自己紹介
井上正俊。65歳で、税理士・社会保険労務士事務所を「定年退職」し、ファミリー事業者に特化した経営支援を行いたく、個人事業として、開業。起業3年目に、これからは、「絆徳経営」の時代と考え、新たに「絆徳経営事業」を開始。プロジェクトの「支援」ではなく、自らプロジェクトの実施者として活動することを決意。人生に引退は無い。夢に挑戦する者だけに、神は、手を差し伸べる。そう確信しています。
「湯の匠」。既に瀬波温泉の観光ホテル業の経営者は引退し、顔に深く走る皺は、その苦労を物語っています。井上が「湯の匠」と命名した方です。観光ホテル業の経営に邁進している時代に、瀬波温泉の復興を願い、瀬波温泉の瀬波温泉海岸の海岸清掃をただ一人、もくもくと行ってきました。
「冬、海が時化るのは、海で要らなくなったものを、海の神様が海岸に打ち上げ、人間にその処分をお願いしているのです。」と、湯の匠は、私にそう説明してくれました。
海岸清掃をもくもくと行ってきた目的は、「鳴く砂」を目指していたそうです。そんな砂浜を裸足で歩く、走るだけでも素晴らしいのでは?と湯の匠は、目をキラキラ輝かせ、私に話します。
70代80代の「心は少年」の老人二人が「夢」を「夢」で終わらない挑戦に挑みます。
この瀬波温泉・海岸清掃プロジェクトは、まず、湯の匠と、絆徳経営を推進する井上正俊のたった2名から始めます。
このプロジェクトで実現したいこと
瀬波温泉は、明治37年(西暦1904年)4月9日石油掘削事業の最中、152℃の熱湯が噴き出したことが、約95℃の高温温泉の瀬波温泉の始まりです。大正3年には、鉄道の同地への開通を機に、東京から250人の大観光団が来訪した記録が残っています。
井上が、瀬波温泉一帯の観光資源は何かを整理してみた所、直ぐに15もの素晴らしい観光資源を上げることが出来ました。このプロジェクトで海岸清掃を行う瀬波温泉海岸だけでも、地元の陳情と国家事業の開始が重なり、「瀬波海岸環境整備事業」として、平成2年から平成16年の14年の長きにわたり、41億円を超える事業費が投入されてこの海岸は、全長1.1Kmにも及ぶ美しい海岸線が出来上がりました。
※【参考写真&空撮動画】瀬波海岸
その他にも、城下町であったこと、北前船の寄港地であったことなど、私は、この地の観光資源は、世界に誇れる観光地であると思っています。その当地が、例えば観光地には、当たり前の「お土産屋」がたった1軒しかない。そして、近代化した鉄筋鉄骨の観光ホテルが、廃墟となっている矛盾。
※【参考写真】廃墟となった観光ホテル
そんな矛盾で、世界に誇れる観光地が、廃れることを認める訳にはいかない。たった二人で始める活動は、まず、瀬波温泉海岸を鳴く砂を目指す、砂に鳴いて貰う活動から始める。それがまず最初の目的です。
この海岸には、もう一つ、物語があります。
むかし昔、神様が家来を連れて、沖を航海していた所、背から吹く風と波によって、神様は海岸に漂着したそうです。神様が申された。「良き背(瀬)の波かな!」この浜「瀬波」の名の由来です。
日本の温泉文化は、世界の何処を見ても、こんな素晴らしい美しい文化は存在しません。その価値に気付いた著名人がユネスコの無形文化遺産に登録すべきと令和5年4月24日、「温泉文化ユネスコ無形文化遺産全国推進協議会」を設立致しました。
温泉文化を、国宝である温泉を、それも世界に誇れる当地の温泉文化を廃棄するなど、私たち二人には出来ません。
プロジェクト立ち上げの背景
私井上は、仕事で村上市の企業の発展を図る業務を行っていました。私が担当したのは、3社。その1社が
湯の匠が経営する観光ホテルでした。企業の本来の実力を開花させることで3社の内、2社は、長年の赤字経営から脱却させることが出来ましたが、湯の匠が経営する観光ホテル1社は、私の力不足で、進展が図れませんでした。その無念さは、図り知れません。
