
セカンドゴール達成のお礼とサードゴール設定について
みなさまの応援のおかげでセカンドゴール設定320万円に到達いたしました。多くの応援、感謝いたします。残り日数がわずかですが、最後まで駆け抜けたいと思います。
サードゴール設定は無制限です。
今回の当店の活動において、応援は多いに越したことはありません。より多くの応援をいただければ、より多く能登に通うことができますし、よりいい環境での能登との繋がりも実現可能となります。
なにとぞ、引き続きの応援をよろしくお願いいたします。
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目標額達成と、セカンドゴール設定のお願いについて
みなさまの応援のおかげで目標金額の300万円を達成することができました。
たくさんのご支援や応援、おともだちへのお声がけなど、本当にありがとうございます。
今回のクラウドファンディング達成のおかげで、より能登の応援に繋がることが可能となました。重ねてお礼を申し上げます。
まだクラウドファンディングの期間に余裕がありますので、追加で少し具体的なお願いをさせていただきます。
釜石と能登とを約30時間かけて往復する中で、キッチンカーハピス号は満身創痍の状態です。
能登から戻る度、マフラーが折れてみたり、オルタネーターが故障してみたり、エアコンが稼働しなくなったり、あれが故障したりこれが故障したりで、毎回何らかのダメージを負って帰ってきております。もちろんすべて自腹で修理させていただいております。
現在はオーニングと呼ばれる雨除けの屋根が開かなくなってしまっております。屋根を開くと元に戻らずに、空を飛ぼうとしてしまうハピス号です。というわけで、オーニングを開くことができず、雨の日、日差しの強い日にお客さまにはとてもご迷惑をかけている状態なのです。
このままでは能登に訪問した際にも不具合が生じてしまいます。セカンドゴールの目標として、このオーニングの修理を依頼させてください。費用は約20万円です。ハピス号の元気を取り戻すためにご協力をお願いいたします。
今回のクラウドファンディングでは下記の対応をいたします。
・ハピコの屋根、オーニングの修理
(目標金額20万円)
なにとぞ、最後まで支援、応援をいただけると幸いです。(11月26日更新)
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Happiece Coffee(ハピスコーヒー)の岩鼻伸介(いわはなしんすけ)と申します。プロジェクトにご興味を持っていただき、ありがとうございます。
ハピスコーヒーの始まりは、東日本大震災の翌年、地元・釜石にUターンし、復興支援のキッチンカーで岩手県沿岸部の仮設住宅を廻って、事業の一つとしていたフェアトレードコーヒーを提供したことです。
以来、復興支援のイベントやさまざまな地域の行事やお祭りなどにも呼んでもらうようになり、現在は、岩手県内各地のイベントなどに出店しながら、ほぼ毎月、能登半島地震の被災地に通う日々を送っています。
2024年1月1日の地震発生後の17日から通っている能登では、仲良くなった人たちが毎回、僕が来るのを待っていてくれます。これからもできるだけ能登に赴き、みんなに「能登のこと忘れてないよ。応援してるからね」そう伝え続けたいと思っています。

一方で、片道15時間かかる能登に頻繁に行くには、僕の体力の限界と資金にも限界があります。でも「能登を忘れてないよ」という気持ちはどうしても伝え続けたい。
そこで思いついたのが、固定店舗を持って能登とオンラインで繋ぐことでした。小さなカウンターだけのキッチンカーではなく、もっと広いスペースがあれば、僕と能登のみんながお話をしたり、僕が焙煎した豆を送ってコーヒーの淹れ方のレクチャーをすることもできるんじゃないかということでした。
釜石と能登がつながる場ができれば、伝承活動に取り組む釜石の高校生に来てもらって、能登の人たちと交流したり、釜石の子どもたちが能登を励ますことだってできるかもしれません。14年前に震災を経験した人たちからさまざまなお話を聴くこともできます。
そういう場をつくりたいと考え、今回このクラウドファンディングに挑戦することを決めました。

フェアトレードとの出会い
岩手県沿岸部の釜石市で生まれ育った僕は、高校卒業後、大学に進学し、東京でIT企業のエンジニアやコンサルタントとして働いていました。会社勤めをしながらも、もっと人の役に立ちたいという気持ちがあり、週末に途上国支援の活動に参加するようになりました。
