はじめに
このページを開いてくださってありがとうございます。
29歳女性のアキヤマ ヒカルと申します。
このクラウドファンディングを立ち上げた理由は、「人生を自分の意志で切り開く第一歩を、誰かと一緒に踏み出したい」と思ったからです。
わたしはこの夏、世界一周の旅に出ます。
その挑戦の過程をリアルに発信し、そこで感じたこと・乗り越えたこと・出会った人たちを、SNSや映像を通して多くの人と“共有”したいと思っています。
わたしにとってこの旅は、単なる夢ではありません。
これまでの人生で感じてきた「自分には何もできない」というコンプレックスを乗り越えるための挑戦です。
この旅にかかる費用は自分で賄う予定ですが、今回のクラウドファンディングでは映像・音声を通じて“旅のリアル”を伝えるための機材購入費をご支援いただきたく、立ち上げました。
わたしの決意と背景、旅の目的について、最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
WHO IS アキヤマ ヒカル?|人生に向き合う29歳の素顔
わたしは好奇心旺盛な人間です。特に人への関心が強い傾向にあります。
また、100人中99人がわたしのMBTI(運動家 ENFP)を言い当てられる(と思う)くらい外交的で、人との精神的な繋がりを重視する明るい性格です。
一方で、わたしには大きなコンプレックスがあります。そのコンプレックスというのは、自身の自己効力感の低さです。
自己効力感とは「自分がある状況で目標を達成したり、課題をやり遂げられると思える感覚」のこと。簡単に言えば、自信のようなものです。
ではなぜ低いと評価するのか、少し長くなってしまうかもしれませんが世界一周をする理由を語るにおいては避けられないと思うので、お付き合いください。
パーソナリティ
わたしは3人姉妹の長女です。家計は比較的裕福で、不自由なく暮らさせてもらっていました。ただ問題が一つあって、父は女癖の悪い人でした。
それが原因で、わたしが幼い頃から家庭内では喧嘩が絶えませんでした。辛そうな母の姿を幼い頃から見ていたわたしは、自然と「母を悲しませてはならない」「わたしが味方にならなくては」という潜在意識が刷り込まれ、いつしかそれが「母の言うことに間違いはない」へと誤変換されていました。
そして気づいたら自分で物事を考え、計画立てて行動するのが苦手な人間になっていました。
その弊害が最も顕著に現れたのは、就職活動の時でした。
わたしが21歳、大学3年生の3月に就職活動が本格化しました。母は大手航空会社に勤めていたこともあって「大企業に入れば間違いない」という考えを強く持っていました。わたしもそうだと信じて手当たり次第に受験しました。
結果は惨敗。卒業まで5ヵ月を切っていましたが就職先は決まっていませんでした。
心配した母はまだ選考をしている会社を1社見つけてきて、わたしは受験しそのまま12月末に採用の連絡をもらいました。それが現在わたしが勤めている会社です。
どん底のままに
多くの不採用通知を受け取るなかでわたしの自己肯定感はどん底でした。
気力も尽き、最後に得た採用先は母が見つけた会社。「結局、わたしは自分一人では何もできないんだ」と自己嫌悪にも陥っていました。
わたしって何がしたかったんだろう。
その思いは採用通知をもらって就活を終了すると決めた後も、心のわだかまりとして残っていました。
1月、このまま社会人になっちゃっていいのかなと思いながらインターネットを眺めていると、あるプログラムを見つけました。それは、東南アジアでのフィールドワークを通じて問題解決能力を高めようというもので、謳い文句は覚えていません。ただ当時「自分一人では何もできない」「自分が何をしたいのか分からない」「そもそも自分にできることなどあるのだろうか」と思い詰めていたわたしに、まさに刺さる内容であったことは間違いありません。早速応募して、説明を受け14万円を払って参加することを決めました。
考え方を変えた、初めての一人旅
さて初めての一人海外。
プログラムでの学びは大きかったけど、それを抜きにしても海外では私の想像を超えることばかりでした。バスの乗り方が分からなかったら、現地の人がバス停まで連れて行ってくれただけでなく運転手に降りる場所を伝えて必要なお金を払ってくれました。またそのバスの中で、別のおじいさんが「将来は複数の女性と森の中でひっそり暮らしたいと思っているんだけど、君も来ないかい?」とGoogle翻訳で誘ってきました。
別日には鉄道で揺られていると、前に座っていた若いタイ人カップルのお兄さんが席を譲ってくれたんで、隣に座るときに彼女さんにも挨拶をしたら可愛らしい格好をしながらもがっつり青髭が生えていたので、びっくりしました。(ちなみに彼らに子供ができたことを数年前にインスタで知りました。)
とにかく私の知らない世界がそこにはあって、その未知の世界の中で自分で進路を決め、何かあったら乗り越える、その経験を重ねるごとに自信へと繋がっていきました。
帰国すると、いつもと変わらない景色。でも私の見方は明らかに変わっていました。
今の自分の当たり前を当たり前でないと感じられ、当たり前ではないと思うとその全てが尊く感じられました。
帰国翌日には大学の卒業式があって、3月なのにヒカル、肌焼けすぎじゃね?と言われながら笑顔で写真を撮るその時間も、友人もかけがえのないものに感じられました。
それから私は自分の中の当たり前、常識をぶち壊すために、自分の人生は自分がコントロールしているんだと実感するために、一人で海外に行くようになりました。
世界一周である理由
