【自己紹介】
ページをご覧いただきありがとうございます。私たちは第29回全国中途失聴者・難聴者福祉大会in函館・北海道実行委員会です。大会テーマに「五稜星の街・北の大地で共生社会の架け橋をつなげよう」を掲げ、準備を進めております。本大会の運営資金に充てさせていただきたく、クラウドファンディングに挑戦します!ご支援とご協力をお願いいたします。
【はじめに】
昨年9月に開催を正式に受諾して以来、令和7年11月1日~2日の大会開催に向けて奔走しておりますが、エネルギーや原材料を含めた物価高騰の影響で、企業等からの協賛金が集まりにくい状況となっております。加えて、大会準備や当日の借用備品等にかかる各種経費もあり、運営費では例年の大会に比べて、苦境におかれています。
新型コロナウイルス感染症が5類になり、マスク着用は多くの場面で個人の任意となっておりますが、未だ多くの方が着用継続しており、口元や表情などからも音声情報を補完する聞こえない・聞こえにくい方(以下、中途失聴者・難聴者と記載します)にとって、コミュニケーション上の困難さは残ったままです。リモートでのやりとりも、人によっては出来ない(難しい)方も多くおります。このような現在だからこそ、中途失聴者・難聴者の現状と課題に関わる学びと、対面での相互親睦の機会を絶やしてはならないと強く考えております。
そこで今回、全国中途失聴者・難聴者福祉大会を継続開催するために、クラウドファンディングのプロジェクトを立ち上げました。本大会が、聞こえない・聞こえにくいことにより日常生活でコミュニケーション上の困難を抱える中途失聴者・難聴者が笑顔の多い日々を過ごせるための一歩となることを。また、このプロジェクトをきっかけに、多くの方に中途失聴者・難聴者の現状と課題を知っていただき、理解が深まることを願い、準備を進めております。皆様のご支援とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

【大会実行委員会について】
全国中途失聴者・難聴者福祉大会は、毎年、全国各地の中途失聴者・難聴者の協会が持ち回りで実行委員会を結成して準備・運営しております。北海道では「全国難聴者研究会」の名称で昭和54年に札幌市で開催されて以来の全国大会で、現在の名称になってからは初の開催であり、函館市での全国大会開催も初めてとなります。
実行委員会は、当事者団体の函館中途失聴者・難聴者協会の他、支援者団体の「要約筆記サークル・あさがお」、「パソコン要約筆記サークル・つばさ」、「全国要約筆記問題研究会北海道ブロック道南支部」で構成されており、それぞれ役割を分担し務めています。
各構成団体は、中途失聴者・難聴者の社会参加促進とコミュニケーション保障を図る事業や、要約筆記事業の推進、中途失聴者・難聴者への情報提供、地域住民に向けた啓発広報などを担っております。
中心となる函館中途失聴者・難聴者協会は、地方都市のため少ない会員数ですが、毎月1度の例会行事や、一般参加も可能な講演会等も開催しております。いずれも聞こえない・聞こえにくくても情報共有できるよう、要約筆記によるスクリーンでの文字情報表出や補聴援助システム(補聴器や人工内耳の音を聞きやすくするもの)を用意しています。
【全国中途失聴者・難聴者福祉大会の沿革と概要】
全国中途失聴者・難聴者福祉大会のはじまりは、昭和53年に名古屋市で開催された「第1回全国難聴者研究大会」でした。昭和45年に「心身障害者対策基本法」が施行されて以来、要約筆記者や手話通訳の派遣など、中途失聴者・難聴者の情報保障のための事業が各地で少しずつ始まってきました。こうした取り組みを各地に少しでも早く展開させていくための情報共有や、当事者の思いを話し合う機会、研修ニーズの高まりなどの背景があり、全国の中途失聴者・難聴者や支援者が集う、全国大会が定期開催されるようになったのです。
その後、「全国中途失聴者・難聴者福祉大会」と改名し、昨年の令和6年、広島県において開催された第28回大会は、通算38回目の福祉大会でした。
広島大会では4つの分科会が企画されました。
①「難聴とフレイル:豊かなコミュニケーション環境をめざそう プラス『国際部ネパール支援総括報告』」
②「コロナ禍で何が変わったか~要約筆記利用好事例~」
③「制定50周年!耳マークの過去・現在・未来~『耳マーク』は共生社会の【推しマーク】~」
④「平和について学ぼう~広島の被爆体験と平和のメッセージ」
この他、懇親会や講演会が行われ、2日間で約430人の参加者が集いました。
