チーム紹介
私たちは、カンボジアのチョンボック村を愛する日本人と現地カンボジア人のメンバーで構成された、国境を越えたチームです。チーム名は「team sweetea」。誰もがホッと一息つけるような、甘く温かいお茶(Sweet Tea)のような存在でありたいという想いを込めて活動しています。
モットーは「楽しいことをする!」 私たちの活動のモットーは、何よりも「楽しいことをする!」ことです。堅苦しい支援ではなく、文化や言葉の壁を越えて、みんなが笑顔になれる活動を心がけています。 目指すは、人々のつながり チョンボック村の活性化を通じて、カンボジア人、日本人、そして世界中の人々が楽しく、フラットに交流し、お互いの可能性を広げ合える場所を創ることが私たちの願いです。
「いつでもだれでも帰ってこれる場所」として、みんながわくわくする場所を目指しています。
このプロジェクトで実現したいこと
私たちは現在、カンボジアのチョンボック村に、子どもたちや村の人たちが自由に集える「学びと交流の拠点」を作るプロジェクトに取り組んでいます。
この場所では、村の子どもたちが放課後に安心して過ごせる居場所として使えるだけでなく、英語やパソコンの授業、料理や縫製などの実践的なスキルも学べるようにしたいと考えています。
また、日本からの学生や親子がカンボジアを訪れ、現地の人々と一緒に過ごす“交流型キャンプ”の開催地としても活用します。このような交流を通して、カンボジアの子どもたちには世界を知るきっかけを、日本の子どもたちには「自分のあたりまえ」を見つめ直す時間を提供したいと思っています。
私は20年前にカンボジアに1年間滞在し、この国と深くつながりました。今は親子でこの地に暮らし、現地と日本の両方の目線を持って、未来のために何かできることをしたいという思いからこのプロジェクトを立ち上げました。
村にはまだまだ足りないものがあります。でも、“誰かがやるのを待つ”のではなく、「今、自分にできること」をひとつひとつ形にしていく。このプロジェクトはその第一歩です。
この施設は「学び」「文化」「つながり」をテーマにした新しい地域の 拠点です。
地域の子どもたち
地元住民
都市部や外国からの訪問者
それぞれが交流し、学び合える場所を目指します。

プロジェクト立ち上げの背景
この20年でカンボジアは大きく変わりました。都市部では教育に対する意識も高まりつつありますが、村の中にはまだまだ見えづらい課題や足りないものがたくさんあります。とくに、子どもたちの「居場所」や「選択肢」が少ないと感じています。
私は、小さなことでも「できること」を続けることで、子どもたちや村の人たちの未来に少しでも貢献できたらと思っています。そしてなにより、日本の子どもたちや学生さんたちにもこの場所に来て、見て、感じてほしい──「自分のあたりまえ」があたりまえでなかったことに気づいたり、今の環境にモヤモヤしている人が、生きる力や気づきをカンボジアから受け取ってもらえたら──そう願ってこのプロジェクトを立ち上げました。
チョンボク村「笑顔は、平和の証」

