はじめに・ご挨拶
はじめまして。
”御室金剛講”と申します。
私たちは、真言宗御室派 総本山仁和寺を拠点として『御詠歌』をお唱えし、
布教活動を行っている真言宗僧侶の団体です。

御詠歌とは日本古来の宗教音楽で、約千年前、花山法皇が西国三十三観音霊場を巡礼し修行された際、
各霊場に残された和歌に節が付き次第に御詠歌となっていったと言われています。
昭和4年、天野山金剛寺第76世 曾我部俊雄和尚が初代高野山金剛講総本部詠監に就任以降、
古来より存在していた大和流や妙音流などの詠歌を整備し、旋法・音階や音符などの
基本的な楽理を編纂、さらには新しい作曲などを多く発表され「金剛流」を大成されました。
平成27年に曽我部俊雄金剛流流祖の出られた真言宗御室派 総本山仁和寺に御室金剛講が設立され、高野山金剛講と共に『金剛流御詠歌』の継承および布教活動を行っています。
このプロジェクトで実現したいこと
プロジェクトタイトルの通り『新しい御詠歌のカタチ』を実現するために、
皆様方から2026年度の活動資金のご支援を募ります。
タイトル画像を見て「?」となられた方も多いかと思います。
「漠然と”新しい御詠歌”と言われても…」と困惑するのも当然です。
御詠歌は、本来「祈りの音楽」として人々の心を支えてきました。
しかし現代では、その存在を知る人が少なくなり継承者も減り続けています。
このままでは、日本の精神文化の一端が静かに失われてしまう——。
私たちはその危機感の中で、
「伝統を守る」だけでなく、
「伝統を広げる」新しいカタチを模索することにしました。
御詠歌が抱える問題
このプロジェクトをご覧いただいている方は「御詠歌」(という言葉)を認知、少なくとも耳にされたことがあるかと思います。
しかし、あなたの周りの方々、ご友人、同僚、子、孫、年代を問わずに何人・何割の人が「御詠歌」を知っているでしょうか?
「御詠歌」という言葉・存在を知っているでしょうか?

真言宗御室派 総本山仁和寺に伝わる金剛流御詠歌は、弘法大師の教えを「声」と「旋律」で伝える最も格式ある流派の一つであり、法儀・声明・和歌の三要素が調和し、「祈りを美として表現する」日本の仏教文化の中でも長い伝統を持つ宗教芸能ですが、現代においては様々な要因によって布教や後継の面で問題を抱えています。
① 社会的認知度の低下
かつては檀家や信徒の修行・信仰実践として広く親しまれていましたが、現代では「御詠歌とは何か」を知らない人が多くなっています。
「宗教」「信仰」という枠に縛られ、一般社会・文化芸術界・教育界との交流が非常少ない状況です。
結果として、御詠歌の美しさや精神性が、宗教者以外に届きにくい状況にあります。
② 現代人の生活との乖離
ゆっくりとした節回しや宗教的な詞章は、現代社会のテンポや価値観と合いづらい部分があります。
「時間がかかる」「難しい」「古めかしい」「お年寄りばかり」という印象を持たれがちです。
特に、デジタルコンテンツが普及した現代において若者に届く(響く)ようなビジュアル表現・企画が少ないのも課題です。
③ 発信方法の遅れ
かつての「口伝え」「講巡り」という布教スタイルが根強く残っており、現代の情報環境に適応できているとは言い難い状況です。
布教活動が主に寺院内や講ごとに閉じており、外への発信力が弱いうえに現代的メディアを活用した布教が十分に行われていません。
YouTubeやX、その他のソーシャルメディアでの発信が弱く「見せる・聴かせる・認知させる」機会を逃しているのが現状です。
④唱える人の高齢化
講員の多くが高齢化しており、若手・中堅世代の新規参加者が少ないため、
講の維持が難しくなっています。
若い世代への継承が困難になると、継承者が途絶え「御詠歌」そのものの存続が危機的状況となります。
そうならないためにも、「宗教儀礼としての御詠歌」は「祈りの歌」としての尊厳を保ちつつ、「芸術としての御詠歌」という魅力のある側面にも目を向けなければ若手が学びやすい環境が整備できません。
新しい御詠歌のカタチ
新しい御詠歌のカタチとは…
「活動」と「プロモーション」を分けて考えること。
まずは、年齢を問わず一人でも多くの人に広く『御詠歌』の存在を知ってもらうことから始めたいと考えます。
①御詠歌を”バズらせる”カタチ
SNSやインターネットで特定の話題や投稿が爆発的に拡散され、多くの注目を集める状態を「バズる」と呼びます。
この「バズ(る)」には、様々な要素・ジャンルがあり、音楽であったり、商品であったり、キャンペーンであったり、個人の投稿(発言・動画など様々)であったりと多種多様です。
共通しているのは、『魅力的なコンテンツ』が『若者を中心に』SNS拡散されるところにあります。
10万人にバズったとすれば『10万人の若者に御詠歌の存在を知らしめた』ということになります。

