障がいのある方のアートを日常に。
「ナナイロカレンダー2026」制作プロジェクト
──
はじめまして。 一般社団法人ナナイロで今回クラウドファンディングを担当しています、赤沢と申します。
今回はナナイロのボランティアによる「サポーターズプロジェクト」として現在進行中の 「ナナイロカレンダー2026」制作プロジェクトについて、現場に関わる私の目線から、少し丁寧にお話ししたいと思います。
はじめに
この度は、私が担当している一般社団法人ナナイロのクラウドファンディングページをご覧いただきありがとうございます。 ナナイロは「障がいのある人とない人の接点を創る」をミッションに、2022年に設立した団体です。これまで一般社団法人ナナイロは長野県内で「対話アートNAGANO WEEK」を3年連続で開催し、数十名の作家さんの作品を届けてきました。
プロジェクトの概要
今回、新たに挑戦するのは「ナナイロカレンダー2026」の制作です。 障がいのある方々が描いたアート作品を12ヶ月のカレンダーに落とし込み、日常の中で“アートと共に過ごす時間”を届けたいと考えています。
ご家族や施設のスタッフにとっても、その作家さんのアート作品が支えや希望となっていることを私たちは実感してきました。カレンダーをめくるたびに、季節ごとに新しい発見や癒しに出会える。そんなカレンダーをお届けするプロジェクトです。
📅 「ナナイロカレンダー2026」とは
(製作中のイメージです)
私たち一般社団法人ナナイロがつくりたいのは、 単なる予定を書き込むカレンダーではありません。
それは──
日常の中で、アートと共に“対話する時間”を届けるカレンダーです。
障がいのある方々が描いたアート作品を、 12ヶ月それぞれの季節に合わせてデザインし、 お部屋や職場の中でいつでも“作品と過ごせる”ようにします。
ページをめくるたびに、 新しい表情、新しい色、新しい心の景色が現れる。
それは作家さんの世界に触れるだけでなく、自分自身の“感情”や“記憶”とも対話できる時間になるはずです。
ナナイロカレンダー2026には、作家さんたちの絵と共に、対話アート2025 A.I.Rのレポート記事なども掲載する予定です。
作家、施設の紹介
今回のナナイロカレンダーを一緒に作っていただく施設や作家のみなさんは以下のとおりです。
カミジョウミカ
蒼山大士
ほっちのロッヂ(軽井沢町)
ドリームワークス(松本市)
コムハウス(松本市)
この街学園(茅野市)
上田悠生寮(上田市)
西駒郷(駒ヶ根市)
このプロジェクトで実現したいこと
ナナイロカレンダー2026の制作・普及を通じて、私たちは次のことを目指します。
日常の中に作品を届ける
福祉施設と地域をつなぐ
対話アートを持続的な活動にする
私たち一般社団法人ナナイロは今までは限定的な期間に街中で障がいのある方のアートを展示してきました。
しかしそれは一瞬ですし、アート作品に気付かない人もいます。
もっと日常の中で作品が見れる状況を作りたいと考えていた時に、この町学園の鈴木真智子さんからアイデアをいただき、カレンダープロジェクトを企画しました。
もう一つ、福祉施設の存在の価値やそこで行われている活動にも目を向けてもらえればと思っています。福祉施設は少し一般の人たちからは遠い存在かもしれません。でも障がいを支えている人たち、共に生きている人たちの存在を、より日常の中で気軽に感じていただける手段になればと思っています。
① 日常の中に作品を届ける
福祉施設で生まれたアートは、一般の人が見れる方法は限られています。そのため、そこで生まれる才能や表現は「見えにくい」ままになりがちです。 しかし、このカレンダーを通じてなら、日常の中で気軽にアートを楽しみ、作家さんたちの存在を自然に知っていただけます。
でも、カレンダーという形なら、 誰でも自然に作品に触れ、暮らしの一部として感じられます。
② 福祉施設と地域をつなぐ
このカレンダーは一つの施設だけで作るものではありません。 長野県内各地の施設や作家さんをつなぎ、 “地域全体でつくる一冊”を目指しています。地域にある多様な施設の活動とその表現活動をギュッと詰め込めればと思っています。
③ 対話アートを持続的な活動にする
ナナイロカレンダーの収益の一部は対話アートを実施するための費用として活用したいと思っています。対話アートを持続的、そして発展的に行うための形を作れればと思っています。
これまでの活動実績
対話アートNAGANO WEEK 2022
対話アートNAGANO WEEK 2023
対話アートNAGANO WEEK 2024
私たちナナイロは、これまでに「対話アートNAGANO WEEK」を3年連続で開催しました。
直近の2024年には以下のような活動をしました。
開催地域:松本市・長野市・上田市・安曇野市・下諏訪町
展示会場数:33カ所
観覧者総数:約276,531人(推定)
参加作家数:70名以上
展示作品数:410点以上
サイドイベント:9企画
ボランティア延べ人数:108名
この経験を活かし、次のステップとして「日常に寄り添うカレンダー制作」に挑戦します。

