毎年支援しているカンボジアの学校に今年も奨学金を支援したい

NPO法人アクロスでは15年近く前からカンボジア、コンポンチャム州にある学校を支援しています。今年も毎年続けている奨学金を現地に届けるべく、プロジェクトを立ち上げました。

現在の支援総額

20,000

10%

目標金額は200,000円

支援者数

2

募集終了まで残り

57

毎年支援しているカンボジアの学校に今年も奨学金を支援したい

現在の支援総額

20,000

10%達成

あと 57

目標金額200,000

支援者数2

NPO法人アクロスでは15年近く前からカンボジア、コンポンチャム州にある学校を支援しています。今年も毎年続けている奨学金を現地に届けるべく、プロジェクトを立ち上げました。

自己紹介

 はじめまして。大阪の高校で英語の教員をしております、仙崎裕右と申します。小中高校・大学などで英語を教える教員を中心に結成されたNPO法人「アクロス」という団体の副代表理事を務めております。NPO法人「アクロス」は、英語教員のための研修を行う一方で、カンボジア、コンポンチャム州にあるバティ高校に対する支援を10年以上行っています。


活動実績

 私たちが初めてカンボジアを訪れたのは2008年2月。英語教育の国際学会に出席した際に知り合った現地の教員より、カンボジアの教育事情を聴くことができました。見学した授業でクラスの半数ほどの生徒が1ドルもしない教科書を買うことができず、机の上に何も置かず授業を受けている現実を知りました。学校に通うことが出来る恵まれた生徒たちでさえそのような状況であることを知りショックを受け、2011年より4年にわたり、プノンペンにあるコンポンチャム州の4つの学校にのべ6000冊の英語の教科書を届けてきました。

(教科書贈呈式の様子)

 さらにその中の1つ、バティ高校のニーズにこたえるべく、新たに奨学金プロジェクトを立ち上げました。カンボジアでは、成績優秀者に奨学金を与える伝統があり、そのお手伝いを始めたわけです。このプロジェクトも、これまでクラウドファンディングの力も借りながら、10年以上にわたって続けています。ここコロナ禍で日本人スタッフが現地に赴き、奨学金を直接手渡すことができない年もありました、近年は現地訪問が復活し、直接奨学金を届けることができています。 

(昨年の奨学金贈呈式の様子)


新たな活動…学生招致プロジェクト

  さらに、新プロジェクトとして、高校時代奨学金を受けていた学生の中から優秀な女子学生を日本に招待し、ホームステイや観光をしながら日本の中学・高校・大学を訪れ、学生たちと交流を持つというプロジェクトも行っています。学生にとって、人生の大きな刺激になるだけでなく、努力すれば夢がかなうということを実感し、さらに学業にいそしむきっかけになるだけでなく、日本の学生からも、自分たちの同世代の学生がここまで英語を学び、頑張っている姿を見て少なからず刺激を受けるという相乗効果も見られるようになっています。コロナの影響で、2年ほどは学生を日本に招待することができなくなってしまいましたが、再開し、3年連続でそれぞれ2名ずつの学生を日本に招き、日本の中高生、大学生と交流を持つことができました。昨年度もアリザとリダという2名を招き、同様の交流をしました。 今年度も、学生を招くプロジェクトを予定しています。

(日本の高校生と交流を行うアリザとリダ)

 ただ、今回のクラウドファンディングでお手伝いしていただきたいのは根幹の活動である奨学金プロジェクトです。自己資金に限界があり、このままだと活動を続けていくことができなくなりつつあります。継続的に支援するためにも、ご支援をいただけると幸いです。ただ、クラウドファンディングのルール上、今回、支援いただいた金を直接海外に送金できないため、皆様から支援いただくお金は、当会スタッフが現地に赴き、奨学金を贈呈する際の費用(渡航費など)に充てさせていただきます


カンボジア、バテイの今

  都会部ではイオンや高級自動車ディーラーのお店が立ち並ぶなど、目覚ましい経済発展を遂げています。しかし一歩裏通りに入ると数十年前と変わらないままの町の雰囲気が残っており、以前よりも貧富の差は拡大しています。教育についても、iPadを持ちながら学校に向かう子どもがいる一方で、まだまだ学校に通うのが難しかったり、その必要性が理解されていない家庭もあるようです。 私自身も数回カンボジアを訪れました。10年前になりますが、現地の学校に行き、奨学金を受けている子どもたちに出会ったこともあります。子どもたちが出迎えてくれ、お礼の言葉を伝えてくれました。その中で、英語で未来の夢を語りに来てくれます。「英語をどんどん勉強して上手くなりたい。」、「ガイドになりたい。」、「農業関係の仕事をしたい。」、「医者になって困っている人を助けたい。」…。この制度が子どもたちの血肉になっているのがよく分かります。また、私たちの活動が受け入れられ、バテイはいいな、と周辺の地域から羨望のまなざしで見られることもあるようです。 奨学金をもらったり、あるいは日本を訪問したりする学生の層にも変化が起こっているようで、このプロジェクトを始めたときは、比較的裕福な家庭の子どもたちに奨学金が渡っていくことが多かったのが、近年では農家の家庭や経済的に苦しい家庭でも、勉強を頑張って結果を出して、奨学金を手にする子どもたちも出てきている、とうれしい話を聞きました。努力して奨学金を得て、また選ばれて日本を訪れた学生が母校で体験談を語る中で、新たなモチベーションになってもらえればと思っています。


リターンについて

 リターンにはカンボジア産の黒胡椒を用意する予定です。また、支援のみの方も含め、すべての方にプロジェクトの報告を兼ねたサンクスレターをメールにてお送りさせていただきます。奨学金の贈呈式のため、アクロスのメンバーがバティを訪問し、帰国を待って発送させていただく予定です。


スケジュール

2026年2月  アクロスのメンバーがバティ高校を訪問し、奨学金を届けます。

 なお、本プロジェクトでは支援者様が寄付金控除を受けられるものではないことをご存じおきください。


最後に

 一昨年日本に招いた学生のうち、リンさんは、私が11年前にバテイを訪問した際、奨学金を得た生徒の代表としてあいさつしてくれた子どもたちの1人で、当時11歳でした。家庭の事情で苦しい時期もありながらも、母親の献身のサポートやアルバイトなどをして、大学に通っています。私たちの奨学金が彼女の原動力の1つになったことは本当にうれしいことです。

 

(2014年11月撮影。左端が筆者、真ん中の一番小さな子がリン)

 

 実は、リンだけでなく、過去に訪日した学生のうちの何人かが、この写真に納まっています。奨学金をもらって一層勉学に励み、大学に通って社会に貢献する流れが少しずつできてきているのを感じます。 私たちがやっていることは、小さい一歩ではありますが、続けていくことによって、子どもたちが学校に通いやすくなり、競い合うことで村全体が活性化され、さらに教育事情がよくなっていくことでしょう。子どもたちの将来、カンボジアの教育、ひいては社会の発展のために私たちはこれからも貢献していきたいと思っています。皆様からの暖かいご支援をお願いします!!


支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • リターン仕入れ費

  • 奨学金

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

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