷したとしても3か月程度で収穫が終わってしまいます。したがって、【多くの農家は労働集中期と収入時期は限られている】と言えます。なんば農園も例外ではありませんでした。従来は桃のみの栽培でしたので、8月以降になると、管理作業だけになる為、ゆったりと自分のペースで仕事を進めれます。最終の桃の売上代金が9月までに入ってきます。そのお金で、翌年の6月までの生活費に充てなければなりません。要するに、6月までは無収入の状態で生活していくことになります。
前職の銀行員時代では、レモンの名産地である広島県の支店で勤務することが多く、レモンが身近な存在でした。居酒屋のオリジナルレモンサワーを飲むのが好きで、レモンの魅力にはまっていきました。桃農家を継いだ時に倉敷でもレモン栽培はできないだろうかと自然に考えました。調べていくうちに、レモン栽培を行うことで、労働集中期を分散することができることに気づきました。収穫期も桃だけの場合は6月~8月ですが、レモンは9月~3月までと長期にわたります。桃とレモンの複合経営で収穫期は6月~3月まで延長され、10か月もの間、収穫期を確保できることになります。柑橘は桃ほどデリケートな果物ではないですし、収穫も1日遅れたから、、、といったような果物でもありません。もちろん、レモンだけでなく他の柑橘類の栽培も可能です。柑橘の多品種栽培も面白いかもしれません。
レモン栽培の特徴と苦労
【特徴】
桃農家として長年培ってきた技術をレモン栽培にも応用しました。とにもかくにも、水はけと日当たりは絶対条件です。急斜面で栽培している桃畑の隅に父が趣味の一環でレモンを3本ほど植えていて、品質のよいレモンが毎年収穫できていました。その畑の隣の畑が長らく耕作放棄地として、荒れ果てており、そこに目を付けました。昔は桃を植えていた畑です。急斜面過ぎて作業性が悪すぎる為、桃を栽培するには不向きな土地でした。ただ、日当たり、水はけも抜群に良いことはわかっていましたので、開墾・整地しレモンの苗木を100本ほど植えました。品種は最もメジャーな「リスボンレモン」です。レモンにも様々な品種がありますが、香り、酸味、見た目の全てにおいて最もレモンを強く感じる品種であると思っています。
なんば農園のレモンは、農薬を使用せず、肥料も堆肥(鶏糞or牛糞)のみ使っています。丁寧な草刈りよる雑草堆肥も特徴です。もちろん、ワックスや防腐剤、防カビ剤等も使っていませんので、自然に近い形で栽培できています。カイガラムシ等の害虫も多いですが、高圧潅水を直接当てて除去しています。レモンを皮ごと安心して使えるようこだわっています。それと何と言っても最大の特徴は桃畑の跡地にレモン栽培をしているという点です。糖度の高い桃ができていた場所にレモンを植えることで、糖度の高いレモンができます。糖度の高いレモンは香り豊かで、味が濃いといった特徴もあります。なんば農園のレモンは香り豊かです。丸かじりもできるほど、酸っぱいだけでなく味わい深いです。どことなくフルーティーな風味がするのも特徴です。
【苦労】
就農初年度の春先に植え付けて、順調に成長していましたが、その年の冬に猛烈寒波の影響で、ほぼ全ての木が枯れてしまう悲劇に見舞われました。そう、レモンは寒さに弱いんです。その後、自治体等の農業関係者へ相談した際、倉敷市としてはレモン栽培は推奨しない、との結論になったという話も伺いました。その時の寒波で全滅した被害が多発したようで、レモン栽培は不安定との理由です。やはり、広島の島嶼部とは気温の差であったり、寒気が溜まる土地条件等で劣後するのでしょう。
それでもあきらめきれないので、様々な防寒対策を行いました。敷き藁で根の凍結を防いだり、木全体を不織布で覆ったりと、1本1本地道に作業していきました。もちろん枯れてしまった木も、根本から切り戻したりして再生を試みました。その甲斐もあってか、枯れた木も再生し、植え付けた木も生き残るようになり、越冬することができるようになりました。そうやって徐々に栽培面積を増やすことに成功しました。
なんば農園オリジナルのレモネード
ただのレモネードではありません!
