注目のリターン
絶対になくせない!世界的にも有名な、乳を生のまま販売することができる稀有な牧場が日本にあります。それが北海道【想いやりファーム】です。
北海道十勝地方の帯広市の南、中札内村という所に想いやりファームという小さな牧場があります。
面積は30haありますが、親牛8頭・子牛7頭という北海道では特別に小さな牧場です。
実は、ここは牛乳の原料を生産する普通の酪農業とは全く違う、日本で唯一※の牧場です。
何が日本で唯一※かと言いますと、安全が証明されている生の乳、「想いやり生乳」を生産販売している牧場であるという事。
日本では生乳を消費者に販売したり、生乳から直接加工することは法律で禁止されています。
しかし「想いやり生乳」だけ※は法的にも認められています。
それこそが唯一無二の証です。
現代科学で安全が証明されている生の乳は他には存在していません。※
なぜこのような生乳の生産が可能なのでしょうか?
誰もできない理由、それはノウハウやテクニックだけでは実現不可能な、現実にはありえないことだからなのです。
おっぱいは母親の血液です。母親の状態がすべて出ます。ストレスのない母親はいません。もちろん我々人間もそうです。牛たちは更に過酷な状況で生きていますので、生産される乳にはものすごい数の雑菌が含まれています。当然殺菌して牛乳に加工しないと利用できません。
想いやりファームでは、人間の都合(経済性・作業性・イメージ)をすべて捨て、ただただ牛たち一頭一頭の幸せをひたむきに追求してきました。そしておっぱいが異常にたくさん出てしまう体になった牛たちを、元の姿に戻してあげたいと努力を続けてきました。元に戻すと言っても、数千年かけて作り変えてきた体を一気に戻すことはできません。そして牛たちもそれぞれ皆違います。それぞれの今のベストを模索しながら少しずつ戻していきました。想いやりファームの牛たちが草だけで生きていけるようになるのに18年かかりました。同じように土の自然な力に全てを委ねることができるようになるのにも18年の歳月を要しました。
経済も作業も成り立たないそんなことをする人はいませんよね。でも、そもそも私は牛たちの悲鳴の大きさに「この子たちを何とかしてあげたい」と牧場を始めましたので、自分の都合を完全に無視してやり続けてきました。
そうすると、なんと最高のコンディションの母親は、雑菌が全くない最高の乳を出してくれるのです。人間が工夫すれば手法で何でもできるという大きな錯覚、自然の素晴らしさを意図せず証明してしまうことになったのです。
生乳という素晴らしき宝物は、より多くの人に届ける必要があります。
乳は一番弱い赤ちゃんが困らないよう、あらゆるバランスをとるようにできています。しかも乳だけで赤ちゃんは成長していきます。その大きな要因は、乳の中にあらゆる酵素が含まれていてすべてが吸収できること(カルシウムや鉄分を吸収する酵素は、乳にしか入っていません)、そして赤ちゃんの腸の菌相は母乳でつくられますので、当然乳酸菌の宝庫です。そして母親も赤ちゃんも精神的に最も重要なのがオキシトシンというホルモンです。
ところがそのすべては熱に弱いのです。
かつて人類は「乳」が体のすべてのバランスをとることを知っており、健康を保つ基本でした。しかし120年前に安全を担保する殺菌という手法が定着し、乳は牛乳として流通するようになりました。今では世界中で生乳は牛乳の原料となり、生乳からつくる乳製品も消えました。
そこになぜか奇跡のように安全性の確保された生乳が日本で生まれたのです。いまや海外でもRawMilk(生乳)が必要な人は日本に行ってくださいと言われるほど注目され、現代の数々の病気の特効薬になりえるという論文まで出ています。
この宝物を、みんなで守る仲間になりませんか?
