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【これでいいの? 日本の著作権】著作権法の問題を新刊本と新作映画で知ってほしい!

2025年夏頃、拙著『音楽を取りもどせ!コミック版 ユーザー vs JASRAC』を原作とした映画が公開されます。これを機に、日本の著作権法が抱える問題を多くの方に知ってもらい、誰もが創造性をのびのびと発揮できる環境づくりに協力していただきたいと思っています。

現在の支援総額

311,000

15%

目標金額は2,000,000円

支援者数

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【これでいいの? 日本の著作権】著作権法の問題を新刊本と新作映画で知ってほしい!

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2025年夏頃、拙著『音楽を取りもどせ!コミック版 ユーザー vs JASRAC』を原作とした映画が公開されます。これを機に、日本の著作権法が抱える問題を多くの方に知ってもらい、誰もが創造性をのびのびと発揮できる環境づくりに協力していただきたいと思っています。

はじめに 

こんにちは。

城所岩生(きどころ いわお)と申します。


NTTアメリカ上席副社長、成蹊大学法学部教授などを経て、現在は米ニューヨーク州・ワシントンDC弁護士として活動しています。


私は、日本の著作権法が経済・文化の発展をはばんでいることに30年前から着目しており、もっと自由な創作活動が許されるような、新たな著作権法の在り方を提唱してきました。


ありがたいことに、これまでに著作権に関する本を8作品出版させていただき、志を同じくする方々からたくさんの賛同を頂戴しています。


そしてこの度、なんと

拙著『音楽を取りもどせ!コミック版 ユーザー vs JASRAC』

映画『LIBERTY DANCE』として映像化されることになりました!


この本は子どもたちにもわかりやすいように、学生を主人公にしたマンガ形式に仕上げた作品です。
(コミック担当は漫画家の山口クミコさん)

映画化されることで、さらに多くの方に著作権法のことを知っていただけると、今から非常に期待しています。


また、夏頃には新たに2作の書籍も発売予定
私が長年主張してきた著作権法の問題と解決策を周知できる最高のタイミングだと考え、クラウドファンディングを立ち上げました。


映画や書籍がたくさんの方の目に留まるよう、販促活動をしていくにあたって、みなさまのお力をぜひお貸しください。

ご支援くださった方には、著作権法の今後の展望について、ざっくばらんに意見交換できる機会など、さまざまなリターンをご用意しています。


とはいえ、私のことをご存知ない方も多いでしょうから、まずは私のバックグラウンドを軽くご紹介させていただきます(^^)


私は1941年、三人兄妹の長男として生まれました。

小学生のころは、よく始業前の学校に行ってはグラウンドで野球をするなど、外で遊ぶのが大好きだったのを覚えています。 

私の人生初写真…!

 

努力が実を結ぶことを知った学生時代

 

中学からサッカーを始めて、高校でもサッカー部へ。
真面目に練習していたのですが、なにぶん弱小校で、一度も試合に勝ったことがないほど…
オウンゴールを入れてしまって他校の友達に笑われたこともありました(笑)

それでも弱いなりにいじけず練習を続けていたところ、高校最後の試合で私が決勝点を入れて見事勝利!
努力が実ったのを感じた瞬間でした。 

学ラン懐かしいなぁ


 一方、学業面では古文の成績がふるわず苦戦していましたが、「源氏物語をそらんじるまで読め!」という先生の言葉に一念発起。
夏休みの間中、必死になって源氏物語を読み込んでいました。

その甲斐あって古文の成績が上がり、目標としていた大学に合格。

一見劣勢でも、コツコツと努力していれば状況が変わることを学んだ学生時代でした。

 

 東大法学部からNTTへ

 

大学の卒業式、両親と


大学進学後は貧乏旅行にハマり、周遊券を買って全国を旅行!
学生生活を謳歌していましたが、3年生で法学部に進んでからは国家試験に向けて猛勉強の毎日に…

はじめは公務員を目指していたものの、社会のためになる仕事に就きたいと思い、当時公共企業体だったNTTに就職を決めたのです。


アメリカで弁護士になり、フェアユースに衝撃を受ける

 

アメリカ時代の写真 受付の女性とニッコリ


NTT入社後は、タイのバンコックやニューヨークなどで海外勤務を経験しました。
特にニューヨークには通算18年滞在。
日本とは異なるアメリカの自由な空気に刺激を受けていました。

 

そんな中、アメリカの情報通信企業・AT&Tが分割されたのを見て、日本でも同じことが起こると予見。
働きながら弁護士資格を取得して、弁護士として働き出しました。


この時代、著作権に関する裁判において、日本とアメリカで対照的な判決が出る事例が続出していました。
企業の顧問弁護士をするうえで著作権法の情報には敏感になっていたので、私も判例を調べていくうちに、リバース・エンジニアリングの一件に衝撃を受けました。

