地域に愛されてきた整骨院が閉院の危機。
10年ぶりに戻り“かかりつけの安心”をつなぎたい。
こんにちは。「かとう治療室」代表、そして今回のプロジェクトを立ち上げた、
合同会社ピンテグラル 代表の加藤なおきと申します。
かとう治療室のクライアントさんとのひとコマ
少し自己紹介をさせてください。
私は専門学校を出て柔道整復師の資格を取り、数軒の整骨院で経験を積ませていただいた後で
地元である千葉県流山市に「かとう治療室」を開業。
ここは、身体だけでなく心の健康もみる。
クスリにだけ頼るのではなく、人間がもともと持っている生命力を活かす施術をする。
生きるのが楽になる人を増やしたい。
そんな思いでパートナーと一緒に開業して8年が経ちました。
今回のクラウドファンディングは、
今の私を育ててくれたひとつ、20年間地域に愛されてきた「はちがさき鍼灸整骨院」の閉院をきっかけに、
この場所を引き継ぎ、新しい形で再出発させるための挑戦です。

このプロジェクトが生まれた背景
4月、突然の電話が鳴りました。
10年前にお世話になっていた院長先生が倒れたと。
そしてその場所を引き継ぐ気持ちはないかということでした。
一瞬全身に緊張が走ったものの、なんとなく私の深い部分が「やる」と言っている気がしました。
とはいえ、頭ではいろいろなことが駆け巡ります。
・本当に私に務まるのか?
・今の仕事も充分なのに、あえて引き受ける理由はあるのか?
・物理的にも肉体的にも経済的にも厳しいじゃないか…
・院長の築いてきた信頼を壊してしまわないか?
「変わりたい私」と「変わりたくない私」が内面で同居し、何度も自問し続けながらも
「やらない理由」よりも「どうやったらできるか」を考えていました。
──10年前、この場所にいた私へ。今、恩返しのときが来たのかもしれない
実は、私は10年前にここで働かせてもらっていました。
当時の私はセラピストにもかかわらず心身共に病んでいた頃。
パニック障害など健康面の不安を抱えながらの環境変化と葛藤する私を、院長はやさしく気遣っててくださいました。
多分28歳頃。その後急激にハゲます…
その後、お礼もきちんとできないまま独立し「かとう治療室」を開業して今に至ります。
──10年の間に施術者としても大きく変わった
その間にパニック障害を克服するきっかけとなる施術に出会い、学ぶことになります。
「ボディートーク」という自然治癒力をサポートする療法や、
ネガティブな感情パターンを脳科学的に解決する「エムレス」
この2つのアプローチで私は、病院に行かずにパニック障害を克服することができました。
今は飛行機で出張に行くこともできるようになり自分でも驚いています。
私はあの頃よりもうんと元気になり、今度は反対に院長が体調不良…
そして、これが偶然か必然かはわかりませんが
院長がここを開業されたのは40歳のとき。
私も、ちょうど今月40歳になりました。
正直、整骨院の仕事から離れたくて自分で開業したのですが、
今この場所で、過去にやり残したことと、
今だからできることをする意味が何かあるんじゃないかと思いました。
──閉院を惜しむ声が、毎日届いています
今でもこれまでの患者さんたちが、
「本当に残念」「今までありがとうございました」と、
毎日足を運んでこられます。
その様子を見て、院長がこの場所でどれだけ身体も心も尽くしてきたのか、
どれだけ信頼されてきたのかを痛感しました。
──自分ができることは何か?
院長と同じようにはなれないです。
正直、やると決めたくせに怖いのには変わりありません。
でも、決めたからには最大限、安心の場を提供できるように頑張りたいと思っています。

ここに、どんな場所をつくりたいのか
整骨院があるさくら通りは毎年見事な桜が咲きます。
松戸の高校に通っていたのでこの辺りは通学でも慣れ親しんだ場所です。
都心からそれほど遠くないですが、自然が多く穏やかな雰囲気があるこの町は、駅から離れていて坂も多く、車がないと不便なご年配の方や子育て中の方も多く住んでいます。
自転車や親の送迎で通学する学生さん、バスを待つお年寄り、ベビーカーを押して歩く親子、、、
親から子へ、代々と引き継がれて暮らしている人もたくさんいます。