そんな貴重なRawMilk(生乳)ですが、赤ちゃんにあげる10倍以上の乳がでてしまう乳牛の体を戻すには数十年という気の遠くなる様な年月が必要です。しかも少しでも無理をかけると、すぐに乳に影響します。
牛たち一頭一頭を理解する無限の愛情と、根気よく牛たちに寄り添う辛抱強さ、さらに全くストレスや恐怖を感じない穏やかな空間が必要です。
それは人間の都合をすべて捨てきることで初めて可能になりますので、当然経済は成り立ちません。
私が脱サラで就農して以来35年以上が経過しましたが、その間の度々訪れる倒産の危機、生乳の素晴らしさを理解されている皆様の応援や必死の資金繰りで何とか維持してきました。しかし私も70才を超え、今は若いスタッフに将来を託すステージに入っています。ただ、このままでは若いスタッフもファームの穏やかな空間を維持することに専念できません。経済的に成り立たないからです。
私は想いやりファームの存在こそ、人類の希望に繋がると確信しています。そのためには皆様のお力添えがどうしても必要です。想いやりファームがなくなると、人類の宝、貴重な生乳が二度と手に入らなくなる可能性が限りなく高くなります。
現代社会ではありえないひたむきな愛の世界、そしてそのことで生み出される私たちを救える素晴らしい生産物。同じことをしてほしいとは思いませんが、どうか私たち自身でこの小さな牧場を守って行く為のお力添えをください。
子供や孫たちに、人類と動物が平等に共存可能な生命である証、希望であるこのファームと生乳を残すため、心よりお願い申し上げます。
日本で唯一※の牧場を未来に繋ぐために
日本で唯一※の牧場を未来に繋ぐためにクラウドファンディングで集まった支援金はファームの運営に使われます。想いやりファームでは、牛たちに関わる部分についての経費節減は一切しておりません(頭数増・乳量増・作業効率その他諸々)。
牛の乳量も極端に少なく、1ℓ当たりのコストは膨大になります。でもそこを変えてしまうと、乳も変わってしまうため、牛たちのベストを守るために頑張り続けています。ただ現状の売上では経費を賄うことができず、このままでは次世代のスタッフが穏やかな空間を維持し続けることは不可能です。
生乳を買って役立ててくださる人が増えることで、最高の生乳を届けてくれる牛たちのサポートをし続けることに繋がります。
現在の想いやりファームの状況
現在創業者の私、長谷川は会長に退き、新しい社長を中心に、牛たちを理解し、それぞれの牛たちの心を見ることができるよう、日々観察と愛情を注ぎ続けています。
息子も新たにスタッフとして加わりました。
正解もノウハウもなく、牛たちは言葉で伝えてはくれません。牛のペースに合わせる忍耐強さと直向きな愛情。経営が安定しない中でやり続けるのは、計り知れない苦労を伴います。
でも牛たちのために、皆さんのために、いつかは牛たちと、真の共存が叶うようにと努力し続けています。
↑牧場の様子を動画で撮影しました。牧場の様子をお伝えします。ぜひ見てください。
リターンについて
想いやりファームは、牛達を見守り、自然に生きる牛達のタイミングをひたすらに待ちづづけるスタッフたちがいてこそ、日本で唯一※の生乳を生み出すことができています。生乳はもちろんですが、ファームスタッフの想いも返礼品に加えております。
想いやりファームスタッフより仲間になってくださる皆様へメッセージ。
現在のファームは、9名のスタッフで支えられています。私たちは実際に働いているのに、日本唯一※の生乳と聞いてもピンとこない方や、そんなものがあるはずないと信じてもらえないことも多くあります。ですが、私たちスタッフ一同は、この日本唯一※の生乳を守り続けるために、一切妥協せず、日々、牛たちと向き合って生活しています。
仕事で一番大切にしていることは「忍耐」です。牛たちの生活や気持ちに寄り添うためには、人間のスピード感や感情は一切通じません。私たちは、ひたすら牛のペースに合わせるために待ち続けています。
製造部では、毎日機械を解体し、部品を全て洗浄し、また一から組み立てるという、気が遠くなるような作業をしています。このファームで働き始めたスタッフも、初めはその作業に驚きを隠せませんでしたが、今は誰よりも綺麗に洗浄をしているという誇りを持って作業をしています。日本唯一※を守るための努力は、絶対に譲らないと自負しています。
生乳がどんなものか、知らない方の方が多いと思いますが、まずは生乳を飲んでみていただきたいのです。
そして生乳が持つ、想いやりと愛を感じていただけると嬉しいです。
牛達と共に暮らす
スタッフインタビューを掲載しています。日本唯一※の牧場で牛と暮らす日々はどんなものなのか。
私たちの想いをぜひ、感じていただきたいです。
〈生乳〉を初めて知った皆様へ。
日本唯一※の牧場へ滞在した、あるデザイナー親子の滞在記を公開しています。 ぜひ覗いてみてください。
※自社見解に基づきます
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