はじめに
~絶対に必要だから、何としても開所する!~
新事業所を開所する話が出たのは、新型コロナウイルスが流行する前でした。
「利用者である子どもたちと家族にとって絶対に必要な場所になる」
代表理事の言葉のもと、スタッフみんなで想いとアイデアを寄せてきました。
「何が必要?」「あの子ならこういうのがいいかも」「こんな雰囲気に出来たらいいね」「みんな喜ぶね」「私たちも毎日こんなとこで働きたいよ」「詰め込もう!夢や希望!」「なんとかなるし!なんとかする!」
そうやって、この挑戦にたどり着きました。
新たな多機能型通所施設『にこライフ』での設備導入費用の総額=約1,300万円
①快適な入浴を提供するための天井走行リフト導入費用=約600万円
②地域交流の拠点となるトレーラーハウス型「カフェ」設置費用=約700万円
Aii-In方式での挑戦です。
万が一にも目標金額に満たなかった場合、私たちは自己資金を投入し、規模を縮小してでも新事業所『にこライフ』を開所します。
それは、これらの設備が利用者と近隣地域にとって重要であり不可欠であると感じているからです。「支援の質」や「夢の実現度」を引き下げるわけにはいかないのです。
ぜひとも、プロジェクト概要を最後までご覧いただきたい。
これは、私たちだけの物語ではなく、“あなた”や“みんな”と一緒に創る物語になります。
どうぞご参加ください。
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代表あいさつ
こんにちは。
私たちのプロジェクトに興味を持っていただき誠にありがとうございます。
私は、愛知県尾張旭市にあるNPO法人”にこまる”代表理事の廣中志乃です。
重症心身障害のある息子の子育てを通して、また保育士であった自身の経験を通して、2015年から『放課後等デイサービス』『児童発達支援』と『居宅介護』の事業所を創ってきました。
代表理事 廣中志乃です。
この地域には、身体介護や医療的ケアが必要な子どもとその家族が安心して過ごせる“居場所”が圧倒的に足りず、利用できる“サービス”も整っていませんでした。
「共感しあえる人がいない」
「寄る辺ない世界でどうやって生きていくのか」
そうして、いくつかの些細なきっかけを経て決めたんです「ないのなら、創ろう」と。
これは、一人の母親の小さな決意から始まった物語。
そして今、『次の物語』が動き出すタイミング。
すべての子どもと家族に「やってみたい!」があふれる未来を!
障害のあるなしにかかわらず、住み慣れた地域で自分らしく生きよう!
次の物語が動き始めます!
新事業所“にこライフ“には『天井走行リフト』を導入した『生活介護』が加わります!
そして地域交流の拠点となる『トレーラーハウス』が設置されます!
誰でもない“あなた”と"共創"する『新たな挑戦の物語』が始まります!!
希望を見失いそうになっていた、あの日の私のような親子を、もう二度と生み出さないために。
(★廣中志乃)
こんにちは、経営企画部「地域とつながる担当」の作業療法士 山田隆司です。
≪今回”NPO法人にこまる”が実現したいこと≫
それは…
重症心身障害児・者や医療的ケア児・者が、「あつまり」「つながり」「笑いあう」そんなポジティブで笑顔あふれる新たな多機能型通所施設“にこライフ”を建てることです!
そして…
”NPO法人にこまる“が大切にしているコンセプトを、クラウドファンディングを用いて広くひろーく周知していきたいということ!
中心になるのは、
①「天井走行リフト導入でワンダフルな入浴サービスの提供」
②「地域交流の拠点となるトレーラーハウス型“にこカフェ”の設置」
です。

≪障害のありかってどこ?≫
心身に機能障害のある人々は、そうではない人々が当たり前に過ごしている日常に、たくさんの不自由さや困りごとを感じています。
けど、それって彼らの身体のせいなのでしょうか?
むしろ、不自由さや困りごとを作り出している原因は、
…街中の段差やバリア・差別や無理解・仕組みやルールなど、社会や環境の中に潜んでいます(*障害の社会モデル)。
重症心身障害児・者や医療的ケア児・者が、
…自由に外出できない不自由な街、可哀そうとか大変そうという一方的な声、彼らのニーズにうまく応えられない地域やサービス不足、そもそも障害児・者の存在を認めていないかのような社会の仕組みやルール。
これらの実態が「社会参加を妨げる障壁(障害の社会モデル)」にままならないのではないでしょうか?
