〇ご挨拶
みなさんこんにちは!京都大学熊野寮の寮外連携局です!
私たちは昨年、一昨年と、京大熊野寮を舞台とした音楽フェス「京都学生狂奏祭」を開催してきました。京都で活躍する学生バンドや京都の大学の音楽サークル、また学生文化への理解あるプロのミュージシャンなどが出演したステージや、アフターパーティーとして開催した「クラブ自治寮」のもとには、京都を愛する学生や音楽好きが集まり、自治寮という空間の豊かさを活かしたフェスを作り上げることができました!
これまで多くの方々に支援して頂いてきた「京都学生狂奏祭」ですが、今年はさらに規模を拡大して開催します!
もちろん今年も入場料は無料!音楽を通じて京都の学生文化を一層盛り上げ、熊野寮という場が多くの人にとって開かれた空間となるようなイベントを目指しています!また、今年度は8/8(金)、8/9(土)、8/10(日)と、休日を含む3日間の開催となっており、より多くの方が来場されることが予想されます!さらに、ただの音楽フェスに留まらない交流の場を作るべく、音楽以外の企画も行っていく予定ですので、プロジェクトの内容を見て、支援していただければ幸いです!
・狂奏祭HP:https://kyososai.com/
・リンク集:くまる-京大熊野寮
昨年度狂奏祭の正門
〇熊野寮について
京都大学熊野寮は寮生による運営の行われている「自治寮」です。月4300円という破格の値段で住むことができ、平日には安くて美味しい寮食を食べることができます。現在400人以上が共同生活しており、寮生の自由な発想と、住人という当事者の視点によって、より良い寮を目指して日々学生が対話を重ねながら運営しています。具体的には、イベント時には寮生有志がハラスメント対策チームを作り、ハラスメントのないイベントを目指したり、オールジェンダートイレを作ったりなどの施策で誰もが住みやすい寮を目指して運営しています。また、寮内の音楽室利用者会議によるライブやclub kumanoというクラブパーティーなど、音楽文化も盛んです。熊野寮が安い寮費で住むことができたり、これらのイベントを自由に開催できるのは、学生が主体となり運営してきたからこそなのです。
一方で熊野寮は国による大学改革の一環として、全国にある他の学生自治寮と共に現在進行形で廃寮化攻撃を受けています。安く住めて自由な空間である熊野寮を守るために、現在寮生は様々な施策を行っており、このイベントもその一環であると言えます。
熊野寮
熊野寮についてのもっと詳しい情報はこちら↓
・熊野寮HP:https://kumano-ryo.jimdofree.com/
・熊野寮リンク集:https://lit.link/kumanoryo
寮の食堂は、安価な寮食の提供の場であり、イベントの際にはライブの会場ともなる
〇寮外連携局について
狂奏祭の主催である寮外連携局は、寮という自由な場所を活かしたイベントを打つことで、人々に寮を訪れてもらい、実際にそこで楽しむことで寮へのイメージアップや寮の活動に賛同してもらうことを狙っています。
寮外連携局は、局のメンバーも寮生に限らず、寮外の学生や吉田寮生も巻き込んだ組織であり、寮外生の視点も取り入れた開かれたイベント運営を心がけています。
2022年12月に設立して以来、寮外連携局はいくつかのイベントを開催してきました。学生を中心に23年2月に実施した文芸誌即売会「熊野文芸市場」、3年連続で開催してきた新入生を対象とした新歓イベントである「サークル合同新歓」、また、今年の吉田寮祭企画「バラバーラ」への飲食出店などです。こうしたイベント運営は、熊野寮を知ってもらうためだけでなく、熊野寮という学生自治の空間を多くの学生に還元していくという目的を持っています。
各団体・サークルが食堂で説明会を行ったサークル合同新歓の様子
そして、熊野寮という場所を最大限に活かし、学生の音楽文化を爆発させたのが、2023年から始まった京都学生狂奏祭です。狂奏祭は、熊野寮が音楽を通じた人々の表現や交流の場となるようなイベントを目標としており、実際に来場した方からも、他のフェスには無いような雰囲気に感動したという声を多くいただきました。
熊野寮においてそうしたイベントが生まれる背景には、寮生たち自らが運営を行う自治寮というあり方や、そこで育まれる独自の文化があります。狂奏祭に来た方には是非、それらをイベントを通じて実感していただきたいと考えています!
〇プロジェクトの内容
・日時について
日程は2025年8月8日(金)、9日(土)、10日(日)で時刻は未定です。この時期は京都の多くの大学は夏季休業期間であり、京大では8月8日、9日にオープンキャンパスを行うため、多くの学生が訪れることが予想されます。また木曜と金曜の開催であった昨年と異なり、土日を含む日程での開催となった今年は、社会人の方も訪れやすくなっています。
・ステージについて
駐輪場に作る幻野ステージ(キャパ400人)と食堂にステージを立てる食堂ステージ(キャパ200人)を想定しています。また、昨年の街宣車ステージのようなミニステージも立てる予定です。機材については現在検討中です。
幻野ステージのイメージ
食堂ステージのイメージ
・出演者について
京大の音楽サークルを中心として、京都の学生オリジナルバンドやプロとして活躍しているアーティストにも声をかけていきます。プロのアーティストとしては、これまでに浪漫革命、パソコン音楽クラブ、SUSHIBOYSなどの方々にも出演していただいています。今回のアーティストについては順次公開していくので楽しみにお待ちください!
