皆様、はじめまして!
茨城県桜川市でチョウザメ養殖・加工を行っています「有限会社つくばチョウザメ産業」の代表 白田(はくた)正男と申します。
2010年につくば市でチョウザメの養殖を始めてから14年、東日本大震災、コロナ禍という大きな災害を乗り越えてきました。
苦労の甲斐あって、2023年に茨城県のバックアップがありブランド「霞ヶ浦キャビア」として、販路拡大に活路が見えてきました。
これから更に力を入れていこうとした矢先、2024年3月12日、桜川市で約3時間半に渡る停電が発生しました。
水槽に酸素が送れないことからチョウザメを約1500尾失いました。
とっても悲惨な状況でした。
電力会社に問い合わせるも原因不明だといわれました。もちろん、保証はありません。
被害総額は約790万円。
手塩にかけたチョウザメを予期せぬ災害で失うことは、とても悲しく、大変心が折れるものです。
今後このような災害が起こったとき、すぐに対応できるように非常用の電気設備を設置したいと思っています。
その費用は約500万円かかります。
本来であれば、今の時期はキャビア作りの最盛期です。
別の水槽にいたチョウザメからキャビアを作っていますが、例年に比べ数が圧倒的に少ないです。
2024-2025年は「霞ヶ浦キャビア」を多くの方に知っていただき、味わっていただこうと思っていたので、残念でなりません。
「西の吉野、東の桜川」
古来から桜川の桜はその美しさを讃えれらてきました。
平安時代の歌人 紀貫之も桜川についての歌を読んでいます。
「常よりも 春辺になれば桜川 波の花こそ 間なく寄すらめ」
筑波山・足尾山・加波山を望む里山の風景。
この豊かな風景は、農家のみなさんがいるから維持できています。
つくば市は研究学園都市として1980年代後半から急速に発展しました。その反面、農家の数が減少し、高齢化の進行や後継者不足などの問題が年々増加しています。
第一次産業が衰弱しては、この豊かな風景が荒廃してしまうという危機感がありました。
そんな中、地元の株式会社フジキン(万博記念つくば先端事業所)が、民間として国内で初めてチョウザメの人工ふ化に成功し、養殖業者へ稚魚を販売していることを知りました。
チョウザメの養殖で副収入を得ながら稲作や畑作を続けていく道がある!
つくばの新たな特産品づくり、食文化の創生にもつながる!
チョウザメは一反(約1000㎡、300坪)あれば3000尾は飼えるので、耕作放棄地の有効活用が期待できます。
そのためにもまずは自分たちでチョウザメ養殖は利益が出せることを実証しなければ、農家の方たちには勧められません。
「有限会社つくばチョウザメ産業」の先代 酒井幸宏さんは、農家と里山の未来を考えていました。
私は、それまで魚に興味はありませんでしたし、釣りをしたこともありませんでした。
しかし、酒井さんの熱い想いに心打たれ、仲間たちで出資して2010年7月に有限会社つくばチョウザメ産業を設立しました。
私の本業は建設業なので、養殖施設の工事に技術を活かせることにも背中を押されました。
その酒井さんが死去され、私が二代目代表になりました。
「任せられるのはあなたしかいない」と直々に託されたこともあり、チョウザメ養殖、キャビア製造の発展により力を入れています。
2010年、つくば市に養殖場を設けた際は、ビニールハウスの中に養殖用の水槽を2つ作りました。
フジキンさんのご協力のもと、チョウザメの稚魚300尾からスタートしました。
チョウザメの成長に伴い、広い養殖場を求めて2012年に桜川市の石材加工工場跡に移転しました。
屋外の養殖場では、アオサギに悪戦苦闘の日々でした。
被害に合わないように柵や有刺鉄線を設置しました。
何匹アオサギに持っていかれたことか…。
チョウザメはオス・メスの判別がつくまでに約4年という歳月がかかります。
手塩にかけて育ててきたチョウザメのオスメス判別を行うことができたときは緊張とともに安堵したことを覚えています。
オスメスの割合は約1:1です。
3kg以上あるオスは順次食肉販売用にし、メスは卵を持つ3〜4年後まで飼い続けます。
紆余曲折あり、長く丁寧に育てたチョウザメから卵が採れたときの喜びはひとしおです。
2017年、事業開始から7年目にして、安定的にキャビアの製造販売ができるようになりました。
2019年には総務省の地域振興策「ローカル10000プロジェクト」に茨城県の第一号として採択されました。
廃校小学校のプールを水槽に改修して養殖場を増やしました。
屋内外で約6,000匹を養殖していました。
停電でチョウザメを大量死させるまでは…
プールの隣では、養殖水を再利用した野菜の水耕栽培(アクアポニックス)を行っています。
養殖水を再利用することで野菜を完全無農薬栽培しており、サスティナブルな農業としても注目されています。
レタスやバジルなどを育てているのですが、栄養がいいので成長の速度が早いのが特徴です。
チョウザメの排泄物をバクテリアが分解し、野菜たちはそれを養分として成長します。
その際に、野菜たちが浄化装置の役目をするので、きれいになった水がまたチョウザメのいる水槽へと循環する仕組みになっています。
浄化された水を再利用することで節水効果も高く、環境への配慮もされています。
まだ始めたばかりですが、アクアポニックスで育てた野菜も農家さんたちの新たな収入源になると思いますし、ここで育てた野菜もいつかレストランで使ってもらいたいと考えています。
現在、アクアポニックスで育てた野菜は、古民家レストラン「レストキャビン古民家スタージョン」で使っています。
「レストキャビン古民家スタージョン」も「ローカル10000プロジェクト」の事業のひとつで、古民家をリノベーションしたレストランです。
キャビアやチョウザメの肉を使った料理を提供しています。
スタージョンはチョウザメの英語名です。
キャビアの取れないオスや卵を採ったあとのメスの身は食材として利用しています。
チョウザメの身と言われてもピンとこないかもしれませんね。
チョウザメは他の魚に比べて良質のタンパク質が非常に多く、特にうまみ成分であるグルタミン酸、アラニン、グリシン、アスパラギン酸が多く含まれます。
美容を気にされる方、スポーツをされる方には特にいい食材です。
チョウザメの身は海外では高級食材として珍重されているんです。
驚かれるかもしれませんが、お刺身にして食べると本当に美味しいんですよ!
