温泉街そのものが会場に!竹と湯けむりに包まれる別府発・竹ラケット卓球大会。

竹と湯けむりが立ちのぼる温泉街まるごとを舞台に、忘れられない“竹の一振り”を体験する卓球大会を開催します。放置竹林を資源に変え、竹文化を甦らせ、市民も観光客も浴衣姿でラリーを交わす。2026年2月22日(日)、旅館や公民館、温泉街の一角が会場となり、別府のまち全体が笑顔と交流の舞台に広がります。

現在の支援総額

404,513

40%

目標金額は1,000,000円

支援者数

39

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2025/10/22に募集を開始し、 39人の支援により 404,513円の資金を集め、 2025/11/30に募集を終了しました

温泉街そのものが会場に!竹と湯けむりに包まれる別府発・竹ラケット卓球大会。

現在の支援総額

404,513

40%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数39

このプロジェクトは、2025/10/22に募集を開始し、 39人の支援により 404,513円の資金を集め、 2025/11/30に募集を終了しました

竹と湯けむりが立ちのぼる温泉街まるごとを舞台に、忘れられない“竹の一振り”を体験する卓球大会を開催します。放置竹林を資源に変え、竹文化を甦らせ、市民も観光客も浴衣姿でラリーを交わす。2026年2月22日(日)、旅館や公民館、温泉街の一角が会場となり、別府のまち全体が笑顔と交流の舞台に広がります。

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はじめまして、別府市で活動しております
竹ラケット卓球大会「TAKETTO」発起人の小田原啓太(おだわら けいた) と申します。

この度は本プロジェクトに目を留めていただき、誠にありがとうございます。

私はこのクラウドファンディングを通じて、
放置竹林を資源に変え、衰退しつつある竹文化を甦らせるとともに、かつて温泉旅館の大広間で親しまれていた「温泉卓球」の楽しさを新しい形で再生したいと考えています。

市民と観光客が世代や国籍を超えて交わり、別府のまちに笑顔と活気を取り戻す —— 

その第一歩として、
2026年2月22日に「竹ラケット卓球大会=TAKETTO」を開催いたします。

私は子どもの頃から卓球が大好きで、20年以上ラケットを握ってきました。

フィリピンの大会に出場したとき、言葉が通じなくてもラリーを交わすだけで友だちになれることに感動しました。卓球には「言語を超えて誰とでもつながれる力」があります。

同時に、私は15歳の頃から環境問題に強い関心を持ち、以下の取り組みを続けてきました。

・アルバイトで資金を貯め、タイでのマングローブ植樹活動に参加
・日本科学未来館にて、環境フロアの展示解説員インターンを経験
・損保ジャパン環境団体に所属し、企業へ環境対策の提案を実施

これらの経験を通じて、自然環境を守り、次世代へ引き継ぐことの重要性を深く実感しています。

そして24歳のとき、再び別府に戻ってきました。

別府で暮らすようになり改めて感じたのは、年間700万人を超える観光客が訪れる温泉都市でありながら、放置竹林や竹文化の継承と進化といった課題が、まだ十分には語られていないということです。

竹はかつて、かごや日用品、建材として生活に欠かせない素材でした。
しかし便利なプラスチックや金属に取って代わられ、いまは使われずに山に放置される存在となり、文化の衰退と環境問題が同時に進行しています。

「遊びからなら、もっと身近に環境を感じられるのではないか?」

そう考えたとき、竹で作ったラケット=TAKETTOを使った卓球が浮かびました。

地域の竹細工職人、竹林を守る人、旅館関係者、市民と力を合わせ、この大会を別府の新しい文化として育てたいと思っています。


(2024年2月22日 大分合同新聞より


① 放置竹林と竹文化の継承と進化

竹は、かつて日本人の暮らしを支える命そのものでした。

かごや日用品、建材として姿を変え、人々の生活に欠かせない存在だったのです。別府も「竹細工のまち」として全国に名を馳せ、精緻な工芸品とともに発展してきました。竹文化はまちの誇りであり、観光資源でもありました。


しかし今、竹は「使われるもの」から「余ってしまうもの」へと立場を変えてしまいました。
プラスチックや金属といった便利な素材の普及で需要は急減し、利用されない竹は山に放置され、猛烈な繁殖力で里山を覆い尽くしています。放置竹林は景観を損ない、生態系にも悪影響を及ぼす深刻な「竹害」となっています。緑豊かなはずの山が荒れ果てていく光景は、自然と人とのつながりが断たれてしまった証でもあります。