リバース・エンジニアリングとは、他社の製品を解析し、そこから技術を学ぶ方法のこと。

アメリカ企業はこの方法でセガと任天堂の互換機を開発、訴えられるも1992年にフェアユースが認められ、合法と判断されました。
一方で、日本で同様の技術習得の方法が認められたのは、2018年。


こうした違いが後々の経済・文化の発展に大きく影響することを予感し、著作権法とフェアユースについて強く関心を持つようになったのです。
2004年に帰国してからも著作権法を研究し続け、書籍の発表や講演を続けて今に至ります。

 

さて、「フェアユースって何だろう」と思われた方も多いのではないでしょうか?
次で日本の著作権法の問題、そして私が解決策として提唱している「フェアユース」についてご説明します。できるだけ簡潔にまとめましたので、目を通していただけると嬉しいです。

 

 


私は米国弁護士として、アメリカはもとより、各国の著作権法について研究するなかで、現在の日本の著作権法は権利者の保護にかたよっていると感じています。

細かく決められた権利制限規定に当てはまらない場合は、著作権者の許可を必ず得なければならないからです。

もちろん、著作権者の権利を守ることも大切ですが、そもそもの著作権法の目的は「文化の発展への寄与」
現行法には、文化の発展に寄与することによって、社会全体が幸福になっているのか、その観点での議論が欠けていると言わざるを得ません。


一方、アメリカをはじめとする諸外国は「フェアユース規定」を採用し、権利を守りつつより自由な著作物の利用を実現しています。

フェアユース規定とは、利用目的が公正(フェア)であれば、著作者の許可がなくても著作物を利用できる規定のことです。

フェアな利用であるかどうかは、「利用目的」「利用される著作物の市場に与える影響(市場を奪わないか)」などの4要素を総合的に見た上で判断します。

 


日本では、このフェアユースを導入していないために、ベンチャー企業の可能性の芽がつまれてきました。例えば、映画にもなった「Winny事件」では、世界的な事業になる可能性を秘めていたWinnyが、一審では著作権侵害だと判断されてしまいました。

また、著作権管理団体が音楽教室に対して使用料を求めた件も記憶に新しいかと思います。
これには坂本龍一や大政直人など、著作権者側である大物ミュージシャンも反発していました。
使用料の徴収は授業料の値上げにつながり、未来の音楽文化の発展を担う子供たちを音楽から遠ざけることになりかねません。


日本の著作権法はこのままで良いのでしょうか?
フェアユースがあれば、厳しすぎる著作権法に萎縮したり縛られたりすることがなくなり、世界を席巻した日本企業の復活も、さらなる文化の発展も夢物語ではないかもしれない。
そのような想いから、私はフェアユース導入を主張しています。




ここまでフェアユースの有用性について語ってきましたが、実際に日本でアメリカと同じような改正がすぐに実現する可能性は低いでしょう。

なぜなら、改正を審議する文化審議会著作権分科会のメンバーは半数近くが権利者団体だからです。

権利者団体とは、自分たちの権利を主張する団体。
つまり規制を緩和することに関して基本的に反対なのです。

そこで、私は「受け皿規定方式」という改正案を提案しています。
受け皿規定とは、個別規定でカバーしきれない行為も、個別規定で定められている行為と同じように扱うことです。

例えば、「裁判上の離婚」について定めた民法770条がそれにあたります。
離婚の訴えが有効になる条件には、細かな個別規定が列挙されていますが、その最後には「その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき」と記されています。
法律が想定している事態に当てはまらないものの、正当性のある訴えには、この受け皿規定が適用されるわけです。


アメリカでは、著作権法の個別権利制限規定の冒頭に、包括的な権利制限規定としてのフェアユース規定が記されています。
現行の日本の著作権法上、権利制限規定の冒頭にフェアユースを導入するのは難しいものの、個別権利制限規定の最後に受け皿規定を設ける改正であれば、十分に現実的な範囲だと言えるでしょう。

これが私の考える「日本版フェアユース」という提案です。

 

この度公開される映画『LIBERTY DANCE』は、高校生の女の子たちを主人公にした青春映画です。

〜あらすじ〜

ダンスが大好きな主人公カナは、高校の卒業公演に向けて仲間と猛特訓!
みんなにダンスを見てもらえる晴れ舞台を心待ちにしていました。

しかし、本番当日使用する楽曲の「著作権侵害」を指摘するメールが届き、公演は中止になってしまいます。
愕然とするカナでしたが、仲間たちに励まされ再び公演の開催を目指すことに…!
はたして無事に公演を開くことはできるのか?

隠されていた仲間の胸のうちを知って傷ついたり、「著作権侵害」の壁にはばまれたりしながらも、夢を叶えるために奮闘する等身大の少女たちの物語です。


監督は、世界各地で多くの映画祭受賞歴を持つ新進監督の小田憲和さん
一見難しい音楽使用に関する著作権法の問題を、魅力的なストーリーと演出で見事なエンタメ作品に昇華してくださっています。

小田監督(真ん中)と出版社みらいパブリッシングの松崎社長(右)
公開に向けて準備を進めています!