湯の匠も、長年、観光ホテルの経営を行いながら、たった一人で、海岸清掃をひたすら行ってきました。その行いを見て、地元では「変人」と言われたそうです。
湯の匠が、観光ホテルの経営を引退した後も、湯の匠と私のお付き合いは私的に続いており、「湯の匠」としての思い、瀬波温泉海岸への熱意、地元への愛着心を聞いている内に、私の心に火を付けました。
「〇〇さん(湯の匠)、たった二人だけれども、まず、海岸清掃から始めよう。そして、「鳴く砂」を目指そう!」
ここに、「瀬波温泉・海岸清掃プロジェクト」が立ち上がりました。
現在の準備状況
海岸清掃は、1回だけではなく、何度も繰り返さないと効果が出ない「社会貢献」です。
そこで、何度も繰り返し海岸清掃を実施出来る仕組み作りが必要です。
ただ、「ゴミ拾い」するだけとは、海岸清掃は、異なります。段階的に、重機を投入する必要が有ります。
①海岸清掃実施書(海岸清掃の当日のマニュアル)の作成②清掃用具や重機のリストアップ ③官公庁への申請 ④地域の実力者との接触と理解の取得 ⑤海岸清掃を繰り返し実施出来る仕掛けの構築 が約80%くらい終了しました。
マイクロプラスチック除去装置の開発をした工学博士との出会いもあり、その方・そのチームとの連携を代表者とmailなどで打ち合わせしています。
清掃の実施者は、初めから全くの素人にご参加頂くと、ほとんど意味の無い清掃となるので、地元の清掃活動を行っている団体を社会福祉協議会の登録団体や当地の協議会などの任意団体のリストアップを実施し、その団体からの協賛、支援を頂きます。清掃のプロと一般ボランティアとの共同作業での実施を構築します。
また、清掃当日も、参加者の娯楽がないと参加する楽しさを演出出来ないので、知人の「マルシェ」主催者に依頼して当日、マルシェを出店願うこと。また、私と湯の匠のネットワークにて、企業(主に法人格)の協賛を仰ぎ、海岸清掃時にブースにて、出店を頂くことを準備しています。
海岸清掃終了時に任意参加のささやかなリクレーションを実施する準備も行っています。
準備する項目が山ほどありますが、絶え間なく、ひたすらに、ひとつ一つ終えて行きます。
リターンについて
リターン品のメインは、海岸清掃の「記念Tシャツ」と「トートバック」です。瀬波温泉のマスコットキャラクター「サケリン」と感謝メッセージが入ったTシャツとトートバックです。その他には、
マルシェの出店事業者の商品、地元の事業者の物産・工芸品等、地元神社仏閣の授与品(お守り、干支の彫刻品など)を準備しています。
スケジュール
第1回目のクラウドファンディングの開始は、2025年(令和7年)3月。
第1回目の海岸清掃は、天候が安定する4月に入って実施。
年に最低でも1回。出来れば2回は、海岸清掃を実施したいと考えています。
最後に
海岸清掃は、毎年神様が時期がくると海が時化て、海岸に大量の漂着物を運んできます。
継続して海岸清掃を実施しないと全く意味がないのです。
また、海岸清掃は、1)ゴミ拾い と 2)漂着物の処分 の2つの作業が必要です。
この漂着物の処分の課題は、2つあります。
(1)流木(大木)、大量の漁網、大型のブイなどは、処分は、手作業では不可能です。どうやって、
ビーチクリーナー・ショベルカー・トラックなどの大型重機を継続して投入出来るシステムを作るか?
※【参考写真】1.砂に埋没した大量の漁網とブイ
2.大型重機・バ ックホウ/キャタピラータイプ
(2)海の漂着物は、塩分を含んでいます。これを焼却処分をすると、焼却設備の耐久性を著しく落としてしまいます。ゴミをゴミとするのでは無く、有効な「資源」に変える。発想の転換です。
例えば、小さなガラス片は、アクセサリーに加工出来ます。小さな流木は、木工造形物に加工できます。
海岸清掃当日の「マルシェ」で、海岸にある「石」「ガラス玉」「木片」、更に「貝殻」を使って、「マルシェ」の「ワークショップ」を開催いたします。
小さなものは、「資源」に変えることは可能です。大型ゴミ(資源)をどう生かすか?
