
~高齢者施設のリビングを、みんなの心が集う場所へ~
高齢者施設というと、どこか閉ざされた印象がありませんか?
私たちは、サービス付き高齢者向け住宅「おおるり富塚」を、
“地域の真ん中にあるあたたかい場所”に変えていきたいと考えています。
地域とつながり、
子どもと大人が交わり、
記憶と未来が重なる場所
おおるり富塚の絵を飾る予定のスペースは、ここに住む高齢者のダイニングであり、本格コーヒー店のカフェでもあり、小さな駄菓子屋でもあり、近隣の方やお子さんが自由に使える場所であり、自然と人が交わり、多様性を感じることのできる場所です。我々は、ここを「未来の介護施設を表現する場所」にしたいと考えています。
※サービス付き高齢者住宅とは…高齢者が安心して暮らせるように、バリアフリーの設備や安否確認、生活相談などのサービスを提供する賃貸住宅です。サ高住(さこうじゅう)と略して表記することもあります。
夢の実現に向けた取り組み「未来マチプロジェクト」
そんな想いを形にしようと私たちは「未来マチプロジェクト」をサ高住「おおるり富塚」で実施しています。
※未来マチプロジェクトとは…地域の皆さんと未来のマチとカイゴを豊かにするプロジェクトの略です。
高齢者施設でありながら、
いつだれが来てもいいように玄関を開錠し、
バーテンダーを招いて本格的なカクテルを飲めるような日があったり
旬の美味しいお刺身をランチで食べられる日を毎月提供したり
地域の子供たちが気軽に立ち寄れるように駄菓子を施設で提供したり
地元のこだわり焙煎豆を販売するお店に協力してもらって、カフェを毎週オープンしたり
様々な取り組みを数年前から職員と一緒に楽しみながらチャレンジしています。
壁一面の大きな絵を通じて、みんなが集まる場所に

今回、私たちのチャレンジしている「未来マチプロジェクト」の象徴として、リビングの壁に、地域みんなが集いたくなるような象徴的な一枚の大きな絵(横200cm×縦100cm)を掲げたいと考えています。この場所を「多世代交流の場」にしたいのです!

絵の制作は、浜松市出身のアーティスト林満里奈さんにお願いをします。
好きなところへ好きな時に行き、食べたいものを食べ、飲みたいものを飲む、そんな日常を送っている私たちも毎年、年を重ねていきます。
少しずつ、でも着実に。
その先には、高齢者施設に入居することが選択肢の一つになります。
将来、自分たちが住むことになるのかもしれない高齢者施設は、
地域に溶け込み、私たちの日常にある「当たり前の存在」になると今よりももっと住みやすい地域になると考えています。
高齢者施設が地域の真ん中にあって、だれもが集まりたくなるような場所になれば、
高齢者施設のイメージが変わり、働く担い手も増え、
持続可能な住みやすい地域社会になるのではないでしょうか。
アーティスト プロフィール
林 満里奈 MARINA HAYASHI
静岡県浜松市生まれ
浜松学芸高校 芸術科 美術コース卒業
武蔵野美術大学 造形学部 油絵学科 版画専攻卒業
大学卒業後は地元浜松市を拠点として活動、東京や浜松での個展を開催。
アクリルや油絵の具を用いたペイント作品や版画作品を制作し、ライブペインティングなどのパフォーマンスも。
子ども向け施設や高齢者施設での活動も多く、幅広く地域の人たちと関わることでアーティストという立場で地域貢献を行っています。
なぜ「絵」を描くのか——このプロジェクトにアートが必要な理由
このプロジェクトを立ち上げるにあたって、私たちは「何か、目に見える“このプロジェクトを表現する象徴”が欲しい」と考えました。制作に携わった人たちの心に残り、訪れた人の心に、温度が伝わるものです。
以前、施設の一角でアーティスト林さんによるライブアートを実施したことがあります。そのときの入居者さんたちの反応は、想像を超えるものでした。
「描いてるところを見てるだけで元気になるね」
「昔、美術が好きでよく日本画を描いてたの。今日は若い頃を思い出したわ」
「美術館、よく行ったなあ…また行きたいなあ」
そんな声が聞こえてきたのです。
アートには、人の記憶を呼び起こし、心を動かす力があります。それは一時的なイベントではなく、ずっとそこに残り、語りかけ続けることができるもの。日々の暮らしのなかで、ふと立ち止まり、眺めたくなるもの。
私たちは、この施設の壁に「絵を掲げよう」と決めました。このプロジェクトの想いが詰まった“場の記憶”として、ここで生きた人、関わった人すべての証として、残したいと思ったのです。
子供たちにとっても思い出になるために!
私たちが運営する「おおるり富塚」を地域に溶け込んだ、むしろ地域の真ん中にある存在になったらいい!と強く思い、今回プロジェクトを立ち上げました。
「かいごTERAKOYA事業」に通う子どもたちも、未来を描く仲間です。

