実施理由/背景
災害発生時に断水等でトイレ不足が生じると、水分の摂取を我慢するなどして体調を崩し、避難所等において災害関連死が増加するおそれがあります。今年1月に発生した能登半島地震でも、災害時における被災地のトイレ問題が顕在化しました。
また、県内で地震等の大規模災害が発生した場合、トイレ必要数の確保が課題となり、想定避難者に対して仮設・移動式トイレが不足する状況が想定されます。
本プロジェクトでは、上記の課題を解決するため、トイレコンテナを3台導入します!
平時は県立公園等に設置し公衆用トイレとして運用、災害発生時には被災地の避難所等に運搬し活用する体制を整えることで、群馬県避難ビジョンで掲げる「全ての避難者に対して、安全で清潔なトイレを確保」します。
被災地のトイレ環境を改善するこのプロジェクトにぜひご支援をお願いします。
※群馬県避難ビジョン:災害の激甚化が想定される中で、気象災害における避難のあるべき姿として「災害時における避難の基本的考え方」をとりまとめたもの(令和3年度作成)
プロジェクト内容説明
能登半島地震でトイレトレーラーが大活躍!!
先の能登半島地震では、被災した石川県能登町へ、本県のトイレトレーラーを派遣し、多くの被災された方にご利用いただきました!
本県のトイレトレーラーは、被災された方から「ぐんまちゃん」と呼ばれるなど、大変親しまれ、下水道復旧後の撤収時には、これまで利用された方々から画像のとおり、お礼の寄せ書きをいただきました。
本トイレトレーラーもクラウドファンディングにより導入いたしましたが、ご寄附いただきました皆様のご協力により、被災地へ笑顔を届けることができました。
【トイレトレーラー派遣期間】
令和6年1月5日(金)から令和6年5月14日(火)
【設置場所】
石川県能登町役場(石川県鳳珠郡能登町宇出津ト字50-1)
※被災地で利用された方々から感謝の言葉をいただきました
目指すところ
トイレコンテナを新たに3台導入!!
トイレトレーラーの活躍を踏まえて、さらに被災地のトイレ環境の改善を進めるため、トイレコンテナを新たに3台導入します。
普段は公園等に設置し、公衆用トイレとして運用します。
災害が発生した時は、被災地へ運搬して活用します。
※参考:東京都江戸川区東部交通公園にある同機種、公衆トイレとして使用
寄付の使い道
いただいた寄附金については、災害派遣用トイレコンテナの購入に充てさせていただきます。
また、寄附いただいた皆様のお名前をトイレコンテナに掲載します。
掲載を希望される方は寄付申し込み画面のアンケートに必要事項をご記入ください。
(なお、掲載面の都合上、お名前の掲載は寄付額10,000円以上の方のみとさせていただきます。ご了承ください。)
※トイレトレーラーには多くの方からご支援いただきました。
自治体からのメッセージ
この度は「被災地に安全で清潔なトイレを!トイレコンテナプロジェクト」にご興味をいただき、ありがとうございます。
群馬県では、令和3年3月に策定した群馬県避難ビジョンの実現に向けて、県内市町村や関係団体と協力しながら様々な取り組みを行って参りました。
本プロジェクトは群馬県避難ビジョンの重点課題の一つであるトイレ対策の取り組みを一層進めていくものであり、この機会を通じて災害時のトイレ対策の重要性をより多くの方に知っていただき、関心と理解が深まれば幸いです。
皆様のご支援よろしくお願いいたします。
事業スケジュール
令和7年3月 トイレコンテナ購入・設置
令和7年4月~ 公衆トイレとして運用
令和7年3月までにトイレコンテナ3台を県立公園等に設置し、平時は県立公園等に設置し公衆用トイレとして運用、災害発生時には被災地の避難所等に運搬し活用する体制を整えることで、群馬県避難ビジョンで掲げる「全ての避難者に対して、安全で清潔なトイレを確保」します。