注目のリターン
こんにちは、草野陽夏(ひなつ)と申します!
来たる2025年4月に「世界で最も過酷なマラソン」と言われるサハラマラソン (Marathon des Sables) にエントリーし、250kmを完走する挑戦をします!
サハラマラソンは、砂漠という過酷な環境下で7日間すべての衣・食・住を背負って走るレースです。
その過酷さに加え、高額な参加費、仕事を2週間以上休むなど、参加自体に大きな障壁があります。
エントリーを決めてから、それらを一つ一つ乗り越えながら練習を重ねているのですが、
資金面の負担が非常に重たい、というのは正直な状況です。
そこで、挑戦を応援したいと思ってくださる方々から金銭的なサポートをしていただけないかと、今回のクラウドファンディングを実施することに決めました。
素人が3ヶ月で世界一過酷なレースに挑み、完走を目指します。
実現に向けて、ぜひ応援していただけると嬉しいです!
みなさんには「やりたいこと」はありますか?
聞いておいてですが、僕には実はやりたいことがないんです。
これまで、ナルトやONE PIECEのルフィのように「人生をかけてもやりたいことがある」人生に憧れて生きてきました。
でも、どんなに自己分析をしても色々なことを試しても、僕にはそんな強烈な「やりたいこと」は見つかりませんでした。
「好きなことで生きていく」
高校時代、YouTubeが台頭して「好きなことをやる」のがいいことだ。という時代の雰囲気になりました。
やりたいことや好きなことはまだ分からないけれども、なにかやりたいことが見つかった時に自分で実現できる技術を身に付けたいな。
と思い、大学ではプログラミングを勉強。
技術的にはやりたいことはできるようになりました。
それで、何をやりたいんだっけ。
そこからさらに模索しました。
自分で漫画を描こうと絵を練習したり、
コピーライターになろうと講座に通ったり、
起業しようとしたり。
とにかく、心が少しでも動いたものに飛び込む、人から誘われたらとりあえずやってみる!
結局、人生を賭けてでもやりたいことは見つかりませんでした。
そんなある時、
高校の友人から連絡が来ました。
大手の会社で勤めていたものの、会社が合わずに数年モヤモヤしていたが、
僕の言動が後押しになり一歩踏み出してCGクリエイターになることを決断した、というのです。
何かを掲げなくても、人生を賭けるほどのやりたいことがなくても、目の前のことに心を震わせて動きつづけたことが、結果として誰かの一歩を軽やかにした。
やりたいことがなくても、
人生は肯定できる。
ナルトにはなれないけれど、これはこれで、ひとつの生き方なのかもしれない。
はじめてそう思うことができました。
これまでにしてきた葛藤と模索のすべて、そして、やりたいことがなかったこれまでの人生に意味づけがされた瞬間でした。
そんなある日、
『サハラマラソン』に出るんやけど、いかん?
急な誘いでした。
「サハラ砂漠で250kmを7日間、衣食住全てを背負って走るレースなんやけど」
「過去に人も死んでるんやけど」
「総額150万円かかるんやけど」
イヤな情報で誘ってくるな!
MDS公式サイト日中は50℃近い気温で、夜は0℃近くの環境。
ランナーは一生分の砂を食べることになるそうです。
暑いのも寒いのも苦手だし、
砂を食べるのはもっと嫌だ。
走るのも好きではありません。
通常、半年以上の練習期間を設けることが多いですが、本番まで3ヶ月しか残されていませんでした。
普段走ってもいない素人には不可能だ。
まずそもそも150万円を、払えない。
参加したくない理由は山のようにある。
でも、参加してみたい理由が
たったひとつだけありました。
世界一過酷なマラソンを完走した時、人はどんな感情になるんだろう。
それを知りたいんです。
そしてその感情を、応援してくれる人に共有して一緒に面白がりたい。(ふたつありました)
やはり人生を賭けてやりたいことではないけれど、これがいま一番僕の心が動いていることなんです。
全てが足りていない状況だけれど、足りない自分のまま一歩踏み出しました。
ひなつは今「サハラマラソン完走から最も遠い男」やで。
僕は12月にエントリーしたとき、一緒にサハラに行く参加者(誘ってきた人)にそう言われました。
誘ってきたクセに!!!
