【緊急】昭和新山「生きた防災教材」を守り未来へ継承したい!

昭和新山は世界的にも貴重な「生成過程を記録した火山」、防災教育・学習の現場として重要。しかし三松正夫記念館は貴重な資料の展示・保存環境に課題があり、このままでは未来への継承が困難。防災・減災教育活動の拠点整備として、空調導入、座学スペースの整備、防災ツアーの拡充、予約システム導入等を実施したい。

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現在の支援総額

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82%

目標金額は6,000,000円

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昭和新山は世界的にも貴重な「生成過程を記録した火山」、防災教育・学習の現場として重要。しかし三松正夫記念館は貴重な資料の展示・保存環境に課題があり、このままでは未来への継承が困難。防災・減災教育活動の拠点整備として、空調導入、座学スペースの整備、防災ツアーの拡充、予約システム導入等を実施したい。

支援金(リターン)について
表示のリターン金額に、支援者さまからの「ご協力費(支援金額の12%+消費税)およびシステム利用料(支援金額に応じて別途)」が加算されます。支払いの最終金額は支援手続き時の確認画面に表示されますので、必ずそちらでご確認ください。
くわしくは下記をご覧ください。
CAMPFIREヘルプ:ご協力費とは何ですか?
CAMPFIREヘルプ:システム利用料について



皆さん、こんにちは。私はNPO法人洞爺湖有珠火山マイスターネットワーク代表理事の阿部秀彦です。私たちは、北海道・有珠山周辺で「火山と共に生きる地域の知恵を次世代へ伝える」活動を続けています。

火山マイスターネットワーク代表理事 阿部秀彦

世界に誇る“生まれたての火山”を未来へ

「昭和新山」は、1944年からの噴火によって、わずか2年あまりで姿を現した火山です。しかも、その誕生の一部始終が、地元の郵便局長だった三松正夫さんの手で克明に記録されました。その観察記録「ミマツダイヤグラム」は世界の火山学に大きな影響を与え、昭和新山は「生成の記録を持つ火山」として特別天然記念物に指定されています。

噴火前は平らな麦畑に生成された昭和新山

火山を愛し、歴史を伝え、学びの場を
次世代に残した三松正夫さん

火山と共に生きる姿勢を、私たちは受け継いでいます

正夫さんは噴火の中でも自らの足で現場に通い続け、噴火の様子を克明に記録しました。その真摯な姿勢は、学術的な価値にとどまらず、「自らを顧みず地域の自然を後世に伝える」という強い志そのものだったと思います。

その志を継いだのが、三松三朗さんです。

正夫さんが遺した資料や火山の姿を守り伝えることに生涯をかけ、研究者や地域の子どもたちに火山と共に生きる知恵を語り続けました。その活動の拠点が三松正夫記念館です。

1983年から続く「子ども郷土史講座」で
子供たちを案内する三松三朗さん

記念館はいま、大きな危機に直面しています

正夫さんと三朗さんの思いを引き継いだこの記念館は、地域や研究者、そして多くの子どもたちが火山の知恵を学ぶ大切な拠点です。しかし、長い年月を経て、展示や保存の環境は限界を迎えつつあり、展示品を守る環境も、学びの場としての機能も、このままでは失われかねません。

道から奥まった場所にある三松正夫記念館
防災教育の拠点として案内や導線整備が急がれる

私たち「火山マイスター」は、三松正夫さん・三朗さんの精神をモデルに誕生した制度です。住民の立場で、火山防災の知恵を学び、地域や来訪者に語り継ぎ、次世代へとつなげる。それが私たちの使命であり、その舞台のひとつがこの記念館です。だからこそ、記念館を持続可能な形で再生させ、未来へ引き継ぐことは、私たちに課せられた責任だと考えています。

火山と共に生きた三朗さんの遺志を未来へ

ありし日の三朗さんと
火山マイスターネットワーク理事 川南恵美子

皆さん、こんにちは。火山マイスターネットワーク理事の川南恵美子です。

2025年7月29日の早朝、壮瞥町のご自宅で、窓ごしに昭和新山を眺めながら三松三朗さんが亡くなられました。私たち火山マイスターの師であり、父であり、友でもあった三朗さんの突然の死は、いまだ受け止めきれない思いでいっぱいです。

