佐々木 強(プロジェクト発起人)
自己紹介
北海道札幌市で真宗大谷派 栄光寺の住職をしております佐々木強と申します。
私自身はお寺の生まれではありませんでしたが、僧侶でもあった高校の先生に声をかけられ、18歳の時に得度し、僧侶になりました。それまで仏教は自分とは関係のないものと感じていましたが、周囲で死の影を感じる機会が増え、「哲学的なこと」や「人間の性質」には関心があった私にとって、次第に仏教の中にヒントを見出していきます。
一方、もともと絵を描くことが好きで画家になりたかった私は、版画の先生を紹介してもらったことでアートにも少なからず携わっていました。コロナ禍、所属する宗派がつくる冊子の挿絵を頼まれたことがきっかけで、本格的に絵を描き始めるようになります。
佐々木強 作品
それから「貴重なご縁」が数珠繋ぎにつながり、私以外にも、僧侶であると同時に表現行為も行っている方々と出会うことが増えていったのです。それぞれが葛藤を抱えながらも、僧侶として、表現者として、人間として、悩み続けるその姿に胸を打たれ、もっとたくさんの僧侶アーティストに出会いたいと思うようになりました。
そして昨年、かねてから親交のあった、僧侶で彫刻家の福江悦子さんと共に、僧侶アーティストの展覧会を開くことを企画することにしました。僧侶としても表現者としても未熟な私ではありますが、そんな私だからこそ「求道」し続ける意味を、皆さんと共に悩み、考えることができると思うのです。今では、この活動こそが「自分が人生を賭けてやるべきこと」であると信じています。
「MONK ART GUDO」について
私たち「MONK ART GUDO」は、アート表現により、他者との繋がり、平和を目指す僧侶アーティストのグループです。グループ展をはじめとする様々な活動を通じて、現代社会における仏教、僧侶の新たな可能性を探求しています。
GUDOとは、自らの道を追い求めつづける「求道」を意味しています。
メンバーは、それぞれが異なる宗派、寺院、芸術分野で活躍しております。僧侶アーティストとして、各々の想いや葛藤を表現に昇華し、作品を通じて多様な価値観を体現することで、多くの人々に感動と気づきを提供することを目指しています。現在は、以下の8名となっておりますが、今後も様々な分野(美術、音楽、文学、演劇、伝統芸能、サブカルチャー等)で活動する僧侶アーティストと連帯を広げていくことを計画しております。
《 第1回 「MONK ART GUDO 展」参加アーティスト》
⚫︎麻田 弘潤(消しゴムはんこ作家・浄土真宗僧侶)新潟県
https://www.instagram.com/kojunasada/
⚫︎石川 亨信(版画家・浄土宗僧侶)北海道
https://www.instagram.com/toshinobu_ishikawa/?hl=ja
⚫︎風間 天心(美術家・曹洞宗僧侶)北海道
http://www.tengshing-k.com/
⚫︎柿沼 忍昭(禅アーティスト・曹洞宗僧侶)静岡県
https://x.com/jizowerk
⚫︎佐々木 強(仏教画家・浄土真宗僧侶)北海道
https://www.instagram.com/eikouji/
⚫︎中川 学(イラストレーター・浄土宗西山禅林寺派僧侶)京都府
https://www.visiontrack.jp/gaku-nakagawa/
⚫︎福江 悦子(彫刻家・浄土真宗僧侶)北海道
https://etsukofukue.com/
⚫︎羅入(美術家・パフォーマー・真言宗僧侶)長野県
http://kondon.org/laju

このプロジェクトで実現したいこと
2025年 8月29日(金)より9月6日(土)まで、東京「築地本願寺」にて「MONK ART GUDO 展」を開催します。
現代社会において、私たちの心は多くの情報やストレスにさらされています。その中で、「仏教の教え」と「多様なアート表現」を発表することで、「心の平穏」や「個人の尊厳」そして「他者との繋がり」を取り戻す手助けができないかと考えました。今回、築地本願寺でのグループ展は、その第一歩として、広く社会にアピールする絶好の機会です。
また、この展覧会を機に、アートと仏教という世界が、私たちとどのように関係し、結びついてゆくか、を考えるきっかけを提供したいのです。しかし、展覧会の実施には多額の費用がかかります。そこで、クラウドファンディングを通じて、皆様からのご支援をお願いすることにしました。
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「MONK ART GUDO 展 vol.1」
《テーマ・概要》
MONK ART GUDO(モンクアートグドウ)とは、道を求め歩くものたち(求道者)の意味があります。この展覧会は、超宗派の僧侶アーティストが集い、作品表現により、様々な境界線を超えていく。芸術が、差別や争いを超える、その力を信じ、表現、発信してゆく「場」が MONK ART GUDO です。僧侶アーティスト達が紡ぎ出す、願いや祈りの表現を是非ご覧下さい。
代表 佐々木強
《会期》
⚫︎2025年 8月29日 (金) 〜 9月6日 (土) open 9: 00 ~ close16 : 00
《会場》
⚫︎築地本願寺 講堂
(今後も主要都市にて展示を実施予定)
