はじめに

映画「ラブホテルズ（仮）」クラウドファウンディング担当チームです。
このプロジェクトでは、撮影現場の裏側をお見せしながら、映画「ラブホテルズ（仮）」やチームの魅力をお届けしていきます。

本作品の監督はマチルダアパルトマン主宰、脚本家・劇作家・演出家の池亀三太さん。池亀さんの初長編作品の企画が立ち上がり、さまざまな縁で集まったスタッフや出演者。企画が本格的に動き出したのは今年の5月。このチームは、俳優や演出家、プロデューサーとして活動する傍ら、劇団を主宰したり、漫画家の秘書として創作現場を支えたり、BARのオーナーとして人が集まる場をつくったりと、本作を手がけるのはそんな多彩なバックグラウンドを持つメンバーたちです。全く違う畑で活動してきた者同士が集まっており、それぞれが独自の視点と経験を持ち寄ることで、とても個性あふれるチームになりました。
とにかく２０代が多いこのチーム。とにかく現場は活気に溢れています。

この作品は、それぞれに悩みや葛藤を抱えて生きる人たちの視点が交錯する群像劇です。舞台となるのはラブホテル。一見、特殊でいやらしいイメージを持たれがちな場所ですが、各部屋で起きる出来事や、ホテルで働くスタッフたちの思いには、私たち自身の日常や心の揺れと通じるものがあります。さまざまな人が、それぞれの想いを胸にすれ違い、支え合いながら生きる姿を通して、「人と人とのわずかなつながり」や「誰かを思いやる気持ち」の大切さに気づかせてくれる、優しさと痛みが同居する物語です。他人事では済まないこの作品を観て、皆様がどう感じるのか今から楽しみです。

第二弾プロジェクト始動！！

9月末まで行っていたクラウドファンディング第一弾で集まった支援金は、ポストプロダクション費として大切に活用させていただきます。
そして今回の第二弾プロジェクトでは、完成した本編をより多くの方に届けるため、上映に向けた宣伝費用を募らせていただきます。

あらすじ

ラブホテルのフロントスタッフとして深夜帯に勤務する九条（藤公太）は、離婚して離れ離れになった一人娘の3歳の誕生日を祝う動画をひっそりと見つめている。もう一緒に誕生日を祝うことはできない現実に後悔と絶望が押し寄せる。

母親が経営するラブホテルで清掃スタッフとして働く葉月（堂ノ下沙羅）は、自身に起きた過去のある事件をきっかけに社会と距離を置き、虚無感を抱えて生きている。

今夜も九条と葉月は互いに鬱屈とした感情を抱えながらも、本音を隠し平気な顔をして淡々と働く。

外国人の清掃スタッフ同士がまた揉めている。酔った女がネックレスを紛失したと騒ぎ立てる。いつもと特段変わらない日常の光景。

夜が深くなっていき、ぞくぞくとホテルに訪れる事情を抱えた客たち。パパ活をする中年男性と若い女、半グレ組織から逃亡してきた男女、こっそりと忍び込む女子高生たち。いつものように平穏に朝を迎えるだけだったはずなのに、ホテル内は徐々に不穏な空気に包まれていき、九条と葉月の日常は崩壊していくーーー。

【キャスト紹介】

藤公太（九条孝介役）

プロフィール
1981年12月18日生まれ。19歳から俳優を目指し、2013年から芸名を「藤公太」に変更し心機一転俳優活動に勤しむ。高校時代に野球で４番ピッチャーを務めるほどの高い身体能力と身長と独特の風貌を生かし活動の場を広げている。

コメント
初めて脚本を読んだとき気付いたら映画『ラブホテルズ(仮)』の世界に飛び込んでました。
この世界を色んな人に体感して欲しいと思いました。
日々わくわくが増しています。あまりにも気が早いですが、完成して観て欲しい気持ちが溢れそうです。
期待して、楽しみにして下さればとても嬉しいです。
応援して下さればとても嬉しいです。
よろしくお願いいたします。

