
仙台の地に根ざす催しとなることを目指し、世代や団体を越えて“この土地の演劇”を支え合うことを目的に立ち上げた、新たなフェスティバルです。
2025年8月に実行委員会を設立し、今回が初めての開催になります。
きっかけは、2025年8月13日に、とうほく学生演劇祭2025の中止が発表されたことでした。
とうほく学生演劇祭とは
「東北の学生演劇団体が仙台で東北No.1を競い合う演劇フェスティバル」
(引用:とうほく学生演劇祭ホームページ)
であり、開催地である仙台でも、多くの人が中止に大きな衝撃を受けました。
「かつて自分もお世話になった学生演劇祭の存続のために動きたい」
「上演機会がなくなってしまった出場団体や、中止の決断をした事務局の力になりたい」
さまざまな想いを持った有志のメンバーが集まって、
とうほく学生演劇祭事務局さんのメンバーとお話しできる場や、同じく関心を持った人たちと意見を交わすための交流会を設けたのが8月下旬。
その結果、以下のような背景や課題が浮き彫りになるとともに、どう取り組むべきかにも多くの意見が集まりました。
◍ とうほく学生演劇祭では、運営の主体・参加団体ともに学生だからこそ、人の入れ替わりの早さによる不安定さがあること
◍ その持続のためには、幅広い世代が継続的に関わり合える仕組みが必要であること
◍ しかし「学生演劇祭を助けたい」という動機だけのコミュニティでは、一時的な立て直しが済めば、支援のつながりがいずれ途切れてしまうこと
そこで、わたしたちは単に『とうほく学生演劇祭事務局』を手助けする立場になるのではなく、
“地元の催しが同じ土地の学生演劇祭をともに支える形” を目指して動き出すことを決めて、『せんだい演劇祭』の立ち上げに至りました。
『せんだい演劇祭』の立ち上げとなる2025年度の開催では、
この土地の演劇祭として盛り上がるフェスティバルのかたちを模索しながら、
人とのつながりを生み出す第一歩として、同じ土地の学生演劇祭である『とうほく学生演劇祭』を支えるための運営体制を構築します。
幅広い世代の演劇関係者を、演劇祭への出展だけでなく運営としても巻き込み、
積極的に交流や意見交換の場を設けて、2026年以降の継続開催へつなげることが目標です。
このプロジェクトは、有志で集まったメンバーを中心に設立した『せんだい演劇祭実行委員会』が運営をおこなっています。
2025年10月現在、以下の役員とほか実行委員10名程度が構成員です。
代表理事 三橋健太郎
副代表理事 鈴木萌加
会計担当理事 戸田悠景
理事 名塚かずや 村上彩
監事 赤羽ひろみ
【会場】
せんだい演劇工房10-BOX box-1(メインステージ)
同 box-4(交流スペース)
【日程】
2025年11月29日(土)〜30日(日)
【内容】
◍ 地元の演劇団体によるパフォーマンス
作品上演、ワークショップ、トークショー等。
とうほく学生演劇祭2025の中止により上演機会を失った出場団体にも声をかけ、スケジュールの可否や希望の有無等に応じて、できるかぎり再演の場となれることを目指しています!
◍ これからを考える交流会・座談会・シンポジウムの開催
来年の『せんだい演劇祭』の開催や体制について、またその中にどう『とうほく学生演劇祭』を位置づけるのか。
あるいは、もっとざっくばらんに仙台の演劇にまつわるテーマ等で、繋がりをつくったり、意見交換をしたりする場などを設けます。
ほか。
主催:せんだい演劇祭実行委員会
協力:せんだい演劇工房10-BOX
A(1,000円):開催報告を添えたお礼メール
B(2,000円):A+当日パンフレットへご芳名(個人名)の掲載
C(5,000円):B+舞台裏記録映像
D(10,000円):A+当日パンフレットへご芳名(団体・企業名)の掲載
E(50,000円):A+当日パンフレットへ協賛クレジット掲載+交流スペースで広告放映
2025年8月 実行委員会立ち上げ・交流会開催
2025年9月 企画準備
2025年10月 出演者募集・クラファン開始
2025年11月 本番開催
2025年12月 開催報告リターン送付
2026年1月 舞台裏映像リターン送付
『せんだい演劇祭』という催しを、できるだけたくさんの人たちと共に作り上げたいという思いで、クラウドファンディングの場を設けました。
大きな演劇祭に育っていくことによって、運営の主体そのものが、この地に根ざしたコミュニティになっていく未来をめざします。
また、8月にわたしたちが行った交流会等をきっかけに、とうほく学生演劇祭事務局へも新たなメンバーが集まり始めています。
そういうつながりや流れを、この一時だけに留めたくない。
まずはこの土地「仙台」から立ち上がり、今後はもっと輪を広げて、やがて離れた土地にも届く盛り上がり・人の繋がりを作っていきたいと思っています。
どうかお力添えをいただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします!
せんだい演劇祭実行委員会 一同













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