ちょうど坂のてっぺんにあるこの町の移動は必ず坂を伴うため、
もしもの時に近くにある安心、ふとした時にほっとできる居場所がひとつ無くなるのは困ると思います。
昔ながらの整骨院はお年寄りが集まるイメージが強いですが
不調の原因もストレスも複雑になった今、
健康に不安なく心地よい日々を過ごしたいと思う気持ちは世代に関係ありません。
合同会社ピンテグラルの名前は、「P」と統合のintegralを掛け合させた造語です。
・Physical(肉体)
・Psychology(心)
・Personality(個性)
・
・
など、「P」には健やかな人生や健康に関する言葉を込めています。
──そしてPlus+eという屋号を
新しいスタートには、これまでのにプラスして
「e=いいこと」のほかに
easten medicine、emotion、energy...
という意味をこめて、複雑になったお悩みを解決できるようにサポートします。
──現代の健康問題の大半は「ココロ」と切り離せない
「ココロとカラダのケアが同時に受けられるところ」
「病院へ行くほどじゃないけれど、ちょっと不安」
すぐクスリ、すぐ病院、だけではない、
“身近なかかりつけ”がもっと必要で、
10年かけて回ってきた道のおかげで今の私にはそれができると信じています。
──40歳という節目。このクラファン自体が挑戦です
個人的な話ですが、40歳には特別な意味があります。
それは私自身が女性として生きてきた人生の時間と、
男性として生きてきた時間がちょうど半分ずつになる節目でもあるからです。
これは10年前くらい
──存在を消したいと思っていた過去
生まれは女性でした。
性転換手術をして生きている自分が恥ずかしく、
親にもこんな生き方しかできなくて申し訳ない気持ちをぬぐえないままでいました。
なので、昔の写真はほとんど処分してしまって残っておらず、
この写真もFacebookの過去の投稿から掘り出したものです(笑)
隠さず生きるようになったのは、
パニック障害になったり、理解してくれる人に恵まれたこと
カラダやココロや人生について色々と回り道をした経験が勉強になり、
今もこの先も出会う誰かの役に立てると信じたからです。
今まで私は人に頼れない人間でした。
長い間生きづらさを感じ、「独りで生きていかねば」と思い込んでいました。
手に職をつけたのもきれいな動機だけではありません。
「誰にも頼らずに生きていくため」の手段でもありました。
「自分は応援されるに値しない」と。
でも、そうじゃなかった。
過去を知っている人もそうでない人も
思っている以上に気にかけてくれる人たちに支えられていたことに気が付き
ひとりで頑張ろうとするのは、無駄なプライドだとわかりました。
このクラファンは、
私が大きな声で「助けてください!」とお願いする人生初のチャレンジです。
そして正直、どんな反応があるか怖くてたまりません。
今の社会状況では、
「他人の人生なんて応援している場合じゃない」と思う方もいるでしょう。
「こわいならやらなきゃいい」
「お金がないなら、やめれば?」
「あなたがやらなくても他の人がやるでしょう」
……ごもっともだと思います。
それでも私は、やると決めました。
やり抜くための覚悟をこの場をお借りして宣言しています。
なんて言っておきながら、
お恥ずかしい話ですが…
気持ちだけでやってはいけないのが経営ですが、
「まさかの出来事とタイミング」を言い訳にして私は明らかに準備不足です。
融資の申請もしていますが、希望額が通るかはわかりません。
そんな状況、自分でもバカだと思います。
あれ?単にバカさをさらすプロジェクトになってしまいそうですが…
お願いします!助けてください!
最後まで読んでくださりありがとうございました。
ご支援の使いみち
新しい風を入れるのにも、20年経つとやはり空間のあちこちにほころびができています。
壁紙、カーペット、カーテン類など…最低限はきれいにしなければと思いました。
さらに居心地のいい場所にしていきたく、
貴重なご支援は、以下のような費用に充てさせていただきます。
・設備や備品の入れ替え
・内装の最低限の整備・清掃

スケジュールについて
2025年6月23日 物件契約完了
2025年7月下旬〜8月上旬 クラウドファンディング終了
8月1日 新店舗公式オープン
8月中〜下旬 改装
2025年11月下旬 リターン発送
すでに予定が前倒しになっており、内装工事はオープン前に間に合わない可能性があるため8月を予定しています。
リターンについて
各掲載項目をご覧ください。
万が一、決められたリターン開始時期より遅くなる場合はご連絡させていただきます。
※お名前掲載は希望の方のみ、整骨院がご支援の下存在できる証としてプレートを作成し、院内に掲示させていただきます。
※遠方の方には、オンライン施術(ボディートーク・エムレスなど)にも対応しています。
※譲渡やプレゼントとして、チケットは友人同士やご家族、団体や法人のご利用も可能です(金額の管理はこちらで可能ですが、メンバーの管理は支援者さまでお願いいたします)。
※有効期間は発送されたチケットに記載しています
最新の活動報告
もっと見る皆様からの支援金が振り込まれました!
2025/08/29 19:09こちらの活動報告は支援者限定の公開です。多大なご支援を心より感謝申し上げます。
2025/08/02 22:10こちらの活動報告は支援者限定の公開です。活動のご報告
2025/07/15 16:42こんにちは。7月4日より日にちを限定して診療を再開しました。思うことはたくさんあります(笑)地域のためにといえども、何が地域のためになるのか。提供サービス、お金然り…どこにバランスを見出すかに頭を抱えています。久しぶりの整骨院業務。保険の仕組みや様々な勝手が違い混乱している時に限って忙しい(笑)やっていくうちに慣れてきたのと、近くに住んでいる前の会社の同僚が、少し手伝ってくれることになったのでめっちゃ助かってます!!猫の手も借りたいとはこういうことかと。本当にありがたいです。ご支援いただいた皆様にも感謝申し上げます。クラファンチャレンジも残り2週間。もう少しで30万円到達です!院内の掃除も進めていますが、扇風機が動かなかったりプリンターや電話機が壊れそうで、処分と買い替えに予定外の費用が掛かっています。。でかい入口のカッティングシートは急いで変更したい。はがすのもつけるのも大変そう。引き続き拡散やご支援のほどお願い申し上げます!合同会社ピンテグラル加藤なおき もっと見る




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