■我々は少子化問題を政治家に任せっきりで良いのか?
「少子化問題は手遅れ」と言われ、15年程が経つでしょうか‥
当時、私は少子化問題を放置している(ように見えた)政府にやきもきしていました。
「我々市民に出来る事は無いのか?」「どの行動が一番結果を出しやすいのか??」
自問自答の末「入会をお断りしない結婚相談所」という方法で活動を開始したのが2013年。当時、条件を理由に入会を断る結婚相談所が多かったからです。
今振り返っても、この判断自体は間違っていなかったと思います。数々の知見も見につきましたし、少なくない数の結婚をサポートしてきました。ただ、次の一手を打つのは遅かった。
高難易度婚活の相談に乗っていた私は、日々の業務に追われ過ぎたのだと思います。
次の一手を業務の傍ら政治家に対してロビー活動を行う事で、彼らに期待し過ぎた部分もあったでしょう。各自治体に対する婚活予算は増加したものの「それじゃ世の中は変わらないんだよ‥」と、結局、政治家任せの限界、今の政治家では何も変えられない‥という虚無感を抱えてしまいました。
この間の経験を活かし、新たに何ができるのか?8年程前に一旦、立ち止まって考えた私は「システム開発による世の中の仕組みづくり」こそが少人数NPOでも可能な活動だと考えました。
■喫緊の課題は「結婚諦めている層」の掘り起こしと環境整備
結婚相談NPOは就職氷河期世代の独居老人化を避ける為に設立したNPOです。これまで数多くの結婚をサポートしてきましたが、残念ながら就職氷河期世代のお役には立てていないと実感しています。
就職氷河期世代より上の世代と、下の世代はサポートを求めて来てくれるので対応できましたが、氷河期世代だけポッカリと空いてしまっていたのです。
なぜこの現象が起きているか?数少ないお問い合わせいただいた方にヒアリングした結果、私は「就職氷河期世代の非正規雇用者は自分が結婚できると思っていない≒とっくに結婚を諦めている」という結論に至りました。
人間が一人でできる事には限りがあります。独身のままでは身体を壊した瞬間に生活保護のお世話になってしまうのではないでしょうか?
数人で運営しているNPOで、この「結婚諦めている層」を掘り起こし、更には費用の負担感なく一歩を踏み出す為の環境整備をする。
その方法を考えに考え抜いて企画・開発したのが基本無料にこだわったシステム「カスタネット」です。
■自己紹介

ご挨拶が後回しになってしまいました。
本クラウドファンディングプロジェクトのリーダーを務めます、結婚相談NPOの影山と申します。
2013年のNPO設立以来、主に結婚相談所として婚活のサポートを実施して参りました。当時は珍しかった「入会をお断りしない」というポリシーから、障がい者婚活におきましては現在もリーディングNPOであると自負しております。
婚活のサポート継続も大切な事なのですが、就職氷河期世代の先頭が50才に近づいた頃、他のサポートも開始しないといけない。一人一人に向きあうよりも、世の中を変える仕組みづくりをしないと間に合わないと焦り、カスタネットを企画しました。
■カスタネットって何?
カスタネットは「美人局」や「色恋営業」「既婚者による独身語り」などが連日メディアを賑わせる中、出会いの信用情報サービスとして開発された、基本無料の恋活・婚活用オンライン名刺サービスです。
オンライン名刺を交換する事でお互いの「年齢が嘘では無いか?」「独身なのか?」などといった信用情報を確認する事が可能で、企画・監修をわれわれ結婚相談NPOが担当し、開発・運営を株式会社ロジナスにご担当いただいています。
▼カスタネット公式ページ
https://bridal-npo.org/castanet/
マッチングアプリ等でも頻発している出会いのトラブルは人々を出会いに対して臆病にしかねず、晩婚化に繋がると考えている為、カスタネットでは婚活モードに加えて恋活モードも実装。プライバシーも今までのサービスに無いほど細部まで配慮した設定が可能です。