京都で生まれ、進学のためにやって来た北海道で、まるで導かれるように三松正夫さんと、その孫娘である泰子さんに出会い、火山に魅入られ火山と共に生きた88年の生涯でした。

三松正夫記念館は三朗さんが手がけ、貴重な観測資料や書画、記録写真などを展示。館長として守ってこられた「世界一小さな火山博物館」と「世界一大きな野外展示物(昭和新山)」からなる施設です。三朗さんのこだわりや愛情が詰まった小宇宙ともいえるでしょう。

そのあるじが亡くなられた今、私たちができることは何か、託されたもの、守るべきものは何か、と問い続けています。三松家の皆さまのご意向も大切にしつつ、未来へ向けて三朗さんが果たそうとされた「火山との共生」「防災・減災文化」をさらにアップデートしていきたいと願っています。

「人生三度めの噴火を見たい!」と言い続けておられた三朗さん。けして偉ぶることなく、老若男女に愛され慕われたチャーミングな人柄。そんな三朗さんの生きざまや功績も新生記念館に加えていきたいものです。

皆さまのお力を少しずつお借りしながら、この記念館を未来へとつなぎたいと考えています。ぜひこれからも何度でも記念館を訪れ、そしてご支援を通して、動くこと山の如しな山、有珠山、そして昭和新山のこれからを温かく見守っていただければ幸いです。

◆地球科学に基づく「防災・減災学習プログラム」の拡充と、来館者が利用しやすい予約システムの導入

◆保存されている貴重な資料(ミマツダイヤグラムなど)の保護と、適切な管理・展示環境の整備

◆学習の場に必要な椅子・テーブル・モニター・PCなどの教育用備品の導入と、座学スペースや修繕を含む教育環境整備工事

今回のクラウドファンディングでは、これらの整備を通じて、記念館を防災・減災教育の拠点として活用できる環境を整えます。

備品類(椅子・机・保存用什器・展示什器・空調機器・PC・モニターなど)は、すべて当法人が購入し、所有権を保持したまま記念館へ無償貸与します。工事についても教育活動を安全に行うために必要なインフラ整備として実施します。

「繰り返し噴火している」火山地域に暮らす私たちだからこそ、“生きた教材”としての火山の学びを次世代に残したい。そのために、ぜひ皆さまのご支援をお願いいたします。

昭和新山の誕生を見届け、記録を残した三松正夫さん、そしてその志を継いだ三朗さん。質素な暮らしの中でも、火山の真実を伝えることに人生を捧げました。その静かな献身が、今も私たちに「火山と共に生きる知恵」を教えてくれています。

三松さんの人徳により築かれ、多くの方の支えで守られてきた記念館ですが、年月は進み、資料の保護や学習の場の整備が追いついていません。私たちは、正夫さん・三朗さんの志を次の世代に確かに伝えるために、このプロジェクトを立ち上げました。


クラウドファンディングに向けて準備を進めています。また、地域住民・火山マイスター・研究者による実行チームを組み、外部への発信体制も整えています。

◆三松正夫記念館の現状調査(雨漏りなどの不具合箇所の確認)

◆教育プログラムに必要な備品リスト(椅子・机・保存用什器など)の作成

◆予約システム導入に向けた仕様検討

◆防災・減災学習プログラムのアイデア出し(子どもから大学生、研究者まで対応できるよう整理中)

◆リターンとなるオリジナルグッズのデザイン検討(正夫さんの絵画を用いたTシャツやトートバッグなど)

今回のクラウドファンディング限定で、ここでしか手に入らない特別なリターンをご用意します。

◆三松正夫さんの絵画を活かしたオリジナルグッズ

三松正夫さんは幼少期から絵を得意とし、戦時下で写真が乏しい中でも数多くの絵図を残しました。それらは学術的価値に加え、美術作品としても高く評価されています。今回のプロジェクトでは、その絵画をデザインに取り入れた ポストカードセット、Tシャツ、トートバッグを製作。ここでしか手に入らない限定グッズとしてお届けします。

◆特別体験リターン:昭和新山登山学習会・減災学習プログラム

普段は立ち入ることのできない昭和新山へ登り、火山誕生の瞬間を肌で感じながら学ぶ特別な体験。火山マイスターがご案内します。テレビ番組「ブラタモリ」でタモリさんも夢中になったように、実際に山を歩いて学ぶ時間は、知的好奇心を存分に満たしてくれます。

