骨再生医療の近未来 ― CIM-Boneとスマートボーンバンクによる革新 ―

世界では約50億人以上が骨欠損や整形外科的疾患に悩まされながら、献体骨へのアクセスに困難を抱えています。 宗教・文化的制約や感染リスク、供給不足などによって、移植骨治療の公平性と有効性が損なわれている現状があります

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世界では約50億人以上が骨欠損や整形外科的疾患に悩まされながら、献体骨へのアクセスに困難を抱えています。 宗教・文化的制約や感染リスク、供給不足などによって、移植骨治療の公平性と有効性が損なわれている現状があります

現在、世界人口は約80億人と推定されています。そのうち、ボーンバンク(骨バンク)が制度的に
整備され、広く機能している国々(例:アメリカ、ドイツ、オーストラリアなど)は、
全体の人口に対してかなり限られた割合です。

 推定人口割合と不足状況
以下は概算に基づく推定です:

区分

主な国

人口(概算)

世界人口に占める割合

🟩機能している国

米国、ドイツ、豪州など

約10億人

約12.5%

🟨限定的に存在

日本、韓国、インドなど

約2.5億人

約3%

🟥機能していない国

多くのアジア・アフリカ諸国

約67.5億人

約84.5%

つまり、世界人口の約85%がボーンバンクの制度的恩恵を受けていないと推定されます。

・骨移植の需要は高齢化や外傷治療の増加に伴い世界的に増加しています。
・ボーンバンクの整備には法制度、倫理基準、インフラ、感染症管理など多くの課題が絡むため、普及が遅れています。
・WHOや国際移植学会などがガイドラインを示しているものの、実装は各国の医療制度に依存します。

このような医療ギャップに対し、CIM-Boneは“創造する人工骨”として非献体型で提供可能な治療選択肢を提示します。さらに、合成人工骨によるスマートボーンバンクとの連携により、患者個別に最適化された骨再建を高精度かつ安定的に実現可能です。 

 

 CIM-Boneとは

CIM-Boneは、Ceramic Injection Molding(CIM)技術を用いた高精度・高生体活性の人工骨です。
以下の特徴により、従来の移植骨と一線を画します:

・CT/MRI画像をもとにした患者適合設計
・OCP/CDHA素材を用いた構造設計
・微細構造を持つ素材を活用した設計
・CAD制御加工による術中形状親和性の向上

このアプローチにより、患者自身の骨再生力を引き出す人工骨”として臨床現場で新たな選択肢となります。


スマートボーンバンク:臨床的付加価値を高める技術基盤

スマートボーンバンクは、CIM-Boneの術前トリミング処理を担う臨床連携プラットフォームです。
ナビゲーション手術情報をもとに、CAD設計を用いて最終加工を施すことで、術者の負担を軽減し、
以下のような効果を生み出します:

・ 高い形状親和性で短時間埋入可能
・固定力の向上・再手術リスクの軽減
・術時間の短縮による院内効率化

さらに、スマートボーンバンクは既存の医療施設内ボーンバンクを転用が可能であり、
地域医療でも高度な再建医療の提供が可能となります。


優位性比較:従来のボーンバンク vs スマートボーンバンク

比較項目

従来のヒト同種骨移植

CIM-Bone
(スマートボーンバンク連携)

供給の安定性

献体依存による不安定供給

合成素材ベースによる安定製造供給

感染・倫理的懸念

宗教・文化的制約、
感染リスクあり

合成素材により制約なし、
安全性確保

適合性

汎用サイズに基づく設計、術中調整が必要

CT画像由来の個別設計+
CAD加工により高い形状親和性

生体活性・
治癒能力

骨再生能力に個体差、
再建の予測性が低い

OCP/CDHA+微細構造により高い骨誘導性と治癒速度


世界の医療課題への挑戦

CIM-Boneは、骨医療の公平性・倫理性・精密性を兼ね備えたグローバルソリューションです。
献体骨が利用困難な地域においても、形状自由度と生体活性を維持しながら再建医療を提供できる点で、
以下の課題に正面から応える技術といえます:

・供給格差の是正
・宗教・文化的禁忌の回避
・個別医療への最適化
・骨再建に資する構造設計と素材活用

これらは、WHO・ISOLSなどの国際機関、ならびに中東・アジア・アフリカ等での導入実績を通じてグローバル骨医療の民主化へ貢献します。


結語と展望

CIM-Boneとスマートボーンバンクの連携は、単なる人工骨供給を超え、
患者適合化設計 × 高精度医療 × 世界規模の医療格差解消という三層構造のイノベーションを実現します。㈱ネクスト21は、CIM-Boneと関連技術アルゴリズムを通じて“公平で精密な骨再生医療”を世界中に届けていきます。

この画期的な骨再生技術は、日本国内の実用化助成制度(経産省:NEDO, 厚労省:医薬基盤・健康・栄養研究所)および、東京大学との共同研究によって実用化研究がなされました。


リターン

日頃よりご支援いただいている皆様へ、心より感謝申し上げます。
本プロジェクトでは、以下の特別アイテムを支援者限定でお届けいたします:

CT-Bone™患者説明用モデル(サイズ:8×6×6 cm)
ジャイロイド構造体モデル(サイズ:3×3×3 cm)

いずれも、骨再建技術の本質に触れていただける教育・展示用モデルです。
医療と科学の未来を共に支えてくださる皆様への感謝を込めた、限定リターンとなっております。


法令に基づく医療、診療行為ではございません。効果には個人差がございますことをあらかじめご了承ください。


TEL:03-5840-8830
HP:bonefactory@next21.info


支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

  • 広報/宣伝費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

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