さらに竹細工を担う職人の高齢化も進み、後継者不足によって技術や知恵が失われる危機にあります。誇るべき伝統が風化し、環境問題と文化の衰退が同時に進んでいるのが現状です。竹を再び「資源」として甦らせなければ、この土地の歴史と未来を支える大切な文化が途絶えてしまうかもしれません。


竹の価値は単なる素材ではなく、「人と自然の循環を保つ存在」でした。竹を伐り、編み、使い、そしてまた育てる。その営みが地域の暮らしを守り、自然を持続的に利用する知恵として受け継がれてきたのです。
しかしいま、その循環が途絶えています。竹を活かす産業や文化が失われれば、放置された竹はただの負担となり、地域の自然環境を壊し続けるでしょう。だからこそ竹を遊びや体験に取り入れることで、「再び人の手に戻す」仕組みを作る必要があるのです。

② コミュニティ機会の減少

別府のまちは、かつて「市民活動の熱気」に満ちていました。
組合が協力して数十メートルの長い海苔巻きを一斉にまく光景。
商店を閉めたあとの夜22時から集まり、翌日の祭りに向けて汗を流す人々の姿。

そこには「まちを自分たちで盛り上げる」という誇りと絆がありました。

しかし今、商店街は衰退し、組合の活動もほとんど機能しなくなりました。人が集まって何かを準備する、共に笑顔を交わすといった場は減り、まちの空気から「一体感」が失われています。市民が交わり合い、手を動かして一つのことを成し遂げる喜び。かつて当たり前だったその風景が薄れていくことは、まちの活気そのものが失われていくことを意味します。

コミュニティの希薄化は観光地にとっても致命的です。観光客は「賑わうまち」「人が楽しそうに暮らしているまち」に惹かれます。市民同士の交流が失われれば、観光客にとっても魅力は半減してしまうのです。
別府らしい「遊びを通じた交流文化」を取り戻すことこそ、いま最も必要なことなのです。


③ 観光における体験不足

別府には毎年700万人を超える観光客が訪れます。これは人口の十倍以上に相当する驚くべき数字です。にもかかわらず、その多くは「温泉に入って終わり」という体験にとどまり、市民や地域文化と深く交わる機会はごく限られています。せっかく豊かな文化資源を持ちながら、観光客が心に残る「特別な体験」を得られずに帰ってしまう。これがいまの別府観光の大きな課題です。


本来、温泉地にはもうひとつの名物がありました。

それが「卓球」です。

湯上がりの浴衣姿でピンポン玉を打ち合う光景は、昭和の時代から日本人の心に刻まれた温泉街の象徴でした。別府でも旅館やホテルの大広間には必ずと言っていいほど卓球台があり、家族や観光客、市民が世代も国籍も関係なく打ち合い、自然と交流が生まれていました。
卓球は単なる遊びではなく、人と人をつなぐ「社交の道具」だったのです。

しかし時代の変化とともにその文化は失われつつあります。観光客は温泉を楽しんでも、卓球で交わる機会は減り、まちの人と同じ場を共有することも少なくなりました。「温泉地=卓球」という記憶を、観光体験として再び現代に蘇らせることが求められています。

観光に「体験」が不足していることは、単に楽しみが少ないだけではありません。観光客が「自分の物語」としてまちを記憶できるかどうかに直結します。湯に浸かるだけでは、旅の記憶はすぐに薄れてしまうかもしれません。
しかし、竹ラケットを手に浴衣で卓球を楽しんだ体験は「別府でしかできない特別な瞬間」として心に残るでしょう。それは観光客にとって忘れられない思い出となり、再訪や発信につながり、ひいては地域経済や文化の循環を支える力にもなるのです。

こうした課題を背景に、「竹」と「卓球」を融合させた大会を開くことで、市民と観光客をつなぐ場をつくります。


竹ラケット卓球大会「TAKETTO」で実現したいこと

この大会の目的は、単なるスポーツイベントにとどまりません。

放置竹林の課題、竹文化の継承と進化、そして観光やコミュニティの不足という別府が抱える課題に、「遊び」を通じて光を当てることです。


①環境課題への気づきを広げる

竹ラケットを使うことで、竹が本来「資源」であることに触れ、放置竹林問題や環境の循環について考えるきっかけを提供します。難しい学びではなく、楽しみながら自然に意識を持ってもらう入口を作ります。

