

菊芋をもっと知ってほしい…ただそれだけの思いで始めた菊芋栽培
仙北市田沢湖の農業生産法人「メディカルファーム仙北」の吉田弘美(上の写真右端)です。
農業生産法人を立ち上げる際、知人から「手間がかからない作物だ」と勧められ栽培を決めたのが「菊芋」でした。
しかし、いまだに収穫には苦労しています。
芋といっても菊芋には「でんぷん」の替りに水溶性食物繊維『イヌリン』が豊富に含まれ、健康野菜として注目されつつあります。低カロリーな事から、ダイエット食品としても販売されています。ただ、まだまだ知名度が低いのが現状。もっと多くの方に知ってほしい―。その一心で、このたび「広め隊」を結成しPR活動に励む事としました。

私たちメディカルファーム仙北は「イブリ菊芋®(商標登録第5891340号)」や「秋田ちょう美人®(商標登録第5896738号)」他で差別化を図っており、独自の商品「いぶり菊芋パウダー」や「いぶり菊芋チップス」などを販売しています。
しかし、認知度が低い事から中々広まっておりません。
そこで、今回のプロジェクトを通して菊芋に含まれるたくさんの成分が健康のサポートに役立つ事を多くの方に知ってもらい、認知度向上を図りたいと思っています。私たちは菊芋の加工品を食べた方が健康に過ごす事ができるよう、日々生産に励んでいます。豊富なリターンを用意しましたので、ご支援よろしくお願い致します。
はじめまして。横浜から田沢湖に移住した吉田弘美と吉田幸一です。
私は「健康長寿」の重要性を伝える為、2014年1月に予防医学指導士(特定非営利活動法人 予防医学・代替医療振興協会)の資格を取得しました。
2015年に初めて秋田県を訪れた時に、壮大な田沢湖や、パワースポットで知られる御座の石神社、赤そばの横を走る秋田新幹線こまちに魅了されました。地方創生特区に指定されている仙北市の規制緩和を使い、2015年8月に「健康長寿」を目指す有志6名と農業生産法人「株式会社メディカルファーム仙北」を立ち上げました。
私は菊芋の生産・加工・販売に専念するため、2016年5月に仙北市に移住しました。
≪メディカルファーム仙北の加工所 兼 事務所≫
≪たつこ像と田沢湖≫
≪田沢湖から望む山の風景≫
≪田沢湖側に建つ御座の石神社の鳥居≫
≪赤そば畑の側を走る新幹線あきたこまち≫
イヌリンやミネラル…成分豊富な菊芋

菊芋はキク科ヒマワリ属に分類される多年草です。秋には小さな菊のような花を咲かせ、背丈は2メートル以上に伸びる、繁殖力の強い植物です。北欧で誕生した菊芋は、アメリカ先住民の貴重な食料だったと言われています。日本には江戸時代末期、
飼料用作物として伝来しました。

菊芋はでんぷんの替りに水溶性食物繊維の『イヌリン』をはじめ、ミネラルやそのほか豊富な成分を含んでいます。
『イヌリン』は腸に運ばれると「フラクトオリゴ糖」に分解され、ビフィズス菌などの善玉菌のエサになり、腸内の善玉菌を増やし、育てる働きをします。
皮ごと食べる場合には、土をよく洗い落とします。

菊芋には「赤菊芋」と「白菊芋」があります。よくお客様から「赤菊芋の方がイヌリンが多いのでしょう」と聞かれるのですが、土壌や畑の環境、肥料などの違いによって成分の量も違ってきますので、一概に赤菊芋が白菊芋より『イヌリン』が多いとは言えません。「赤菊芋の方が多い」と話す生産者は、自身の畑で栽培した菊芋の成分分析を専門機関で調べているからこそ言えるのです。弊社では白菊芋の成分分析のみ行っており、白菊芋の『イヌリン』の量が多い事は分かっています。
一筋縄ではいかない収穫作業1㎝ほどの菊芋でも飛んだ先で芽を出し、畝以外にも雑草のように広がります。横だけでなくかなり地下深く(50㎝以上)にも根を張るため、ジャガイモ堀り機では20~30㎝しか掘る事ができません。また、ぬかった畑では機械が使えず、畑の隅から隅まで全面を手掘りしてきました。
「菊芋」は身体には本当に良い物ですが、手掘りでの収穫作業は身体に良い事はありません。
立ち上げ時から3年間は畑7反歩(約2100坪)を9人で作業をしていましたが、掘り手が年々減り続け5人になってしまった為、
下の写真の畑は休ませる事となりました。
≪立ち上げ時の7反歩(約2100坪)の畑≫