《入場料》
⚫︎お布施 ※お気持ち頂いております。
(人場料ならびに作家作品、物品販売収益の一部を『石川県令和6年能登半島地震災害義援金」に寄付致します。義援金は、令和7年8月中に、石川県庁が設置する口座に入金いたします。
《内容》
⚫︎僧侶アーティストによるオリジナル作品の発表と展覧
⚫︎アーティストトーク 柿沼忍昭・羅入『仏教とアートとわたし』
9月5日 (金) 13:00〜 参加費 無料
⚫︎風間天心・ミニ大仏ワークショップ
8月30日(土)/31(日) ① 9:00~10:30 ② 10:30~12:00
参加費 500円(お持ち帰りは+1,000円) ①②ともに定員10名
⚫︎麻田弘潤・消しゴムはんこワークショップ
8月30日(土)/31(日) ① 12:30~14:00 ② 14:15~15:45
参加費 3,000円 ①②ともに定員10名
⚫︎法藏館書籍販売&100年前の板木・金板を使ったレトロなブックカバー作り
9月5日 (金) 参加費 500円(予約不要、お一人様30分まで)
《目的》
⚫︎僧侶アーティストの宗派を超えた連携
⚫︎平和や祈りのための活動(関係団体への寄付)
《協賛・後援》
全日本仏教会/浄土真宗本願寺派 築地本願寺/真宗大谷派 東本願寺真宗会館/真宗大谷派 栄光寺/パロロ本願寺/吉田法衣店/あみだ堂/成田ファーム/法蔵館/(株)平安法衣店/京都 日下念珠店/市立小樽美術館(順不同)
《協力・デザイン》
⚫︎つつみよしひこ(Y's ARTS)
《SNS》
⚫︎Instagram:https://www.instagram.com/monk_art_gudo/?hl=ja
⚫︎Facebook:https://www.facebook.com/events/1313254819958481
《事務局》
〒007-0842 北海道札幌市東区北42条東1丁目4-1
真宗大谷派 栄光寺 佐々木強 Tel:011- 704-8741 fax:011-792-8152
Tel:090-8709-3241 メール:eikouji@hotmail.co.jp
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消しゴムはんこワークショップ
築地本願寺の視察
プロジェクトの背景
プロジェクトを進める中で、たくさんの僧侶アーティストから取材をさせていただきました。それぞれが宗派に属する僧侶として、日々「法務(僧侶としての役割や仕事)」を務めています。ただ、その傍で表現活動を行なっていることに対しては、宗派内の目は厳しいものが多いようです。いわゆる「異端」の扱いをされている方が少なくありませんでした。
しかし、彼らが生み出す表現自体は、多くの人々に求められています。ある方は、その「引き裂かれるような想い」から逃がれようと、表現活動を自粛しようとしたこともあったようです。ただ、逃げても逃げても追ってくるように、求められる声に従って、続けてきたのです。結局、これはむしろ「対峙するしかない」と心を決め、僧侶としても表現者としても「求道」に邁進する覚悟をしました。
そもそも何故、僧侶が表現をしてはいけないのでしょうか。
一般的な僧侶が行っている「読経」も「儀式」も、ある意味では人間が行う表現行為の一種といえます。もっと言えば、名僧と言われる方々は、「書」や「墨絵」はもちろん、多くの「歌」も残してきました。それが現代の表現方法に変わっただけのようにも思えるのです。
また、寺院建築や法衣/仏具はもちろん、日本における貴重な文化財のほとんどは、寺院が保全してきたおかげで今に残っています。海外から関心の高い文化も、仏教を起点にしたものが大半を占めています。むしろ、日本仏教は、もっともっと文化や芸術に目を向け、その発展に力を注ぐべきなのです。そのためには、僧侶自身が積極的に文化芸術を学ぶ必要があります。
僧侶アーティストであるからこそできる、古来より紡がれる日本独自の、新たな文化創造。それが、私たち「MONK ART GUDO」ができる最も明確な社会貢献です。
(各アーティストのインタビューは、活動報告で順次ご紹介をしていけたらと思っています。ぜひ、ご覧いただけたら幸いです。)
リターンについて
ご支援頂く金額に応じて、オリジナルグッズや作品を返礼品にさせて頂きたいと思います。
リターン(返礼品)が不要の方は、メールでのお礼のみ実施させていただく「支援のみ」の項目も用意しておりますので、そちらを選択ください。
⚫︎5,000円「記録集コース」
支援額「5,000円」以上の方には、8月〜9月に開催する「MONK ART GUDO」展の会場風景や出品作品をまとめた記録集(図録)をお送りいたします。記録写真を撮影するため、発送は10月を予定しております。
⚫︎10,000円「Tシャツコース」
支援額「10,000円」で、出品作家の作品画像をデザインしたTシャツをお選びいただけます。お好きなデザインと、サイズ(S/M/L/XL)をお選びください。発送は10月を予定しております。また、こちらのコースにも「記録集(図録)」がついてきます。
⚫︎30,000円「オーダー絵画コース」