②竹文化の継承と再生

地域の竹職人や竹林を守る人々と協力し、竹を現代の遊び道具としてよみがえらせます。子どもから大人までが実際に竹製品に触れることで、「竹って面白い」「もっと使える」という実感が広がり、文化継承にもつながります。

③市民と観光客の交流の場づくり

浴衣を着てラケットを振る、観光客も市民も一緒になって笑顔で盛り上がる。そんな「温泉地ならではの遊び」を復活させ、世代も国籍も越えて楽しめる交流の場を生み出します。

竹ラケット卓球大会=TAKETTOは、別府の温泉文化と竹文化を未来へとつなぐ架け橋です。



◆ 大会概要

 開催日:2026年2月22日(日)

 開催会場:複数会場での同時開催を予定しています。
 候補として、竹瓦温泉周辺のスペース、亀の井ホテル、公民館、旅館の大広間など、
 「温泉地らしさ」を感じられる場所を検討しています。

 参加対象:100名ほどを想定
 小中高生、大学生、市民、旅館・ホテル関係者、観光客まで、幅広く参加可能です。

◆ 試合形式の工夫

通常の卓球に加え、誰もが楽しめるバリエーションを用意します。

 ・大人の部/子どもの部:
 年齢やレベルに合わせて試合を楽しめる公式戦スタイル

・卓球バレー(パラスポーツ):
 通常より高く設置したネットの下を、音の鳴るボールで転がして打ち合うスポーツ。
 バリアフリーなルールで、世代や障がいの有無に関係なく誰もが一緒に楽しめます。

・ストラックアウト形式ゲーム:
 的を狙って得点を競うアトラクション感覚のコーナー

ユニフォームは 浴衣。

温泉地ならではの雰囲気の中でラケットを振る、ここでしか味わえない特別な体験です。

◆ ワークショップ/体験プログラム

大会と並行して、竹や温泉文化に触れられる体験プログラムを開催します。

・竹ラケット制作体験 
 竹職人が仕上げたラケットに、絵や模様を描いてデザインするアート体験。
 世界に一つだけの「自分だけのTAKETTO」が完成します。
 デザインしたラケットは、そのまま大会で使用可能です!

・竹林見学ツアー 
 放置竹林や整備の現場を訪ね、「竹がどんな風にまちや自然に関わっているのか」を知る体験。
 普段見ることのない里山の風景に触れられます。

・温泉 × 卓球体験
 温泉施設の一角に卓球台を設置し、浴衣のまま気軽にピンポンを楽しめる特別企画。
 観光客も地元の人も一緒に盛り上がれる仕掛けです。

◆ 大会の魅力

スポーツとしての真剣勝負もあれば、笑い合えるレクリエーションもある。
竹の文化に触れられ、環境問題を“遊びながら”感じられる。
市民も観光客も垣根なく一緒に楽しめる。

「竹と温泉のまち別府」だからこそ実現できる、新しい形の卓球大会です。


今回のクラウドファンディングでいただいたご支援は、すべて大会の実施とリターンの準備に大切に活用させていただきます。

◆ 主な使い道:目標金額100万円
  • 竹ラケット制作費:200,000円
    大会参加者用およびリターン用に、竹職人と協力してオリジナルラケットを製作します。

