▼はじめまして
米原市天の川農水産物加工グループの川森逸雄と申します。
滋賀県米原市の天の川で行われてきたアユのヤナ漁は昭和の初期から代々受け継がれてきた伝統的な漁です。しかし、高齢化に伴い後継もままならず手をこまねいています。今回、クラウドファンディングで皆さんにヤナ漁を知っていただき、特産物の「あゆのあめだき」を全国の皆さまにお届けして私たちの町の活性化のきっかけを作りたいと考えました。
▼プロジェクトのきっかけ
私たちのグループも平均年齢は70歳を超え、このままだとヤナ漁の漁師がどんどん減り、この伝統漁法もあっという間に途絶えてしまいます。
しかし、後継者の育成は人口減少などにより、打つ手があるわけでもなく時間だけが経過していました。
そんな折、ふとしたきっかけでクラウドファンディングの詳しい方とお会いしました。クラウドファンディングという言葉は耳にしたことはありますが、私たちにはまったく関係のない世界だと思っていました。
いっしょにチャレンジしませんか!と言っていただけ、今回クラウドファンディングで私たちの“ヤナ漁”を全国の皆さんにお伝えすることにします。
清流で稚アユから立派な成魚になったアユは、8月の終わりから9月にかけて卵を抱えて 産卵のために河口を目指す習性があります。
(米原市天の川)
盛夏の間は、よほどの大水でも流れに逆らい元気よく泳ぎ回る清流の魚、アユも、この時期、大雨などで増水した川の水が引き始めた瞬間を利用して一気に川を下るのです。 その機をとらえて、川を下るいわゆる 「落ちあゆ」を捕らえる漁法が「ヤナ漁」です。
河川に人口的に小さな滝のような落差をつくり、水を引き込んで落ちて来るアユを竹組みのヤナの上で捕らえます。
琵琶湖育ちの鮎は成魚でも10cmほどにしか育たず、「小鮎」と呼ばれ、びわ湖で最大の漁獲量を誇る湖魚の代表です。
▼プロジェクトで実現したい
琵琶湖に繋がる清流の「天の川」のやなで朝一番にとれたあゆを選別して鍋に入れ、調味料「醤油」、「お酒」、「みりん」、「氷砂糖」、「ざらめ砂糖]で3時間余り、私たちが付きっ切りで火の加減をしながら炊きます。
翌日、商品トレイに詰めて、みなさんへお届けしています。
”あゆのあめだき”の工程
★”あゆ”をサッと冷水で洗い汚れなどを取ります。
★川からあげた”あゆ”をしばらく砂吐きをさせて、そのまま炊きます。
★鍋にザラメ・醤油・酒を入れ、強火にかける。沸いたら”あゆ”を入れ、均一になるよう整えます。
★落し蓋をして、約90分 煮汁が半分になるまで煮込む。途中、30分毎に2度 山椒の粉を入れます。
私たちは米原市の特産品として「あゆのあめだき」を全国の人に知ってもらい、食べていただきたいと思っています。
この取り組みが私たちが抱える高齢者の方の生きがいを高め、またふるさとの味として市内の小中学校の給食へ提供することで、伝統料理が子どもたちに受け継がれていくことを目指しています。
▼リターンについて一部ご紹介
▼スケジュール
2025年2月クラウドファンディング終了
2025年4月あゆのあめだき用真空パック機、瞬間冷凍庫など設備購入
2025年5月リターン品配送
▼支援金の使い道
・真空パック機、瞬間冷凍庫の購入の一部として使用いたします。
▼最後に
「あゆのあめだき」という伝統料理を皆さまに知っていただき、地元の産業として活性化できるように頑張っていきたいと思っています。
皆さまの応援、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
※天の川農水産物加工グループ事務局担当:本田忠光
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