🩺 自己紹介
私はこれまで20年以上、救急医療・災害医療の現場で看護師として活動してきました。
命の現場に立ち続けてきた中で、常に感じていたのは
「医療が届きにくい場所に、安心して頼れる存在がもっと必要だ」
ということです。 これまで医療現場で働きながら、医療アクセスが限られている地域の現状を目の当たりにしてきました。
「医療が届かない人のために自分にできることは何か」
そう考え、このプロジェクトを立ち上げることを決意しました。
2025年4月からは、診療看護師(NP)資格取得のため、大学院にて2年間学びます。 診療看護師として、離島医療や医療過疎地・僻地医療の支援を強化することを目指しています。 診療看護師としての専門知識とこれまでの現場経験を活かし、少しでも多くの方が健康で安心した生活を送れるよう、地域に根ざした医療支援の実現に取り組んでまいります。
医療の“届かない”現場からの気づき
フライトナースとしては、ドクターヘリでの患者搬送に携わり、他県から患者さんの生活の場である地域へと搬送する任務にも関わってきました。
知らない土地で治療を受ける不安、家族の付き添いや支援体制の難しさを考えると、住み慣れた地域への搬送は患者さんのQOLを守るうえでも大切だと、強く実感しています。
また、災害派遣医療チーム(DMAT)としては、東日本大震災、能登半島地震など、さまざまな被災地で活動してきました。そこで目にしたのは、家族の安否を信じて待つ人、住んでいた場所を前に呆然と立ち尽くす人々の姿でした。
最近では少しずつ避難所にプライベート空間も整うようになってきましたが、かつては間仕切りすらなく、被災直後の過酷な環境で人々は不安と疲労の中にいました。

「診療看護師がいれば救えたかもしれない命」
災害時や多数傷病者が発生した現場では、どうしても重症患者への対応が優先され、限られた医師の手が一部の患者に集中せざるを得ない現実があります。
もしそこに、診療看護師(NP)がいたなら。
医師と並行してある程度の処置や初期治療を開始できる存在がいれば、救える命がもっと増えるはずだと、これまでの現場経験を通して何度も痛感してきました。
だからこそ私は、医師の負担を軽減しつつ、地域や災害現場で医療アクセスを守る“もうひとつの医療者”としての役割を担いたいと思っています。
こうした経験を通じて、「人の暮らしに寄り添える医療のかたち」「医師がすぐにいない場所でも安心して生活できる支援体制」の必要性を強く感じるようになり、
今回、診療看護師という新たな道へ挑戦することを決めました。
私は今、NPとしての学びを始める段階です。実績も、まだありません。 ですが、これまで培った経験と想いをもとに、将来必ず「支援が届きにくい地域で医療を届ける人」になると決めています。 今回のクラウドファンディングは、そのための「準備期間」への応援をお願いするものです。 教材費、通信機器のリサーチ、医療資料の作成準備、さらに将来支援を目指す地域への調査・視察など—— この準備を、2年間の学びと並行して進めていきます。
■ 診療看護師(NP)とは?
診療看護師(Nurse Practitioner:NP)は、特定行為研修や大学院等での専門教育を受け、
医師と連携しながら、問診・診察・診断・処方などの医療行為の一部を担える看護師です。
特に、医師の少ない地域や在宅医療・災害時など、**「医師だけでは支えきれない医療現場」**で、
NPは重要な役割を果たします。
日本NP教育大学院協議会
より詳しく知りたい方はこちら:https://www.jonpf.jp/
🩺 このプロジェクトで実現したいこと
私はこれまで、医療機関での実務経験に加え、フライトナースやDMATの活動を通じて、医療資源が限られた環境下での対応力や多職種との連携の重要性を学んできました。 特に、離島地域や僻地・医療過疎地を舞台にした訓練や支援活動を重ねる中で、 「医療が届きにくい場所だからこそ、地域に根ざした継続的な医療支援と看護が必要だ」 という実感が私の中に強く根づき、本プロジェクトを立ち上げる決意につながりました。

今回のクラウドファンディングで目指すこと
このプロジェクトは、診療看護師(NP)としての学びと準備を進め、
将来「医療が届きにくい地域」に持続可能な支援体制を築くことを目指すものです。
ご支援金の使い道
いただいたご支援金は、以下の費用に充てさせていただきます
• 医療従事者や住民向けの健康教育資料の作成・印刷・配布
• 診療看護師(NP)資格取得に向けた学習環境の整備
(例:専門書、オンライン教材、模擬試験費、PC更新費など)
