⬛︎プロジェクトの実行者について
私たち(株)アライホームは、石川県の小さな工務店です。県内の学校や公民館、子供会と連携し、15年ほど前から毎年木工教室をボランティアで開催し、地域のコミュニティと共に新しい未来を描くために活動しています。

まだ傷の癒えない能登半島地震。発生直後には必要な被災者の方への軽トラの無料レンタルのクラウドファンディングをキャンプファイヤーさんで行わせて頂き、多くのご支援や励ましのメッセージを頂戴致しました。その節は誠にありがとうございます!

⬛︎このプロジェクトで実現したいこと
このプロジェクトの最終目的は、石川県内の子供達の建築スキルの向上に貢献する事です。
震災から1年が過ぎ学んだ事。様々な辛いことに手を取り合い、遠方からの多くの助けに感謝しながらも、前向きに石川県内で住み続ける。
「助けてください」
「忘れないで下さい」
勿論、心の中では色んな気持ちがありますが、ポジティブな空気作りと明るい発信力を大切にして行きたいと強く感じました。

能登半島地震を通して、生まれ育った地域をこれからどう若者達が自分達の力でリードしていくか。1年間の体験をもとに、考えを深めました。
⬛︎プロジェクト立ち上げの背景
災害復旧のとある日、1人のおばあちゃんとの出会いが今も大きく心に刻まれています。

奥能登にある倒壊寸前の家屋の修復現場。とある昼休みに私はカップラーメンを食べていました。近所では活気溢れる地域の人達が行き交います。
そこで近所に住むおばあちゃんと何度か話すうちに仲良くなり、現場の廃材で造りかけていた花瓶を見せてあげました。

おばあちゃんの家も傾いているそうでしたが、県外の親戚から移住を招き勧められている事を聞きました。
私は、「それだったら、県外のご親戚にお世話になった方がいい」と話しましたが、おばあちゃんは
「それでも、能登を離れられんげん私は」
とにこやかに話されていました。翌週に完成した花瓶をおばあちゃんに届けようと奥能登に向かいます。
しかし………
その間におばあちゃんは帰らぬ人となっておられた事を近隣の方から知らされました。

ショックの大きい帰り道……
花瓶の表面のコンクリートはすこしヒビ割れを起こしていました。
廃材で枠をつくり、ガレキを能登の自然と一緒に閉じ込めた一輪挿し。
断面が美しく出来たので、おばあちゃんも喜んでくれるかと、少し嬉しかったのですが…。

……石川県、能登の地面は地震により数多く割れました。しかし、おばあちゃんの言うように、私もこの地に生まれ、家庭を持ち、住み続けていくのです。
花瓶のコンクリートのヒビ割れには、レジンを流し込み補修しました。私は強く思います。
『地面が割れても、それでも能登で生きていく。この石川の地の上に立ち続ける事を、1人でも多くの子供達に伝えたい。私達は元気だよと、伝える手段と時代に負けない発信力を共有したい。』
おばあちゃんに渡せなかった、この一輪挿し。
これを「地域に根ざす私達を、象徴できるような形ある物」に子供達と共に育てたい。
この石川県の一輪挿し『いしりん』は、
災害復旧の昼休みに生まれ、
能登の子供たちが命を吹き込む。
木工教室を通して日本中の皆さんへ届くように、
天国のおばあちゃんにも伝えたい、
能登は私たちが守るよと。

⬛︎これまでの活動と準備状況
これまでに、花瓶作りを進めてきました。当初は廃材・端材のみで作りましたが、クオリティを高める毎に部材の一部の当社の自費負担が大きくなり、この度クラウドファンディングでの呼びかけをさせて頂きます。

今後も、能登の未来に繋がる木工教室の開催に向けて、活動を続けていきます。地域の方々と共に成長し、より良い未来を創造する準備が整っています。
⬛︎リターンについて
石川県の一輪挿し。名付けて「いしりん」
1つ1つが様々な断面美を放つ一輪挿しを、メインのリターンとして各種お選び頂けます。
また、【スペシャルお礼状】として感謝のお手紙クラファン後に開催する石川キッズの木工教室レポート(いしりんの作り方DIY説明書つき)もご支援者様お1人につき1枚をリターンに送付させて頂きます。
沢山のご支援、お待ちしてます。
石川キッズの1人でも多くの建築スキルアップと
「この地で頑張っていくよ」という発信力を持ったこのプロジェクトを応援頂けたら幸いです。



⬛︎スケジュール
6月 クラウドファンディング終了
7月 木工教室(リターンいしりん制作開始)
10月 リターン発送
⬛︎最後に
目標金額を多く超えるほど、なお1人でも多くの子供たちと木工教室の時間を共有する事ができます。皆様の温かいご支援を心よりお待ちしております。
このプロジェクトは、能登半島の復興を支える大切な一歩です。皆様のご支援が、地域の未来を築く力となります。











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