次に、「マイクロプラスチック除去装置」も投入しますが、装置の稼働が環境に負荷を与えてはいけないと、小規模な装置となっています。
※【参考写真】マイクロプラスチック除去装置の稼働画像
これにも、課題が2つあります。
(1)装置が小規模であることが環境の改善に繋がらない。
これについては、装置の数で勝負することで、環境の改善に繋げること
です。装置の導入を全国的に達成するシステムの構築が必要です。
(2)装置の燃料の環境対策をどうするか?
装置を稼働させるには、石油関連の燃料が必要です。これについては
開発者の工学博士を中心に「てんぷら油(廃油)」を装置の燃料にする
ことを研究して行きたいと思います。
これら4つの課題。一人で熟考するのでは無く「三人よれば文殊の知恵」として、広く皆様のご意見、アイデアを募りたいのです。私達二人の夢では無く、「公益の夢」として、皆様の「叡智」と熱い「ご支援」を頂きたいと考えています。
「苦労を楽しむ!」。楽しく、楽しく海岸清掃を実施することを目指す為、「マルシェ」の実施も準備しています。物販だけでなく、「ワークショップ」も開催致します。
やはり「地元が熱い!」ことが大切です。可能な限り、地元の有志のご参加を一生懸命働きかけています。
地元の方と、楽しく楽しく、お祭りのように清く正しく盛り上げて行きます。
なお、猛暑の夏においては、「熱中症対策」の飲料も準備しています。それには、村上の製塩業者様の商品のタイアップを準備しています。
事故がないように最善の対策を取りますが、村上市社会福祉協議会のご協力を頂き、傷害保険も加入させて頂きます。特に夏場は、「熱中症」の危険がありますが、保障対象となっています。
海岸清掃で「鳴く砂」を目指す!
海岸清掃でどんどん海岸が美しくなっていく過程が、呼び水となって、そこからまた違った新しい世界が開らけると私と湯の匠は、信じています。
何故なら、95℃もの高温の温泉が海岸の波打ち際で出る。私は、「神の湯」と思っています。
その「神の湯」がふんだんに湧き出ていること。
その素晴らしさは、かの歌人「与謝野晶子」がたった二晩当地に宿泊しただけで45首もの歌を詠んだことが、物語っています。
「柔らかに 湯の櫓をばめくりたる 浅き泉の灼熱の水」
村上藩による城下町であること。「北前船」の寄港地であったこと。この二つが、武士文化と町人文化を開花させ、日本を代表する「村上堆朱」「鮭の塩引き」などの優れ物産・工芸という文化を生み出しました。
また、「日和山」には、由緒ある神社仏閣をこの地に建立させました。例えば、「龍神」が住むという里山には、「伊夜日子神社」が建立されています。神社仏閣は、日本の心を育んできた場所・空間、聖地です。
更に、温泉文化を「ユネスコ無形文化遺産」と評価する動きが盛んになっていることは、私は「今やっと気づいたの?!」と言いたい。その根拠は、世界の最先端を行っている「湯治」という文化や技法が日本にあること。
温泉の効能の判りやすい例として、日本の戦国時代にその例が有ります。「隠し湯」です。甲斐の武田信玄、越後の上杉謙信の両雄は、「隠し湯」でも両雄でした。戦を始める前に戦場の場所に家臣を派遣し、「隠し湯」を準備していました。戦において、「隠し湯」は、一種の「野戦病院」だったのです。
現代は、温泉に行かなくても、「入浴剤」というものが有りますが、家庭用の浴槽を「温泉」に匹敵させるには、「入浴剤」をバケツに山盛り数杯投入する必要があると言われています。日本人は、温泉の脅威の効果を知っていて、「湯治」文化を作りました。世界最強なのです。
海岸清掃が齎す「新しい世界」。
この地は、その希望を、夢を、夢で終わらせない最強のビューティフルな場所と思っています。
瀬波温泉・海岸清掃プロジェクトでは、海岸清掃の終了時に、皆さんで唱和をして頂くことを企画しています。
「瀬波温泉大~好き。最高~~!!!」。 と。
たかが海岸清掃、されど海岸清掃。海岸清掃に参加して頂くボランティア様、そして運営するスタッフ。