「障害」とは何かを考える、2つのモデル。
「誰でも住みやすい社会」と言いながら、結局はマジョリティである「心身に障害のない人々を中心」にした社会が創られ続けています。
これってこのままでいいのでしょうか?
小さなきっかけでもいいから、誰かが地域で声をあげ行動しなきゃならない!
じゃあ誰ですか?
はい!“にこまる”です!!
(★山田隆司)
≪Episode① 物語の始まり:『当たり前』が崩れ去った日≫
もし、あなたにとっての「当たり前」が、 ある日突然、一変してしまったとしたら──。
わが子に重い障害があると分かったあの日。私の中にあった、「当たり前」な子育てイメージは、音を立てて崩れ去りました。
保育士として、たくさんの子どもたちの笑顔に触れてきた経験も重ねてきた専門知識もまったく道標にならない未知の子育て…『療育』が始まりました。
目の前にあったのは、我が子を愛おしく想う気持ちと同じくらいの深い不安と、どこにも出口が見えない暗闇でした。

地域を見渡してみても、
身体介護や医療的ケアが必要な子どもたちとその家族が安心して過ごせる「居場所」は見当たらず、利用できる「障害福祉サービス」も整っていませんでした。
病児と母の集いに出向いてみても共感しあえる人がいない…。
孤独と悲しみにとらわれ、優しいはずの誰かの言葉は宙を舞いました。
「寄る辺ない世界でどうやって生きていくのか」…私にはわかりませんでした。
社会との間には、大きくて底の見えない、広くて深い「溝」が横たわっているようでした。
空の青さも、自分自身に優しくすることも忘れて、ただ目の前のケアに追われる毎日。
「この子の親という役割だけを担う人生なのか…」
それはこの地域で、身体介護や医療的ケアが必要な子どもと家族が直面する現実。
自分ではどうしようもない現実に直面し、誰とも共感しあえないと思い込み、自ら地域と距離を取ることで、よけいに孤独と悲しみが膨れ上がっていきました。
≪Episode② 「ないのなら、創る」ときめた小さな希望≫
いつから、空を見上げることを忘れてしまったのだろう。
昼も夜も関係なく鳴り響くアラーム、時間刻みの医療的ケアと身体介護、その合間のわずかな眠り。
季節の移ろいもテレビ番組も天気だってどうでもいい…、わが家の外には私たちに関係ない世界が広がっていました。
街に出る気にはサラサラならない。
出かけるとしたら「障害児と母の集い」くらいでしたが、そこで見かける親子と自分たちを比べて「やっぱりウチとは違うんだ」と勝手に落ち込んでいました。
「この子と私の居場所はどこにあるの?この子と私が存在する意味はなんなの?」
誰かと共有するエピソードも共感の言葉もそこには一切存在せず、ただただ自分の内側に閉じこもろうとしていました。

欲しい情報、頼れるサービス、安心できる居場所、そして何より「大変だよね」「そうだよね」と心から分かち合える存在…。
そのすべてが、この地域には「ない」。
私たちと社会との間には、大きくて底の見えない深い深い「溝」が横たわっていました。
こんなのぜったいに渡れるわけない、そう感じていました。
誰かを責めたいわけじゃない。
どうしようもない苛立ちと憤り、そして心を重ね合える人がいない孤独と深い悲しみ。
優しいはずの誰かの言葉は宙に舞い、素直に受け止めることさえ難しい。
そんなささくれ立った日々の中で、ふと、光が差した瞬間があったのです。

それは、嵐のような一日が終わり、ようやく訪れた静かな夜のことでした。
かたわらでスヤスヤと眠るわが子が、ふいに小さな小さな「あくび」をするのを見ました。
その瞬間、思いがけず湧き上がってきた想い。
それは、誰かへの怒りや不満ではなく、不思議なほど穏やかで静かでシンプルな想いでした。
「この子は、これで完璧な存在なんだ」
そして、口に出していました。
「居場所がないなら創れないかな…」