「世界一過酷なレースを、未経験のド素人が、3ヶ月で完走する」
この一見不可能な挑戦を最短で「可能」にしようと取り組んでいます。
正直にいうと失敗は怖いですし、失敗するんじゃないかと毎日頭によぎります。
しかし、自分の模索を見て一歩踏み出した友人がいたように、この個人の挑戦がまただれかの一歩を軽やかにするかもしれない。
一見不可能に見えることだって、飛び込んでみたら案外なんとかなるのかも。
今後なにかに踏み出す人の根拠なき一歩に繋がるかもしれない。
ならば、心が動いたことに真っ直ぐに向き合って、足掻いてみよう。
そしてこの足掻きを世界に公開しよう。
できることはなんでもやろう。
そんな思いで今回の挑戦、そしてクラウドファンディングの実施を決めました。
改めまして、草野陽夏(ひなつ)と申します!
普段は株式会社COTENというスタートアップで、世界史のデータベース開発に尽力しています。
歴史や哲学など、人文知と呼ばれる知を使って世界を捉え意思決定ができるような、世界史のデータベースおよびプロダクト開発を推進しています。
キャリアやこれまでの活動については、以下の動画で取り上げていただきました。
YouTube: CRAZYな転職 | CRAZY CAREER
素人から始まった僕ですが、完走に向けてトレーニングを積んできました。
荷物を10kg背負って40km走る練習を重ねたり、本番を想定してオールナイトで歩き続けたりもしました。
今では、20kmであれば「走って帰れる距離だな」と思うようになっています。
世界一過酷な大会で「完走から最も遠い男」が完走を目指します。
やるからには全力でやり切ります。
このチャレンジ達成に向けて応援いただけると嬉しいです!
山で37km、標高差2,500mを走る練習をしました!
3/20 - 3/31 クラウドファンディング, 練習
4/4 - 4/15 サハラマラソン
4/16以降 リターンの準備・実施
僕ができることに加え、僕が個人的に大好きで利用しているサービスや応援している方にお声がけをしてご協賛いただきました!
① サハラマラソン参加費:約64万円(€3,890)
② 渡航費・宿泊費:約25万円
③ 装備品・携行品やその他準備費用:約30万円
④クラウドファンディング手数料:支援額の17% + 税
※目標金額を超えた場合はリターンの用意や足りない費用の補填にあてさせていただきます!
怒り
怒っています。
サハラマラソンに出場することになってふつふつと感じる不便さ。
それは情報が集約されていないことです。
39年続くイベントで、過去に死者も出ている大会。
なのに全然、知見が集約されてないんです!
どの靴を買えばいいかもわからないし、ボトルは何がいいか、食事は何がいいか、そもそもエントリーページに辿り着くのが難しかったり、エントリーページはバグが多かったり。
なにかと障壁が多いんです。
調べても全然知見が集約されていない。
39年続くイベント、そして命がかかっているイベントなのに、知見が集約されてないのおかしくないですか!?
もちろん経験者の方に直接聞けばたくさん知見がいただけるし、障壁が多いからこそいいという方もいらっしゃいます。
ただ本業で歴史や人類の叡智をデータベース化しようとしている僕からすると、これまでの挑戦者の積み重ねを、今後サハラマラソンに挑戦する人たちに残して終わりたい。
もし仮に180万円(目標金額の1.5倍)集まった場合、手数料を引くと余剰で24万円ほど余るんです。
24万円があると、何ができるか。
そう、株式会社が作れます。
「株式会社サハラマラソン」商標的にはいけそうでした。なので、仮に余剰が出た場合は、会社を設立します!
まずはサハラマラソンの知見集約を。
その後は、「次に挑戦したい人の半歩を軽やかに」をテーマに活動する会社にします。(現職は続けながら!)