わたしたちの活動拠点となるチョンボック村。
長い歴史と豊かな自然に恵まれたとても美しい村です。しかし、クメール・ルージュの時代、村人たちは全員が村を追われ、愛する故郷を失いました。
それでも内戦という過酷な時代を生き抜き、平和が戻ったあと、彼らは再びチョンボク村へと戻ってきました。
いま、村ではみんなが力を合わせて暮らしています。
訪れる人に村の歴史や自然を伝えるガイドとして、伝統文化を受け継ぐワークショップの講師として、そしてホームステイを通じて温かいおもてなしをする家族として。
村出身の友人が話してくれた忘れられない言葉があります。
わたしを含めて村を訪れる観光客の多くの人が、
「カンボジア人は、どうしていつもそんなに笑っているの?」と聞きます。
その質問に、村の友人はこう答えます。
「内戦の時代、私たちには『笑う自由』がありませんでした。家族や友人とすら、知らない人のように過ごさなければならなかった。だからこそ、今、心から笑うことができるということ。それは、私たちにとって自分の国が平和だということ、全てを取り戻したという、何よりの証なのです」
この笑顔と温もりあふれるチョンボク村の希望を、次世代へ、そして世界へと伝えていくために、力を貸していただけたらうれしいです。
持続可能な仕組み
このプロジェクトのゴールは、資金を届けることではありません。私たちが目指すのは、内戦を乗り越えた村人の「笑顔」が、支援がなくても未来永続的に輝き続けるための、経済的・文化的な持続可能なプラットフォームを共に作り上げることです。
現在案として挙がっているのは
□英語+伝統文化体験のサマーキャンプ
外国人や都市部の子どもたち向けに、英語学習と伝統文化体験を 組み合わせた特別プログラムを提供します。
地域特産品のショップ&カフェ
施設内に地域の特産品を扱うショップやカフェを併設し、観光資源としての価値も高めます。

収益の一部で学校運営をサポート
ショップやサマーキャンプの収益の一部を学校運営に還元する循環型の仕組みを構築します。

皆様の支援は、「今日」のためではなく、「未来」の自立のために使われます。
現在の準備状況
現在、私たちはプロジェクトの実現に向けて、村の人々と話し、この場所に本当に必要とされているもの・ことをリサーチしています。
チョンボック村の人々──特に子どもたちや保護者、若者たちと日々話し合いながら、本当に必要とされている場所・機能とは何かを探っています。
たとえば、放課後の子どもたちが安心して過ごせる場所がほしい、英語やパソコンを学べる機会がない、日本や他国との交流を歓迎したい、というような声が少しずつ見えてきました。
あわせて、村にある土地の候補地を探しながら、建築に必要な資材やコストの試算も始めています。あくまで「押しつけ」ではなく、現地の人々と一緒に形にしていく“共創”のプロジェクトを目指しています。
地域の文化や生活リズムに無理のない形で、村の人たちと一緒に考え、つくっていく場づくりを目指しています。
支援金の使い道
【目標金額200万円】

活動の仲間
チョンボク村のキーパーソン兼ムードメーカー:【Mr.Thy】(下記写真左)