堂ノ下沙羅（相田葉月役）

プロフィール
1998年3月17日生まれ、大阪出身。
20歳の時に大阪から俳優活動のために上京。
「堂ノ下沙羅」は本名で、この「堂ノ下」という苗字は日本に約80名ほどしかいない。
主に映像作品を中心に活動しており、自慢の共感力を活かして、幅広い役柄に挑戦している。

コメント
池亀三太監督の初長編作品に参加することができたこと、とても光栄に思っています。
脚本を読み、それぞれの葛藤を抱えたキャラクターがみんな人間的で魅力的に感じたこと、そして今の時代だからこそ撮るべき作品であるなと感じました。
この作品を通して、自分自身の限界に挑み、成長し続けたい。

簡単な道ではありませんが、本気だからこそ挑む意味があると信じています。1人でも多くの方にこの作品を届けられるよう力余すことなく挑むので、どうか応援のほど、よろしくお願いいたします。

阿部顕嵐（風太役）

プロフィール
1997年8月30日生まれ、東京都出身。
俳優としての活動を中心に、映画、ドラマ、舞台と幅広い作品に参加。

コメント
皆さん初めまして阿部顕嵐です。魅力的で刺激のある皆さんと遊戯にふけることができるのかと今から楽しみです。

根矢涼香（茉由役）

プロフィール
１９９４年９月５日生まれ、茨城県出身。インディーズ映画では欠かせない存在で、映画の他に舞台やドラマでも多彩な役柄を演じ分ける。

コメント
これまでマチルダアパルトマンで拝見していた、池亀さんの描く世界が長編映画に!?
楽しみしかありません。ラブホテルを舞台に、優しさと可笑しみ溢れるドラマが繰り広げられます。暗がりの中、独りの誰かと手を繋ぎ、そっと照らし出すような作品です。是非ともお楽しみに！

川上なな実（美沙子役）

プロフィール
１９９０年１０月１４日生まれ。福井県出身。セクシー女優、ストリッパーを経て、演技経験を活かし、数々の映画や舞台に出演。

コメント
はじめまして、今回この作品に参加させて頂くことになりました川上なな実です。率直に…嬉しいです！
登場人物一人一人に可能性を秘めて、グラグラと揺らいだ者から諦めようとする者や温かい温もりに包まれた者まで刺激的でまた心地よく描かれた作品です。
その1人を一生懸命演じさせて頂きます。
今は楽しみでしかないです（笑）
大きな可能性を秘めた池亀監督の作品に、ぜひ皆さまのお力添えをいただけましたら幸いです。応援よろしくお願いします！！！

ジョージアナ（ラナ役）

プロフィール
フィリピン出⾝。タガログ語・⽇本語・英語の３ヶ国語のトリリンガルであり、モデル・俳優活動を行う。  

コメント
このたび、映画『ラブホテルズ（仮）』にラナ役を演じさせていただくことになりました、ジョージアナです。


脚本を読んで、ラナの葛藤や、それでも前に進もうとする強さにとても惹かれました。
孤独を抱えながら生きる今の時代でも、人の優しさはどんな場所でも生まれる、そんなメッセージを感じています。

ラナを通して、普段は光が届きにくい人々の人生にも尊厳や希望があることをお伝えできたら嬉しいです。
観てくださる皆さんが「なんだか、自分と似ているかも」と感じていただけるように、心を込めて演じたいと思います。
完成して皆さんに観てもらえる日が待ちきれないほど楽しみです。
どうか応援のほど、よろしくお願いいたします。

小島彩乃（中森遥香役）

プロフィール
1984年1月24日生まれ、神奈川県藤沢市出身。A-train production代表、早稲田大学第二文学部卒業。映画、ドラマ、舞台、CMなど多岐にわたって活躍中。

コメント
作品を作って届けるということはどういうことか、最近改めて考えています。どんな作品が心に届くのか。電車に乗り合わせた女子高生なら、その学校の先生なら、学校の売店の方なら、その家族なら、映画を愛してやまない方なら？ならならなら。「なら」にはひとつの答えがなくて、魅力を感じるってことかもな、などとそんなことを考えていた時に、映画製作のお話をいただきました。