その後、畑(下の写真)の場所を変え、4反歩(約1200坪)までに減らしましたが、全面手掘りでの収穫は大変な作業。頼みの綱だった男性も体調を崩し休業、掘りても見つからず、ここ4年は私を含め女性(平均年齢約74歳)4人で収穫しております。
3年前から女性でも楽に収穫できる方法を模索してきました。9年間全面手掘りで苦労してきた私たちに、昨年ようやく希望の光が見えました。それがコンテナを使った栽培方法です。その時のみんなの喜びは半端なものではありませんでした。収穫量を増やせる目途も立ち、たくさんの方達に広められるようになった事が本当に嬉しかったです。

≪収穫後の菊芋≫
助けてくださった皆さまのご恩に報いたい―。1、2年目は『いぶり菊芋ぬか漬け』の加工、販売を行いました。美味しいと言って頂いたけれど、味にばらつきが出てしまい、漬物の難しさを痛感し、決して素人が手を出してはいけないと言う事を身をもって知りました。
その後、「いぶる」という独自の手法で「いぶり菊芋パウダー」と「いぶり菊芋チップス」をはじめとする菊芋商品を作り続けて10年目に入ります。
コンテナ栽培により菊芋の増産が可能になった事から、心身の病気を防ぎ、健康寿命を延ばす事を目的とし、全国の皆さまに
菊芋の働きの凄さを広めていきたいと思いました。
さまざまな製品を開発しました♪
弊社商品「イブリ菊芋(商標登録済み:前出)パウダー」は、自社ブランド「秋田ちょう美人(商標登録済み:前出)」のオリジナル製品です。いぶりは「いぶりがっこ」に代表されるように、保存技術として古くから秋田の食文化に根付いています。
菊芋パウダーを食べた事がある方の中には「粗目で食べにくい」と感じる方もいるようですが、弊社は特殊な技巧を用いて食べやすい微粉パウダーに仕上げています。さらに、新鮮な菊芋を「さくらチップ」でいぶる事で旨味と甘みが増しています。
《菊芋を使った加工品の製造作業》
≪「いぶり菊芋」「秋田ちょう美人ロゴ」の商標登録≫
≪さくらチップ≫
《「菊芋パウダー入りいぶり旨辛味噌」はbuyer´s room AWARD 2024「全国商工会連合会賞」をいただきました》
この菊芋パウダー入りいぶり旨辛味噌は、秋田の減塩味噌と醤油をいぶった事で、辛さだけでない凝縮されたコクのある味に仕上がっています。ご飯やお酒のお供としてはもちろん、肉や焼き鳥、焼きおにぎりに付けるのもおすすめ!コチュジャン代わりに野菜炒めやディップに混ぜるなど、さまざまな料理にお使いいただけます。


リターン品のご紹介
いぶり菊芋パウダーや菊芋パウダー入りいぶり旨辛味噌をはじめ、あきたこまち新米(12月上旬発送予定)、芋掘り体験(詳細は支援者さまに別途ご案内)など、地元の魅力を五感で感じられるリターン品を用意しました!
資金の使い道集まった支援金は以下に使用する予定です。
・全国に広めるための営業費(旅費など)
・収穫量を増やすために必要な道具(コンテナなど)の購入費
・クラウドファンディング手数料
※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

最後までお読みいただきありがとうございます。
私達は2019年7月22日に夫が脳梗塞で入院するまで大病を患った事がなく、菊芋を食べた事がありませんでした。しかし、私達に菊芋を紹介してくれた弊社顧問から「菊芋を売っていながら食べていなかったのですか!?」「紺屋の白袴ですね!」「菊芋は
健康のサポートに良いのですよ」と教えられ、パウダーを毎日食べてくれているお客様達に心よりお詫びをし、夫が退院した
8月6日から2人でいぶり菊芋パウダーを食べ始めました。
夫が退院して2ヶ月後の検査では、血糖値(HbA1c)、尿酸値、中性脂肪、尿酸値(痛風あり)、その他の数値も全て下がっていました。本当にびっくりしました。販売してから4年たって初めて、菊芋に含まれる成分の凄さを知ったのです!
夫の検査結果をきっかけに菊芋の凄さが口コミで広がり、食べてくれる人が増えてきました。しかし、身近な人が結果を出さない限り『こんな芋が?』と今でもよく言われるのが実際のところ。私達でさえ、夫が脳梗塞になるまで菊芋がこんなに凄い働きをしてくれるとは思ってもいませんでした。その後、皆様の様々な健康サポートに役立ち、喜んで下さるお客様も日々増えています。
菊芋は薬ではありませんし、過信してもいけません。担当医の指示や、投薬は必ず守っていただいております。
9年間、様々なお客様を見てきて、菊芋が健康のサポートにとても良い事が分かりました。菊芋を多くの方々に知ってもらう為に「私自身がその事を地道に伝えていきたい、広めていきたい」と強く思うようになりました。
ご支援よろしくお願い致します。




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