【大分県中津市・八面山】忘れたくない里山の風景をもう一度取り戻したい!

かつて山伏たちの拠り所だった金色妙見宮(大分県中津市三光)。 そこから望めた八面山の風景は、今は木々に包まれています。 地域のおじいちゃんおばあちゃんが守り続けてきたこの場所で、 もう一度、あの風景を取り戻すための伐採に挑戦します

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目標金額は650,000円

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【大分県中津市・八面山】忘れたくない里山の風景をもう一度取り戻したい!

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かつて山伏たちの拠り所だった金色妙見宮(大分県中津市三光)。 そこから望めた八面山の風景は、今は木々に包まれています。 地域のおじいちゃんおばあちゃんが守り続けてきたこの場所で、 もう一度、あの風景を取り戻すための伐採に挑戦します

🏔 山に踏み入ると現れる御堂や神社、見たことありませんか

山の奥に静かに佇む小さなお堂や神社。
「誰がお世話しているのかな」 と思わせる静けさを感じたことはありませんか?
多くの場合、その集落に住むおじいちゃんおばあちゃんがお世話しています。
そこには、地域の人の祈りや営みが長い年月をかけて積み重なっているんです。

でもその風景は、今、少しずつ失われつつあります。


忘れられかけた山の祈りの場所、金色妙見宮

金色妙見宮は、大分県中津市三光の八面山北麓にあります。
かつて山伏たちが修行に訪れていたと考えられる場所。

急斜面を登った先に見えてきた岩窟

かなりの急斜面を登った先の岩窟から、彼らは八面山を望みながら祈りの時間を過ごしていたはず。
しかし今は、大きく育った木々が視界を遮り、かつての風景は失われてしまいました。

⇩の画像

妙見宮に立った時の現在の眺望。あの向こうに八面山が見えるはず。

地域のおじいちゃんおばあちゃんが懸命に手を入れてくださっていますが、
「あと数年したらもう誰も登れない、子ども世代は他出していて、引き継げない」
そんな状況です。
長年続いてきた神事も、昨年からは行われなくなってしまいました。
金色妙見宮とその風景が忘れられてしまう——まさに今が、その“分かれ目”なのです。


またこの場所が息を吹き返すきっかけを作ろう

それがこのプロジェクトの目的です。

「修験の山として栄えた八面山と、山伏。そして、その場所を守り続けた地域の人々がいた昔。
時代は移り変わって、集落も高齢化して関わる人の層も変わっていきました。そして忘れられて、、、」

いっていいのか?

そしてその「自分たちがいなくなったらみんなに忘れられてしまうのだ」という思いを、
地域のおじいちゃんおばあちゃんだけが背負ったままで、

いいのか?

「いや、そんな事ない!何かできるに違いない」

という思いで動き始めたプロジェクトです。

自然も生き物も文化も、自然淘汰されていくものなのかもしれないけれど、山伏に寄り添ってきたこの場所の力は失われていません。
だって今はギリギリ、地域のおじいちゃんたちが守ってくれているのですから。


だから、風景の再生をします。
そして、"地域ごと"ではなく、"みんなごと"としてその課題に取り組みたいんです。

ここでいう”みんな”は、都会に暮らす、知らず知らずのうちに里山の恩恵を受け取っている全員のことを指します。


木を切って終わりではなくて、、、

木を切って終わりではありません。
風景を変えることが目的ではなく、そこに関わる人の「気持ち」や「関係」をもう一度取り戻すこと。

かつて山伏たちが心と向き合ったように、今度は現代を生きる私たちが、それぞれの心や想いを持ち寄る場として、この場所を開いて行きたいと思います。

これまでのやり方——「地域の人だけで守る」——にとらわれず、みんなでこの場所を大切にする。
その新しい形を探すのが、私たち里のこまごです。


🥚 小さな団体、「里のこまご」の最初のチャレンジです。

「里のこまご」は、実は大学の研究活動から生まれた小さな任意団体です。
代表の松下は、九州大学芸術工学研究院で里山保全をテーマに、ドローンや3D点群データを使った研究を行ってきました。