ナナイロについて

日本では障がい者と関わったことのない人が51.9%いるという調査データがあります。
ダイバーシティやインクルージョンが叫ばれる中で、多くの人たちが「障がい」に触れる機会がそもそもない、そこに本質的な課題があると考えています。
対話アートを主催する一般社団ナナイロは「障がいのある人とない人の接点を創る」というミッションを持ちながら、企画やイベント、ワークショップ、メディア運営を行なっています。
接点を創ることが、障がいのある人への理解や支援につながり、障がいを感じる人たちにとっての選択肢を増やすことになると考えているからです。
より社会の多様なグラデーションをアートやメディア、イベントを通して「見える化」することが、多様な個性に寛容な地域の空気を作ることにつながると考えています

目指すこと
ナナイロカレンダーを通して創りたいものは、少し遠く感じる福祉をもっと日常の中に近づけることです。社会に存在している「障がい」や「生きづらさ」の中でも、強くそしてそれぞれが個性を持ちながら表現していることをより多くの人に知っていただきたいと思っています。
またそれぞれの福祉施設で取り組んでいる活動も知っていただけるような機会になればと思っています。
リターンについて
皆さまのご支援に応じて、以下のリターンをご用意しています。
カレンダー 1部:1,500円
カレンダー 2部:3,000円
カレンダー 5部:7,500円
カレンダー 10部:15,000円
カレンダー 20部:30,000円
【企業様向け】カレンダー 100部(名入れ専用):200,000円
リターンのお届けは12月半ば以降を予定しております。
実施方針と資金の使い道
ナナイロカレンダー2026の制作及び対話アート2025に向けた資金としたいと考えています。対話アート2025は全体予算として50万円程度を見込んでおります。
本クラウドファンディングはAll-in方式(実行確約型)で実施します。目標金額に達しない場合にも、企画展示の実行およびご支援いただいた方へのリターン品の提供を行います。
本クラウドファンディングでご支援いただいた資金は以下に活用させていただきます。
カレンダー制作費
カレンダー郵送料
対話アート2025実施費用
クラウドファンディング事務手数料
ご支援いただいた資金は、ナナイロカレンダー2026の制作および活動をより多くの方に届けるために、大切に活用させていただきます。
まず、皆さまのもとに心を込めてお届けする「カレンダー制作費」として、デザイン・印刷・製本などの実費に充てさせていただきます。 また、全国のご支援者さまへ丁寧に発送するための「カレンダー郵送料」にも使用いたします。
さらに、本プロジェクトの核となる「対話アート実施費用」として、イベント開催や展示準備、必要な資材の調達に活用いたします。 最後に、クラウドファンディング運営にかかる「事務手数料」を差し引かせていただきます。
一つひとつのご支援が、色とりどりの“対話”を未来へとつなぐ力になります。
最後に
私は普段、安曇野市で小さなカフェを営んでいます。 お店をしていると、日々多くの人と話します。 その中で感じるのは、 「人の心を動かすのは、いつも“人の手”から生まれるものだ」ということ。
障がいのある作家さんが描く一枚の絵は、 私にとって、真っすぐな感情や喜び、驚きが宿っています。 それを見ると“笑顔になる”。 その瞬間こそ、私がナナイロの活動に携わる理由です。
色とりどりの12色の感情を感じさせる
このカレンダーは、そんな様々な色を楽しめると思います。
みなさまの温かいご支援が、このプロジェクトを実現する大きな力となります。どうか応援をよろしくお願いいたします。
お問い合わせ先
本クラウドファンディングへのお問い合わせは、本ページ「メッセージで意見や質問を送る」ボタン、または下記よりご連絡ください。
一般社団法人ナナイロ
mail:community[a]nanairo.design([a]→@)
URL:https://nanairo.design
X:@hello_nanairo
Instagram:@nanairomag






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