そこで出会ったのが、「フェアトレード」という考え方でした。途上国で生産されたものを適正な値段で売買することで、途上国の人たちにきちんとした対価が支払われ、地域が豊かになっていく。「まさに、これだ!」と思い、日本でフェアトレードのコーヒーやチョコレートなどを広めるNGOのイベントを手伝うようになり、コーヒーに関わったのをきっかけに、フェアトレードコーヒーについて研究し、抽出の方法や焙煎の勉強も始めました。
そのうちに友達や知り合いに自分の焙煎した豆を販売してみると好評で、事業の一つとなっていました。「キッチンカーのフェアトレードコーヒー屋を始めたら面白いかも」と考えたりしていました。
故郷・釜石が被災。1年後にUターン
東日本大震災が起きたのは、そんな矢先でした。
1週間後にようやく戻れた釜石のまちは壊滅状態で、実家も全壊。お世話になった人たちや同級生たちが辛い思いをしている中、「僕が地元のためにできることはなんだろう……」地元に戻ることを決め、1年で東京の事業を全てたたみ、釜石にコーヒー屋としてUターンしました。
復興支援のキッチンカーで三陸沿岸にある仮設住宅を廻り、被災した人たちにあたたかいコーヒーを手渡すと、一口飲んで「こんなにほっとしたのは震災後はじめて」そう言って涙を流して喜んでくれる人もいました。キッチンカーのまわりに老若男女さまざまな人が集まってきて、湯気の上がるコーヒーを片手に穏やかな笑顔で語り合っていたことを今も鮮明に憶えています。
僕は1杯のコーヒーが持つ力を強く感じ、地元でみんなと触れ合うコーヒー屋になろう、そう決意しました。店の名前は、「Happy」と「Piece」を組み合わせて、「Happiece」と付けました。
被災者支援活動から地域の笑顔が出会う場に
東日本大震災からの時の流れとともに、仮設住宅で暮らしていた人たちは徐々に災害公営住宅や再建した自宅に移り、ハピスコーヒーの役割も変わってきました。それまでも参加していた復興支援のイベントだけではなく、地域のにぎわいづくりのためのイベントやマルシェ、スポーツの試合会場など多種多様な場に呼ばれるようになり、その企画のイメージに合わせたオリジナルブレンドのフェアトレードコーヒーを提供し、たくさんの人たちに喜んでもらっています。
また、仮設住宅を廻っていたころは小さかった子どもたちがすっかり大人になってイベント会場でハピコを探して会いに来てくれるなんてことも増えてきました。そんな釜石や岩手の日常の中の晴れやかな場で、自分に合ったペースで、フェアトレードの美味しいコーヒーを提供していこうと思っていました。
能登の人たちに恩返しを
そんな時に起きたのが、2024年元日の能登半島地震です。「東日本大震災の時、日本中の人に助けてもらったんだから、あの時に釜石がしてもらったことを能登の人たちに返したい。」そう思い、地震発生後の1月17日、1000杯分のコーヒー豆を積み込んで石川県七尾市の避難所へ向かいました。
そこにあったのは13年前と同じ被災地の光景でした。1月の凍えそうな避難所であたたかいコーヒーを手渡すと、涙を流しながら、張り詰めた緊張の糸を緩ませていく人たちの姿がありました。
ほぼ毎月、能登に通ううちにハピスのコーヒーを心待ちにしてくれる馴染みのお客さんもできました。走っているハピス号を見かけて、遠くから手を振ってくれるおじいちゃん、おばあちゃんもいます。能登の人たちを元気づけたいと思って能登に行き始めましたが、逆に僕の方が能登のみんなから元気をもらっています。

2024年1月からいままでのコーヒー提供数は約15,000杯ほど。当店のコーヒー販売価格にして1,000万円ほどです。この掛かった費用の多くはみなさまからの善意のカンパで成り立たせました。この場を借りてお礼申し上げます。
しかしながら、当店の持ち出しがあまりにも多くこのまま通い続けるには金銭的に厳しいのが現状です。応援を続けたい気持ちと金銭的な問題で苦悩しながらもほぼ毎月能登に通う活動を続けておりました。
僕は釜石で暮らしてきたからこそ、東日本大震災から時間が経つとともに釜石の人たちが「被災地は忘れられている」と不安を漏らしていたのを知っています。だからこそ、能登の人たちに「能登のこと、忘れていないよ」と伝え続けるのが、釜石の僕の役割だと思っています。
今の時代、ありがたいことに、その思いを伝える手段はたくさんあります。一定の頻度で実際に能登に行きながら、雪の時期や行くのが難しい時期はオンラインで能登と釜石をつなぐことで、今と同じかそれ以上に繋がりを深めていくことができると考えています。
このプロジェクトで実現したいこと
釜石に能登とつなぐための場を構えようと思った時に頭に浮かんだのが、釜石大観音仲見世通りです。この通りは、昭和の終わりごろには、観光客向けの飲食店や土産物屋が20軒以上建ち並び、たいそうにぎわっていましたが、震災後の一時期はひとつも開いていない時期もあったほどさみしくなっていました。