※いただいたご支援の一部を、NP資格取得に必要な学費にあてさせていただく場合があることを、あらかじめご了承いただけますと幸いです。
※学費支援も必要な理由 2025年4月から、私は診療看護師になるために大学院へ2年間通います。 その間は休職となり、一切の収入がなくなる予定です。 月〜金は朝から夕方まで授業、土日はEラーニング。バイトができる時間は限られています。 何より「生活のために学びを削る」ことは、命を預かる医療者として避けたいのです。 正直に言えば、教材やPC、模試、通信環境など、学費以外にも多くの出費が発生します。 だからこそ、学費の一部も含めたご支援をお願いさせていただいています。
※また、将来の支援活動を見据え、医療アクセスが限られている地域に足を運び、現地の声を直接聞くための現地訪問・調査費(交通費・滞在費)にも一部充てさせていただきます。
将来的に目指す姿
今後、私は診療看護師として、医師が不足する地域において、住民に寄り添いながら“日常的に医療相談ができる存在”になることを目指しています。
離島や医療過疎地域では、体調不良があっても「どこに相談したらいいのか分からない」「移動や受診の負担が大きい」という声が多く聞かれます。
そうした課題を少しでも解消するために、私は以下のようなビジョンを描いています。
• 医師と連携しながら、現地に滞在できる「地域密着型の診療看護師」として活動
• 災害時や交通遮断時にも対応できる、柔軟な医療支援ネットワークの構築
• 若手医療者や地域住民と共に、“支え合う医療文化”を根づかせる教育活動
私は、そんな
“声にならない不安”
に寄り添える存在になりたい。
そのために今、できる限りの準備をしたいと考えています。
最後に
今回のクラウドファンディングは、こうした仕組みづくりを進めるための第一歩です。
資格取得に向けた学びはその基盤であり、最終的には
「医療の届かない地域で、持続可能な支援体制を作る」
ことがゴールです。
一人では難しいこの挑戦も、みなさんと力を合わせれば、きっと実現できると信じています

🩺 プロジェクト立ち上げの背景
私はこれまで20年以上、救急医療・災害医療など、さまざまな現場で看護師として活動してきました。 特にフライトナースやDMAT(災害派遣医療チーム)としての経験を通じ、**「医療が届かない地域には、日常的に命の危機がある」**という現実を何度も目の当たりにしてきました。 離島や僻地、医療過疎地では、医師が常駐していない・設備が整っていないなどの理由で、救急搬送が間に合わず命を落とすリスクが日常に潜んでいます。
私が目指す“つなぐ医療”
救急車の到着が数十分かかる地域も珍しくありません。 また、独居高齢者や家族の支援を受けられない方も多く、たとえ医療介入が必要であっても「入院はしたくない」と訴える方がいます。
その背景には、生活の一部となっているペットの存在があり、「入院中に世話ができない」「頼れる人がいない」といった切実な理由があるのです。 このような地域に医療を届けるには、ただ“病気を診る”のではなく、**「生活まるごとを支える視点」**が必要です。 私は「もっと地域に近い立場で、医療と生活をつなぐ橋渡しができる存在になりたい」と考えるようになりました。
たとえば「救急車が3分で到着した」としても、大切な人が倒れている3分間は、とてつもなく長く感じるものです。 その“たった数分”が命を左右する場面を、私は何度も目の当たりにしてきました。 だからこそ私は、診療看護師として、初動の一歩を担える存在になりたいと考えるようになりました。 災害時や体調不良、診療時間外の相談など—— “ちょっとした不安”にすぐ寄り添える人が地域にひとりいること。 それが、**命を守り、暮らしを支える「安心の土台」**になると信じています。
2025年4月からは診療看護師(NP)資格取得のために大学院に進学し、2年間の学びに専念します。 これまでの経験を活かし、将来は過疎地や離島に根ざした支援モデルを構築し、誰ひとり取り残さない医療の実現に挑戦したいと強く思っています。
「医療が届かない」という日常
離島や医療が届きにくい地域では、「困った」と思っても誰にも相談できない時間があります。 私はその“声にならない不安”に寄り添える存在になりたい。 そのためには、どんな支援が必要とされているのか、現地に足を運んで、直接見て、聞いて、知りたいのです。 そして私は、診療看護師としての知識と技術を確かなものにして、
医療と生活、患者さんと専門職を
つなぐ架け橋のような存在
になりたいと思っています。
診療看護師(NP)という新たな医療職
