魚の骨でサカナの魅力を発信したい!『鯛の鯛図鑑』書籍化プロジェクト

まるで魚のように見える魚の骨<鯛の鯛>を記録し続ける中学3年生の挑戦!

現在の支援総額

1,038,000

207%

目標金額は500,000円

支援者数

114

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2025/10/10に募集を開始し、 114人の支援により 1,038,000円の資金を集め、 2025/11/25に募集を終了しました

魚の骨でサカナの魅力を発信したい!『鯛の鯛図鑑』書籍化プロジェクト

現在の支援総額

1,038,000

207%達成

終了

目標金額500,000

支援者数114

このプロジェクトは、2025/10/10に募集を開始し、 114人の支援により 1,038,000円の資金を集め、 2025/11/25に募集を終了しました

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皆様の温かいご支援と応援のおかげで、ネクストゴールを達成することができました。本当にありがとうございます。

これまでのご支援をもとに、より多くの人に『鯛の鯛図鑑』を届けられるよう、新たにネクストゴール【100万円】を設定いたします。

そして、『鯛の鯛図鑑』完成後に開催予定の刊行イベントには、これまで長年にわたり応援してくださっている<さかな芸人ハットリさん>にご登壇いただけることになりました!

当日は、鯛の鯛を通して、皆様がみている魚の世界をさらに広げられるようなイベントにしたいと考えています。これまで応援してくださった皆様にも楽しんでいただける時間となるよう、準備を進めています。

引き続き、『鯛の鯛図鑑』を通して魚の魅力を多くの人に伝えていけるよう頑張ります。

どうぞこれからも応援よろしくお願いいたします!

(2025年11月10日更新)


「鯛の鯛」とは、マダイをはじめとする多くの硬骨魚類に見られる骨の一部です。鯛から出てきたこの骨が小さな鯛の姿に見えることから、「鯛の鯛」と呼ばれるようになりました。


人間の肩甲骨にあたる部分で、魚においては肩甲骨と烏口骨から構成され、胸びれを支える役割を担っています。胸びれをもつ硬骨魚類にはほぼ必ず存在するため、さまざまな魚で探すことができます。

江戸時代には、マダイの「鯛の鯛」が“縁起の良い鯛から生まれる縁起の良い骨”として珍重され、お守りや飾りに使われていました。現代においても、食べ終わった魚から取り出して集めたり、標本や図鑑として比較したりと、さまざまな方法で親しまれています。

小学5年生のとき、夏休みの自由研究として制作したのが『鯛の鯛図鑑』です。

魚ごとに大きさや形が異なり、ヒレの使い方によっても違いが見られる「鯛の鯛」。魚を食べるたびに探し出し、標本として残し、さらに魚の特徴と一緒にまとめていったのがこの図鑑です。

図鑑には、私が描いた手書きの魚のイラストや紹介文、そして実際の「鯛の鯛」の骨格標本の写真を掲載しています。

小学5年生の夏に始めたこの研究は、夏休みだけで終わりませんでした。気づけば4年目に突入し、中学3年生になった今では第9巻まで完成し、収録した魚種は190種にまで増えました。


佐々木蒼大(ささき・そうた)です。現在15歳(中学3年生)で魚と出会ってから早13年、人生の8割以上をサカナに捧げてきました

きっかけは2歳のとき。古本屋で偶然手に入れた『小学館の図鑑NEO+ くらべる図鑑』で、深海最深部に棲む「カイコウオオソコエビ」に出会い、深海生物に夢中になりました。そこからずっと海洋生物一筋です。

5歳でNHKラジオ『こどもの時間』に出演。小学校1年生の頃からは、海に関するイベントや活動に積極的に参加し、「目指せ!第2のさかなクン“小さかなクン”コンクール」では海と日本プロジェクト賞を受賞しました。

幼い頃から時間があれば鮮魚店や水族館に足を運んでいます。興味は深海から徐々に近海の魚へと広がり、今では観察だけでなく食べることも大好きです。

幼稚園の頃の夢は「さかな博士」と「クジラ」。今もその気持ちを忘れずに、『鯛の鯛図鑑』をはじめとした魚にまつわる活動を続けています。


「鯛の鯛図鑑 第一巻」は、魚への興味が高まるなか、学校の自由研究で制作したものです。

きっかけは、おばあちゃんの家に飾ってあった一つの「鯛の鯛」。これはキンメダイのものでしたが、どの魚にもある骨だと知り、「比べてみたい!」と思ったことから始まりました。