・飲食や物販について
会場内でドリンクの販売などを行います。また、サークル出店で食品の販売も行われる予定です。会場設計も寮内の様々な場所を活用して工夫し、バーのような場所や、休憩スペースも設けます。物販に関しては、京都学生狂奏祭のオリジナルグッズを制作し、販売します。また、出演する団体の音源やグッズも販売します。
・当日運営について
当日運営は寮外連携局メンバーに加え、熊野寮生や学生のボランティアスタッフで行います。PAや機材転換についても技術のある学生を集めて行います。


・集客について
大学内でのビラ配り、京都のライブハウスや飲食店へのポスター掲示の依頼、SNSなどによって集客を行います。これまでの来場者の方々による口コミの効果も期待しています
昨年と一昨年の狂奏祭には1000人以上の方々に来場していただきました。

・入場料と出演料について
来場者の入場料も、出演者の出演費も取らず、無料で参加できるイベントにします。音楽を楽しむためには、スタジオ代や楽器代、ライブのチケット代などたくさんのお金がかかりますが、京都学生狂奏祭では誰もに開かれたイベントにするために、完全無料カンパ制で行います。そのため、必要な経費はクラウドファンディングをメインに、当日のカンパや物販の利益などで賄う予定です。
・現在の準備状況について
寮外連携局が中心となり、20名ほどのメンバーで仕事を分担しプロジェクト準備を進めています。具体的には、各サークルやバンドへの営業、会場デザインの考案、オリジナルグッズデザインの考案などを現在行っております。今後参加するサークル・バンドが確定してきますと、より具体的な当日のスケジュール設計やSNS等での広報を進めていく予定です。
※現在の熊野寮は問題なく学生による管理体制を整えております。イベントや活動を行う際の安全管理やトラブル防止の取り組みについても寮外連携局が中心となって取り組みます。また、今回のプロジェクト実施にあたり、支援者様や第三者への影響はありません。
〇プロジェクトの目的
京都学生狂奏祭は利益非追求のイベントです。大幅な赤字が出なければそれで構いません。そのため、来場者からの入場料は取らず、無料カンパ制のイベントにしています。音楽はみんなが楽しめるものであるべきだという理由はもちろんありますが、それだけではありません。なぜ、金銭的利益を追求していないのか、それは他に目的がある、お金稼ぎのためのイベントではなく政治的実践としてのイベントだからです。
イベントの目的として大きく、熊野寮の広報・自治思想の拡大・学生文化の結集と創出の3つがあります。
一つ目の熊野寮の広報とは、イベントをきっかけに熊野寮に実際に訪れてもらい、イベントを楽しんでもらうことで熊野寮にいいイメージを持ってもらうということです。熊野寮は学生から「怖い」「やばい」等、曖昧なマイナスイメージを持たれることが多くあり、それらは警察による本来必要のない機動隊を動員した家宅捜索や、京都大学によるさまざまな告示や文書上のネガティブキャンペーンによって生み出されています。なぜなら熊野寮の自治の思想は、学生を管理しようとする大学や国の潮流に対立するものであるからです。しかし熊野寮の自治は、学生の権利を保障し、自由な活動を担保する魅力的なものです。だからこそ、管理強化に抗い、この自治を守り・広げようとしています。また、熊野寮は吉田寮や他大学の学生自治寮のように大学や国による不当な扱いを受けています。この大学や国による不当な扱いに対抗するには熊野寮生だけでなく、より多くの人の力が必要です。熊野寮へのイメージを上げ、熊野寮に賛同してくれる人をイベントで増やすことで大学や国による不当な扱いへ対抗したいと考えています。
今年は熊野寮として写真展「KG+」に出展し、家宅捜索についての展示を行った
二つ目の自治思想の拡大とは、熊野寮で行なっているような自治をキャンパスや社会に広げていこうというものです。大学自治が形骸化しつつあり、もはや今、大学の意思決定に学生が関わる隙はありません。みんなの公園や道路もさまざまな条例で活動が制限されており、ストリートライブもタテカンも自由にできません。我々は「誰かに決められた空間」を拒否し、「みんなで決める空間」を志向します。寮に帰ってきたら地域の人が集まってライブをやっている。本来、学生が住んでいるというだけの場所が地域に開かれたお祭りをしている。そんな豊かさを産む空間の在り方をこのイベントに関わる全ての人に伝えたい。公共的な空間を広げ、公共的な利益を追求しよう・自分たちのことは自分たちで決めようという自治の思想をこのイベントをきっかけにキャンパスや社会に少しでも広げてより良いものにしたいと思っています。
前回狂奏祭では寮外生によって音楽室の壁が自由にペインティングされた
三つ目の学生文化の結集・創出とは、学生が集まれる場を作ることで、今までになかった学生のムーヴメントを作るという目的です。大学による学園祭や学生の自主的な自治活動への介入は止まりません。学生が自由に交流できる場所は数少なくなっています。京都学生狂奏祭では軽音サークルもjazzサークルも、ブルーグラスサークルも和楽器サークルも、音楽であればボーダーレスにサークルを集めます。学生が自由に音楽を楽しめて、自由に集まって交流できる場を作り出したいと考えています。
〇リターンについて
ご支援いただいた方全員に、お礼のメッセージと2日間のライブ動画(編集有り)をお送りいたします。また、支援額に応じてオリジナルグッズやその他特別なリターンもお送りいたします(詳細欄をご覧ください)。
オリジナルグッズ(ステッカー、キーホルダー、手ぬぐい、Tシャツ)のデザインは進捗があり次第公開していきます!