日本ではまだ馴染みの薄い「診療看護師」ですが、医療現場では非常に期待されている存在です。 近年ドラマ『トラベルナース』などでも注目され始めていますが、**NPは“移動する医師”ではなく、地域に根ざして継続支援を担う新たな医療職”**です。 私は、まだ授業も始まっていない未熟な立場かもしれません。 それでも、診療看護師という存在が全国に広まり、できることが増えれば、助けられる命、守れる暮らしも確実に増えていく——そう信じています 。
診療看護師は、「医学的視点」と「看護的視点」の両方を持ち合わせた専門職です。 病気そのものを診るだけでなく、患者さんの生活背景や地域の状況にも目を向け、予防から治療、生活支援までを一貫してつなぐ存在です。 たとえば—— 医師が不在の時間や地域で、症状の早期発見や初期対応ができる。 看護の視点から、患者さんやご家族の不安や生活上の課題にも寄り添える。 必要に応じて医師や多職種につなぎ、連携を促す橋渡し役にもなれる。 この「つなぐ力」こそが、医療アクセスが限られた地域での大きな力になると私は信じています。
🩺 現在の準備状況
2025年4月から、地域医療支援に必要な知識と実践力を深めるため、専門課程での学びを開始します。並行して、地域での支援活動に向けた情報収集や、現地の医療関係者とのつながりづくりも少しずつ始めています。また、支援者の皆さまに活動を届ける準備として、健康コラムの試作や、応援証明書・活動報告資料の作成にも取り組んでいます。
このプロジェクトを通して、地域に必要とされる医療の形を、皆さまと一緒に形にしていきたいと考えています。
🩺 リターンについて
🚁 リターンについて
本プロジェクトでは、ご支援いただいた皆さまに感謝の気持ちを込めて、さまざまなリターンをご用意しています。
・1,000円〜3,000円:活動報告や感謝のメッセージをお届けする
《気軽に応援!はじめの一歩プラン》《応援ありがとうプラン》
・5,000円:活動報告や応援証明書をお送りする
《つながる応援プラン》
・10,000円:地域医療の取り組みに加えて、あなたの暮らしに役立つ情報をお届けする
《健康と医療を学べるプラン》
・30,000円:生活や健康のお悩みに寄り添う
《あなたのための健康サポートプラン》もご用意
詳しいリターン内容は、ページ下部の「リターン一覧」よりご確認ください。
皆さまの応援が、医療が届きにくい地域を支える力になります。
⚠️医療行為ではありません 。効果には個人差があることをご理解ください
⚠️リターンに関しては診療看護師資格を取得後、数年以内にスタートする予定です。
⚠️このリターンの有効期限は【2030年3月末日】までです。有効期限を過ぎた場合、サービスの提供ができない可能性がありますので、ご了承ください。
⚠️発送完了予定月までに、メールにてサービス内容や日程調整方法などの詳細をご案内いたします。支援者様とご相談の上、オンライン面談や資料の送付日などを決定いたします。
診療看護師としての視点から、支援者様のご相談にお答えする健康対応型リターンです。内容は支援者様の生活状況に応じて、個別にカスタマイズしたPDFをお届けいたします。(例:災害時の備え、持病のある方の対応、ペットとの避難など)
⚠️このリターンの有効期限は【2030年3月末日】までです。※発送完了予定月までに、メールにて内容確認とスケジュール調整のご連絡を差し上げます。
⚠️リターンの発送・実施は2025年6月末までに完了予定です。支援者様には、リターンの詳細内容や日程について、別途メールにてご連絡いたします。 本プロジェクトでは、2025年4月より診療看護師(NP)資格取得に向けた大学院での学びを開始し、2027年の修了を予定しています。 その後、地域医療の現場で実践を重ねながら、支援ニーズや地域特性の把握、連携体制の整備等を行っていくため、リターンの有効期限を2030年3月末までと設定させていただいております。
• 有効期限:2030年3月末まで ※長期スパンでの活動を見据えての設定となります。万が一、2030年3月末以前に本プロジェクトの継続が困難になった場合でも、リターン未実施分の返金はできかねますことを、あらかじめご了承ください。
⚠️本プロジェクトでは、2025年4月から診療看護師(NP)資格取得に向けた大学院での学びを開始し、2027年3月の修了をもって、支援金を活用した準備(教材・学習環境整備・通信機器等)の全てを完了する予定です。 よって、本プロジェクトの実施完了日は【2027年3月末】といたします。