私の会社としては、初めての製作になります。池亀監督の魅力たっぷりの映画にしたいです。弊社所属の俳優、藤公太も暴れます。

沢田京海（アイ役）

プロフィール
2005年2月8日生まれ。宮崎県出身。TiktokやYoutubeなどで活動を広げ、近年ではMVやドラマにも出演。

コメント
アイを演じます、沢田京海です。
脚本を読んでみて、自分が知らない世界の中の日常がそこにはあって、今までは知らないで片付けられたけどこの作品を通して知るきっかけになりました。
これからアイを演じられることがとても楽しみです！

梶川七海（ノゾミ役）

プロフィール
2000年10月20日生まれ。東京都出身。舞台を中心に活躍中。マチルダアパルトマンでは2022年に公演した「サブマリン」に出演。

コメント
三太さん初の長編映画に参加させていただけるなんて光栄です！
個人的にとても親しみのある役柄をいただきましたが、彼女がラブホテルになぜ迷い込んだのかについては未知な部分が多く、今からワクワクと想像を膨らませております。
ラブホテルの客室ひとつひとつで巻き起こる切実で生々しい人間模様、その行く末を見届けられることって現実ではなかなかないと思うので、ぜひ大注目作品としてお心に留めていただければ幸いです！

森崎健康（馬場役）

プロフィール
1987年10月24日生まれ。大分県出身。本作の監督・池亀三太の舞台作品に初期より数多く出演している。

てっぺい右利き（警察官役）

プロフィール
1994年9月15日生まれ。静岡県出身。
舞台　映像　出演。軽イラスト、軽動画編集、おなかをくねくね出来ます。

坂本七秋（橋向役）

プロフィール
１月２１日生まれ。愛知県豊田市出身。俳優・演出家
熊本育ちの両親の間に生まれる。幼少時の思い出は、虫捕り、木登り、野球、門限、締め出し。
学生のころは、サッカー、ラジオ、ドラム、熱帯魚に熱中。生き物が好きで、大学で生物学を専攻し、遺伝子の研究に打ち込む。研究の結果、自分が相手にしている「遺伝子」が大好きな「生き物」ではなく、ただの「モノ」であることに気付く。学生時代に夢中になったラジオドラマがきっかけで、演劇をはじめる。

岩田博之（ホームレス役）

プロフィール
映像、舞台で活動。客演をきっかけに小劇場を中心に活動。
劇団空間ゼリー活動休止後フリーとなり、ラフカット2016「父を叩く」で主演。無隣館3期 俳優部。

追加キャスト第五弾発表！

吉成豊

プロフィール
1977年3月1日生まれ、広島県出身。

随時、追加キャスト発表していきます！今後もお楽しみに！
フリーで小劇場を中心に活動。近年はMV、映画作品にも出演しています。

久我真悟

プロフィール
1992年10月8日 栃木出身
俳優｜脚本家｜演出家｜男優｜劇団theatre OLO(テアトル オロ)主宰
2016年に医療職から俳優へ転身。
以降、舞台を中心に・映画・ドラマ・ラジオ・CM等に多数出演。
2018年「演劇ユニット愚者愚者」を結成。「性年バイバイ。」が、第20回杉並演劇祭にて、最高位の杉並演劇大賞を受賞。2023年に同ユニットを解散。2024年に「theatre　OLO」を結成。主宰・脚本・演出を務める

七々原瑚子

プロフィール
1997年3月15日生まれ。
かつてセクシー女優として活動し、2020年末に引退。  
引退後は舞台やピンク映画など女優業を続けている。

その他の仲間たち・・・

オウ・エンエン

伊藤嘉信　

宮崎真由美　

高見駿　

松永ゆうほ　

冨岡英香　

米田マナ海　

井出みずき　

林廉　

早舩聖　

松本みゆき　

宍戸忍

随時、追加キャスト発表していきます！今後もお楽しみに！

【スタッフ紹介】

監督・池亀三太

・プロフィール
脚本家・劇作家・演出家BLUE LABEL 所属マチルダアパルトマン代表。
1986年12月11日生まれ。佐賀県出身。
2006年より演劇活動を開始。2019年よりマチルダアパルトマンを結成し活動の拠点にしている。

