
カンボジア・ロムドゥル小学校3年生の授業風景
札幌からカンボジアへ、夢と希望とえんぴつを。
みなさん、こんにちは。「世界の子どもたちに文房具を届ける」ENPITSU PROJECTを運営する、札幌市小中学校環境教育研究会です。
私たちは札幌市内の小中学校教員を中心とした有志の団体で、子どもたちが「札幌と世界をつなぐ視点」をもち、環境問題や社会課題について学ぶ機会をつくる活動を続けています。
その活動の一環として、今回の『ENPITSU PROJECT』を企画しました。

文房具も、電気も足りない。それでも学びたい、ロムドゥル小学校の子どもたちへ。
カンボジア・シェムリアップ州は世界遺産アンコールワットで知られている観光地ですが、長く続いた内戦の影響もあり、特に郊外や農村部では教育環境がまだ十分ではありません。
今回文房具を届けるのは、市街地から車で約30分の村にあるロムドゥル小学校。全校で約170人の子どもたちが毎日学んでいますが、教科書や文房具、電気などが不足しており、十分に学習できない状況です。
学校の先生はこう語っています。
「学習道具がそろえば、子どもたちはもっと勉強しやすくなります。
みなさんに協力していただけることを、心から願っています。」
そこで私たちは、札幌の子どもたちが集めた文房具を現地に届け、ロムドゥル小学校への支援を行うとともに、日本とカンボジアの子どもたちがつながるきっかけをつくります。

カンボジアでは、12の段のかけ算まで習います!
きっかけは、フィリピンの小学校へのプロジェクト。
私たちがこの活動を始めたきっかけは、2019年に社団法人casa代表の小澤真紀様が企画された初代ENPITSU PROJECTに、本会会長の斉藤健一(札幌市立資生館小学校)、事務局長の高橋浩史(札幌市立北九条小学校)、オブザーバーの臼井純信((株)アドバコム代表取締役)が参加したことです。
フィリピン・セブ島から船で1時間ほどのところにあるキナーターカン島のハグダン小学校へ、日本で不要になった文房具を届けに行きました。
現地での子どもたちとの温かな交流を通して、日本と世界の子どもたちがつながることの意義や、広い視野で物事を考えることの大切さを知りました。
本団体でもぜひ世界を舞台にした社会貢献を行いたいとの思いから、小澤様との連携のもと、このたびの企画を進めています。
札幌の子どもたちから、カンボジアの子どもたちへ。
今回の活動は、下記の予定で実施を計画しています。
- 1.現地の下見とロムドゥル小学校へのご挨拶(8月13日に実施済み)
- 2.札幌市内の学校や児童会館で不要になった文房具を募集(11月1日〜11月30日)
- 3.現役の小中学校教員がプレゼンターとして現地へ届ける(1月10日ごろを予定)
- 4.現地で「文房具寄付セレモニー」「札幌市の教員による特別授業」「交流プログラム」を実施
- 5.帰国後は、札幌市の学校にて子どもたちに活動を伝える授業を行い、国際理解教育につなげる
- なお活動や募集の詳細については、本会公式HP・Facebookならびに子ども環境情報誌『エコチル』にて、詳しくお伝えしていきます。
トロペアントム村の様子
札幌市の教員が自ら届ける、夢とえんぴつ。
今回のクラウドファンディングでは、札幌市の小中学校教員が、プレゼンターとして文房具を届けます。そのための運搬費や渡航費を支援いただきたいと考えています。
資金使途(100万円)
- ・渡航・宿泊費(札幌市の小中学校教員4名分):80万円
- ・現地移動・活動費・旅行保険費等:15万円
・文房具回収・輸送費:5万円
現地のロムドゥル小学校にはすでに受け入れの了承をいただいており、プロジェクト実施の準備は整っています。
また、現地で活動されているNPO法人earthtree代表の加藤大地様に、現地の案内や相手校の紹介等、今回の活動について全面的なご支援・ご協力をいただいています。

トロペアントム村のみなさん
あなたの1本が、カンボジアの子どもの未来を照らす。
ENPITSU PROJECTでは、クラウドファンディングとあわせて文房具の寄付も募ります。学校やご家庭、会社などで眠っている文房具がありましたら、ぜひご協力ください。
- ・対象品目:未使用の鉛筆・消しゴム
- ・募集期間:2025年11月1日(土)〜11月30日(日)必着
- ・回収方法:市内10か所の児童会館に回収BOXを設置予定
- ・ご送付いただける場合の送付先:
〒060-0002 札幌市中央区北2条西2丁目1-1 ハクオウビル3F
(株)アドバコム内「ENPITSU PROJECT文房具係」宛
※送料はご負担をお願いいたします
ENPITSU PROJECTが届ける、モノと心と未来をつなぐ贈り物。
私たちが届けたいのは、文房具だけではありません。
- 1.モノを大切にする心 2.視野を広げる学びの機会 3.RAY IT FORWARD(思いやりの循環)

子どもたちの未来を少しでも明るくするために、そして日本と世界の次世代をつなぐために、皆さまの温かなご支援を心よりお願いいたします。







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