この通りににぎわいを取り戻そうと活動しているのは、復興支援をきっかけに釜石に来た移住者や、僕がこの10年間ずっと成長を見守ってきた地元出身の親子など、僕の身近な人たちです。その親子はこの通りに古着屋さんをオープンさせました。
僕自身、子どものころワクワクするにぎやかな場所だったこの仲見世通りを、今の時代に合った形で釜石とソトとをつなぐすてきな場所にしたい、そう思い、店を持つのはここにしようと決めました。
この通りに固定店舗を作り、インターネットで能登の仮設住宅や集会所と定期的に繋いで、能登の人たちとお話をしたり、コーヒーの淹れ方をレクチャーしたりして、長くずっと続けていける繋がりの形をつくっていきたいと思っています。
釜石は若い世代による防災や震災伝承の活動がさかんです。活動に取り組む高校生や若者を呼んで能登の人たちと交流したり、東日本大震災で被災した経験を持つ人たちと気軽に話ができる環境を用意します。また、震災を経験した人たちから、仮設住宅を出た後の暮らしのことなどを聞かせてもらう機会も作りたいと思っています。

支援金の使い道
釜石大観音仲見世通りにオープンする固定店舗からインターネットで能登に繋ぐ環境を整えるための工事費や設備費、通信料などのほか、ハピスコーヒーが継続して能登で被災者支援のコーヒー無料提供を続けるための交通費や豆の仕入れ代金などをして活用させていただきます。
リターンについて
全国からご注文いただき定期購入者の多いハピスのブレンドコーヒーをクラウドファンディング限定ブレンドでお届けするほか、新店舗で使える金券、限定ブレンドコーヒー豆(粉)、コーヒー講座参加券、店舗貸切券、店舗へのロゴ掲示───などハピスオリジナルの商品をご用意しております。
スケジュール
【2025年9月】
釜石大観音仲見世通りの物件の契約完了
【2025年10~11月】
店舗の清掃やキッチンの整備など
【2025年12月5日】
クラウドファンディング終了
【2025年12月中旬】
新店舗 Happiece Coffee Laboratory プレオープン
【2025年12年下旬】
リターン発送開始予定
【2026年3月11日】
新店舗 Happiece Coffee Laboratory グランドオープン
最後に
僕たちはこの30年間ほどの間に地震や豪雨災害など本当に多くの災害に見舞われてきました。釜石も能登も大きな被害を受けた地域のひとつです。そういう時代の日本に生きているからこそ、つらい体験を共有する被災地で暮らす人たち同士が励まし合ったり、経験を話すことで少しだけ気持ちが前向きになったり、涙を流し合ったり、そんな繋がりが力になるのではないかと思っています。
フェアトレードコーヒーをきっかけに被災地が繋がるこのプロジェクトをぜひ応援していただけるとうれしいです。
最新の活動報告
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【クラウドファンディング目標達成のお礼と感謝とありがとうと】
2025/12/08 20:22感慨に耽っており更新が遅くなってしまいました。先日より開催しておりましたクラウドファンディング「東日本大震災の被災地釜石と能登を繋ぐフェアトレードコーヒー店を釜石で開業します!」につきまして、目標を達成したことをご報告させていただきます。https://camp-fire.jp/mypage/projects/888500みなさまからのたくさんの応援、とてもとても感謝しております。お礼を言っても言い切れないくらいのありがとうです。当初、目標金額はもっと低く設定するのが妥当ではないかという声が多くありました。能登の報道も少なくなり、みんな関心を持ってくれないのではないかという懸念からでした。蓋を開けてみればこんなに素晴らしい結果となりました。みんな能登のことを気にかけていてくれて、とてもうれしく思います。現地のみんなも、能登のことを忘れられていないという結果に、きっとよろこんでくれると思います。能登地震からまだ2年弱。東日本大震災の経験をした方、他のおおきな災害を経験した方は、あのころどういう生活をしていたか、思い出せると思います。さまざま変わりゆくフェーズにおいて、いつでもいまがいちばんつらい状況だったはずです。まだまだ復興には程遠い能登地域です。これからもたいへんなことがさまざま待ち構えているはずです。当店は能登のみんなにコーヒーを淹れてあげること、お話を聞いてあげることしかできませんが、みなさまからの応援を背に、これからも能登への応援を続けていく所存です。なんだか伝えたいことがたくさんありすぎて長々となってしまいそうです。なので、いったん、ここまで。そしてこちら、いつも以上にバタバタとしておりまして、個別に応援していただいたみなさまへのお返事もできていない状況です。ゴメンナサイ。