マイナンバーと同様、1人1IDしか所有できないカスタネットをご利用いただく事で、事前にリスクを察知。実装予定の検索モードではスコア順に表示される為、低スコアの相手と遭遇する機会が減るほか、自然とスコアに悪影響をおよぼしそうな行動を控える傾向を創出できると考えています。また、ユーザーアンケートに基づいたスコア基準を採用しており、NPOという営利に向かわず、海外事業者等にも買収されにくい法人形態が最適だと自負しております。

カスタネットはマッチングアプリ等からコミュニケーション部分を削除し、信用情報部分を強化したサービスを想像していただくと分かりやすいかもしれません。
マッチングアプリの収益化ポイントである「やり取り」を基本システム内に持たない代わりに、SNS等にカスタネットのオンライン名刺を貼る事で、パートナー募集中である事をアピール。無料で恋活・婚活が可能となる為、経済的な問題で婚活を諦めている層にとってのセーフティネットとなり得ます。これにより「結婚したいのにできない」を減らすことができるでしょう。

主要ブログには対応済み。対応SNSも次々と追加予定です。極端な話しをしますと恋活・婚活対象者は全SNSのユーザー数となります。
カスタネットを世の中に浸透させる為にも、大袈裟では無く全独身者に利用いただけるサービスを目指します。理論上は、カスタネットが世の中に広まりさえすれば出会いのトラブルが激減すると考えており、結婚相談NPOの相談所業務はスタッフに任せながら、私自身は人生をこのプロジェクトに賭けています。
■プロジェクト立ち上げの背景
構想から約8年。カスタネットは2025年2月より既にサービスを開始しています。現在は登録者増を目指すと同時に利便性の改善や新機能の開発を実施している状況です。
つい先日も視覚障がい者の協力を得て、視覚障がい者が利用しやすいように全体を改修しました。
今後は我々が企画した新機能を追加していく他、これまで婚活を諦めていた人々でも活動がしやすいような仕組みを導入していく予定です。
お恥ずかしながら、結婚相談NPO自体は設立以来赤字運営が続いており、直近(2024年)の決算時点で正味財産は3,069万円のマイナスとなっています。生活金融公庫からの借り入れと私の個人資産で回してきましたが、そろそろ限界が近付いているのが正直なところです。<参考:事業報告書リンク>
また、カスタネットは基本無料にこだわっており、現時点での有料機能は「毎月付与される無料枠を超えた登録依頼」および「元カノ・元カレブロッカー」のみ。ともに人件費、サーバー負荷等から事業継続性を考慮した上での有償化部分となります。
この状況での基本無料サービスの開発。シビアな方には「狂気の沙汰・絵空事」に思えるかもしれません。融資を頂いている金融機関の皆様には怒られそうですが、たしかに私はあえて社会への必要性だけを考えて突っ走っています。
「もともと予算は無い、回収できる可能性も高くはない」
このような厳しい事情をご理解いただき開発・運営を担当していただいている株式会社ロジナスにはかなりの負担を強いていると認識しておりますが、今後も開発および基本部分無料を継続する必要があり、その為には費用が必要です。
せっかくカスタネットという世の中の仕組み自体を変え得るシステムリリースにたどり着けたからこそ、拡げさえすれば必ずや結果が出るという信念のもと本クラウドファンディングを実施させていただきました。
もし、本プロジェクトをご確認いただき、未婚化・晩婚化を含む少子高齢化解消の可能性を感じていただけるようでしたら、是非、ご支援をお願い致します。
ご質問等は結婚相談NPOの公式LINEやお問い合わせフォームから何なりとお尋ねください。
お金は開発・運営・告知等、すべてカスタネットに関連する費用として使わせていただきます。
■リターンについて

