プロジェクトの実行者について
私たちは、トロンボーンの始祖「サクバット」を中心に据えたヴェネツィアンスタイルの古楽合奏団「コンチェルト・ペデモンターノ」です。主に16-17世紀、ヴェネツィアで華開いた音楽を、当時の演奏スタイルを大切にしながら、当時の楽器により具現化する活動を展開しています。山梨大学教授であるサクバット奏者大内邦靖を主宰として、富士山麓にゆかりのあるプロの音楽家たちで構成され、本場ヨーロッパの演奏と肩を並べるクオリティを実現することに情熱を注いでいます。5年以上の準備期間を経て、2022年に本格的な演奏活動を開始。これまでに多くのコンサートを成功させてきました。
このプロジェクトで実現したいこと
このプロジェクトを通じて、11月に東京、静岡、山梨で開催される演奏会を成功させることのみならず、世界を見据えた更なる活動の継続や進展を目指しています。ヴェネツィアンスタイルの古楽の魅力は、サクバット、ツィンク(コルネット)、ヴァイオリン、オルガンなどの楽器による絢爛豪華なサウンドにあります。16世紀、人の声による音楽が主流だったこの時代に、楽器と声が融合したスケールの大きい音楽は、ヨーロッパ中から注目され、バロック時代の扉を開くきっかけとなりました。この音楽を学ぼうと多くの留学生がヴェネツィアに集まりました。日本ではまだまだこの音楽に接し、魅力を感じていただける機会は希少です。この音楽を高いクオリティで皆様にお届けすることが私たちの願いです。
プロジェクト立ち上げの背景
このプロジェクトは、世界に通用するクオリティの演奏を実現し、ヴェネツィア古楽の魅力をより多くの人々に届けたいという想いから始まりました。私たちはこれまでにも多くの演奏会を開催してきましたが、活動を継続し、さらなる高みを目指すためには、皆様の支援が必要です。16世紀、ヴェネツィアは貿易の拠点としてとても豊かな国でした。その環境で実現されていた音楽を現代に再現するのは、特に経済的に至難の業です。たくさんの古楽器と奏者・・演奏に不可欠なポジティブオルガンを手配し、運搬・調律するだけでも大きなコストがかかります。京都、群馬など全国から一流の古楽奏者を集結して1日のリハーサルする会場費や交通費だけでも20万円もの資金が必要です。活動を重ねるごとに確実に演奏の質は向上していますが、現状では活動を継続していくことに困難を抱えています。私たちの音楽に共感し、魅力や価値を感じていただける皆様から、応援をいただいて、更に上質な演奏を実現する活動を続けていきたいと考えているのです。



これまでの活動と準備状況
これまでに私たちは、年1回の演奏ツアーとルネサンス・バロック演奏の本来の魅力を伝える啓蒙活動であるワークショップを開催してきました。
・2022年10月「音楽と科学を楽しむ会」(ベルフォーレ長泉)
・2023年11月「王様が愛した音楽」(清水マリナート/藤枝市民会館/YCC県民文化ホール)
・2024年2月ワークショップ「モダン・トロンボーンで学ぶルネサンス・バロック音楽演奏法」(富士ロゼシアター)
・2024年5月「霊南坂教会チャペルコンサート」(霊南坂教会)
・2024年10月, 11月「ヴェネツィアの古くて新しい風」(三島市民会館/霊南坂教会)
・2025年2月 ワークショップ「管楽器奏者のためのルネサンス音楽演奏法」(山梨大学大村記念館ホール)
各メンバーは個々に専門的な訓練を重ね、古楽器の演奏技術を日々磨き、その進化は加速的です。また、今年度は以下の演奏会に向けて、皆様にご満足いただける体験をお届けするため、細部にわたって入念なリハーサルを重ねています。この演奏は日本音楽表現学会からその学術的価値を認められ、助成を受けて実施されます。
Concerto Pedemontano presents 「ガブリエーリの真実」(第2回 日本音楽表現学会 助成コンサート)
中高生のアンサンブルコンテストなどでも取り上げられるG.ガブリエーリ・・モダン楽器での演奏は兎角ファンファーレ的になりがちですが、当時の楽器による本来の姿や魅力はどんなものだったのでしょうか?石造りの教会を舞台として響いていた音楽は、壮麗でありながら素朴な美しさを持ち合わせ、華麗な演奏技術もこれ見よがしではなく流れる風のように吹き渡っていったのではないかと考えています。きっと実際の音に触れて、心にストンと落ちる納得を感じていただけるのではないかと思っています。加えて、後半のステージでは、一般的にルネサンスの保守的な作風と思われている彼の意外な姿を演奏を通して描き出します。
2025年11月7日 19時開演 霊南坂教会(東京)
2025年11月8日 17時開演 清水テルサ(静岡市)
2025年11月9日 14時開演 YCC県民文化ホール(甲府市)
<入場券の購入については、以下のフライヤーの情報をご参照ください。リターン①は入場券をお持ちの方のみの特典となります。>
リターンについて