鯛の鯛図鑑を制作する中で、思いがけない出会いもありました。

第一巻の制作時には、面識のあった小田原の鮮魚商・魚國の店長さんに「捨ててしまう魚の頭の骨をください!」とお願いしたところ、快く協力していただき、10種類以上もの魚の頭を取っておいてくれました。

また、鮮魚店や博物館に図鑑を持ち込んでお話しするうちに、研究者の方や専門家の方から協力をいただけるようになり、活動は次第に大きくなっていきました。

SNSやイベント出展を通して、幅広い年代の方に『鯛の鯛図鑑』を見ていただく機会も増え、小学生の子が自分で集めた鯛の鯛を持ってきてくれたり、年配の方が「昔集めたことあるよ」と興味をもってくださったり。鯛の鯛図鑑が、「世代や立場を超えたコミュニケーション」のきっかけになったのです。

最初のころは親に魚を捌いてもらっていましたが、自分の出刃包丁を買ってもらったことをきっかけに魚を自分で捌くことの楽しさを知り、色々な魚に挑戦するようになりました。

今では、家で魚を捌くのは僕の担当です。

今回、自由研究として制作した第1巻から、中学3年生で完成させた第9巻までをまとめて掲載した書籍を制作します。

自由研究から始まった小さな図鑑が、いつの間にか大きな活動になりました。これからは、より多くの人に見てもらえる形で残し、次の世代にも魚の面白さを伝えていきたいです。


僕は、魚を食べることが好きです。そして、その楽しさをもっと多くの人に知ってもらいたいと思っています。

学校で周りの友達に魚が好きかどうかを聞くと、「魚は食べるのがめんどくさい」と言われてしまうことも少なくありません。魚が切り身で泳いでいると思っている子がいるという話を耳にしたこともあります。

『鯛の鯛図鑑』を通して伝えたいのは、「魚が持つ様々な魅力」と「魚を食べることの楽しさ」です。あまり一般には注目されることが少ない「魚の骨」をきっかけに、魚をもっと身近に感じてもらいたい。そして、魚の魅力を知ることで、魚がすむ環境の現状や変化、水産資源についても関心を持ってほしいと考えています。

実際に図鑑を作りながら、魚屋さんから「最近扱う魚が変わってきている」と伺ったり、研究者の方から海の現状を教わったりする機会が増えました。

また、日本人の魚食離れが深刻な課題となっていることも実感しました。

こうした環境・状況だからこそ、自由研究から始まった『鯛の鯛図鑑』を一冊の本にまとめることで、これまで以上に多くの皆さまに届けたいと考えています。

さまざまな土地に実際に足を運び、魚を観察し、食べ、骨格標本を作製し、図鑑を作る──その中で気付いた多くの発見を子どもから大人まで誰もが手に取れる形で残したい。そして、読んでくださった皆さまが「自分だけの魚の魅力」を見つけるきっかけになれば嬉しいです。


■さかなのおにいさん かわちゃん初めてそうた君に会ったときのことを、今でもよく覚えています。「よかったら読んでください」と手渡してくれたのが、自主制作の『鯛の鯛図鑑』。めくった瞬間に「なんやこれは!オモロすぎる!!」と感動しました。

「鯛の鯛」に出会った素朴なきっかけ、ここまで形にしてきたこと。聞くたびに感動する、そうた君の発想、行動力、そして情熱!そしてそれを支えてきたご家族の力も、本当に素晴らしいです。

僕は「子どもが魚を好きになれば海は豊かになる」というテーマを掲げて活動しています。“好き”という情熱を見つけて深めて伝える、“好き”で人生を豊かにしてほしい。そんな想いで、タレントや作家活動、イベントやスクールを通してたくさんの子どもたちと歩んできました。

そうた君のこの取り組みは「種火」だと思っています。きっと社会を明るくしていく松明になるし、いつか未来の自分を鼓舞するエネルギーになります。

『鯛の鯛図鑑』は、大人も子どもも楽しめる一冊です。さかな好きはもちろん、それ以外の方もそうた君の圧倒的な情熱に触れて、パワーをもらってください。そうた君のこれからを楽しみに、引き続き全力で応援しています。


■さかな芸人ハットリさん

うー大漁!さかな芸人ハットリです。蒼大くんの鯛の鯛図鑑、いつも楽しみに拝見しており鱒(ます)。

僕も蒼大くんと一緒に磯で釣りや採集をしたり、自宅近くで釣れた渓流魚を送ったりと、微力ながら図鑑作成のお手伝いをしているので思い入れもあり鱒。

蒼大くんはもう10年も前から僕のイベントに来てくれていて、僕がクラウドファンディングで作成した魚の書籍もよく購入してくれました。

今度はその蒼大くんが本を作るためにクラウドファンディングに挑戦するということが、とても感慨深いです。鯛の鯛だけに特化した世界でも類を見ない図鑑の完成を、みんなで応援しましょう!