カスタネットの公式キャラクターであるカスタネットマンをあしらった、非売品の本クラウドファンディング限定グッズを多めにご用意させていただきました。
●ダイカットステッカー(円形)
●アクリルキーホルダー(円形)
●【当クラファン限定】ラウンドリップ陶器オリジナルマグカップ
●【当クラファン限定】Tシャツ ホワイト
●【当クラファン限定】Tシャツ ネイビー
※全てのリターンにお礼のメッセージが付属いたします。
■スケジュール
2026年12月 クラウドファンディング終了
2026年2月 リターン発送
※クラウドファンディング期間中も新機能を開発し続け、進捗はこちらにてご報告させていただきます。
■最後に
私は就職氷河期世代に該当します。
これまでの人生、経済的には厳しい生活を送って来ましたが、経済部分以外は非常にダイナミックで面白い時代を送って来たと思っています。恋愛も今よりはかなりしやすかったのではないでしょうか。(フラれてもしつこくさえしなければ良かったのですから‥)
ところが、現代では告白したとたんにSNSに情報をバラまかれる事もあるそうで、自然恋愛がしにくい非常に窮屈な世の中なのではないかと感じます。
さらには、恋愛をするにもまずはお金を払ってマッチングアプリに登録しないと始まらないのだとか。
私はマッチングアプリ事業者がちゃんと世の中と向き合っているとは思いません。カスタネットではマッチングアプリに頼らず、費用をかけずにちゃんとお相手が探せる「自然恋愛2.0」を目指していきたいと考え、既に条件によらない機能の開発に着しています。
とくにお子様をお持ちの皆様。私は自分の子供が大人になるまでにある程度少子化問題を改善しておきたいと思っていました。しかし、NPO立ち上げから10数年が経ち、もはや子供は成人済みで、ある意味、間に合わなかったと言えるでしょう。
ただ、少子高齢化問題は「もう手遅れ」とあきらめて良いものではないと思っています。
より自然な結婚ができる世の中を子供たちに残せるよう、カスタネットの継続・発展にご協力をお願い致します。
最新の活動報告
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「カスタネット」がDiscordに対応致しました
2025/11/09 18:51結婚相談NPOの影山でございます。実は本クラウドファンディングと並行して「30日連続プレスリリース発表マラソン」なるものを実施しておりました。昨日、ようやく走り切りましたので、今後は本プロジェクトに関係する部分を遡ってご紹介してまいりたいと思います。本件のように、カスタネットはバージョンアップを繰り返して、成長していきます。現在も複数のユーザーから新機能の開発依頼を受けており、都度判断して皆様のベストプラットフォームを目指しますので、よろしくお願い致します。キャラクターが少々ふざけているように見える方もいらっしゃるかもしれませんが、私のような個人がうったえかけるよりも有効かつ低コストだと考えておりますので、ご理解をお願い致します。なお、動画等はすべて私がスキマ時間に1人で作っておりますので、コストはほぼかかっていません。 さて、カスタネットのDiscord対応ですが、実は物凄く画期的な取り組みで「カスタネットが普及しさえすれば」という前提になりますが、「マッチングアプリ以上のものが無料でできる」世界の実現になります。ここでは大雑把に解説させていただきます。まず、カスタネットは実在性や独身性などを確認できる信用情報サービスで、その点ではどのマッチングアプリよりも、証明書の期限仕様も含めると結婚相談所よりも信用情報においては上の機能を備えています。そして、今回のDiscord対応では、カスタネットの認証済み会員だけが入室でき、自由に交流できる場を提供するDiscordサーバーを新設しているのです。もちろん交流にも費用は発生しません。もはや「お金が無くて婚活ができない」は行動しない理由にならない世界です。▼利用方法はこちらhttps://bridal-npo.org/castanet/discord-castanet/当事者がご覧になれば、夢のようなシステムになりますが、大前提は「カスタネットが普及しさえすれば」です。私はマッチングアプリも一定の結婚は創り上げていると思いますが、それ以上にトラブルも創り出していると考えています。カスタネットをマチアプと並行していただくことで、そのトラブルを減らすこともできるでしょう。カスタネットは普及しさえすれば、少子高齢化問題解消に間に合うかもしれないほどのシステムだと自負しております。クラウドファンディングのほか、カスタネット普及の為、ボランティア制度もリニューアルしましたので、皆様もご参加をお願い致します。https://bridal-npo.org/volunteer/ もっと見る





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