実施理由/背景
災害時にトイレに困らない環境づくりを推進します
災害時に使用できるトイレが制限されると、それを気にして水分補給などを控え、それが原因で健康を害してしまうおそれがあります。
令和6年能登半島地震により、災害時のトイレのあり方が再認識され、避難生活におけるトイレの整備は喫緊の課題となりました。
本市も大規模な被害が想定されている南海トラフ地震の発生区域内にあることから、トイレ関連物資の備蓄をしていますが、改めて、トイレ環境の整備の大切さを認識するところとなりました。
このことから、トイレ環境整備の一環として、日々変化していく震災後の状況に対応する機動性があり、災害弱者をはじめとした様々な避難者がストレスなく使用できるトイレの配備を実施します。
また、市民の皆様に災害時のトイレの大切さを再認識していただくためのシンボルとしていきたいと考えています。
プロジェクト内容説明
避難者が安心・快適に使える災害用トイレを導入し、本市の災害対策の充実を図ります。
令和6年能登半島地震の被災地の状況をふまえ、避難者が安心して快適に使える災害用トイレの整備が求められていることから、災害弱者となる方が多く避難する福祉避難所などをはじめ、様々な避難所環境にフレキシブルに対応できるバリアフリートイレトレーラーを購入し、本市の災害対策の充実化を図ります。
【トイレ仕様】
車両寸法:全長4,430mm×全幅1,895mm×全高2,300mm
車両総重量:750kg
けん引免許:不要
【トイレ室の仕様】
オストメイト配慮型拡張温水便座、収納式多目的シート、車いす転回スペース、手すり(固定式及び可倒式)、緊急呼び出しボタン、緊急ランプ(ブザー)、収納式スロープ(設置角度5度)、空調設備 等
目指すところ
災害時にも快適なトイレ環境を目指して
災害時のトイレ環境をよりよくすることは、避難生活のストレスや制約を軽減し、皆さんの健康を守ることにつながります。
バリアフリートイレトレーラーは、障がいをお持ちの方や高齢者の方、小さなお子さんが一緒の方など、災害時に特にトイレ環境に制約を受けてしまう方をはじめ、様々な方に快適なトイレを使用していただく環境づくりを提供できるものです。
ただし、災害時に避難される方が大勢いる状況の中で、このバリアフリートイレトレーラーだけで、快適なトイレ環境を提供できる訳ではありません。
このバリアフリートイレトレーラーをシンボルとして、市民の皆さんに災害時に自分がトイレに困らない環境を整える事の大切さを再認識していただき、自らで継続した備えをしていただく意識作りを目指していきたいと考えています。
寄付の使い道
いただいた寄付金については、バリアフリートイレトレーラーを購入するための資金とさせていただきます。
機動性があり、様々な方が利用できる快適なトイレを導入することで、災害時のトイレ環境の改善に役立てるほか、市民の皆さんに災害時のトイレ環境について考えるシンボルとします。
自治体からのメッセージ
災害時のトイレ環境について考えてみてください。
災害で、ご自宅のトイレや避難所のトイレが使えなくなってしまった場合を想像してみてください。
共同で利用する限られた仮設トイレしかない環境の時、皆さんはどうしますか?
こんな時、なるべくトイレの回数を減らそうと、飲食を控え、体調を崩してしまう方もいます。
今回のバリアフリートイレトレーラー導入は、少しでも快適なトイレを提供したいという思いもありますが、皆さんが災害時にトイレに困らないために、皆さんにトイレの準備を少しでもしていただきたいという思いを込めています。
災害は起こらない事が一番ですが、もし起こってしまった場合について、もう一度皆さんで考えてみましょう。市はそのお手伝いをさせていただきます!
お礼品について
市内事業者による、魅力あるお礼品を多数御用意しております!
(1)名古屋ふらんす10個入
(2)名古屋ふらんすプチ5個入(2箱セット)
(3)アーモンドの樹 1箱(10本入)
(4)ル・ギャドー 16個入
(5)たまゆら琥珀 10個入
(6)こはくマヨネーズ 2瓶
(7)琥珀バニラ
事業スケジュール
令和6年11月 プロジェクト(寄付金募集)開始
令和7年2月 プロジェクト(寄付金募集)終了