■観音崎自然博物館・副館長 山田和彦さん

水の中で自由に動くため、魚にはひれがあります。

せびれ、むなびれ、はらびれ、しりびれ、おびれ。ゆっくり進んだり、ダッシュしたり、向きを変えるなど、それぞれ役割があります。むなびれは、おもに向きを変えたり、ゆっくり進むときに使うので、ほかのひれよりいろいろな動きができるようになっています。

そのむなびれを支えている骨が肩甲骨(けんこうこつ)と烏口骨(うこうこつ)です。神経が通る穴が目のように見え、魚のように見えます。

江戸時代の人たちは、ただ魚を食べるだけでなく、食を楽しんでいました。食べ終わった魚の骨など捨てるだけですが、骨の形を楽しみ、それを身近にある道具に例えて“鯛の七つ道具”と呼び、めでたいものとしていました。その中の一つが“鯛中鯛(たいちゅうたい)”で、今のタイのタイです。

自分も以前、築地市場にあった博物館にいたころ、タイのタイを展示するため、何種類かの魚の骨を集めたことがあります。魚の種類によって、むなびれの使い方はがちがうので、タイのタイも形や大きさがいろいろです。

この本は、蒼大君が小さいときから自分でタイのタイを取り集めたものを、自分でスケッチした魚の絵と解説を加えたものです。タイのタイの種類も増えましたが、魚の絵と文章も年ごとにうまくなってきています。

バーチャルがもてはやされる現在ですが、地球の気候変動がたいへんなことになっている今、身近なものから自然を見直すきっかけにもなる、すばらしい研究です。そして、それを続けているのも大事なことです。この本を読んで、少しでも本物の自然に興味を持つ子供が増えてくれたら、と思っています。


リターン内容
ご支援額 備考
お礼メッセージ(メール) 3000円 心を込めてお礼のメッセージをお送りします。
書籍『鯛の鯛図鑑』1冊 6000円 全197種を掲載予定!書籍『鯛の鯛図鑑』をお送りします。
書籍『鯛の鯛図鑑』1冊&巻末お名前掲載
9000円 書籍『鯛の鯛図鑑』をお送りするほか、巻末にお名前orペンネームを掲載します。
書籍『鯛の鯛図鑑』1冊&オリジナルTシャツ
1万5000円 書籍『鯛の鯛図鑑』と今回のクラウドファンディング限定で制作するオリジナル『鯛の鯛』Tシャツをお送りします。
書籍『鯛の鯛図鑑』1冊&刊行記念イベント優先ご招待
2万円 書籍『鯛の鯛図鑑』をお送りするほか、2026年3月にSAKANA BOOKS(東京・新宿)で開催予定の刊行記念イベントに優先招待します。イベントには特別ゲストも登場予定。
書籍『鯛の鯛図鑑』1冊&巻末掲載(企業・団体向け)
5万円 書籍『鯛の鯛図鑑』をお送りするほか、巻末に企業・団体様のロゴや名称を掲載します。


■スケジュール(予定)

2025年10月中旬 クラウドファンディング開始
2025年11月下旬 クラウドファンディング終了
2026年12月〜2月 書籍『鯛の鯛図鑑』制作
2026年3月中旬 リターン発送
2026年3月下旬 サカナに特化した本屋<SAKANA BOOKS>で刊行記念イベント

※上記スケジュールを予定していますが、都合により前後する可能性がございます。


■資金の使い道

書籍制作費用(印刷費ほか):約35万円
リターン費用:約6.5万円
CAMPFIRE手数料(17%+税):約8.5万円


佐々木 蒼大(こさかなそうた)。小学校5年生の時、自由研究で魚の「鯛の鯛」の骨格標本を収集・比較した『鯛の鯛図鑑』の制作を始める。中学3年生の現在、第九巻まで制作。