化学的な香料や添加物に頼らず、素材そのものの味を大切にした、安心して飲めるレモネードです。この一杯で、桃づくりと同じように「自然本来の力」を感じていただければと思っています。
なんば農園自慢の「レモン」と「はちみつ」を使用しています。農薬を一切使用せず、化学肥料を使わずに丁寧に育てたレモンから搾った果汁10%で作っていますので、レモン本来の風味を存分に感じられる一杯に仕上げました。
「なんば農園オリジナルレモネード」は、リフレッシュ効果抜群の一品です!
爽やかなレモンの酸味と苦みにほんのりはちみつの甘さを感じます。甘すぎず、さっぱりとした酸味が広がる味わいは、飲むだけで気分をクリアにしてくれること間違いなし。
基本的にはストレートでお飲みいただけます。
牛乳を少量加えると「レモンミルク」としても楽しめます。
お酒が好きな方は、ジンで割ったりしても美味しいです。
様々なシーンで様々な楽しみ方でお飲みいただければと思います!
【シロップ】
なんば農園では3種類のシロップを作っています。全てなんば農園で栽培された果物を使用しています。
①レモンシロップ
レモンシロップについては昨年初めて製造し、大好評でした。少量製造でしたので、地元の産直市場やマルシェでしか販売できませんでした。マルシェで炭酸割りしたレモンスカッシュを販売すると、とても反響がありました。「すごくおいしい、レモン感が強い」と言っていただけました。今回、製造量を増やして、全国の皆様へお届けしたいと思っています。果汁30%配合で、レモンを強く感じることができます。
②白桃シロップ
今年初めて製造しました。濃厚な桃の味が楽しめます。ミルク割りやハイボール等のお酒の割材に合う商品です。もちろん炭酸割りもおすすめです。マルシェでもピーチソーダは人気です。
③ゆずシロップ
今年初めて製造します。まだ画像はありませんが、同じ200mlビンを使用します。なんば農園の畑にもゆずの木があり、栽培しています。農薬の使用はなく、堆肥を年1回散布しています。自然に近い形で栽培されています。皮ごと使用しますので、本格的なゆずの風味が楽しめる一品です。
【シロップの楽しみ方】
〇ドリンクとして:炭酸水やお湯で割って楽しむと、フレッシュな味わいが広がります。
〇料理に活用:レモンシロップはサラダドレッシングや鶏肉料理のソースに、桃シロップはデザートのトッピングに最適です。
〇デザートのアクセント:パンケーキやアイスクリームにかけて贅沢なひと時を演出します。
【リターンのご紹介】
①レモネードお試しセット(180ml×4本入り)・・・4,000円
②レモネード2本、白桃甘酒2本お試しセット(180ml×4本入り)・・・4,000円
③レモネード2本セット(900ml×2本)・・・5,000円
④レモネード3本セット(900ml×3本)・・・7,000円
⑤レモネード6本セット(900ml×3本)・・・13,500円
⑥レモネード2本、白桃甘酒1本セット(900ml×3本)・・・6,500円
⑦レモネード3本、白桃甘酒3本セット(900ml×6本)・・・13,500円
⑧レモネード6本、白桃甘酒6本セット(900ml×12本)・・・26,000円
⑨レモン 1キロ(10個前後)・・・2,500円
⑩レモンシロップ4本セット(200ml×4本)・・・7,000円
⑪ゆずシロップ4本セット(200ml×4本)・・・7,000円
⑫柑橘シロップセット レモンシロップ2本、ゆずシロップ2本(200ml×4本)・・・7,000円
⑬なんば農園シロップセット レモンシロップ2本、ゆずシロップ1本、白桃シロップ1本(200ml×4本)・・・7,300円
⑭レモンセット レモンシロップ2本、レモン6個(200ml×2本、レモン6個)・・・5,000円
※全て送料込みとなっております。
【スケジュール・資金使途】
2024年12月9日(月)・・・支援受付開始
2025年2月25日(火)・・・支援受付締切
2025年2月26日(水)~・・・リターン品発送 ※レモンの発送は収穫状況次第で早まる可能性あり。
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も計画を実行し、リターンをお届けします。