また今回のリターンには、「振る舞い酒」もあります!「振る舞い酒」をリターンに選択いただくと、狂奏祭の会場でビール10Lが来場者・出演者の方々に振舞われます!是非「振る舞い酒」をリターンに選択してご支援ください。狂奏祭会場の盛り上がりもより一層激しいものになります!
リターン早見表
〇最後に
最後に、局員の一人としてこのページを作成した私の思いを少し書かせていただきたいと思います。私は一昨年春に入寮した熊野寮生で、昨年から寮外連携局に入り、サークル合同新歓で寮外のサークルの人と交流したり、これまで狂奏祭の会議に参加して他の局員と話し合ったりしてきました。こうして寮外連携局の活動に関わるようになったきっかけは、入寮して最初の夏の狂奏祭でした。当時半年間暮らしていただけでも、熊野寮は共同生活を営む寮生たちが自分たちの寮を運営していく魅力的な場所となっていましたが、夏の狂奏祭で、多くのミュージシャンや京都のサークルが音楽を通じて自由な表現をし、交流している、そして熊野寮がそのイベントの開催地であり、主催となっているということに圧倒されました。
近年、大学のガバナンス強化が進められ、大学の中で学生が集まれる場所が減り、学生による表現の場であったタテカンも規制されています。そんな中、熊野寮が学生文化・京都の音楽文化を活気づける空間となるようなイベントを今後も開催していき、熊野寮の魅力を多くの人に伝え、学生のエネルギーを音楽と共に昇華させたいと思っています!是非、このプロジェクトをご支援下さい!皆様の支援がイベントの成功へとつながります!!
最新の活動報告
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3日間の狂奏祭閉幕!!ありがとうございました!
2025/08/11 15:39狂奏祭が幕を閉じました。食堂や駐輪場には昨日の余韻が残っており、終わったこともまだ信じられないような感覚ですが、長かったようであっという間な3日間が終わりました。狂奏祭に来て下さった方々、支援して下さった皆さん、本当にありがとうございました!!ですが、まだお願いしたいことがあります!!実は、皆さんによるカンパなどを集約した所、まだ赤字から回復できていませんでした…支援して下さった方々、カンパして下さった方々には本当に感謝していますが、皆さんにはできれば、このクラウドファンディングのことを拡散していただきたいです。サービスの対価としての金銭ではなく、狂奏祭を一緒に作っていくという意味で、応援していただけると幸いです!是非よろしくお願いします!! もっと見る
狂奏祭グッズ紹介vol.1 Tシャツ
2025/08/07 07:44狂奏祭のグッズ紹介第1弾です!今年のTシャツでは、熊野寮のイラストではよく見るおなじみのあのキャラが...!たくさんの音符の上でふわふわと飛ぶ様子が可愛らしいですね!!グッズのTシャツはクラファン支援のリターンとして用意している他、会場で買うこともできるので、是非このTシャツを着てより一層狂奏祭を楽しんでみてください! もっと見る
狂奏祭2025タイムテーブル!!
2025/08/06 12:00狂奏祭のタイムテーブルが公開されたので紹介します!まず1日目です!sakimoriやがろんなど、様々なオリジナルバンドが出演した後に、幻野ステージで盆踊りです!また、盆踊りの後には食堂でClub吉熊です!盆踊りからクラブと、朝まで踊り明かしましょう!また、吉田寮厨房利用者会議の出演もあり、熊野寮と吉田寮のコラボ感のある1日です。2日目です!2日目、8月9日は日本少女、yoei、オートコードなど、京都で活躍するオリバンが続いた後、現在注目を集める3人組、texas3000が出演します!バンド色の強い一日です。3日目!3日目は2ステージの強みを活かし、幻野ステージではバンド形式の出演が続く一方、食堂ステージではDJ陣が活躍します!そして幻野ステージ、食堂ステージともに、JUN INAGAWA、自爆、ラブリーサマーちゃんといったプロのアーティストが続いた後に、熊野寮発バンド、砂場泥棒が出演します!さらに、アフターパーティーでは大量の炊き出しでのコンパ×これまでの出演者によるDJを行い、狂奏祭はまだまだ終わらない...といったタイムテーブルとなっております!興味を持たれた方は、是非ご支援をよろしくお願いいたします! もっと見る





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