鉄道開通の夢の跡…「渡らずの橋」を未来に伝えたい!越川橋梁保全事業

  • 北海道斜里町
  • まちづくり・地域活性化
  • 北海道
キャンプファイヤー ふるさと納税のバッヂ

世界自然遺産知床。かつて、その深い森が広がる半島の付け根を横断し、斜里町と標津町を結ぶ鉄道開通が計画されました。今から85年前、壮大な計画の一部として完成した国登録有形文化財「越川橋梁」が危機に瀕しています。貴重な歴史の証人を未来に伝えていけるよう、保全に取り組むため、ぜひご協力をお願いします。

現在の支援総額

773,000

45%

目標金額は1,688,000円

支援者数

82

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2025/09/01に募集を開始し、 82人の支援により 773,000円の資金を集め、 2025/11/28に募集を終了しました

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鉄道開通の夢の跡…「渡らずの橋」を未来に伝えたい!越川橋梁保全事業

  • 北海道斜里町
  • まちづくり・地域活性化
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現在の支援総額

773,000

45%達成

終了

目標金額1,688,000

支援者数82

このプロジェクトは、2025/09/01に募集を開始し、 82人の支援により 773,000円の資金を集め、 2025/11/28に募集を終了しました

世界自然遺産知床。かつて、その深い森が広がる半島の付け根を横断し、斜里町と標津町を結ぶ鉄道開通が計画されました。今から85年前、壮大な計画の一部として完成した国登録有形文化財「越川橋梁」が危機に瀕しています。貴重な歴史の証人を未来に伝えていけるよう、保全に取り組むため、ぜひご協力をお願いします。

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実施理由/背景

越川橋梁を守りたい!

越川橋梁は1940(昭和15)年、北見地方と根室地方を結び、豊かな作物・資源の輸送と北方防衛を担う「国鉄根北線」の一部として建造されました。戦時中の資源不足の中、金属の支柱が使えず、当時の技術の粋を集めて全てコンクリートで造られています。また、完成を急ぐあまり、労働者は過酷な環境に追い込まれ、複数の死者が発生しました。この橋は悲しい歴史を秘めながら、のちに独自の構造の特徴が評価され、1998(平成10)年に国の有形文化財に登録されました。
根北線は戦後になって、斜里町内の越川地区から市街地までの間で部分開通しましたが、十数年で廃線となり、結局全面開通にはなりませんでした。そのため、越川橋梁上を汽車が走ったことは一度もなく、「渡らずの橋」とも呼ばれています。橋の下を通る国道244号線を拡張するため、橋脚が一部撤去され、道の東西に二分されましたが、今も高さ20mの威容を残しています。斜里市街地を遠く離れ、根北峠越えに挑もうとする橋の周囲は、もちろん自然豊か。川のせせらぎと鮮やかな緑に包まれる極上の空間ですが、それゆえに、越川橋梁は大きな危機に直面しています。

プロジェクト内容説明

越川橋梁を「ロープアクセス」で登り、木を取除きたい!

越川橋梁が直面する危機。それは周囲の木々の種が、越川橋梁の路盤(レールが敷かれる予定だった平面部)に根付き、どんどん成長していることです。これを放置すると、伸びた根がコンクリートに入り込み、隙間を広げ、やがては崩壊させてしまうかもしれません。国民共有の財産である文化財を守るため、対策が必要です。
今回は高さ20mの越川橋梁に登るため、「ロープアクセス」という技法を用いることを予定しています。これは周囲の木にロープをかけて高所に登る技法で、文化財である越川橋梁を傷めない手段として、2011(平成23)年にも採用されました。
今回は約14年ぶりの樹木除去作業となります。この間、樹木の除去作業は行われていないので、かなりの木が路盤に生えてしまっていることが予想されます。この木々を取り除き、ただでさえ雨風に晒されている越川橋梁を少しでも守りたいです。