企業・団体様におすすめです
CSR(Corporate Social Responsibility、企業の社会的責任)活動に最適です。社会や環境に対して責任を果たし、持続可能な社会の実現に取り組んでみませんか?社員研修、地域の防災担当者の実地研修、あるいは株主様へのご優待としてもご利用いただけます。本リターンは単なるツアーではなく、「火山と共に生きる知恵を学ぶ特別なプログラム」です。企業のCSR活動としての発信価値も高く、社会貢献と人材育成を同時に実現できます。

  • 2025年9月 
    クラウドファンディング開始

  • 2025年12月 
    クラウドファンディング終了

  • 2025年 冬  
    必要備品の導入(椅子・机・保存用什器・空調設備など)

  • 2026年 春  
    防災学習プログラムの拡充と運用開始

  • 2026年 春  
    リターン発送

このプロジェクトは、NPO法人洞爺湖有珠火山マイスターネットワークが主体となり運営しています。以下の発起人(推薦者)の皆さまにご支援いただき、昭和新山と三松正夫記念館の教育・学習プログラムを未来へつなぎます。(あいうえお順・敬称略)

青山 裕 
北海道大学 大学院理学研究院 教授

阿部 秀彦 
NPO法人洞爺湖有珠火山マイスターネットワーク 代表理事

池田 武史
NPO法人有珠山周辺地域ジオパーク友の会 副代表理事

池辺 伸一郎 
(公財)阿蘇火山博物館 学術顧問(前館長)

川南 恵美子 
NPO法人洞爺湖有珠火山マイスターネットワーク 理事

定池 祐季
東北学院大学 地域総合学部 政策デザイン学科 准教授


佐藤 公 
磐梯山噴火記念館 館長
洞爺湖有珠山地域だけでなく、日本中の火山ファンに親しまれ、尊敬された三朗さん。
私が初めて三朗さんにお会いしたのは、1995年10月14日の壮瞥町の公民館でした。昭和新山生成50周年の国際火山ワークショップの一つとして、全国の火山博物館が有珠山に集合し、全国火山系博物館連絡協議会を発足させました。三朗さんはこの前年から全国の火山博物館を回り、1995年10月に有珠山に集まるよう呼びかけられ、当館、阿蘇、大涌谷、伊豆大島、浅間山など8つの博物館と博物館建設を計画中の島原市からも参加がありました。協議会は現在、雲仙岳、立山カルデラ、箱根ジオ、桜島ビジターセンター、嬬恋郷土の9つの博物館で構成されています。当初はお互いの地域を訪問し、各地の火山を学ぶ研修が中心でしたが、2000年の有珠山・三宅島の噴火を受け、大きな噴火を伝える巡回展に取り組むようになりました。三朗さんは言っていました。「火山博物館の学芸員は研究者と地域住民の橋渡し役である」と。この教えを私たちはこれからも引き継いでいきます。
三松正夫記念館が今後も存続できるよう、皆様のお力をお貸しください。


佐藤 重理 
NPO法人有珠火山の会 副理事長

杉本 伸一 
雲仙岳災害記念館(がまだすドーム)館長

廣瀬 亘 
北海道立総合研究機構 産業技術環境研究本部 エネルギー・環境・地質研究所 研究主幹

横山 光 
北翔大学教育文化学部教育学科 教授

吉本 充宏 
山梨県富士山科学研究所 富士山火山防災研究センター主幹研究員(センター長)

動画提供
本プロジェクトの紹介動画(メイン画像クリックで再生)は、札幌の映像制作会社 SKETCH 矢北博之様のご厚意により無償でご提供いただきました。

ご本人コメント
別件の撮影で昭和新山を訪れ、このクラウドファンディングを知って心を動かされました。教科書でも見たあの昭和新山を未来につなげたいと思い、動画をご提供するとともに、私なりにこの挑戦を応援させていただきました。ぜひ多くの方にもご協力いただければ嬉しいです。