  • 会場費・設営費:150,000円
    温泉旅館や公民館での会場使用料、卓球台や装飾などの設営に充てます。

  • ワークショップ・体験運営費:100,000円
    竹ラケットデザイン体験や竹林見学ツアーなど、竹文化に触れるプログラムの運営費です。

  • 広報・宣伝費:80,000円
    ポスターやチラシ制作、SNS広告などで大会の認知を広げます。

  • リターン製作・発送費:200,000円
    温泉染め手ぬぐい、オリジナル浴衣、記念グッズなどリターン品の制作と発送に使用します。

  • 運営費・保険・雑費:100,000円
    イベント保険や運営スタッフの交通費・サポート費用など、円滑に大会を実施するための経費です。

  • CAMPFIRE利用手数料:170,000円
    クラウドファンディング運営に必要な手数料(支援総額の約17%)です。


◆ もし目標金額を超えた場合

・大会規模の拡大:
 卓球台や設備を増やし、より多くの方に楽しんでいただけるようにします。

・体験プログラムの充実:
 竹あかりや竹細工など、新たな体験メニューを追加します。

・次年度開催への準備:
 単発で終わらせず、この大会を別府の新しい文化イベントとして継続させる資金に充てます。


2025年10月〜2026年2月:竹ラケット制作・ワークショップ開催・広報展開

2026年2月22日:竹ラケット卓球大会 開催(参加者は会場でリターン受け取り)

2026年3月〜4月:物品リターンの発送(参加以外の支援者向け)


Q:目標額に届かなかったらどうなりますか?
A:All-In方式で実施するため、集まった資金を有効に活用し、必ず大会を開催します。

Q:リターン品はいつ届きますか?
A:大会参加者の方には、当日会場で直接お渡しします。
大会に参加しない方・スポンサーリターン品などは、2026年3〜4月を目安に順次発送します。

応援メッセージ(1)

立命館アジア太平洋大学特任講師・ベップ竹CLUB
渡辺若菜さん

立明館アジア太平洋大学で日本語を教える渡辺と申します。
大分県の誇る“竹”と、世界から来た留学生たちをつなぐ「ベップ竹CLUB」の活動を通して、私は竹文化の魅力を改めて実感しています。

この“竹ラケット卓球大会”という新しい試みは、地域の風土、伝統、遊び、そして人のつながりを融合させた素晴らしいプロジェクトだと思います。

皆さんと一緒に、竹の一振りが別府の未来を照らす瞬間を共有したい。心から応援しています!


応援メッセージ(2)

卓球レディース編集長
西村友紀子さん

「TAKETTOはカーンカーンカーンと天に響くような心地よい音色が魅力。ボールつきだけでも楽しめますよ!」


応援メッセージ(3)

別府市内・車いすユーザー女性

車いすでも卓球ってできるのかな…と不安はありましたが、竹のラケットはそれほど重くもなく、普通の卓球ラケットにはないあたたかみが感じられました。

ラリーはできなくても、ボールがTAKETTOに当たった時の音がとても素敵で、もう一度ボールを当てたい!もう一振り!という気持ちになりました。

TAKETTOは子どもから大人まで、障がいがあってもなくても、どんな人でも楽しめる物だと思います。

 

 応援メッセージ(4)

別府市内教育関係者

不登校傾向のある生徒の支援をしています。

みんな人と関わるのが苦手ですが、「TAKETTOしよう!」と声をかけると、自然と笑顔が生まれます。

竹の心地よい音とともに、楽しく遊びながら心がほぐれ、集中力や仲間とのつながりが生まれる。

そしてSDGs、放置竹林の活用にもつながるなんて、本当に素晴らしい取り組みです。教育・環境・地域を結ぶ素晴らしい活動を応援しています!




株式会社IDM / 日曜日のマルシェ実行委員会
樹下 有斗

日曜日のマルシェでもTAKETTOを通じて、大人も子どもも、国籍に関係なく笑顔で楽しむ姿を見て、別府における次なる文化は「竹」だと確信しました。

このクラウドファンディングを通じて、多くの方と一緒に新しい挑戦を形にし、別府ならではの文化と魅力を未来につなげていきたいと考えています。

「行ってよかった、参加してよかった」と心から思える時間を提供できるよう、全力で取り組んでまいります。



地域内資源の循環&生物多様性を見守る「自然農園リモージュファーム」園主
ハマハラ タケシ

コモンズ空間(地域食堂&こども食堂、良心市、シェア自然農園、チャレンジスペース、私設図書館)を介して、安心して「この指止まれ」ができる環境づくりにいそしんでいます。


自然とラリーを続けたくなるTAKETTOの「音」がたまらなく好きです。


「竹と温泉のまち別府にしかできない、竹ラケット卓球大会。子どもたちが笑い、大人も夢中になり、竹文化が未来へつながる瞬間を一緒に作りませんか?」

支援の締め切りは 2025年11月30日。どうかあなたの一歩を、この挑戦に託してください。


支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

  • 人件費

  • 広報/宣伝費

  • リターン仕入れ費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

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