保育士だった私と、重症児の母としての私…。
二つの相反する経験を持つ私なら、もしかしたら作れるのかもしれないと感じました。
この子が私の所に生まれてきてくれた意味と、自分がやりたいことが紐づけされていったのです。
「そこは、こどもたちの場所でもあり、私たち親のための場所でもあるのだ」
子どもと私の存在に、役割と意味を付与できた瞬間のスッキリと晴れ渡る感じを忘れません。
誰かが創ってくれるのを、いつまでも待っている必要はない。
この子が、私たち親が、心から「安心だね」「楽しいね」と笑いあえる居場所をこの手で創ればいいんだ。
それは、社会を変えようなんていう、大それた革命の誓いではありませんでした。
「あなたはやりたいことをしたらいいんだよ」という夫の言葉に背中を押されてみたら…、この先に広がっていく「わが子」と「私」と「家族」の未来…、そしてこれからつながっていく「たくさんの人々」の笑顔と笑い声が鮮やかに想像できました。
「ワクワクドキドキ」を感じさせる「光」が差し込んだようでした。
≪Episode③ 10年の歩みが見せた、この街の「光と影」≫
「ないのなら、創る」という、小さな決意。
その想いは、いつしか一人、また一人と仲間を引き寄せ、2015年、NPO法人「にこまる」という温かい居場所になりました。
この10年間は、まさに「光」に満ちた日々でした。
閉じこもりがちだった親子が、安心して笑いあえるように。
言葉を持たない子どもたちが、豊かな表情やアクションで「楽しい!」を伝えてくれるように。
「ここがあって、本当によかった」と、涙ながらに手を握ってくれるお母さんたち。
私たちが活動を続けてこられたのは、そんな親子との出会い、そして「頑張ってね」と声をかけ応援してくださる地域の皆さんの温かい支えがあったからです。
この街で活動できたことを、心から誇りに思っています。
市内を流れる川の河川敷に毎年飾られる大きなこいのぼりと。
しかし、「子どもたちの成長」という何物にも代えがたい喜びが、私たちに新たな、そしてより根深い「影」を突きつけることにもなったのです。
それは、あるお母さんからいただいた、切実な相談がきっかけでした。
「うちの子も、そろそろ高校を卒業なんです。でも…卒業したら、この子が通える居場所はあるんでしょうか?」
希望に満ちているはずの「卒業」という言葉が、重く不安の色を帯びていました。
そう、多くの子どもたちにとって輝かしい未来への扉であるはずの卒業証書が、重症心身障害のある子どもたちにとっては、『社会に一人で放り出されるような「片道切符」』に他ならなかったのです。
これは、決して特別なケースではありません。
実は、尾張旭市とその近隣地域では、重症心身障害児や医療的ケア児が学校を卒業した後に、日中を安心して過ごせる福祉施設(生活介護事業所など)の数が、ニーズに対して絶望的に不足しています。
既存の施設は常に満員状態で、待っていても利用できる保証はありません。
この現実は、子どもから「さらなる育ち」や「挑戦」「つながり」の機会を奪い、家族には再び24時間365日の介護生活と深刻な社会的孤立をもたらしかねません。
誰のせいでもない。
ただ、この街の仕組みの中に、彼らのための居場所が「ぽっかり空白」になっているのです。
これまでの“にこまる”の10年間。
たくさんの子どもたちの成長を、すぐ隣で見守ってきた私たちだからこそ、この「影」の部分から目を背けることはできません。
この「ぽっかり空白」を、未来を生きる子どもたちの希望で埋める。
それが、にこまるに託された、次なる使命だと確信したのです。
≪Episode④ なぜ今、この場所なのか? ~「ぽっかり空白」を、「未来のキャンバス」へ~≫
「高校卒業後に行き場がない」という、あまりにも重い現実。
しかし、私たちは不思議と、絶望だけを感じていたわけではありませんでした。