火山と共に生きる洞爺湖有珠山地域。
ここで育まれた知恵と経験――それは「減災文化」として未来へ受け継ぐべきものです。

次の噴火に備える学びを、子どもたちへ。世界に誇れる火山遺産を、未来へ。

その第一歩を踏み出すために、皆さまのご支援が必要です。どうか、この挑戦に力を貸してください。


支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

  • リターン仕入れ費

  • 防災・減災学習プログラムの拡充と予約システムの導入貴重な資料の保護・展示環境の整備、防災教育環境整備等

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

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  • 北海道のみなさまへお知らせです。先日ご案内しておりました、HBC「今日ドキッ!」での昭和新山クラウドファンディング紹介の放送日が、再度変更となりました。HBC「今日ドキッ!」 放送予定11月28日(金)18:15ごろ〜度重なる変更となり恐縮ですが、何卒ご理解いただけますと幸いです。 もっと見る
  • 北海道にお住まいの皆さまへお知らせ先日ご案内していたTV放送について、オンエア日が変更となりました。HBC北海道放送「今日ドキッ!」11月26日(水)18:15ごろ〜(予定)この取組みを取り上げていただきます。北海道のみなさま、ぜひご覧ください。※番組の都合により、再度変更になる場合もございます。NPO法人洞爺湖有珠火山マイスターネットワーク もっと見る
  • 皆さま、こんにちは。NPO法人 洞爺湖有珠火山マイスターネットワーク です。この度は、私たちのクラウドファンディング「昭和新山“生きた防災教材”を守り未来へ継承したい!」 に、たくさんのご支援・ご声援をいただき、心より御礼申し上げます。いただいた“声”に、心から力をもらっています今回のクラウドファンディングでは、ご支援とともに本当に多くの応援コメントを頂戴しています。実は、この「直接いただく言葉」が、私たちにとって想像以上に大きな励みになっています。画面越しに届く言葉なのに、読むたびに胸が熱くなり、「昭和新山を、そして火山の学びを未来へ残したい」という想いを私たちだけでなく多くの方が共有してくださっていることに、深い感動を覚えています。皆さまが寄せてくださる一つひとつのコメントは、活動を続ける私たちの背中を押してくれる“エネルギーそのもの”です。ご支援とともに、温かい想いまで届けてくださり、本当にありがとうございます。応援コメントのご紹介本当はすべてをご紹介したいところですが、今回はいただいたメッセージの中から、ほんの一部だけ抜粋してご紹介いたします。「三松館長の志を受け継ぎ、記念館を未来へつなげようとされている皆様の取り組みに、深く敬意を表します。三松正夫さん、三朗さんが遺された記録と想いが、これからも多くの人々に火山の魅力や学び、そして減災の大切さを伝え続けられるよう願っております。」「昭和新山は新田次郎氏の小説を読んでから永遠の憧れの山でした。そのような中でこのような機会を見つけ、ぜひ支援させて頂きたいと思います。昭和新山に関わる資料等の一助になれば幸いです。」「このプロジェクトが成功し、火山について深く知ることの出来る場が未来に繋がることを祈念しております。」「いつも格好良い昭和新山、応援しています!頑張ってください!」「自分も三朗さんに人生を変えられた一人かもしれません。記念館がただ存続されるだけでなく、そこが学びや研究の拠点としてみなさんから親しまれることを願っています。」「洞爺湖有珠山ジオパーク応援しています。」「減災文化を次の世代に繋げましょう!」「子供の頃訪れた昭和新山の姿と記念館に感銘を受け、それ以来火山好きになりました。また訪れる機会があることを願っています。応援しております!」「詞乃先生のTwitterで知りました。微力ながら応援させていただければと思います。」「毎年巡検で、大変お世話になっております。」「学生時代、三松さんには大変お世話になりました。中学2年の時、初めて昭和新山を案内いただき、現在も地球科学にまつわる仕事をしております。改めてありがとうございました。」「応援しています!いつか現地を訪問したいです!」いただいたコメントを読んで…寄せられたコメントから、昭和新山や火山の学びが多くの方々にとって特別な存在であることを感じています。世代も背景も異なる皆さまから届く言葉に、大きな力をいただいています。この期待に応えられるよう、引き続き真摯に取り組んでまいります。北海道のみなさまへお知らせ11月25日(火)16:50〜 HBC「今日ドキッ!」 の番組内で、今回のクラウドファンディングを取り上げていただける予定です。北海道にお住まいの皆さま、ぜひご覧ください!※放送内容は変更となる場合がございます。引き続き、現地の状況や進捗を活動報告にてお伝えしてまいります。どうぞ温かい応援をよろしくお願いいたします。NPO法人 洞爺湖有珠火山マイスターネットワーク もっと見る

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