なぜ私は自己効力感が低いのか。
それはわたしの家庭環境や自己決定力の低さ、そして成功体験を通じて得た達成感の少なさにあると考えています。(勿論これは捉え方一つで変わり得るものですが、今のわたしはそう感じています)
社会人になってからも、何度か一人旅をしました。しかし、いつも心の奥には残っていたのです。
「母が見つけた会社に入った」という事実。
そして「自分が行動するときは、外発的な動機づけが多い」という自覚。
その両方が、わたしをずっと苦しめていました。どうしたら、内側から湧き出るモチベーションを育てられるのだろう?と、悩んでいたのです。
そんなある日、ひょんなことから世界一周を経験した人と出会い、その瞬間に衝撃が走ったのを今でも覚えています。
純粋に「それがしたい。」と感じた瞬間でした。
今度こそ、この感覚を大切にしなければならない。これを逃したら一生このコンプレックスを抱えたまま生きることになる。そう感じました。
そして衝撃的な出会いから3年が経ち、やっと精神的にも経済的にも準備が整いました。
わたしは遂に旅に出ます。自分の内なる声に耳を傾けて真摯に向き合うために、行動に移して自分はできるんだ!という感覚を得るために、そして10年後・20年後も自らの意志で未来を創造できる自分であるために。
プロジェクト立ち上げの背景
さて、本題に戻ります。
今回このようなクラウドファンディングという形を取り入れたのは、冒頭に申し上げたとおり「多くの人との繋がりを築きたい」という想いからです。
わたしは先ほどコンプレックスがあると話しました。自分の無力さを感じ、人生をコントロールできていないような感覚に嫌気がさしていました。一方で、人はどんなに自分で人生の舵を取っているつもりでも、その過程において色んなプラスあるいはマイナスな影響を受けて進路を変えることが多くあると思います。
そして、それは決して悪いことばかりではないと自覚しています。例えば心動かされる物語を読んだとき、その主人公には仲間がいて、彼らの存在が主人公の考えや行動を変えることがありますよね。
わたしも同じで、母や父をはじめ、これまで関わってきた全ての方々に心から感謝しています。もちろん、今所属している会社にも深く感謝をしています。入社のきっかけは受け身なものだったかもしれませんが、職務を通じて成長と挑戦の機会を与えてくれ、今回の退職理由にも理解を示してくれる素晴らしい会社です。
そんな多くの方々の存在が、今のわたしを作り上げてくれました。
だからこそ、このわたしにとっての大きな決断と行動を、自分の中だけで留めておきたくない。
多くの人に共有し、繋がって、影響し合って、描く物語をより鮮やかなものにしたい。
そのための一つの手段としてクラウドファンディングを立ち上げました。
ご支援いただければとても幸いですが、InstagramやYouTubeも更新しますので、そちらをフォローいただけるだけでもとても励みになります!(SNSは得意なほうではないのですが、挑戦します。)
支援の使い道
「わたしが感じるものをそのまま届けて繋いでいく」をモットーにSNSを通して、旅の様子を発信します。
またできるだけリアルを伝えたいという想いから、バイノーラルマイクと360度映像を用いてお届けしたいと思っているので、支援の使い道としては機材購入に要する費用とします。
①バイノーラルマイク ¥30,000
②録音機 ¥15,000
③Insta360 X5 ¥85,000
④Insta360 GO 3S ¥62,000
⑤Insta360 アクセサリー、その他機材 ¥70,000
⑥編集用PC ¥70,000
¥332,000
+CAMPFIREの手数料17% ¥68,000
=¥400,000
スケジュール
現在までに予防接種と一部の航空券/宿泊地のBookingは終えており、これから必要物品の購入やVISAの取得を進めていくところです。
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画は実行します。
2025年
7月27日 クラウドファンディング終了
7月31日 フィリピン向けに出発
8月~9月 東南・南アジア
9月~10月 中東
11月~12月 アフリカ
2026年
1月~2月 ヨーロッパ
3月~4月 南米
5月~6月 北米
7月10日 日本に帰国、リターンのお届け完了、帰国報告

最後に
わたしのクラウドファンディングは、誰かのためにどうなりたいだとか、こんな社会課題に取り組むなどといった高尚なものではありません。
しかし、社会に貢献できることについて、一つお約束できることがあります。
わたしは現在「国家資格キャリアコンサルタント」の取得に向けて勉強しています。試験は出発直前の2025年7月です。
その資格を取得し、わたしは「一人ひとりが自律的にキャリアを形成できる社会の実現」に貢献したいと考えています。なぜなら、わたし自身がそうでなかったからこそ伝えられるものがある、また自身の心理への強い関心や世界一周を通して得た知見は間違いなく社会にとって有益な形で還元できる、と確信しているからです。その具体的な活動が企業で行うことになるのか、需給調整機関、あるいは学校や教育機関での仕事になるのかは、旅を終えた際に感じる自分の声に従って決めたいと考えています。
30歳を前にして迎えるキャリアの転機と、そして挑戦を見届けていただけると幸いです。
よろしくお願いいたします!




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