「将来之東北」再出版プロジェクトのクラウドファンディングを立ち上げた初日、スタッフに1件の連絡が入りました。それは知り合いの学生が高校時代に探求活動で「将来之東北」について取り上げていたとのことでした。さっそく連絡先を繋いでいただき、後日スタッフより探求活動や「将来之東北」を読んでの未来への必要性などお伺いさせていただきました。今日はその内容についてご紹介させていただきます。なぜ高校の探求で「将来之東北」を取り上げようと思ったのか?スタッフ: 本日はお忙しい中ありがとうございます。吉田さんが中学から高校まで「将来之東北」をテーマに探究活動を進めてこられた経緯を教えていただけますか?吉田はるか: こちらこそありがとうございます。吉田はるかと申します。経緯ですが福島県ふたば未来学園の中学から高校までの探究活動で、中学1年生の時に富岡町にある夜の森の桜並木について調べた後、次のテーマに悩んでいた時に、1年生の時の資料から半谷清壽さんの名前を再び見つけたのがきっかけでした。半谷清壽さんに関する資料が少ない中で、先生に助言をいただき本を読み始めたのですが、特に「東北人は偉大な人の文献を残さず」という言葉に、当時の状況と資料が見つからない自分の状況が重なって、共感と知的好奇心が湧き、探究を深めることになりました。スタッフ: とても素晴らしい好奇心と探求ですね。「将来之東北」を読んで、吉田さんが最も強く印象に残ったメッセージはどのようなところでしたか?吉田さん: 最も印象に残ったのは「東北は戊辰戦争の負け組」という言葉です。過去の歴史を見ても、東北が多くの戦いで負け続けてきたという認識が自分自身に強く響き、このメッセージを伝えたいと考えて発表資料を作成しました。発表資料では、原文を現代語訳するよりも、図や絵を用いて「誰が見ても分かりやすいように」することに注力しました。吉田さん作成「将来の東北 分かりやすい版」よりスタッフ: その強いメッセージを、現代を生きる世代に伝わりやすい形にされたのですね。探究活動を続ける中で、半谷さんの想いについてどのように考察されましたか。吉田さん: 半谷さんは言っていることは少しめちゃくちゃだなぁと感じるところもありつつ、その時代背景として、磐梯山の噴火、三陸の津波、飢饉といった災害をなくしたいという切実な思いにあったのではないかと考察しました。また災害による被害を減らすことで東北はきっと良くなる、という半谷さんの想いを、発表の結論部分にまとめました。スタッフ: その考察は、震災から15年が経過した今、私たちが次の未来を見据えて行動していくための「価値ある基盤」として、この本を再出版しようとする私たちの考えとも深く通じていますね。学生から見る「将来之東北」を現代に再出版する意義とはスタッフ:探究活動を通して、吉田さんの価値観はどのように変化しましたか?吉田さん: 学校で学ぶ歴史を単に「丸暗記」するのではなく、「なぜその状況になったか」という過程までを「理解」することの重要性を痛感しました。また、福島県内であっても浜通りとそれ以外の地域では、震災や原発に関する知識量に圧倒的な差があることに気づき、日本全体で満遍なく知っておくべきだという考えを持つようになりました。吉田さん作成「将来の東北 分かりやすい版」よりスタッフ: 最後に、この「将来之東北」という本が現代においてどう重要になると思いますか?吉田さん: この本は、日本人全体が「自分で物事を考える」力を養うための一つの手段となり得ると思っています。そして、「何かヒントが欲しい」と考える東北に関係する人々にとって、次に進むための「手段の一つ」として、この本が記憶されることを願っています。スタッフ:吉田さんありがとうございました!吉田さん: こちらこそありがとうございました!クラウドファンディングの成功、応援しています!----------------------------------------------------------------------------------本プロジェクトのメディア掲載の紹介・4/17 NHK仙台「てれまさ」にて取り上げていただきました。https://news.web.nhk/newsweb/na/nb-6000035936・4/8 河北新報に誌面掲載いただきました。https://kahoku.news/articles/20260407khn000032.html・3/28 福島民報に誌面掲載いただきました。https://www.minpo.jp/articles/-/92745