ご報告も遅くなってしまって。能登への応援も含め、ひとつずつ、いっぽずつ、進めていきますね。ゆっくりですが、いまできること、やっていきたいと思います。こんな当店ですが、今後とものんびり末永くお付き合いいただけるとうれしいです。改めまして、今回の応援、本当にありがとうございました。恐悦至極に存じます。HappieceCoffee(ハピスコーヒー)イワハナより#happiececoffee #ハピスコーヒー #釜石 #kamaishi #岩手 #iwate #鵜住居#コーヒー講座#フェアトレード #FairTrade#釜石市民ホール #釜石情報交流センター #TETTO #釜石PIT#水曜日は大町営業#うのスタ #釜石鵜住居復興スタジアム #釜石シーウェイブス#いわスタ #いわてグルージャ盛岡 #グルージャ盛岡#東日本大震災#能登地震 #令和6年能登半島地震#七尾市 #輪島市 #珠洲市 #釜石大観音仲見世商店街#クラウドファンディング-----------------------Instagram:https://www.instagram.com/happiececoffee/Twitter:https://twitter.com/Happiece_CoffeeFacebook:https://www.facebook.com/HappieceCoffee----------------------- もっと見る
【クラファン終了まで残り3時間!】
2025/12/05 20:52お忘れの方はぜひぜひです。という、最後のお知らせ。でも、これ見てくれている方で忘れてる方はいなそうですかね。たくさんの応援ありがとうございますです!おかげさまでぶじにゴールしそうです!最後の一押しや応援金額の調整などありましたら、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。それでは、よい週末を!#happiececoffee #ハピスコーヒー #釜石 #kamaishi #岩手 #iwate #鵜住居#コーヒー講座#フェアトレード #FairTrade#釜石市民ホール #釜石情報交流センター #TETTO #釜石PIT#水曜日は大町営業#うのスタ #釜石鵜住居復興スタジアム #釜石シーウェイブス#いわスタ #いわてグルージャ盛岡 #グルージャ盛岡#東日本大震災#能登地震 #令和6年能登半島地震#七尾市 #輪島市 #珠洲市 #釜石大観音仲見世商店街#クラウドファンディング-----------------------Instagram:https://www.instagram.com/happiececoffee/Twitter:https://twitter.com/Happiece_CoffeeFacebook:https://www.facebook.com/HappieceCoffee----------------------- もっと見る
【石川県活動報告20回目2025年12月その5】
2025/12/05 14:23ぶじに岩手の釜石までかえってきましたよ。という、ご報告です。ここまでが活動報告ですからね、ちゃんと今回も問題なく戻りましたー。福島を抜けたら雪は一切なくってひとあんしん。次回の能登訪問は来年になると思います。日本海側、道に雪が積もってないタイミングを狙っていきたいと思います。それまでげんきにすごしますねー。うっかりしてまして、今回撮った現場写真はこれだけでした。ひとり活動なのでなんかやってる風な写真撮れないのですよ。ちゃんとやってますのでね、ごあんしんくださいませ。#happiececoffee #ハピスコーヒー #釜石 #kamaishi #岩手 #iwate #鵜住居#コーヒー講座#フェアトレード #FairTrade#釜石市民ホール #釜石情報交流センター #TETTO #釜石PIT#水曜日は大町営業#うのスタ #釜石鵜住居復興スタジアム #釜石シーウェイブス#いわスタ #いわてグルージャ盛岡 #グルージャ盛岡#東日本大震災#能登地震 #令和6年能登半島地震#七尾市 #輪島市 #珠洲市 #釜石大観音仲見世商店街#クラウドファンディング-----------------------Instagram:https://www.instagram.com/happiececoffee/Twitter:https://twitter.com/Happiece_CoffeeFacebook:https://www.facebook.com/HappieceCoffee----------------------- もっと見る




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