2025年3月28日に発生したミャンマー地震から1か月。空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”は約2週間被災地に滞在し、医師や看護師を含むチームが現地で臨時診療所を運営するなどの支援を行いました。今後も提携団体を通じた支援を実施していく予定です。2025年3月28日 ― 地震発生・情報収集2025年3月28日午後3時20分頃(現地時間)、ミャンマー中部のマンダレー付近を震源とする大規模な地震が発生。空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”は地震発生直後から情報収集を開始、緊急支援を決定。2025年3月31日 ― 医師・看護師も含めた緊急支援チームの派遣を決定日本から医師・看護師・調整員を含めた緊急支援チームの派遣を決定。31日夜の便で隣国タイに向けて出発。2025年4月3日 ― ピースウィンズ日本人スタッフがヤンゴンに入り活動空飛ぶ捜索医療団の運営団体であるピースウィンズの現地スタッフが先にミャンマー・ヤンゴンに入り、物資調達の調整など活動を開始。同時に日本からの緊急支援チームは、ミャンマーへの入国および被災地での活動許可を得るために、さまざまな調査・交渉を進めてきました。2025年4月4日 ― 空飛ぶ捜索医療団ミャンマーに入国、被災地に向けて移動入国が認められず、現地での支援活動を断念せざるを得ない可能性もありましたが、あきらめずにあらゆる可能性を探りながら関係各所と話し合いを続け粘り強い交渉を実施。その結果、4月3日夜に正規の手続きを経て入国と支援活動の許可を取得。4月4日朝の便でミャンマーに入国しました。(詳細はこちらから)2025年4月5日 ― 気温40℃を超える被災地マンダレーに到着4月4日にミャンマーに入国後、ヤンゴンからタウングーまで移動。5日朝にはタウングーから首都ネピドーまで車を走らせ、被災地でのニーズの高い水をはじめ、ソーラーランタン、ウォータータンク、マスク、消毒剤、医療用手袋などこれからの支援に必要な物資を調達し、280km先の被災地、マンダレーに向かいました。(詳細はこちらから)2025年4月5日~16日 ― 震源に近いザガインで臨時診療所を本格始動現地の医療関係者と話し合いと調整を行った結果、空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”による臨時診療所を開設することが決定。16日までの約10日間、現地で医療支援を実施しました。▶被災者の手を握り、共に涙を流す。“心を通わせる”臨時診療所をザガインで開設▶増え続ける避難所の被災者。「何も見えない」将来へ募る不安▶“笑顔を届ける”診療所。空飛ぶ捜索医療団のささやかな想いを込めて2025年4月17日 ― 約2週間の活動を経て日本へ帰国ザガインで開設した診療所をTMATに引き継ぎ、約2週間の活動を経て医療支援チームは日本へ帰国しました。2025年4月28日 ― 発災から1か月、活動報告記者会見を実施現地で医療支援を行った空飛ぶ捜索医療団プロジェク・リーダーの稲葉が「ミャンマー地震 活動報告記者会見」に登壇し、現地での支援活動について報告しました。今後も物資やシェルターなどの中長期支援を行い被災地に寄り添っていくために活動を続けていきます。