最新の活動報告
もっと見る〜他の誰よりも砂漠にいた〜 サハラマラソンの物資調達について
2025/03/29 00:35---リターン追加やセカンドゴール設定は週明けになりそうです。待ってくださっている方、すみません!審査が必要で1営業日以上かかるとのことでもう少々お待ちください。---今日は仕事をやりつつ、サハラマラソン用の物資を調達しに走り回っています!必要なアイテムは約70種類。食料も入れると100種類くらいになりそう…。今日はそのうちの20個くらいを一気に集める予定です。でも、これがめちゃくちゃ難しい。たとえば「靴下ひとつとっても」正解がわからない。サハラでは足のトラブルが命取り。マメができると、それだけで進行に大きく影響します。5本指ソックス派とそうじゃない派、二重に履く派など、諸説ありまくり。僕は「靴下は二重派」を選びました。その理由のひとつが、「足が浮腫むから」。って、日本にいたらピンとこないけど、砂漠では熱中症を防ぐために塩分を“過剰に”摂取する必要があって、それが原因で体がむくむらしいんです。靴がキツくなるくらい浮腫むって…そんなの、こっちの生活じゃ想像もできない。(なので靴は2cm大きいものを買いました。)浮腫むということは、今度は5本指ソックスを選ぶと指が入らなくなるリスクがある。逆に5本指じゃないと指同士が擦れてマメや皮膚トラブルの可能性がある…。まさに正解のない選択。だから、ただ買い物するんじゃなくて、「砂漠での7日間」を想像しながら選ばないといけない。思い出すのは、宇宙兄弟のワンシーン。宇宙兄弟159話より2週間の海底訓練を終えたムッタが、「他の誰よりも本番(月面)だと思って取り組んでいた」と評価される場面。僕もちゃんと「砂漠での7日間を想定して」靴下を選ばないといけない。今回買い物をする100品全てに「想像力」を求められています。この「想像力を働かせる」感覚、人間関係や仕事にもそっくりそのまま転用できたらいいなぁなど思いながら今日も、正解のない買い物に行ってきます! もっと見るクラファン2日目で100%達成!次は…株式会社サハラマラソン!?
2025/03/27 13:03クラウドファンディング、開始2日目で目標の100万円を達成しました!!開始2時間で40%、翌朝起きたら90%、そして今日の昼過ぎには100%に到達——現時点での支援総額は1,063,500円、支援者数は93名。応援してくださった皆さん、本当にありがとうございます!クラファンって普通は1ヶ月〜1ヶ月半くらいの期間が適切とされているんですが……今回は、バタバタしすぎて気づいたら残り9日しかない状態で公開でした。普通はスタートダッシュ期、コツコツ発信期、ラストスパート期で分かれるみたいなんですけど、スタートダッシュでありラストスパートでもありました(笑)しかも、目標金額は本当は1,200,000円にする予定だったのに、ミスして1,000,000円で審査に出してしまて、直すと審査でさらに1日かかるのであえなくそのままスタート。「こんな個人的な挑戦に誰が応援してくれるんだろう…」と思っていたのですが、まさかここまで多くの方に応援していただけるとは、正直、思っていませんでした。しかも、開始直後にはCAMPFIREの人気ランキング4位にもランクインしていて、「何が起きてるの!?」と、仕事しながらソワソワと感動しっぱなしでした。仕事であんまり進捗を見れなかったのですが、自分よりも友達が支援が増えるごとに連絡をくれました。笑自分をサハラマラソンに誘ってきた例の男です↑本当にたくさんの方から嬉しいお声がけをいただき、ただただ、感謝しかありません。でも、ここで終わりじゃあ、ありません!次のゴールは元々の1,200,000円。ここまできてようやくマイナスがなくなり、そして、その次は1,800,000円。そこまでいけたら——「株式会社サハラマラソン」が爆誕します。(え、ほんとにやるの?)あんま爆誕したくないけど、ここまできたらやりきります!!感動、そわそわ、不安、そしてワクワク。いろんな感情がぐるぐるしてまて呼吸が浅くなってますが、まずは会社の仕事をしっかり終わらせて引き継ぎつつ、全然整ってないサハラマラソンの荷造りや準備を進めながら、本番に向けて走り出しています。(リアルに、マジでやばい)特に、医師の診断書と心電図が必要だけどまだ貰ってない!やばい!!英文の診断書書いてくれて心電図撮ってくれるお医者さんいませんか・・・タスケテ・・個別にお礼ができていない方もたくさんいますが、ちゃんとお返ししていきますので、もう少しだけお待ちください。あと、リターンによっては名前を収集してなくて、誰が支援してくれたのかわからない方がいるので、支援してくれた方で名前を入力した記憶がない方、ぜひご連絡ください!!!切実に!引き続きこの挑戦を、一緒に見届けてもらえたら嬉しいです!そして、ここから合流したいという方も、まだ間に合います!一緒に、サハラの熱に巻き込まれてもらえたら嬉しいです! もっと見る
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