なぜなら、10年の活動を通じて、私たちはこの街が持つもう一つの「温かい顔」を肌感で感じていたからです。
地域に空いてしまった「ぽっかり空白」。
見方を変えれば、それは過去のしがらみなく、私たちが理想とする未来を自由に描ける「まっさらなキャンバス」でもありました。
そして、そのキャンバスに最高の未来を描くための「画材」も、この街には揃っていることを私たちは知っています。

散歩していると「うち寄ってく?」と庭に招き入れてくれるご近所さん。
「今日はなに買うの?」と仲良くしてくれるコンビニスタッフさん。
ハロウィンイベントをコラボして大歓迎してくれるデイサービスのおじいちゃん・おばあちゃんたち。
「何か一緒に出来ることないですか?」と飛び込んできたキッチンカーのお兄さん。
親子ランチ会を企画してくれたカフェの社長。
「子どもたちと一緒に風を切りたい!」と車椅子を押してくれる市民ランナーの皆さん。
いろんなコラボを提案してくれる市民活動団体の皆さん。
いつも「何か困ってることないですか?」と駆けつけてくれる大家さん。
子どもたちのためにと、そっと寄付をしてくださる、名も知らぬ方々。
私たちの活動を、我がことのように応援し広めてくれる仲間たち。
いつも気を留めてくれる、障害福祉現場の皆さん。
…困ったときには声をかけあい、手を差し伸べあう。
私たちがこれまで何度も助けられてきた、この街に根付く温かい「つながり」と「支え合い」の文化。
私たちは、その優しさの存在を、誰よりも信じています。
だからこそ、想うのです。
この新しい挑戦は、これまで私たちを支えてくださったこの地域への、ささやかな「恩返し」にしたい! そして、この街の未来を生きる子どもたちへの、最高の「投資」にしたい!と。
ハロウィンの季節になるとご近所さん家や高齢者デイサービスへお菓子をもらいに行きます。
この挑戦は、にこまるだけのものではありません。
この街の優しさと温かさを一つの「カタチ」にして、未来へとつなげていく、『あなたと創る共創プロジェクト』です。
障害のあるなしにかかわらず、誰もが当たり前で「ごちゃまぜに」交じり合う新しい『街の景色』をこの地域から創り出す。
尾張旭市から始まるこの一歩が、やがて日本の福祉を代表する一つの「モデルケース」になる。
私たちは、そんな大きな夢を、本気で見ています。
中心になるのはこの2つです!!
①「天井走行リフト導入でワンダフルな入浴サービスの提供」
②「地域交流の拠点となるトレーラーハウス型“にこカフェ”の設置」
尾張旭市のゆるキャラ「あさぴー」も仲良し。

では、あの「まっさらキャンバス」に、私たちは皆さんとどんな未来の景色を描きたいのか。
少しだけ、耳を澄まし、目を閉じて、想像してみてください。
新拠点『多機能型通所施設 にこライフ』で生まれる、3つの「当たり前」の光景です。
●景色1:天井走行リフトで「身体と心に効く!」
「ずいぶん大きくなったねー!重たくなったよー!」
子どもたちの成長を感じる一つの指標として、車椅子やベッドを移乗する際の「重み」があります。
幼いころから長く付き合っているとなおさら、その成長っぷりはスタッフにとって「うれしい重み」である一方…、肩や腰を痛めたり事故にもつながる「リスクの重み」でもあります。
スタッフもそれなりに加齢(成長)しています…。
スタッフが自分の身体を大事に出来ることは、利用者にとっての安心感とイコールなのです。
「じゃあリフトするよー!」
くるりと身体を包まれた状態で安全かつスムーズにリフトアップ。天井いっぱいに這わせたレールをつたって、部屋中あっちにもこっちにも空を飛ぶように移動することができます。
「外の景色見たいー」「○○君の近くまで移動させて―」日常の移動に制限がある重症児(者)にとって、天井走行リフトは未知の感覚!