チョンボク村出身の彼は、村の活動に欠かせない、陽気で心優しい仲間です。
ビールが大好きで、持ち前の明るさとジョーク(親父ギャグ)で皆を笑顔にする村の愛されキャラ。
彼と会うために、繰り返し村を訪れるファンがいるほどです。
そんな彼が、村の深い歴史を伝える時だけは、誰よりも真剣な眼差しになります。それは、未来へこの村の平和をつなぎたいという彼の強い想いの表れです。
「生きる力」あふれる彼のガイドで歩くジャングル散策は、単なる道案内ではなく、村と自然の魅力を全身で感じられる特別な体験になることをお約束します。
カンボジア滞在歴15年の心強い開拓者:【Mr.Eiji】(上記写真右)
私たちのプロジェクトにとって、最も頼れる「橋渡し役」であり、心強い開拓者です。
カンボジア滞在歴13年を迎える彼は、かつて「何もなかった森」を、現地のクメール人とともに切り開き、現在の土地基盤作りに尽力してきました。
カンボジアとクメール人が心底大好きで、クメール語も堪能。現地の村人との円滑なコミュニケーションや信頼関係の構築は彼にお任せください。
普段は少々人見知りな彼ですが、大好きなビールを片手に、カンボジアの歴史や文化、そしてプロジェクトへの想いを語り出すと止まりません。
カンボジアでの長年の経験と、カンボジア愛がこのプロジェクトを支えてくれることは間違いありません。
もう一つの大切な目的
「日本とカンボジアを繋ぐ、心の受け皿を作る」
私たちがチョンボク村で追求しているのは、村の自立と発展だけではありません。
この活動には、もう一つ、非常に大切な目的があります。
それは、「今いる場所から、ちょっと抜け出したい」と感じている日本の人たちに、一度ここへ来てみてほしいということ。
モノに溢れ、豊かさや利便性は高まっているはずの日本で、「本当の幸せとは何か」「生きる意味とは」といった問いが、特に若い世代で深刻になっているように感じます。明確な理由のない孤独や、人と直接関わることを避ける傾向も増えています。
〜理由はないけれど、心が軽くなる場所、「おかえり」「ただいま」〜
そんな中でカンボジアに来ると、日本で抱えていた「もやもやとした重さ」が、スッと抜けていくのを感じます。
その理由が、クメール人の飾り気のない笑顔なのか、驚くほどゆったりとした時間の流れなのか、それとも異国という非日常の空気感なのかはまだはっきりと言葉にできません。
けれどそれは私一人が感じていることではありません。一度ここを訪れた人の多くが「また帰ってきたい」と感じ、実際に何度も再訪してくれています。
ここにはいつでも「ただいま」といって帰ってこれる雰囲気と「おかえり」と言ってくれる仲間がたくさんいます。
〜「世界は今いる場所だけじゃない」〜
私たちは、このカンボジアの空気が持つ「心の浄化作用」のようなものを、日本の人たち、少し生きづらさを感じている子どもたちに伝えたいのです。
自分の世界は、今いる場所だけではない。
何か明確な目的がなくても、ただ「ふらっと立ち寄ってみたい」と思ったときに、心から温かく迎え入れてくれる場所。ここでは、ちょっと一歩出てみるだけで、見えなかった世界、忘れていた感情、そして新しい自分自身に出会えます。
あったかすぎる村人たちが出迎えてくれます。

最後に
20年前、初めてカンボジアの地に立った時、まだカンボジアは多くの助けが必要とされる国でした。
内戦がおわって20年たらず、わたしが出会った多くのカンボジア人は、夢もなく
口をそろえて、「わたしは貧しいから何もできない」と言っていました。
学生を終えて渡航したわたしは英語力こそ低くカンボジア人と一緒に学ぶ気でいたものの、
「豊かな国」から来た「日本人」であるわたしは、「貧しい国」の「カンボジア」に、何かしてあげようという思い上がりがあったことも正直、事実です。
帰国のとき、結局わたしが与えられたものなんてほとんどなく、代わりにカンボジアの人たちから本当に多くのものを受け取っていました。そんな経験になるとは、思いもしませんでした。
今でこそ、多くの人が問いている、
「豊かさとはなにか」
カンボジアと出会う前のわたしはあたりまえに経済的に恵まれていることが豊かさだと信じて疑いませんでした。
そんなおごり高い気持ちでいたわたしを気にもせず、
月収2万円程度の家で育ったクラスメイトはわたしを自分の家に招き、精一杯おもてなしをしてくれ、わたしが体調を崩せば家族のようによりそってくれたのです。
このような無条件の思いやりは、経済的な豊かさとは別の次元で存在する「豊かさ」を教えてくれました。
日本にも多くの優しい人々がいます。家族や友人間の思いやりや温かさは確かに存在しますが、カンボジアで出会った人々は、経済的な背景に関わらず、誰にでも温かく接していました。この無償の愛や思いやりは、私の心に強く残り、豊かさの本質について再考させられるきっかけとなりました。
この経験を通じて、私は豊かさが経済的なものだけでなく、人とのつながりや思いやりから生まれることを深く理解しました。カンボジアでの出会いは、私の人生において重要な教訓を与え、他者への理解や共感を深める瞬間となったのです。
もちろんそう気づける場所はカンボジアだけではありません。
ただ、私にとってカンボジアは原点となる場所であり、
息子に、そして日本の多くの人にそれをお伝え出来たらなと思い、この活動をしています。
是非ご支援いただけたらうれしいです。




コメント
もっと見る