けれど、地域の方と関わる中で気づいたのはーー
風景が失われていくことを、おじいちゃんおばあちゃんだけが「仕方ない」と抱え込んでいる現実でした。


研究者として、1つの地域に入り込んで、プロジェクトを動かしていくことは難しい。
でもどうしても目を背けられない。
だからこそ、大学を一時休学して、取り組むことに決め、里のこまごを結成しました。
幸いこの地域には、仲間がいました。
地元のおじいちゃんたちや、地域おこし協力隊、移住者の方も、
一緒に里山の風景をどう大事にしていけるのか、考えてくれています。


里のこまごは動き始めたばかり。
今向き合っている課題を”みんなごと”にしていくため、より多くの人に知って欲しいという思いもあり、
クラウドファンディングで資金を集めることに決めました。


里のこまごの3人(代表の松下(左)と三光地域おこし協力隊がタッグを組んでいます)


私たちの活動の様子はInstagramをのぞいてみてください👀


🪓 都会の若者と、合宿しながら伐採の瞬間を迎えます。

今回の通景伐採は、福岡の大学生たちと共に行う合宿形式で実施します。

木を切ることだけが目的ではなく、作業の中で生まれる会話、そして風景の変化を“体験として共有する”ことを大切にしています。

この活動は、地域と外の若者が出会い、関係を築くための社会実験でもあります。
今までになかった外の若者の力を借りるということが、地域にどう影響を及ぼすのか。
都会の生活で今まで見えなかった里山の課題に、参加者が触れた時にどう感じるのか。
丁寧にインタビュー調査やワークショップを重ね、記録していきます。


実は、すでに今年の夏、第一回目となる「こまご合宿」を開催しました。
福岡や佐賀の大学生たちが参加し、八面山の麓で地域の方と語り合い、風景や文化、信仰について夜通し議論する濃密な時間を過ごしました。

地域をめぐって感じたことのシェアワーク。

地域の方ともたくさんお話ししました。外からやってきた私たち学生と、地域との関係性が培われてきたところです。

学生✖️地域の皆さんとの交流会の様子。

この経験が、今回のプロジェクトを後押ししています。



🔥 最後に

ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。
私たちが大切にしたいのは、かつての風景を完璧に再生することではありません。
そこにあった想いや文化を丁寧に記録し、誰かが大切にしてきたものを、一緒に大切にしていく。
そして、決して誰かひとりだけが背負うことのないように、里山の課題に寄り添っていきたいのです。
応援してくださる皆さんとも、一緒に面白がりながら、この挑戦を見守っていただけたらと思います。

少額でも、誰かが見てくれたということ自体が私たちの活動の励みになります。
どうぞ、皆さんの支援をよろしくお願いいたします。


🎁 ユニークな返礼品にも注目です

八面山の音・香り・言葉をモチーフにした返礼品をご用意しました。

・伐採木の香りオブジェ:伐採したての木の香りを持ち帰る。
・八面山のアルバム:森の音や風の音を収録した“音の記憶”。
・秘密のことば集:合宿で生まれた言葉たちを収録。
・あなたの椅子づくり:伐採木で作ったあなただけの椅子が山の中に。
・NAORAIご招待券:金色妙見宮での食と語らいの時間へご招待。

整備、保全、再生、などの言葉に縛られず、地域の資源を面白がりながら活動している里のこまごらしい面白い返礼品になっていると思います。


📅 スケジュールと費用

〈スケジュール〉

11月:クラウドファンディング開始
12月:クラウドファンディング終了、通景伐採の合宿実施
1月:記録、広報活動
2月:返礼品準備
3月:返礼品発送開始


〈費用内訳〉

・通景伐採費用:35万
・合宿運営費:15万
・返礼品用意;5万
・クラファン手数料:10万

合計65万円

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 伐採に関わる費用、合宿運営費、リターン作成費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

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コメント

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  1. 2025/10/29 20:26

    あっつ~🔥🔥いいじゃん!

    1. 2025/10/29 20:36

      ありがとうございます!嬉しいです🔥🔥


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