はじめに・自己紹介
こんにちは。今回のプロジェクトの発起人、そして実行委員会を務めます、木村暁介(きむら・きょうすけ)と申します。
私は、35年前、田村敏也さんが勤めていた会社に入社しました。デザイナーとして駆け出しだった私に、田村さんは仕事のイロハを、そして"仕事の面白さ"を教えてくれました。以来、私はこの仕事を続けることができています。それは間違いなく、田村さんという存在があったからです。
そんな田村さんが生涯にわたり取り組んできた創作と仕事の軌跡を、多くの方々と分かち合いたいと思い、追悼展を企画することにしました。どうか、彼のことを覚えてくださっている皆さまのお力を、少しだけお貸しいただければ幸いです。
なぜ、「田村敏也 追悼展」を企画したのか?
2025年4月、田村敏也さんが突然この世を去りました。
東京での家族葬という静かなお別れのあと、私はふと気づきました。
仕事を共にした仲間たち、彼の作品に触れた人たち、そしてその人柄を知る多くの方々が、もう一度、彼の歩みを振り返り、語り合いたいと願っているということに。
長年にわたり共に働いてきた仲間たちは、みんな同じ気持ちでした。
こうして、有志による「田村敏也追悼展」の準備が始まりました。
レーベル、エコ素材、デジタル、プロモーション、NGO支援など、ジャンルを越えて活躍し続けた田村さん。彼の実績はもちろんのこと、お客様への誠実な姿勢、仲間への深い愛情、そしてヤンチャで遊び心あふれる人柄は、今なお多くの人の心に残っています。
田村敏也という一人のクリエイターが、どんな想いで仕事に向き合い、どんな価値観を大切にしてきたのか。それを、皆さんと一緒にあらためて見つめ直したい――。
その想いが、この追悼展の原点です。
「田村敏也 追悼展」 で実現したいこと
本プロジェクトでは、2025年11月30日(日)〜12月2日(火)に京都・左京区で開催予定の「田村敏也 追悼展」の実現を目指します。
会場となるのは、田村さんの出身地・京都にあるBar AKOSHAN(アコシャン)。
1971年に、田村さんの義理のお姉さんがオープンし、今もなお週末にはアコースティックライブが開かれる、京都らしい温かみのある老舗のバーです。
若い頃の田村さんもよく通っていたそうで、奥様の万里子さんとの出会いの場でもありました。お姉さんを手伝っていた万里子さんに一目惚れし、やがて結婚されたという、そんな物語の舞台でもあります。
今回の追悼展では、そのBar AKOSHANの空間を活かし、田村さんが手がけてきた仕事やプロジェクト、デザイン資料、写真、映像、愛用品などを年代ごとに展示します。デジタル作品や映像はモニターで上映し、彼が大切にしていた“伝えること”そのものの手法も空間の中で表現していきます。
田村さんを知る仲間たちが集まり、彼の軌跡を分かち合い、語り合い、笑い合う、ささやかだけれど温かい場を目指しています。
誰かのためにクリエイティブを生み出し続けた田村さん。
今度は、私たちが感謝とともに、その歩みを送り出したいと思います。


追悼展詳細
田村敏也 追悼展 〜iamtam 自分らしく そのままを 活かし切った人生!〜
会期:2025年11月30日(日)〜12月2日(火)
時間:12:00〜20:00 ※最終日のみ〜18:00
会場:Bar AKOSHAN(アコシャン)
〒606-8003 京都市左京区山端川原町20-8
tel.090-3874-2233
アクセス:
・叡山電鉄「修学院」下車 線路沿いの小道を南へ徒歩3分
・京都市バス、京都バス「修学院駅前」下車 徒歩5分
・京都市営地下鉄 烏丸線「松ヶ崎駅」下車 徒歩20分
入場無料
※追悼展開催中は、キャッシュ・オン・デリバリーにてドリンクを提供しております
資金の使い道(概算)
※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。
リターンについて
■ ポストカードセット(5枚組)
田村敏也さんが日々描きためていたイラストの中から、5点をポストカードにしました。
静かなユーモアと、ひとさじのやさしさが伝わる作品です。彼の"らしさ"が詰まった1枚1枚を、そっと手元に残していただけたら嬉しいです。
このポストカードは、今回の追悼展を応援してくださる皆さまへの、ささやかなお礼としてご用意したものです。支援の対価というよりも、田村さんを想ってくださるお気持ちへの感謝を込めて、お届けします。
スケジュール
11月1日〜12月14日:クラウドファンディング実施
11月30日〜12月2日:京都市左京区「Bar AKOSHAN」にて追悼展開催
翌年1月以降:リターンを発送
最後に
「iamtam 自分らしく そのままを 活かし切った人生!」
この言葉を、今回の追悼展のサブタイトルに選びました。
この言葉は、"Think Our Life."と題した彼自身の歩みを振り返るWEBサイト「iamtam – his story」の中に残されていました。まるで彼が自分自身の生き方を静かに確かめるように、記されていた一節です。
その言葉通り、田村敏也さんは、自分らしく、そのままを、活かし切るように生きた人でした。
仕事に、仲間に、家族に、そして人生そのものに、誠実に向き合い続けていました。
この追悼展が、そんな彼の姿をそっと映し出す場になればと願っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
彼のことを少しでも覚えていてくださる皆さまに、心より感謝申し上げます。
そして、ご支援というかたちで、この追悼展にお力添えいただけましたら幸いです。

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本日11/30から開催です
2025/11/30 12:48皆様のおかげで本日11/30正午から開催する運びとなりました。皆様のお越しをお待ち申し上げます。画像は昨日の会場設営風景です。引き続き、ご支援の程どうぞ宜しくお願いいたします。 もっと見る





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