資金の使い道としては、レモネード等外注製造費用、梱包、送料、CF手数料等に使わせていただきます。近年では外注費含め送料や、段ボール資材が高騰しており、経営を圧迫しています。もちろん桃、レモン生産の経費も高騰しており今後も高止まりする可能性もあります。皆様からいただいた支援金は大切に使わせていただきます。
最後に:6次産業化への挑戦と苦労
昨年「白桃甘酒」の開発を通じて、加工品を作り、販売する6次産業化の難しさを痛感しました。在庫リスクや流通コスト、販路開拓の苦労など、小規模農家としての壁を乗り越えながら、地道に実績を積み重ねてきました。今回のプロジェクトも、レモンや桃を活用した加工品を新たな名産品として育てる挑戦です。
なんば農園では、農業の新しい可能性を追求しながら、地域とともに成長していくことを目指しています。新たな地場産品として認知され、需要が高まれば増産ができます。増産可能になれば、自社の作物だけでは足りなくなり、地域の契約農家から仕入れる必要性も出てくるかも知れません。また、畑の面積を拡大し、更なる雇用が必要になる可能性もあります。少しでも地元農家の力になったり、地元の経済に貢献したりて、地域とともに成長していきたいと思っています。
今回のプロジェクトを通じて、なんば農園のレモンと桃が生み出す特別な加工品を全国の皆さまにお届けしたいと思っています。皆さまからの温かいご支援が、私たちの新たな挑戦を後押しします。どうぞよろしくお願いいたします!
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る目標金額達成の御礼とネクストゴール設定のお知らせ!!
2024/12/12 11:30【達成の御礼とネクストゴール設定のお知らせ】 12月9日よりスタートした本件プロジェクトですが、12月11日に無事目標金額である15万円を達成することができました。これもひとえに、ご支援くださいました皆様のお力添えのおかげです。心より感謝申し上げます。 成立しなければ、企画そのものを見直す必要もあり、挑戦当初は皆様にどのくらい支援していただけるか、不安の気持ちでいっぱいでした。しかし、皆様から沢山のご支援、温かい応援メッセージをいただく度に、勇気をもらい、目標に向かって全力で取り組めていることを実感しております。今年は木の成長もありながら、カメムシ被害等の影響もあり、昨年を上回る規格外のレモンが発生しており、レモネード等の製造コストは当初見込みを上回りそうです。そこで、次の目標金額は50万円に設定させていただきます。 ネクストゴールでいただいたご支援金については、加工品製造費、梱包・送料、CF手数料に活用させていただきます。仮にネクストゴールの金額が達成できなかった場合でも、責任を持ってリターン品は発送させていただきます。 皆様からのご支援を無駄にしないよう、全力で取組みさせていただきますので、何卒、引続きのご支援、ご協力のほどお願いできればと思います。 なんば農園代表 難波頌治 もっと見る
レモンプロジェクト、スタートです!!
2024/12/10 16:33皆様こんばんは!!ついに、レモンプロジェクトのスタートです!本プロジェクトは、当園の6次産業化を目指す上で非常に重要な挑戦になります!皆様からのご支援お待ちしております。今年のレモンは昨年以上に苦戦しています。夏の少雨の影響で、小玉の果実が多く、また、カメムシ被害、猛暑の影響による生育不振、害虫被害で大量の規格外品が発生しています。農薬を使用していないので、ある程度は覚悟しているんですが、それでも予想を上回る量で推移しています。CAMPFIREでは12月9日から【クラウドファンディングアワード2024】という特集ページが掲載されています。なんと、なんば農園の白桃プロジェクトもノミネートされています!今年生まれたプロジェクト14,625件中の120件しかノミネートされていない狭き門です。魅力的なプロジェクトが沢山ありますので、是非覗いてみてくださいね!https://camp-fire.jp/awards もっと見る
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