・コメント
はじめまして。本作の監督・脚本の池亀三太と申します。私は、以前ラブホテルで深夜に働いていた時期がありました。この映画の脚本の初稿はその時期、ホテル内を監視するモニターを注視しつつ、たまに訪れる客に対応しながら、少しずつ執筆したものです。ラブホテル全体に漂う湿った空気や、どこか鬱屈とした匂いを感じながら、そこに集う人々のふとした瞬間に出る本音、背景、滲み出る孤独、逃げ場のない感情や、やり場のない思いをこの奇妙で特異な場所で巻き起こる物語として描いてみました。

私自身が働きながら感じていた人生への焦燥感、現実への絶望感。そんな負の感情がヘドロのように溜まっていくようなこの魔窟で巻き起こる人間模様を映画にしてみたいと思いました。あの頃（今もそうかもしれませんが）、人生を打破できず、思い描いていた未来とはかけ離れてしまった現実に、日々世界が閉じていくような感覚に囚われていました。きっと、私たちが生きている世界は、自分の日常や想像の外側にも広がっていて、そんな当たり前の事実に気付けたら、きっともっと生きやすくて、呼吸もしやすくなるのではないかと感じています。息が詰まるような閉塞感ある世界で誰かとの僅かな繋がりを求めようともがき続ける人々。そんな不器用な人々の姿を映したこの映画が、誰かの生活にそっと差し込む小さな光になれたらと願っています。

助監督　　藤本匠
　　　　　村田陽奈
　　　　　緒方一智
AP 　　　蔵並遥
制作　　　田原勲
撮影　　　梅木陽一
撮影助手　躯川天
照明　　　渡邊禄
録音　　　横田彰文
スチール/メイキング　 斎藤弥里
　　　　　　　　　　　池田勇輝
スタイリスト　カミフクモトジュン(tone)
衣装　　　小島彩乃
ヘアメイク　谷口結奈
　　　　　　栗崎菜弥
アクションコーディネーター　HAYATE
プロデューサー　吉川流光

10月下旬、クランクイン！！

ロケ地や撮影機材、お弁当や小道具など、限られた予算の中で最高の作品をつくるためには、あらゆる工夫と知恵が求められます。
どうすれば物語の世界をよりリアルに、そして魅力的に映し出せるか──スタッフ一人ひとりが試行錯誤を重ね、日々奔走しています。

この映画の舞台は、ラブホテル。だからこそ、ロケハンには特別な時間とこだわりをかけました。作品の世界観にぴったりの空間を探し求めて、スタッフが街を歩き回り、何軒ものホテルを訪ね、細部まで検討を重ねてきました。

そんな“映画が生まれる瞬間”でもあるロケハンの様子を、チラ見せ・・・

↑さまざまなタイプの部屋を見て回ったり、なかなか普段入れないラブホテルの屋上にもお邪魔しました。

↑お店の外にあったゲームで懐かしいあの頃を思い出すプロデューサー吉川。

小野照崎神社で願掛け⛩

ありがたいことに、日を追うごとにこの作品に関わってくださる方が増え、当初の想像を超えた大きな規模の作品になりそうです。
撮影と編集を経て、作品が完成したあとは、世界中の映画祭を巡り、日本へと作品を“凱旋”させ、国内上映へとつなげていきます。

作品の成功と、チーム全員の安全を——、そして最後の最後までこの作品が走り続けられるよう、クランクインを前に、小野照崎神社へ願掛けに行きました。
チーム一同、全力で制作に挑みます。
これから待っている未来を思うと、本当に楽しみです！

資金の使い道

・広告宣伝費
・リターン制作費＋送料
・クラウドファンディング手数料
目標金額を超えた場合は、ポストプロダクション費用に使用させて頂きます。

制作スケジュール（予定）

・撮影期間：2025年10月下旬（12日間予定）
・編集・仕上げ：2025年11月〜12月
・完成：2026年1月末
・海外映画祭展開：2026年1月以降(約1年間)
・リターンの送付：2026年6月〜
・劇場展開：2027年