1口2,000円のご支援をいただいた方には、感謝の気持ちとして、以下の特典をご用意しております。
①2025年公演(11/7霊南坂教会 11/8清水テルサ 11/9YCC県民文化ホール)において、1口(2,000円)につき1席、クラウドファンディング特別席(客席中央の音響環境の良い指定席)をご用意いたします。(入場券はこのクラウドファンディングとは別にご購入いただく必要があります。このクラウドファンディング特典だけでは演奏会にご入場出来ません。入場券をお持ちの公演に限り、お席の指定が可能です。入場券は全自由席で、特別席の確保は、事前(11/6、13時まで)にクラウドファンディングにご協力いただいた方のみの特典です。2席以上の特別席の確保には「リターン一覧」より同じ口数のご支援の選択をお願いします。複数の席をご希望の場合、隣席をご用意いたします。)
②2024年公演「ヴェネツィアの古くて新しい風」(11月8日 霊南坂教会)全曲演奏映像の閲覧権利を提供いたします。(YouTube限定公開URLをご案内します。一部、一般公開の映像を含みます。)同じ口数の方と共有していただけます。
③2025年11月公演のアーカイブ映像の閲覧権限の提供(11月の3公演で収録した映像から、コンサート全体をお楽しみいただけるように編集した映像をYouTube限定公開し、URLをメールでお知らせします。2026年1月ごろのお知らせ)
スケジュール
8月20日 クラウドファンディング開始 ご支援受付後暫時、①特別席のご確認と②限定公開映像のご案内
11月6日13時 クラウドファンディング、特典確保の終了
11月7日 19時開演 東京公演(霊南坂教会)
11月8日 17時開演 清水テルサ
11年9月 14時開演 YCC県民文化ホール
最後に
私たち「コンチェルト・ペデモンターノ」の活動を応援していただけることは、大変嬉しく、心強いです。「継続は力なり」ということわざの通り、私たちが日本のみならず、世界のフロンティアに向けて発信していくためには安定した活動継続こそが重要です。プロフェッショナルの集団としてこれを実現するためには経済的な安定が最も困難な課題です。皆様に極上の音楽をお届けし、お楽しみいただくことを私たちは最上位の目標としています。応援どうぞよろしくお願い申し上げます。
最新の活動報告
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演奏会ツアー終了!
2025/11/10 19:19お陰様をもちまして、今年のコンチェルト・ペデモンターノの3公演、全て終了いたしました!クラウドファンディングでも目標額を遥かに上回る138,000円のご支援をいただくことが出来ました。温かい応援のお気持ちを受け止めました。本当にありがとうございました。どの公演もお客様から温かく、大きく、長ーーい拍手をいただき、私たちと共にヴェネツィアの音楽の美しさを楽しんでいただけたんだなと感じました。クラウドファンディングのリターンの一つである今年の公演の映像は、1月ごろ配信予定です。どうぞ楽しみにお待ちください。会場にお越しいただけましたお客様にも、心より感謝申し上げます。演奏会の感想や雰囲気などをSNSで発信していただけると、次の私たちの活動のエネルギーとなります。どうかご協力をお願いいたします。演奏会全体の映像はご支援者様のみの特典ですが、映像の一部を一般公開していく予定です。こちらも楽しみにしていてください。ありがとうございました。大内邦靖 もっと見るまもなく支援期間終了!
2025/11/05 15:26このクラウドファンディングも遂にあと1日となりました。多くの皆様からご支援、応援いただいて目標額を達成することが出来ました。本当にありがとうございました。残り少ない時間となりましたが、11/7-9の演奏会での音響の良い席のご提供や演奏会にはいらっしゃることが叶わないが映像で鑑賞したいという方は、このリターンを是非ご活用ください。全曲アーカイブの公開はこのクラウドファンディング支援者の方々限定のリターンとなります。最後のご支援よろしくお願いいたします!コンチェルト・ペデモンターノ主宰 大内邦靖 もっと見る
プログラムノート先行公開!
2025/10/29 20:2411/7(金)霊南坂教会、11/8(土)清水テルサ、11/9(日)YCC県民文化ホール で開催する演奏会のプログラムノート(曲目解説)を先行公開しました。会場でお客様に精錬されたサウンドを浴びていただくことも私たちの使命として大切にしていますが、同時にガブリエーリという音楽家の生涯と作品をストーリーとして感じていただくことも重要視しています。1編の小説を読むかのように、映画を観るかのように楽しんでいただけたらこんなに嬉しいことはありません。是非、会場に足をお運びいただきたくお願いいたします。 もっと見る







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