キャビアだけではない、チョウザメの魅力を地元の方をはじめ、サイクリングなどに訪れる観光の方々にも広めていきたいと考えています。
2023年、東京・京橋にあるフレンチの名店「Chez Inno(シェ・イノ)」の料理長・古賀純二総料理長監修のもと「霞ヶ浦キャビア」と名付けられた茨城の新名物が誕生しました。
市場に出回る一般的な輸入キャビアは、長期保存できるようにするため、塩分濃度7〜10%と高めです。
「キャビアってしょっぱい!」と思われるのはそのためです。
「霞ヶ浦キャビア」はキャビア本来の風味を楽しんでいただくために、国産キャビアの塩分濃度3%程度よりも低い、塩分濃度2.5%以下で熟成させています。
キャビアのうまみ、食感、舌触りが楽しめるやわらからかな味わいです。
大井川和彦 茨城県知事 オフィシャルサイト に県知事と古賀シェフの「霞ヶ浦キャビア」お披露目写真があります。
シェ・イノで霞ヶ浦キャビアのお披露目もしました。
G7茨城水戸内務・安全担当大臣会合の歓迎レセプションにご利用いただきました。
また、G7プレスツアーでは養殖場見学をされ、シンガポール最大の新聞「ザ・ストレーツ・タイムズ」にも掲載していただきました。
株式会社フジキン
LS事業部 平岡 潔 様
HP: https://www.fujikin.co.jp/lifescience/sturgeon.html
有限会社いばらき食文化研究会
代表取締役
井坂紀元 様
HP: https://syusyu-honten-mito.owst.jp/
私、白田からご支援者様に感謝の気持ちを込めてお礼のメールをさせていただきます。
レストキャビン古民家 スタージョンでご利用いただける大変お得な二種盛り丼割引ペアチケットです。
屋外の養殖場に、養殖場のご支援者様としてお名前を掲示させていただきます。
チョウザメの身を桜チップでスモークしました。
おつまみはもちろん、お料理のアレンジにも使えて幅広く楽しんでいただけます。
お刺身で食べたら最高!な美味しさです。
漬けやカルパッチョなど料理の幅も広がります。
国産キャビアや「霞ヶ浦キャビア」を試してみたいという方におすすめです。
2023年産のキャビアで、冷凍配送いたします。
ご家庭や飲食店でチョウザメを食べてみませんか?新しくて美味しい食材で食事が楽しくなります。
国産キャビアや自慢の茨城ブランド「霞ヶ浦キャビア」をお楽しみください。
2023年産のキャビアで、冷凍配送いたします。
「霞ヶ浦キャビア」と「スモーク」のセットです。
オープンサンドやパスタ、おつまみとして楽しんでいただけます。
2023年産のキャビアで、冷凍配送いたします。
筑波山の伏流水で育ったチョウザメをまるごと味わい尽くすセットです。
親子でふれあい体験!
小学生以下はチョウザメと触れ合えます。
夏休みの自由研究、思い出にいかがですか?
「霞ヶ浦キャビア」を1ヶ月に1回配送する一年間定期便です。
圧倒的にお得な価格となっております。
2023年産のキャビアで、冷凍配送いたします。
2023年産のキャビアがなくなりましたら、2024年産をお送りいたします。
一尾(大きさ6kg前後)のチョウザメオーナー様になっていただきます。
オーナー様たちの専用水槽をご用意いたします。
オーナー様の名前が入ったタグを付け、月一回、成長報告をいたします。
約1年後に卵を持った状態で、一尾まるごとお送りいたしますので、ご自身でキャビアを作ってみたい方におすすめです。
1月 クラウドファンディング終了
2月上旬 非常用電気設備設置
3月 リターン発送
集まった資金は、非常用の電気設備に当てたいと思います。
また、茨城県のキャビアがもっと世間に知れ渡るようPR活動にも使わせていただきたいです。
・非常用電気設備
・養殖事業に関わる設備費
・「霞ヶ浦キャビア」ブランドの広報活動
・新たな料理メニューの開発と普及
・リターン作成、配送費
・キャンプファイヤー手数料
手探りで始めたチョウザメ養殖事業が来年には15周年を迎えます。
キャビアが取れるまでの期間も長く、多くのコストをかけてきました。
その経験から、農家さんの新しい収入の柱として、休耕畑や耕作放棄地の再利用、次世代のためにノウハウをためてきました。
茨城の新ブランド「霞ヶ浦キャビア」とチョウザメ養殖にチャレンジしてみたいという方に広めていければと思っています。
若い人材を増やしたいと思っていますし、実際、私の息子もこの養殖業を手伝ってくれています。
美しい田園風景を残し、農家の収入源を増やしたい。
先代 酒井さんの意思を皆様のご支援で広めていきたいと思っています。
ご支援、よろしくお願いいたします。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見るプロジェクト始動しました。
2025/01/08 09:22昨日 電気設備の基礎工事が完了しました。これからコンクリートの養生を行い機器の導入待ちです。発注は8月にしてますが納入に時間がかかります。 もっと見る
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