目指すところ

知床の交通を語る文化財を守り続けたい

北海道の北東端にある斜里町は、交通の要衝とはいえません。しかし、海も山も土も豊かで、古くからたくさんの人が暮らしてきました。船での海上交通に始まり、道路が造られ、鉄道が開通してきた交通の歴史は、斜里町にとってかかせないものです。
中でもちょうど100年前の1925(大正14)年の鉄道開通は、それまで海に面して広がっていた斜里のまちなみを一気に鉄道周辺=陸向きに変えた一大転換点で、根北線の計画と越川橋梁の存在は、斜里を変えた鉄道史の重要な部分を構成しています。
斜里町立知床博物館では、交通に関する資料を収集するとともに、野外にあるさまざまな文化財の保全に努めています。先人の夢・希望、労働者の苦労などが詰まった掛け替えのない越川橋梁を、これからも守っていきます。

寄付の使い道

受け付けました寄付は、下記の用途に使わせていただきます。
・越川橋梁に生長した樹木の除去業務委託
・越川橋梁の魅力と価値を発信するための普及事業の企画運営
(画像は過去に開催した鉄道の企画展)

自治体からのメッセージ

ご支援いただく皆様へ

この度は越川橋梁保全事業にご興味をお持ちいただき、ありがとうございます。越川橋梁はこれまでも、地元自治会や郷土史研究者、歴史・鉄道ファンの方々の情熱により、撤去の危機を乗り越え、文化財としての価値付けがしっかりとなされてきました。多くの方々の想いを受け継ぎ、突如目の前に現れる巨大コンクリート橋に対する驚きや感動を、知床を訪れる方々に末長く与え続けられることを願ってやみません。そのためには、我々地元自治体と、所管する知床博物館が力を尽くすことはもちろんのこと、知床に魅力を感じてくださる方々のお力添えが不可欠です。どうぞ温かいご支援をよろしくお願いいたします。

お礼品について

旧国鉄根北線に想いを馳せる、知床博物館ならではのお礼の品をご用意しています!

結果的に「渡らずの橋」となった越川橋梁ですが、戦後に斜里町内でのみ「根北線」が開通したことで、知床博物館や地域の人の手元にいくつかの資料が残されています。また、地元の歴史を語る重要な資料として、多くの人の手により調査・研究が深められています。
根北線の保全にご協力いただいた方々には、越川橋梁や根北線に想いを馳せられる品々をお礼の品としてお送りします。
かつての越川橋梁の迫力ある姿を留めたポストカードや、根北線廃線時の記念品レプリカ、そして当時の鉄道交通に関する専門家による講座など、斜里町と越川橋梁をさらに好きになっていただけます。

事業スケジュール

2025年9月〜10月 樹木除去作業
2025年10月〜12月 越川橋梁関連 講座・ツアー・展覧会実施(いずれも斜里町)

樹木除去作業を行うとともに、越川橋梁と斜里の鉄道について、これまで知床博物館が収集してきた資料と、調査してきた成果をもとにした展覧会を実施予定です。講座・ツアーについては、ぜひ斜里町に足をお運びいただき、現地の魅力とあわせてお楽しみいただけますと幸いです。

【寄付に関する注意事項】

目標金額に到達しなかった場合の寄付金の返還はございません。

目標金額に到達しなかった場合、お預かりした寄付金は自治体内で使い道を検討し、自治体が取り組む各種の事業に活用させていただきます。

目標金額を超過した寄付金の取扱いについては、各自治体の判断となります。

また、クラウドファンディングの目標金額到達前に、自治体またはさとふるの判断により、寄付の受付を停止する場合があります。あらかじめご了承ください。

お礼品をお受け取りいただける金額以上の寄付であり、且つ、お受け取り辞退のご希望がない場合は、目標金額到達の如何を問わずお礼品をお受け取りいただけます。

サイト上で表示される寄付金額の数値は、入金が確認できた寄付金の合計となりますため、即時反映されるものではないことをご了承ください。

受付終了後に入金が確認できたものについては、受付終了後に数字を更新いたします。

支援に関するよくある質問

ヘルプページを見る

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください

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