実施理由/背景
古賀志町内倉の国有林79班う小班外77.30Ha内の分岐路に道標を設置する。
これまで未整備状態にあった上記の区域内には道標等の目印が無く,道迷い等の事故が多数発生している区域である。特に登山者が勝手に踏み後をつける所謂「勝手道」が多く出現し道迷いの要因となっている。また,樹木屋岩石にペイント等によるマーキングをつける登山者が後を絶たず美観を損ねている,こうした傾向は46パーセントを占める民有林においても発生している。日光森林管理署も対策に乗り出し,注意看板を設置しているものの抑止力に乏しい。この宇都宮県立自然公園が直面する一連の美観を損ねる署問題に対応するには登山者のモラルに期待するには限界がある。先ず,次善の策としてこの区域内の分岐路に道標を設置することが必要である。
プロジェクト内容説明
道迷い等の防止策として各分岐路等に道標の設置は不可欠
道標の設置作業は一日で済むが,道標の作成過程には手間と時間がかかる。すべて会員による手作り作業である。先ず,材料の選定としてボンデ鋼板を選び,採寸,裁断,ベンデング,脱油した後,下塗りの塗装,パソコンによりデザイン,カーボン紙への転写を経て,文字の切り抜き作業,塗装等の行程が待っている。幸いなことに会員の中に作業場を持って,この行程をこなしてくれる方がいることから業者に頼らず格安で仕上げることができることがメリットである。文字の切り抜き作業は会員の手作業である。今回は「フォレスト古賀志山」の活動の一環としてのじぎょうであることから宇都宮市及び日光森林管理署との連携を密にして実現したい。
目指すところ
道標を設置することによって初心者の道迷い等の事故を軽減することが目的である。
日光森林管理署と当会の間に協定が締結され,「フォレスト古賀志山」としての諸活動が可能になったことから,これまで手付かずの区域に道標の設置の見通しが立ったことは大きな進展である。この区域内の登山道に道標,及び地名板等を設置することによって,初心者を含む老若男女の幅広い年齢層の登山者に対応できる対策を講じることが出来る。特に,これまで道迷いが多かった古賀志山稜線の裏側の「内倉」の地域や,福岡町細野の国有林には登山者が勝手に作る所謂「勝手道」が多数存在し,道迷いの要因おになっていた。この区域内に道標を設置することによって,初心者や高齢者及び単身登山者に対する事故対策としての対応策として有効な手段と思われる。
寄付の使い道
寄附金の使い途は道標作成に伴う材料費及びその加工費に充てられる。道標は表示板,主体に至るまですべて金属製のため材料の調達,加工費等等に充てられる。幸いなことに後者の加工費等は,作業場を持ち加工技術に堪能な会員が存在することから格安でできることが強みである。このため加工代として支払う費用に充てる。
自治体からのメッセージ
ご支援いただく皆様へ
宇都宮市では,市民協働のまちづくりを推進していく上で,市民の公益活動の維持・強化を図ることが重要であると考えております。
公益活動を行う団体の資金調達を支援するとともに,ふるさと納税を通じて,公益的な団体による活動や特定の事業を応援いただくことにより,全国の皆様に,本市への愛着や親しみを持っていただければ幸いです。
どうぞ皆様の温かいご支援をお願い申し上げます。
事業スケジュール
令和6年11月 国有林古賀志町内倉地内への道標の設置
令和6年12月 国有林古賀志町内倉地内への道標の設置
令和7年2月 国有林福岡町東陵付近への道標設置
令和7年3月 古賀志町民有林(瀧神社付近)への道標の設置
「フォレスト古賀志山」の活動として,国有林古賀志町内倉地内の各分岐路には道標を設置する。国有林内における道標が設置が終わった段階で古賀志町民有林内の瀧神社周辺(瀧神社氏子の管理地)にも氏子の同意を得て道標を設置する。