この夏、「おおるり富塚」では地域の小学生たちをお預かりする“かいごTERAKOYA”を7/22(火)~8/22(金)に実施します。
日中、親御さんが働く間、子どもたちは施設で勉強したり、地元の高校生・大学生のお兄さん・お姉さんと遊んだりしながら、高齢者の皆さんと自然にふれあい、世代を越えた「人とのつながり」を体験していただきます。

そして今回のアートプロジェクトでは、この「かいごTERAKOYA」に通う子どもたちも、林満里奈さんと一緒に作品づくりに参加します。
「成長の途中」にある彼らが、地域のお年寄りたちと心を通わせながら、アートを作り上げる。
この経験は、未来を見つめる眼差しや、まっすぐな想いが込められていくはずです。
子どもたちにとって、
このアートは「作品」ではなく「ひと夏の貴重な経験」として、
心の中に長く残り続けることでしょう、きっと!
プロジェクトに掛ける想い
プロジェクトマネージャーである私(塚本)のプロジェクトにかける想いは、
1.高齢者施設が“集いたくなる場所”になることで地域をより暮らしやすくしたい!
2.絵が出来上がる過程を通じ、年齢を越えて「共に何かを作る」ことの価値を関係者やそのご家族に提供したい!
3.アートがもたらす心の豊かさをもって新しいコミュニケーションのきっかけを作りたい!
この取り組みは、私たちにとって大きな挑戦です。
だからこそ、みなさんの力と一緒に作り上げたいと考えています。
ご支援いただいた資金の使い道は…
・作品制作に使う画材や材料費
・浜松出身アーティスト林満里奈さんへの制作費用
・掲示のための設備整備・展示演出費用
・完成披露のイベント運営費 などを予定しています。

一緒に、未来へ残る「象徴」を描いてくださいませんか?
支援者の方には、感謝を込めて
・おおるり富塚で毎週土曜日にオープンしているカフェ「OHRURI COFFEE」のコーヒーチケット
・「OHRURI COFFEE」のドリップパック
・プロジェクトで描いた絵のコースター
・プロジェクトで描いた絵のマグカップ
・林満里奈さんオリジナル絵画(3号予定)
・林満里奈さんによるパーソナルアートレッスン(3時間以内想定)
・おおるり富塚デイサービス体験
など、心を込めたリターンをご用意しています。
OHRURI COFFEE(おおるりコーヒー)
高齢者施設「おおるり富塚」内に2025年2月にオープンした、どなたでも利用できる本格カフェです。
こだわりのオリジナルブレンドを、その場で挽いて提供しています。ドリップパックも駄菓子コーナーで販売中。
この絵は、ただの装飾ではありません。
人の記憶や感情が重なった、
この街に生きる人たちの“証”です。
どうか、みなさんの優しさを少しだけ、
私たちの未来に、彩りとして加えていただけませんか?
一緒に、未来へ続く花を咲かせましょう。
最新の活動報告
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ご支援いただきありがとうございました。
2025/09/22 11:00この度、おおるり富塚のアートプロジェクトを応援いただき、誠にありがとうございました。61名もの方からご賛同いただき、781,000円のご支援が集まりました。皆様の応援、お力添えのおかげで、世代を超えて描いた一枚の絵が完成し、施設を彩り、地域と繋がる「介護施設を中心としたまちづくり」の象徴となりました。皆様、この度は本当にありがとうございました。今後も未来マチプロジェクトの活動を継続し、その輪を広げ、仲間と共に「未来のまちづくり」をしていきたいと思います。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ーー今回のアートプロジェクトの作品に題名をつけました。-------------------------------------『Light & Bloom(光と咲く)』この絵には、さまざまな感情や記憶が込められており、多くの人々の関わりによって完成しました。この絵はいつまでもこの場所にあり、訪れる人はいつでもその輝きを目にすることができます。絵の前に立てば、あなたはさまざまな感情や記憶、想像に触れることでしょう。地域の人々が気軽に立ち寄り、心安らぐ場所となる――おおるり富塚はそんな「まちの中心」となる場所です。この絵は、それらを象徴する存在としていつでもあたたかくこの場所にあり、皆さんをお待ちしています。-------------------------------------この施設がこの街の中心となり、この絵がその象徴となって、常に人が集まる場所になることを信じて、これからも挑戦を続けていきます!この度は本当にありがとうございました。 もっと見る




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