本プロジェクトでは、2025年4月から私自身(看護師)が、診療看護師(NP)資格取得に向けて大学院に進学し、地域医療支援に必要な知識・経験・準備を積んでいきます。 ご支援いただいた資金は、2025年4月~2027年3月までの期間に、私が主体となって以下のように活用いたします。
• 医療従事者・住民向け健康教育資料の作成・配布(災害・生活習慣病など)
•資格取得に必要な学習環境整備(教材購入、模擬試験費、PC更新など)
※上記には一部学費も含まれます。これらを、2027年3月末までに私自身が責任をもって実施・完了する予定です。
【健康教育資料の配布について】
作成した健康教育資料は、今後支援を予定している離島や医療過疎地域の住民の方々に向けて配布を検討しています。 現時点では配布先は未定ですが、以下のような形で配布を進める予定です
• 対象:医療アクセスが限られた地域に暮らす住民、高齢者、子育て世帯など • 募集方法・配布数:SNSや連携機関を通じた呼びかけにより、先着順または抽選で配布(配布部数には限りあり)
• 配布先の決定方法:地域でのつながりや医療機関・福祉団体などからの要望をもとに、配布先を随時決定予定

🩺 スケジュール
現在の状況
現在は2025年4月からの診療看護師課程への進学に向け、入学準備および医療過疎地に関する情報収集を進めています。これまでの災害・離島医療の現場経験を生かし、地域のニーズを把握したうえで、今後の活動ビジョンを具体化している段階です。
診療看護師資格取得後は、地域医療への貢献を目指していますが、現時点では就職予定の医療機関や具体的な活動先との調整がこれからとなります。
大学院での2年間の取り組み(2025〜2027年)
• どのような地域が診療看護師を必要としているか
• どんな施設(訪問看護ステーション、地域医療機関など)でNPがどのように活躍しているか
を明らかにしていきたいと考えています。
また、すでに地域で活躍している診療看護師(NP)との情報交換や現場視察を通じて、自分にできる役割を具体的に模索していく予定です。
活動の方向性はまだ「希望」の段階ではありますが、これまでの救急・災害・周産期医療の経験を活かし、“医師が不在の地域でも安心して暮らせる体制”の一端を担えるような支援活動を行いたいという想いは、揺るぎません。
本プロジェクトは、資格取得後すぐに何かを始めるというよりも、将来的な地域医療支援のために、今できる準備と学びを着実に進めるための基盤づくりです。
支援金は、学びと調査を通じた「医療支援体制構築の準備」に使わせていただきます。
重点的に目を向けたい地域
たとえば、三重県南部をはじめとする医療過疎地では、医師不足や通院困難、緊急時の医療対応の遅れといった課題が続いています。
今後2年間の学びを通じて、たとえば三重県南部のような医療資源が限られた地域に目を向け、
「どのような施設・地域が診療看護師を必要としているのか」を把握し、こうした地域に対し将来的には診療看護師として、医療アクセスを支える存在になれたらと考えています。ていきたいと思っています。
将来に向けての姿勢
さらに、地域医療の現場を知るため各地の医師や看護職、訪問看護ステーションのスタッフなど現場で活動している方々からの情報収集も行うとともに、地域住民の声に耳を傾けたいと考えています。
「この地域ではこういう医療が足りていない」
「こんな診療看護師がいてくれたら助かる」
「診療看護師として、現場にどう貢献できるか」
というような、生の声を聞くことで、地域ごとのニーズに合った支援の形を模索していきたいと思っています。
こうした活動を通じて、地域とつながりながら、信頼関係を築いたうえで将来の活動を形にしていきたいと考えています。
• 2025年4月 支援活動の準備・専門的学びスタート
• 2027年3月 学び終了
・2028年3月 リターン準備・リターン順次送付開始
※スケジュールは目安であり、状況により前後する可能性があります

🩺 最後に
このプロジェクトは、私自身の地域だけでなく、日本全国で医療に困っている方々の力にもなりたいという思いから始まりました。
地域に根ざした小さな一歩ではありますが、全国の皆さまとつながることで、支援の輪が広がっていくことを願っています。
一緒に、
「医療が届かない」
をなくす仕組みを育てていきませんか?
今後は、地域に根ざした活動を軸にしながらも、全国の医療アクセスに課題を抱える方々ともつながり、支援や学びを広げていけるような仕組みづくりを目指して-います。
このプロジェクトが、そうした支え合いのスタートになることを願っています。








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