きっと、活動の幅も、興味関心も、ボディイメージも広がっていく。
そして、「この感覚…まるでアトラクション?!」って感じられるかもしれません。
●景色2:「安らぎと特別感」たっぷりのワンダフル入浴
「(あーーーーー!!)」
声には出せないけど、まるで聞こえてきそうな良い表情。湯気に満ちた温かい浴室に、ゆったりと穏やかな時間が流れます。
ホッとするひと時の一方で、自宅での入浴はいつだって大変。家族も本人も、入浴介助の看護師やヘルパーにとっても、安心安全の確保のために常に緊張と隣り合わせの時間。
「家でのお風呂ってすっごく大変だから、“にこまるの湯”に入れてくれるの本当に助かる」
そんなお母さんたちの声も届きます。
多くの施設では「機械浴」「ミスト浴」と言われる方法が主流。浴槽にゆっくりつかるというよりは、シャワータイプの入浴機会が多く用いられています。
では、にこまるでは?
天井走行リフトの目的地の一つに「お風呂」が設けられ、ゆっくりのんびりと浴槽につかることができるようにしました。
リフトで安全に浴室まで移動し、リフトダウンして浴槽につかる…。
入浴後はリフトアップして、さっぱりした気持ちでビュビューンと部屋に戻ってきます。
アトラクション感のある天井走行リフトの行き先が浴室になってるなんて、スタッフのことはまるでキャストのように思えちゃうかも。
こんな入浴ってなんかかっこよくて快適そうじゃない?
他では体験できない「安らぎと特別感」たっぷりの入浴は、まさに「ワンダフル入浴!!」です。
●景色3 「ごちゃまぜの場」が「あたりまえな風景」になる瞬間
事業所の扉は、いつも地域に開かれています。
「よぉ、みんな元気か!」と顔を出すのは、お散歩中のおじいちゃん。
「遊びに来たよ~!」と近所の小学生たち。
「お花を植えに来たけどどう?」とお花好きオバチャン。
トレーラーハウス“にこカフェ”には、スタッフとおしゃべりしたいってブラリとお茶しに来る家族の姿が。
週末にはいろんな企画が展開です。
小さなマルシェでは近所の親子が、利用者の作品を手に取って微笑んでいます。
いつものキッチンカーからは、ジューシーな唐揚げのにおいが漂います。
ママカフェやパパカフェでは、利用者の家族が他の親御さんと交流&情報交換をしています。
近隣の福祉系事業所が集まって勉強会やワークショップが開催されます。
ミチシルベ書庫では、大学の先生や専門家から寄付してもらった専門書を自由閲覧できます。
なんなら、特別なんにもない日にも“にこライフ”でのんびり過ごせちゃいます。
そしてここでは、車椅子も、身体介護も、医療的ケアも、ぜんぜん特別なことではありません。
障害のあるなしに関わらず、年齢や立場にとらわれず、誰もが当たり前にそこに存在して、挨拶を交わし、お茶を飲み、笑いあう。
私たちが目指すのは、そんな「ごちゃまぜの場」が「あたりまえの風景」になる未来です。

…今、あなたの心に映ったその景色。頭の片隅に浮かんできたイメージ。
それこそが、私たちがこのプロジェクトで実現したい『未来のすべて』です。
天井走行リフトも、ワンダフルな入浴も、トレーラーハウス“にこまるカフェ”も、新しい建物も、人々のつながりも、すべてはこの景色を創るための「手段や道具」にすぎません。
あなたの今日の応援が、子どもたちの「できた!」という輝きに代わります。家族の浮かべる安堵の笑顔に、そして誰もが自分らしく生きられる温かい地域の未来に、姿を変えていきます。
支援金の使い道:1,300万円の夢を実現する「3つのステップ」
新拠点『にこライフ』で私たちが実現したいこと。
法人が大切にしている「“やってみたいを支える”支援」と「“ごちゃまぜの場”をつくる」のために、どうしても2つの設備が必要です。
① 『天井走行リフト』導入費用: 約600万円
② 『トレーラーハウス』型「にこカフェ」設置費用: 約700万円
【合計:1,300万円】

今回のクラウドファンディングでは、この壮大な夢への「最初の一歩」として、第一目標金額を100万円に設定しました。
皆様からいただいた支援金は、私たちが目指す未来の大きさに応じて、以下のステップで大切に使わせていただきます。
●ステップ1:第一目標 100万円●
【天井走行リフト導入への「最初の一歩」】
