プロジェクトの実行者について
私は結城紬織元の小島と申します。ユネスコ無形文化遺産に指定されている伝統工芸品「結城紬」の職人(三代目)として長年この美しい手仕事を守り続けてきました。重要無形文化材保持者であり伝統工芸士でもあります。結城紬は、その優雅な風合いと精緻な技術で古くから人々を魅了してきました。私はこの伝統を未来へと受け継ぐべく、日々技を磨いております。
このプロジェクトで実現したいこと
今回のプロジェクトでは、「二百亀甲ベタ柄すりこみ」の反物の制作に挑戦したいと考えています。二百亀甲ベタとは、約40センチの反物の幅に二百の亀甲を入れるとても難しく細い作業で、時間と労力が必要とされます。亀甲の制作には二通りの技法があります。一つは絣括り法で、束ねた糸を綿糸で縛る技法。もう一つが直接染色法で、独自のヘラで色を入れていく技法です。今回は直接染色法での二百亀甲ベタ柄に挑戦したいと思っております。なぜなら、二百亀甲ベタのすりこみの反物はほとんど見ることができません。完成した際には新たなる伝統の一ページを刻むことになるでしょう。この作品を通じて、結城紬のさらなる魅力を広め、次世代に伝統を継承するきっかけを作りたいと考えています。
プロジェクト立ち上げの背景
結城紬の技術は、代々受け継がれてきた貴重な文化遺産ですが、その伝統を守り続けるためには多くの課題があります。結城紬は繭から真綿にして手で紡いだ糸を使用し、約40工程を全て手作業で行い、地機織りで完成させます。すりこみという技法を用いて二百亀甲ベタ柄の反物を作り出すためには、莫大な時間と労力、そして資金が必要です。しかし、これらの課題を乗り越え、職人としての新たな挑戦を実現するために、このプロジェクトを立ち上げました。この挑戦をを通じて、結城紬のさらなる可能性を広げ、より多くの人々にその魅力を知っていただきたいと強く願っています。
これまでの活動と準備状況
これまで私は、40年にわたり結城紬の職人として数々の作品を手掛けてまいりました。今回のプロジェクトに向けては、様々な専門家や同業者と意見交換を行い、試作を重ねてまいりました。特に「二百亀甲ベタ柄すりこみ」の実現に向けては、独自の道具や必要な材料の選定など、技術の向上を目指して日々努力を重ねています。
リターンについて
結城紬を使ったバッグ
結城紬を使った財布、名刺入れ、キーホルダー
スケジュール
R7年5〜6月仕入 製作開始。
約1年半に渡り製作を行う。
R8年12月頃完成予定。
最後に
私の夢である「二百亀甲ベタ柄すりこみ」の制作は、結城紬の新たな可能性を切り開く大きな一歩です。伝統工芸の世界に新風を吹き込むこの挑戦を、ぜひ皆様と共に実現したいと願っております。皆様のご支援とご声援が、このプロジェクトを成功に導く大きな力となります。どうぞよろしくお願いいたします。
わぁ、あなたのプロジェクトは本当に素晴らしいですね!正直に言うと、あなたのアイデアにとても興味を持ちましたし、それには大きな可能性があると感じています。もっとあなたのプロジェクトについて詳しく知りたいです!集めた資金はプロジェクトの重要なステップに使われる予定だと読みましたが、このプロジェクトが完全に実現された場合、どのような変化が人々の生活に訪れると思いますか?詳細をお話しできることを楽しみにしています!もしよろしければ、私のプロフィールに記載されているメールアドレスか、メッセージでご連絡いただけるとありがたいです。もしかしたら、追加のサポートとして金銭的な支援ができるかもしれません。