今年の函館・北海道大会では300名の参加を目標としています。分科会は
「中途失聴者・難聴者にとっての手話学習」
「中途失聴者・難聴者の体験談に関するシンポジウム」
「補聴援助の未来に関する内容」
「ニュー・スポーツ モルックでの交流」と、幅広いトピックの内容を企画しております。
<第28回全国中途失聴者・難聴者福祉大会inひろしま(全体会)>
大会では、各地域や専門部が特集した先駆的な事例を学べること、体験談や意見を交換しながら、中途失聴者・難聴者の社会生活上の悩みや困りごとを話し合えることなど、各地の当事者と関係者が一堂に会し、事例を共有しながら親睦と交流を深め合えます。参加をきっかけに視野が広がり、地域課題の解決につながったり、当事者が前向きに社会生活を送っていけるようになることもあります。私達にとって年に一度の大会は、勇気をもらえる場であり、活動へのバイタリティを養う貴重な機会となっております。
一昨年の秋田大会は東北での開催だったため、函館協会からも複数名の初参加がありました。普段、多くの聞こえている方々の中での生活で「音声情報を聞きとること、視覚で補完すること」に集中し、周囲の方に聞こえない・聞こえにくいことを説明するプレッシャーの中にいますが、福祉大会の場では、同じ聞こえの障害のある人や、理解のある支援者がほとんどなので、気兼ねすることも少なく、互いのコミュニケーション補助手段を尊重したうえで会話ができます。社会的障壁を感じることが少ないイベントと言えます。各地域で活躍されている方も多く、会話していく中で自分の考え方の変化や、気づきを得ることも多くあります。
支援者にとっても、各地の中途失聴者・難聴者との交流や、活躍している同士を知ることが励みにもなります。また、大会では展示コーナーもあり、最新の支援機器やバリアフリー環境を体験することもできます。

<第27回全国中途失聴者・難聴者福祉大会in美の国あきた(トークイベント)>

<第27回全国中途失聴者・難聴者福祉大会in美の国あきた(第1分科会)>
【解決したい社会課題】
聴覚障害は「目に見えない障害」といわれ、外見からは障害の状態や困り事が分かりにくく、誤解されたり、孤立したり、不利な立場に置かれることもあります。外見で分かりにくい障害ゆえに、周囲に同じような状態にある方(同障者)を見つけにくく、心理的な面で必要な支援を依頼しづらかったり、一人悩んでいることも少なくありません。
また新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着いた現在でも、外出時や風邪症状がある時などのマスク着用は、日常生活にかなり浸透しております。店舗レジや窓口など様々な場所で、飛沫防止のためのビニールシート・アクリル板などは未だ使われているところもあります。これらの行動や環境は、感染症対策として大事なことである反面、難聴者や中途失聴者が対面でコミュニケーションを行う上では、大きな壁になっています。
現在は新型コロナウイルスの感染対策の規制が大幅に緩和されましたが、この経験を糧にして、一人ひとりが自分だけでなく、他の人の「障害による不便さ・不自由さ」にも目を向け、それを解消する方法を考えて行動に移していけば、障害の有無・年齢などに関わらず、誰もが暮らしやすい社会、共生社会が実現するものと思います。そして、より良いコミュニケーション環境が次の時代にも生み出され、受け継がれていくとともに、同じ障害を持つ仲間や支援者と親睦を深めることで元気をもらい合い、絆を深めていくことができるものと思います。
また、音声情報取得の支援技術の進展や普及、要約筆記などコミュニケーション支援を担う方の育成と、支援手段を、継続して広く周知啓発していくことも必要です。
【このプロジェクトで実現したいこと】
本大会は、「五稜星の街・北の大地から共生社会の架け橋をつなげよう」を大会テーマにして、それぞれの課題に沿って研究・討論を行ったり、交流を深めます。
そして誰もが暮らしやすい社会の実現に向けて積極的に知見を広め、中途失聴者・難聴者の更なる自立と社会参加を促進し、社会福祉が向上することを目標としています。
聞こえない・聞こえにくいことで生じる日常生活や就労面での困難さなどは、広く知られておらず、当事者も同じような状況に置かれている方が周囲に見つけられないことが多いため、どのように対応したら良いかわからない方も多くおります。そのような方々にも伝わるよう、今大会をPRして、繋がりを持ち、共に進んで行くきっかけにしたいと考えております。