まずは、総額600万円の「天井走行リフト」導入費用の一部として、大切に使わせていただきます。
これは、子どもたちに「ワンダフルな入浴」を届け、ご家族の介護負担を軽減するための、何よりも優先したい設備です。
●ステップ2:第二目標(ネクストゴール) 600万円●
【「天井走行リフト」の導入を実現!】
第一目標を超えてご支援をいただけた場合、リフト導入費用の全額(600万円)を目指します。
これが達成できれば、「“やってみたいを支える”支援」の一番の核となる設備を、妥協なく導入することが可能になります。
●ステップ3:最終目標(ファイナルゴール) 1,300万円●
【「にこカフェ」も実現! 夢のすべてを形に!】
私たちの最終的なゴールは、天井走行リフト(600万円)導入に加え、地域との「ごちゃまぜの場」を生み出すトレーラーハウス型「にこカフェ」(700万円)の設置も含めた、1,300万円の実現です。
ここまで達成できれば、新事業所『にこライフ』は私たちが思い描く最高の形でスタートを切ることができます。
(※150万円のリターンなどは、この最終目標の実現を応援していただくためのものです)
<プロジェクトの方式について>
このプロジェクトは、All-In方式 です。
第一目標の100万円に満たない場合でも、私たちは自己資金を投入し、規模を縮小してでも新事業所『にこライフ』を開設します。それは、これらの設備が利用者と近隣地域にとって重要であり不可欠であると感じているからです。
しかしながら、皆様から寄せていただく支援の総額がそのまま、“にこまるが利用者と家族と地域に届けられる「支援の質」と「夢の実現度」”を決めることになります。
どうか、「ないなら、創る」という10年前の小さな決意を、今度は「みんなで、創る」物語にさせてください。
皆様のご理解と共感と温かいご支援を心よりお待ちしています。
リターンにはたくさんのパターンを用意しました
キーワードは『にこまるの輪に参加する』『にこまるの未来を共創する』『にこまるの歴史を創る』です。
“にこまるらしさ満載”のバリエーション豊かな内容を考えました。
リターンの数が多いのでどのリターンを選べばいいか迷われる方もいると思います。
そんな方のために、目的別の早見表をご用意しました。
ぜひご覧いただき、大いに悩んでいただければ幸いです。


スケジュール
どんな雰囲気にしよう、子どもたちは喜ぶかな?、スタッフは働きやすいかな?、近所の人たちに来てほしいな…。
新事業所の業務システムはもちろん大切ですが、スタッフみんな『絶対的に利用者さん中心!』の“にこまるマインド”でアイデアを持ち寄り準備を進めています。
●2025年
・2023年頃:物件探しスタート
・2月:良い物件と出会いました
・5月:愛知県とのやり取りがスタート/具体的な設備の検討・見学を開始
・6月:各業者さまと打ち合わせスタート
・10月:工事スタート
・12月:クラウドファンディングスタート
●2026年
・1月末:クラウドファンディング終了
・2月:リフォームおよび天井走行リフト・トレーラーハウスの設置完了/内覧会の開催(予定)
・3月:新事業所『にこライフ』開所!!
・4月:ホームページ改訂/発想が必要なリターン開始/その後のレポート配信

一人の母親が始めた小さな物語に、たくさんの仲間が共感し協力してくれるようになりました。
応援したい、一緒に働きたい、誰かに紹介したい…誰かの物語を面白がって関わってくれる人たちがどんどん”にこまる”に集ってくれました。
きっとそれって、1人ひとりが「わたしの物語」として”にこまる”の物語に参加しようとしてくれたからなんじゃないかと思うんです。
たくさんの出演者がいて、たくさんの裏方さんがいて、みんなで大きな一つの物語を紡いでいるのだと感じるんです。
幼いころからたくさんの「誰か」に支えてもらってきた子どもたちが、成長し大人になって、今度は次の「誰か」と出会い支え合っていく。
そんな物語の舞台が、この街と新拠点「にこライフ」になる!
確信しています!
笑顔と笑い声が絶えないこの物語に、どうかみなさんにも参加していただきたいな。
心からそう願っています。
★特定非営利活動法人にこまる 代表理事 廣中志乃