協賛頂く企業様。その心に、美しい何かを届けたい。その届いた美しいものを集めて、美しいものを未来に繋げたい。今の子供たちが大人になっても、美しい世界を残す為に。
最後に、今後の海岸清掃の継続した運営に当たって、現在私達2名では、運営が困難になります。
海岸清掃を今後、広く参加者の募集を開始した場合は、海岸清掃の実施は、現実的に不可能となります。
そこで、
「プロジェクトスタッフ」「ボランティア応援スタッフ」を募集させて頂きます。予算的に可能であれば、「海岸清掃記念Tシャツ」1枚の贈呈を考えています。
業務は、①海岸清掃当日の安全対策スタッフ ②海岸清掃当日の写真撮影・動画撮影スタッフ ③「IT」「ICT」技術スタッフ ④重機のメカニックスタッフ です。
たいへん恐れ入りますが、応募頂いても、ご希望に添えない場合がございます。「ボランティア活動」というシステムからくる、予算や対価などの諸問題が、スタッフに多大な損失を齎す場合が有りますので、慎重に採用をさせて頂くことをご理解・ご了承をお願い申し上げます。
応募先は、 mi-yume402@m2.tlp.ne.jp のmailアドレスにご連絡ください。 ※「応募フォーム」は、現在ございません。スイマセン <m(__)m>
皆様の「瀬波温泉・海岸清掃プロジェクト」に温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。 瀬波温泉・海岸清掃PJ 井上 正俊
最新の活動報告
もっと見る「ワークショップ」で作る作品の見本、第2弾
2025/03/21 13:45海岸清掃時に「マルシェ」を開催致します。海岸清掃を楽しく・楽しく行いたい。海岸清掃PJの願いです。その「マルシェ」において、「ワークショップ」を出店致します。「ワークショップ」では、海岸清掃で出た「ゴミ」に貝殻や天然石を追加して作品を作ります。その作品の見本をクラフト作家が作ってくれました。第2弾。感謝です!!!鳥の羽に薄く着色して、漁具や釣り糸の塊を加えて、それを流木や小石に取り付けたものです。「ゴミをゴミとして扱えば「ゴミ」。「ゴミ」を資源として扱えば、「芸術」。誰でも出来る「環境保護」。皆さんで、「今出来ることを、無理せず、即実行する」。海岸清掃PJでは、これを「小さなロウソク運動」と命名しています。大規模なサーチライト1基で照らすのでは無く、ロウソク1本に火を灯して照らす。次は、少し太いロウソクに火を灯す。次は、2本に火を灯す。その繰り返しが、1本のロウソクが10本になり100本になる。そのロウソクの明かりに誘われて、誰かがロウソク1本に火を灯す。・・・・。その結果は、何本のロウソクになるのでしょう?繰り返します。これを「小さなロウソク運動」と言います。海岸清掃PJでは、「マルシェ」出展者様。海岸清掃に参加頂く「団体」様。を募集しています。海岸清掃PJでは、そんな皆様を『海岸清掃PJ・サポーターズ』と勝手に命名させて頂きました。『海岸清掃PJ・サポーターズ』の皆様とは、様々なことで進化を遂げようと企画しています。『海岸清掃PJ・サポーターズ』としてToi陶房フジタヨウコ 様が加入頂きました。有難うございます。海岸清掃PJは、海岸清掃を『サポーターズ』の皆様と共に楽しく・楽しく、そして清く正しく、且つ「進化」を遂げようと思っています。頑張りま~~~す!!!!!!!!!!!! もっと見る「ワークショップ」で作る作品の見本
2025/03/19 13:55海岸清掃で出た「ゴミ」に貝殻と天然石を加えて、作品を作る「ワークショップ」を海岸清掃時に開催致します。作品の見本をクラフト作家が作ってくれました。可愛くて、ユーモラスですね。(鳥の羽、クルミの殻、流木、松ぼっくり)「ゴミ」をゴミとしない!海岸清掃プロジェクトの精神です。他の作品もご覧ください。 もっと見る
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