また、函館・北海道地域の方々で、いろんな事情により遠方での大会に参加出来ない方には、地元開催の大会に参加し、大会の雰囲気を知ってもらいたい。難聴者・中途失聴者の皆さんには、大会を通じて繋がりを持ち、居場所を増やして地域で活躍していただければと思います。
【資金の使い途】
みなさまからいただいたご支援は、全国大会を開催するための運営資金(会場費・備品費など)に充てさせていただきます。
■ 目標金額:150万円 (運営資金総額 510万円)
●会場費:60万円
●備品費:30万円
●人件費:20万円
●運搬費:10万円
●郵送費:20万円
●手数料:10万円
クラウドファンディングでのご支援をお願いするとともに、歴史ある「中途失聴者・難聴者福祉大会」の意義を知っていただくことや、幅広い世代に難聴者・中途失聴者にも関心を持っていただくきっかけになっていけばと強く考えております。
【リターンについて】
以下のとおり設定しております。
・応援コース:3,000円
函館市中央図書館と市立函館博物館に所蔵されている
函館の古地図、古写真、錦絵などを複製した「ポストカード」1枚
・応援コース:5,000円
北海道銘菓「餅菓子詰合せセット」
・応援コース:10,000円
北海道銘菓「ひとくち餅菓子詰合せセット」
・北海道森町育ち「ひこま豚」セットBコース:15,000円
・北海道森町育ち「ひこま豚」セットAコース:20,000円
【スケジュール】
8月31日 クラウドファンディング終了
9月下旬までに リターン発送
【 最後に 】
大会開催と安定運営のためのご支援とご協力をお願いするとともに、全国から集まった仲間たちには、函館含め北海道の魅力を知ってもらい「参加して良かった」と思ってもらいたいと考えています。大会に参加した方が、大会で得た知見を各地域で還元してもらるような、各地域に戻って明日からまた頑張れるような、繋がりと勇気を得られる大会にするべく、実行委員会一同もがんばっていきます!
【実行委員長より】
函館中途失聴者・難聴者協会所属の吉田次寿です。次寿と書いて「ひでとし」と読みます。
今まで一度も名前の通りに読んでもらえたことはないので自己紹介代わりとしました。!(^^)!
この大会は、全国の中途失聴者や難聴者、ご家族や友人、支援者、一般の方々が参加して、聴覚障害のさまざまな問題を提示し、解決へ向けて情報を共有し討論する場であります。北海道では2回目、函館では初めての開催となります。
函館中途失聴者・難聴者協会が初めて担当する全国大会、しかも大規模な大会という事もあり、開催の準備に向けて当会会員はじめ協力団体、全国の仲間達からの助言をいただきながら進めています。
「元気があればなんでも出来る!」をモットーに準備に奔走しています。みなさまからのあたたかいご支援をお願いするとともに、11月に開催する全国大会では陽光が透き通るような透明感あふれる季節の函館の地のように、さわやかな笑顔でみなさまをお迎えしたいと思います。お待ちしております!どうぞよろしくお願いいたします。
最新の活動報告
もっと見る目標の50%突破!ご支援ありがとうございます!
2025/08/29 15:59プロジェクトご支援募集の期限まで残り2日となったところで、目標設定額の50%を突破しました!皆さんのご支援、周知ご協力に大感謝です!!応援のコメントもありがとうございます!大変心強いです。引き続きよろしくお願いいたします! もっと見る「大会サイト」更新(参加案内)
2025/08/21 21:11大会が加盟協会会員以外でも参加できることを、サイトのTOPページに掲載しました!<以下>ご参加を検討中の皆様へ。聞こえない、聞こえにくい方及びご家族、友人知人支援者など大会内容に興味のある方は、どなたでもご参加いただけます。ご来函お待ちしております。https://va.apollon.nta.co.jp/zennancho_hakodate/ もっと見る
「大会ポスター」作成!
2025/08/17 15:43ネット以外、公共施設や店舗等でのPR用として「ポスター」を作成しました!まずは本日、地元で開催の「総合福祉センターまつり」で掲示し、紙媒体での案内申込書等も設置しました。今後、各所に掲示をお願いしていきます! もっと見る






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