
▶︎ご挨拶
初めまして!
私達はボクレキプロジェクトです。
*ボクレキって?
――造語。現役大学生が、あの頃欲しかった歴史書を学生目線で作る【僕らの歴史書】プロジェクト。
私たちは、慶應義塾大学をはじめとして、東京都立大学・福井県立大学等の学部生・院生総勢11人によって構成された地域創生プロジェクトチームです。それぞれ、出身・得意分野・将来の進路すべてが異なっています。まったく異なるバックグラウンドを持ったメンバー同士が熱く語り合い、夢の歴史書を実現させようと奮闘しています。
私達は、「地域創生×教育」という異分野を融合させることで、全く新しい歴史書の在り方を探しています。そして、各地域の持つ観光資源たる歴史コンテンツを教育に生かすという視点を見出しました。
日本列島のすべての地域を盛り上げつつ、歴史が嫌い!という中高生を少なくする夢の歴史書を作ることを目標に活動しています。
現在ボクレキプロジェクトでは、その大きな目標を達成するため、敦賀の中学生にターゲットを絞った小冊子を作り、それを配ることで目標のためのフィードバックを得るという小プロジェクトを実行しています。
今回のクラウドファンディングでのご支援は、すべて小冊子の印刷代・歴史書作成に必要なツール代に使わせていただきます。また、このプロジェクトには敦賀副市長のご賛同を始め、敦賀高校・気比付属中学校の先生方、商店街の方々、気比史学会の方々、敦賀FM放送の方など地元の方々の温かい応援をいただいています。
▶︎実現したいこと
私たちはまず、福井県敦賀市の中学生を対象に「郷土史に特化した歴史書のサンプル(小冊子)」を作成します!教科書や参考書、ドリルなどよりも親しみやすく、地方史やパンフレットよりも手に取りたくなる。そんな、歴史が苦手な人でもワクワクできる一冊です。地元を知ることから、歴史の楽しさに出会うきっかけを届けることを目指して、敦賀を出発点に、全国の子どもたちに向けた学びのモデルへと発展させていきます。
【この歴史書の3つのこだわり】

(ページ案)
①身近に感じられる
②地方史から全国史に繋げる
③型破りなデザイン
①身近に感じられる
既存の教科書は、歴史を決まりきった事実として書いてあり、時間も距離も遠い存在のように感じる人が多いのではないでしょうか?しかし、実際の歴史とは、私たちが暮らす同じ「場所」で、私たちと同じ「人」が、私たちと同じように考え、悩み、行動した結果として起こった出来事であるはずです。「歴史ってむずかしくて遠い話」というイメージを変えるために、地元・敦賀の出来事や人に焦点を当てました。例えば、「今も存在する建物」や「知ってる地名」が登場することで、「歴史が自分ごとになる」仕掛けをちりばめ、子どもたちが歴史を身近に感じられるような工夫を施しています。
②地方史から全国史に繋げる
地元の歴史(郷土史)と全国史をリンクさせることで、自分の住む町が歴史の舞台であることを伝え、地域への愛着や学びのモチベーションを育てます。また、地元だけで完結せず、「この出来事は、日本全体にとってどういう意味があったのか」という視点で構成します。そうすることで、ただの知識の暗記ではなく、構造的な理解と感情的なつながりを重視した「新しい歴史の学び」の形を提案します。
③型破りなデザイン
文章は対話形式、ページのあちこちにイラストや四コマ漫画、そしてすごろく風の目次。「これって本当に歴史書!?」と思わせる見た目と内容で、「読む」より「めくりたくなる」を狙いました。 歴史の第一歩を「興味」から始める工夫です。
▶︎プロジェクトをやろうと思った理由
このプロジェクトは、大きな目標を持つ二人の学生から始まりました。

「万人に学ぶことの楽しさを伝えたい」
「地方の魅力をもっと知ってもらいたい」
そんな、教育と地方創生という異なる視点から出発した二人の想いが重なりあい、
「ボクレキ(僕らの歴史書)」という形で動き出しました。
この想いに共感してくれた仲間が徐々に集まり、今では大学生メンバーを中心とし、中学生から大人の方まで、幅広い年代の方々が協力して活動しています。
既存の歴史教科書は、過去の出来事、人物、時代の流れがとても丁寧かつ詳細に書かれており、受験において心強い存在です。この文章を書いている私自身、受験生の時にはとてもお世話になったことを今でも覚えています。
しかしその一方で、心のどこかに違和感をずっと抱えていたこともまた記憶しています。その違和感とは、「親しみにくさ」だと私たちは考えました。そもそも歴史というものは過去の出来事であり、そこに親しみやすさを感じることは容易ではありません。
でも実は、地元で見慣れたあの風景が、昔こんなに面白い物語を持っていたとしたら?
身近な場所に歴史を感じられたとしたら?
歴史はもっと、私たちにとって「自分ごと」になるのではないか__。
とはいえ、誰もが歴史的な名所の側で暮らしているわけではありません。
だからこそ私たちは、見せ方の工夫によっても、歴史を身近に感じてもらうことを大切にしています。
このプロジェクトは決して既存の教科書を否定するものではありません。ただ歴史という学問に、新たな価値を生み出したいのです。
「歴史って面白い!」
「学ぶって、悪くないかも」
そう思ってもらえるきっかけになるような「学生に寄り添った歴史書」を届けたい
そんな想いで、私たちは今日も活動を続けています。
▶︎資金の使い道
皆様からいただいたご支援は、全て小冊子の印刷代、作成に用いるツール代に充てさせていただきます。前述したように、現在は最終目標である歴史書完成への大きな一歩として、「敦賀」を題材とした小冊子を作成する段階にあります。この小冊子を、まずは現地の方々を中心に限定的に配布し、実際に使ってもらった上での感想やフィードバックを今後の教材作成に反映していきます。具体的な印刷部数は以下の通りです。
・小冊子代
→1000[一冊の作成費]×200[冊]=200,000[円]
・ソフト代
→canvaチームPro:15,000[円]×7=105,000[円]
ibis paint:3000[円]×2人=6,000[円]
adobe illustrator:3000[円]×1人×4カ月分=12,000円
・手数料
→400,000[円]×0.17(手数料の割合)=68,000円
合計:400,000円
今回の配布は限定的なものになりますが、最終目標達成において重要な役割を担います。皆様のあたたかいご支援が、未来の教育のあり方を変える力になります。どうぞ応援をよろしくお願いいたします!
▶︎最後に
このプロジェクトに興味を持っていただき、そして最後までお読みいただきありがとうございます。
このプロジェクトを実行するにあたって、教科書とは何なのか、なぜ歴史を学ぶのか……敦賀の街を歩きながら、基本的な問いをずっと考えてきました。地域の方々と話すにしたがって、私たちの熱意でしかできないことがあると思うようになりました。私たちはまだ学生であり、取り組めることの規模も、成果の範囲も限られているでしょう。このプロジェクトにおいても未熟な点が多いかもしれません。しかし、視野の広さ・視点の新しさ、そして熱意、周囲をまきこむ力を兼ね備え、みんなで夢の実現に向けて動いてきました。その熱意はすでにたくさんの人の協力を呼び込んでいます。自分の住むところにはかつてどんな人が住んでいたんだろう。知りたいな、と思ったその一歩を、楽しさという武器で応援したい。純粋な願いが、皆さまに見ていただける形に結晶化する瞬間を見たいです。
どうぞご支援よろしくお願いいたします。





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