また、新刊『AI vs.日本の漫画家』(仮題)は、生成AIの登場で目まぐるしく変わっていく著作権の現状を解説した一冊。
もう一冊の新刊は映画『LIBERTY DANCE』公式プログラム・ノベライズビジュアルブック(仮)です。
(公式プログラム・ノベライズビジュアルブックの著者は監督の小田憲和さん、原案は城所岩生)


これらの作品を一気にお届けできる2025年は、私にとってかけがえのない機会。
作品を通して問題意識が拡散されていくことはもちろん、同じ志を持つ方々と新たに交流を持てたら、こんなに嬉しいことはありません。

フェアユースの導入が一朝一夕で達成できるものでないことは、長年この問題に取り組んできた私もよくわかっているつもりです。
しかし、多くの声が集まれば、いずれ未来を変えられると信じています。

著作権法について意見を交わし、団結するきっかけとして、ぜひクラウドファンディングにご参加ください!
一緒にフェアユースのある豊かな日本を目指しましょう。

 

みなさまと私が直接お会いできる機会も設けました(^^)
お気持ちに合うプランを選んでいただけたらと思います。


【本2冊 Aセット 城所の直筆サイン入り】

 

 【本2冊 Bセット 城所の直筆サイン入り】 

 

 【映画の劇場上映ご招待券+新刊本2冊をお届け!】


【ただ応援プラン】 
城所岩生を応援したい方向けのプランです


【新刊本を配布して支援】
城所岩生の本を身の回りの人に紹介して、活動を盛り上げていただく為のプランです。


【新刊本に支援者のお名前を掲載+本を送ります!】 


【映画『LIBERTY DANCE』舞台挨拶付劇場ご招待券+新刊本2冊お届け!】


【映画『LIBERTY DANCE』の映画監督、プロデューサーとお茶会+劇場上映ご招待券付き】
映画『LIBERTY DANCE』の監督 小田憲和監督
映画プロデューサーの相川満寿美
原案になった漫画『音楽を取りもどせ!』の著者 城所岩生とお茶会に参加する権利。
*ランチ代は含まれます


【映画(エンドクレジット)に支援者のお名前を記載[個人向け]】
映画『LIBERTY DANCE』の城所岩生支援枠エンドクレジットにあなたのお名前が載ります!


【生演奏とごはんを楽しむ会】(+本2冊を提供!)
音楽教育を守る会での活動にちなんで、城所岩生と上質な音楽を楽しみませんか。


【新刊本を配布して、もっと支援】
城所岩生の本を身の回りの人に紹介して、活動を盛り上げていただく為のプランです。


【書籍広告を全国紙に出稿支援】
城所岩生の書籍広告(サンヤツ記事)を全国紙に掲載して、活動を盛り上げていただけるプランです。


【全力応援プラン】
「支援金額をなるべく多く活動に使ってほしい!」という方向けのプランです。
*このリターンは【もっと全力応援プラン】(100,000円)と同じ内容です。


【ぜんぶ盛りセットA・個人向け】
個人向けの豪華なプランです。


【もっと全力応援プラン】
「支援金額をなるべく多く活動に使ってほしい!」という方向けのプランです。
*このリターンは【全力応援プラン】(50,000円)と同じ内容です。


【映画(エンドクレジット)に法人ロゴをいれる】
映画『LIBERTY DANCE』をご覧くださったお客さまにあなたの会社をPRできます。
ご指定のロゴを入れられます。


【ぜんぶ盛りセットB・法人向け】
法人向けの豪華なプランです。


【城所岩生を呼んで講演会+新刊本を提供(各10冊)】
講演会を開催できる権利です。学内・社内講演などにお使いください。


【映画(予告編)に法人ロゴをいれる】
映画『LIBERTY DANCE』の予告編をご覧くださったお客さまにあなたの会社をPRできます。
予告編なので、公開前も公開後もWEBや各劇場、映画祭などで世界中の方の目に留まる可能性があります。


【城所の活動・全身全霊で応援セット】
「支援金額をなるべく多く活動に充ててほしい!」という方向けのプランです。


 

集めた支援金は、以下に使用させていただく予定です。

 

・映画『LIBERTY DANCE』応援資金 

・新刊2冊の販促費用

・著作の電子書籍制作費用

・各リターンの費用

・CAMPFIRE手数料

  

この度自作の映画化という貴重な機会に恵まれたのも、2017年の発足以来ともに戦ってくださっている「音楽教育を守る会」の方々、そして日頃から私を応援してくださるみなさまのご支援があってのことだと深く感謝申し上げます。

この好機を逃さず、引き続きフェアユース導入に向けて活動を続けてまいりますので、一緒に盛り上げていただけたら幸いです。

応援のほど、どうぞよろしくお願いいたします!


支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 広報/宣伝費

  • 作品に関係する若手クリエーター育成費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

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