「目指せ!第2のさかなクン“小さかなクン”コンクール」では海と日本プロジェクト賞を受賞、日本さかな検定準1級合格、海と日本プロジェクト「全国子ども熱源サミット」関東ブロック代表など、『鯛の鯛図鑑』制作以外でも精力的に活動を続けている。

・年長(2016年)NHKラジオ「こどものじかん」『すきなこと』コーナーに出演
・小学4年生(2020年)海と日本プロジェクト「目指せ!第2のさかなクン”小さかなクン” コンクール」海と日本プロジェクト賞受賞
・小学5年生(2021年)夏休み自由研究で『鯛の鯛図鑑』制作開始/日本さかな検定3級合格
・小学6年生(2022年)海と日本プロジェクト「深海研究スーパーキッズ育成プロジェクト」参加/日本さかな検定2級合格/海と日本プロジェクト「全国子ども熱源サミット」関東ブロック代表/『鯛の鯛図鑑』第2巻、第3巻制作
・中学1年生(2023年)NHK「沼にハマって聞いてみた!」出演/水産庁「さかなの日」賛同メンバー/日本さかな検定準1級合格/少年写真新聞社「少年写真ニュース10/18号」掲載/『鯛の鯛図鑑』第4巻、第5巻、第6巻制作
・中学2年生(2024年)『鯛の鯛図鑑』第7巻、第8巻制作
・中学3年生(2025年)『鯛の鯛図鑑』第9巻制作


この度は『鯛の鯛図鑑』書籍化プロジェクトに興味を持っていただき、本当にありがとうございます。

僕は2歳の頃から魚が大好きで、見るのも食べるのも楽しんできました。

小学生の頃、給食で魚が出ると「魚は好きじゃない」と友人に言われることがあり、そのたびに悲しくなりました。だから、「もっとたくさんの人が魚を好きになったらいいな」と思うようになりました。

そこで、小学5年生の夏休みに『鯛の鯛図鑑』を作ることにしました。夏休みの自由研究で1冊の図鑑と標本を作ったところ、たくさんの人から興味を持ってもらえたし、僕自身もさらに色々な魚に出会うことができました。それがとても嬉しくて、気づけば4年も「鯛の鯛」を集め続けていました。

続けていくうちに応援してくださる方や図鑑を楽しみにしてくださる方が増え、気付けば約300種類の標本と全9巻の図鑑が完成しました。

僕は、これからも「鯛の鯛」を集め続けるつもりです。

その第一歩として、まずはこの4年間の集大成を「鯛の鯛図鑑 第一章」として1冊にまとめたいと思っています。

僕の小学生〜中学生時代の魚への想いがぎっしり詰まった『鯛の鯛図鑑』。応援していただけたらとっても嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

鯛の鯛図鑑 佐々木 蒼大

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

支援に関するよくある質問

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最新の活動報告

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  • 残り36時間です

    2025/11/24 15:57
    まだまだ長いと思っていた『鯛の鯛図鑑』書籍化プロジェクト クラウドファンディングも残り36時間を切りましたこの週末に高知県で出展していた「ホネホネサミット2025」でも、たくさんの方が『鯛の鯛図鑑』に興味を持ってくださいましたあっという間でしたが、本当にたくさんの方にご支援・応援いただき先ほど目標の200%を達成となりました!ありがとうございます『鯛の鯛図鑑』は一般書店には並ばない書籍です確実に手に入れたいという方は、ぜひ残り1日 クラウドファンディング支援のご検討をよろしくお願いいたします(クラウドファンディングは11月25日 23:59までです)写真は"鯛の鯛"こと"マダイのマダイ"です江戸時代から縁起がいいと言われてきたホネです皆さんと『鯛の鯛図鑑』に良いことがありますように! もっと見る
  • あっという間に残り2日となりました皆様のご支援 応援のおかげで目標は無事に達成しました!残り2日日でセカンドゴール目指します!最後の2日間は高知県で開催されている『ホネホネサミット』というイベントに参加してます!リターンのTシャツを着て大勢の方に標本や図鑑 見ていただいてます『鯛の鯛図鑑』書籍化についても興味を持っていただけて嬉しいですあと2日 よろしくお願いします! もっと見る
  • 100人!!

    2025/11/21 09:30
    いつも応援とご支援 ありがとうございます!クラウドファンディングも残り4日になりましたなんと!とうとう、ご支援くださった方が100人になりました!!ありがとうございます返礼はまだ少し先になりますが、楽しみにしててください最後の4日間よろしくお願いします! もっと見る

コメント

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