支援額「30,000円」で、作家「佐々木強」がオーダーメイドの絵画をお描きします。「ペット、恋人、推し」など、あなたのお好きなモチーフをお伝えください。作品サイズは「A4(210×297cm)」制作に時間を要するため、発送は3ヶ月〜1年ほどかかる場合があります。また、こちらのコースにも「記録集(図録)」がついてきます。
⚫︎5,000円〜200,000円「各作家の作品コース」
出品作家の作品を購入できるコースもご用意しております。展覧会会場でも作品をご購入できる予定ですが、このクラファンではご支援を上乗せした金額になっていることをご了承ください。ぜひこの機会に、1点もののアート作品をお手元に。発送は10月を予定しております。こちらのコースにも「記録集(図録)」がついてきます。

スケジュールと資金の使い道
スケジュール
【6月】 《展覧会準備・グッズ制作・各方面への宣伝》
中旬 チラシ・DM・ポスター配布
20日 クラウドファンディング開始(※1ヶ月間)
下旬 現地視察・宣伝
【7月】 《クラウドファンディング・展覧会準備・作品準備》
上中旬 宣伝
20日 クラウドファンディング終了予定
【8月】 《作品発送・展覧会開催》
下旬 作品発送
28日 作品到着・会場設営
29日 「MONK ART GUDO」展スタート
【9月】 《展覧会開催》
6日 「MONK ART GUDO」展終了・搬出撤去
下旬 リターン品準備
【9月】 《リターン品準備》
【10月〜】 《リターン品発送》
資金の使い道
⚫︎ 会場費(講堂使用料): 300,000円
⚫︎ 宣伝・広告費(印刷費含む): 100,000円
⚫︎ 輸送費(会場備品等): 90,000円
⚫︎ 人件費(常駐スタッフ・バイト等): 455,000円
⚫︎ グッズ制作(返礼品含む): 200,000円
⚫︎ クラウドファンディング手数料17%: 255,000円
⚫︎ 会場レイアウト備品レンタル: 100,000円
合計 1,500,000円
※ 本文中、「展覧会人場料ならびに作家作品、物品販売収益の一部を『石川県令和6年能登半島地震災害義援金』に寄付」と明記しておりますが、本クラウドファンディングの目的は第三者への直接の寄付ではなく、あくまでもプロジェクトオーナーの製品制作や事業のための費用に使用いたします。
最後に
このプロジェクトは、1回の展覧会開催にとどまりません。このクラファンや展覧会開催を通して、より多くの「僧侶アーティスト」のネットワークを広げていくことが重要になります。そして何よりも、仏教や寺院を起点にした文化が、日本独自の新しいアート表現を創造していく礎となることを大きな目的としています。
アートを通じて人々の心に触れ、仏教文化の新しい形を模索する大きな挑戦です。皆様のご支援が、この新しい試みを成功させ、さらなる展開へとつながる力となります。どうか、私たちの活動にご賛同いただき、ご支援をよろしくお願いいたします。
柿沼忍昭 作品
最新の活動報告
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【返礼品発送 お待たせしてすみません】
2025/11/12 09:55【返礼品発送お待たせしております】モンクアートグドウ展@築地本願寺プロジェクトにご支援頂き、返礼品にアーティスト作品をお選びくださいました皆様、大変お待たせしております。ただいま、展覧会記録集を同封し、順番に発送しております。大変お待たせしてすみません、もう少しだけお待ちくださいませ。また、佐々木強オーダー絵画をお選び頂いた皆さまには、お伝えした打ち合わせや制作期間があり、お渡しまで、しばらくのお時間を頂きます。順番に連絡をさせて頂き、打ち合わせなどさせて頂きたいと存じます。何卒、ご容赦頂きたく、宜しくお願い致します。モンクアートグドウ事務局・代表 佐々木強 もっと見る
【石川県能登半島地震災害義援金に寄附させて頂きましたこと、ご報告致します。】
2025/11/10 19:08【ご報告致します】 大変遅れましたが、先日、10月23日にモンクアートグドウ展@築地本願寺のお布施入場料ならびに作品の売り上げより、132,442円を令和6年石川県能登半島地震災害義援金に寄付送金をさせて頂きましたので、モンクアートグドウ展をご支援頂いた皆様に、ご報告させて頂きます。 この度、僧侶アーティスト達の作品展示によって微力ではありますが、被災地に寄付をし社会貢献することが出来ました。このこともクラウドファンディングにより皆様に、ご支援を頂き、展覧会を実現する事が出来たことと存じております。ご支援の皆様、運営のキャンプファイヤー様、 モンクアートグドウを代表しまして、心より感謝申し上げます。有難うございました。1日も早く被災地の皆様が平穏な生活に戻りますようお祈り申し上げます。 MONK ART GUDO代表 佐々木強 もっと見る
記録集完成!モンクアートグドウ展@築地本願寺
2025/11/06 08:15【記録集完成しました‼︎】モンクアートグドウ展@築地本願寺の記録集が完成しました!これから記録集希望した支援者様、アーティスト作品返礼品の支援者様に、順番に発送してゆきますので、楽しみにお待ちください‼︎ なお、佐々木強オーダー絵画希望者の方には、先に記録集をお送りします。 monk art gudo 代表 佐々木強 もっと見る







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