実施理由/背景
40年余りに渡り撮影してきた映像を皆さんにご覧いただきたい
多摩市では、都市化により失われていく街の風景を後世に残すため、昭和54(1979)年から令和4(2022)年までの40年余りに渡り、映像による記録を行ってきました。
その一部は文化財映画として皆様に公開してまいりましたが、平成9(1997)年の「稲荷塚古墳ー八角形墳の謎に迫るー」を最後に映像の作品化が出来ていない状況が続いてきました。
多摩ニュータウン開発の事業決定から60年を迎える今、今まで撮影してきた映像記録を活かして、改めて懐かしい風景や街の移り変わる姿を多くの方にご覧いただきたいと思い、映像の作品化に必要な費用を皆様にご協力いただくため、ふるさと納税型クラウドファンディングを行います。
プロジェクト内容説明
懐かしい記録映像を多くの方にご覧いただきたい
東京都の南西部に位置する多摩市は、ニュータウン開発に伴い急速に都市化が進んだ「東京近郊の街」の一つです。
多摩市では、昭和50(1975)年代から令和4(2022)年までの40年余りに渡り、映像による記録を行ってきました。
この中には開発が始まる前、多摩丘陵の谷戸と呼ばれる谷あいに民家や田畑が並ぶのどかな景色や、そこで暮らす人々の生活、文化、子どもたちが遊ぶ姿があり、多くの方々の思い出の中にある「懐かしい風景」が映像として記録されています。
また、都市化が進む中で「懐かしい風景」と「新しい街」が少しずつ融合していく姿も大変貴重な映像となっています。
こうした映像を皆様にご協力いただき、5~10分程度のダイジェスト動画を10本ほど作成するふるさと納税型クラウドファンディングを行います。
目指すところ
懐かしい映像をダイジェスト版にして皆様に届けたい
多摩市には40年余りに渡り撮影してきた映像記録があります。
映像の中には、既に失われてしまった古民家をはじめとする建築物や、地域の伝統行事、季節ごとの風習や生業(なりわい)の様子を収めた映像や、定点撮影により40年余りの時間を掛けて少しずつ変化する街の姿を記録した貴重な映像が多数あります。文化財映画としてすでに公開されている映像もありますが、まだまだ公開できていない映像もあり、その中には貴重な多摩の「懐かしい風景」がたくさん収められています。
こうした映像記録を5~10分程度のダイジェスト動画にして、多くの皆様に気軽に楽しく御覧いただくことで、多摩の「懐かしい風景」を後世に伝えていくことを目指しています。
寄付の使い道
昭和50(1975)年代から令和4(2022)年までの40年余りに渡り撮影してきた地域の伝統行事や祭り、季節ごとの風習や開発前の生業などを収めた映像や、定点撮影により記録した市内各所の映像を編集し、5~10分程度のダイジェスト動画を10本ほど制作するための費用として使用します。
自治体からのメッセージ
多くの皆様の記憶に残る記録を残していきたいと考えています
高度経済成長期を境に、多くの人が東京に集まり、宅地開発や住宅建設が進む中で街並みが変わるのと合わせ、それまでの生活や生業、地域の行事や風習なども大きく変わってきました。
多摩市では、多摩ニュータウン開発が一つの大きなきっかけとなって、急速に都市化が進んだことで、開発以前の風景をはじめ、古くからの生活や生業、地域の行事等を映像として記録し、また変わりゆく街の姿を映像として記録する取り組みを40年以上に渡って行ってきました。
しかし、こうした記録映像を多くの方々にご覧いただく機会を作れずにいたことから、この度ふるさと納税型クラウドファンディングを活用してダイジェスト動画を制作し、一人でも多くの皆様にご覧いただきたいと考えました。
プロジェクト実現のため皆様のご支援・ご協力よろしくお願い致します。
事業スケジュール
令和6年度~7年度上半期 記録映像の要約版(ダイジェスト動画)を作成
令和7年度下半期 多摩市デジタルアーカイブでダイジェスト動画を公開予定
令和6~7年度上半期にかけて5~10分程度のダイジェスト動画を10本ほど制作し、令和7年度中に多摩市デジタルアーカイブで公開を予定しています。
詳しい公開時期など詳細については制作状況に応じて多摩市HP等で改めてお知らせ致します。