まずは若者にバズる御詠歌の再構築を行います。
・他ジャンル音楽とのコラボレーション→SNSで拡散されやすい楽曲の制作
※御詠歌としての基本は失わないことが肝要
・若者に届くビジュアル表現→MV(ミュージックビデオ)の作成
・新しい年層へのアプローチ→世代を超えて楽しめるイベントの企画・実施
Hannya Shingyo
from The Kongo-Ryu Buddhist Hymn Teachers Presents non-audience concert "KU".
Starring: The Kongo-Ryu Buddhist Hymn Teachers
Taiyu YoshiharaKokumei Agata, Shozen Araki, Giro Kano, Shindo Sato, Jisho Hasegawa, Einin Hifumi, Tetsuo Fujii, Taiki Motoyama, Mitsuo Yamamoto
Directed by Hinata Ishihara
Producer: Masaharu Ishihara
Co-Producers: Ikko Koga, Kosho Kaneko, Tainin Nishi
Director of Photography: Hinata Ishihara
B Camera Operator: Yuki Ozaki
1st AC: Ryunosuke Yasuda
Gaffer: Kenichi Aoki
Electrician: Noboru Fujita, Yumiko Chuma
Sound Director and Sound Recording: Kenzo Goto
Stage Manager and Recording Assistant: Tomohito Takenaka
Editor: Hinata Ishihara
Sound Design and Mixer: Kenzo GotoStage
Technical Officer: Shigekazu Kamakura
Production Manager: Taisei Matsuda
Production Assistant: Aoi Hirai
Production: AYULA ADVERTISEMENT
In association with illi237
Technical Support: Takahiko Tazuke, Active-t2003, illi237, studio maar
Presented by The Kongo-Ryu Buddhist Hymn Teachers
©2024 The Kongo-Ryu Buddhist Hymn Teachers / AYULA ADVERTISEMENT
➁御詠歌を現代的にプロモーションするカタチ
前述の所謂『バズマーケティング』には、SNSの活用が必要不可欠となります。
・SNSをフルに活用したプロモーション
・Youtubeでの動画配信
・X、Instagram、TikTokで新しい年齢層への訴求
・[宗教=古臭さい]というイメージを取り除いたグッズの販売
➂世代を超えて御詠歌を楽しめるカタチ
誰がいつから「御詠歌」は高齢者向けと決めたのでしょう。
あなたに高校生の孫がいるとします。
孫は現代のメディアに登場する流行のHIPHOPアーティストに夢中です。
そんな孫と一緒に御詠歌を楽しむ。
初めて足を踏み入れた”ライブハウス”で孫に案内され"新しい"御詠歌を聴き、あなたは孫にお大師様(弘法大師)の蘊蓄を語る。そんな時間と空間の共有。

また、成人した息子と初めて酒のグラスを傾けながら聴く御詠歌。
母と娘、”推し”のアーティストのコンサート感覚で見て楽しむ御詠歌。
家族で集まって、動画配信サイトから流れる御詠歌を視聴する団らんの時間。
一見、極端なようですが、実際にそんなシチュエーションで唱えられる「御詠歌」を聴く未来があってもいいはずです。
あなたの信仰心さえ失わなければ。
真言宗御室派 総本山仁和寺
世界遺産「仁和寺」は仁和4年(888)に宇多天皇により創建された真言宗御室派の総本山です。
出家された宇多天皇が宇多法皇として仁和寺第1世門跡(住職)に就かれ、以来、明治時代に至るまで皇族が門跡(住職)を務める皇室とゆかりの深い寺院です。

境内には御所の紫宸殿を移築した金堂(国宝)をはじめ五重塔(重要文化財)や観音堂(重要文化財)などの建造物が並びます
また桜の名所でもあり、背丈が低い遅咲きの「御室桜」の林はその美しさから国の名勝に指定されています。

秋は境内を彩る紅葉も圧巻で、秋ならではの情景が楽しめます。例年10月下旬頃からイロハモミジなどが色付き始め、11月上旬頃から12月上旬頃にかけてが紅葉の見頃の時期となっています。
現在も令和7年度特別公開として「仁和寺紅葉雲海ライトアップ」を開催しています。
2025年10月24日(金)~12月14日(日)の金土日祝18時30分〜21時に開催
(受付開始18時、受付終了20時30分。拝観休止日など詳細は仁和寺公式サイトを参照してください)
仁和寺WEBサイト:https://ninnaji.jp/
リターンのご紹介
【お気持ち応援支援】
【ステージ画像データ】
【CDコース:あ】
【CDコース:ばん】
【CDコース:わ】
【OMUROオリジナル御朱印帳】
※デザインは予告なく変更になる場合がございます。
【OMUROオリジナルガーゼタオル3枚組】
※デザイン・仕様は予告なく変更になる場合がございます。
【OMUROオリジナルソムリエエプロン】
※デザインは予告なく変更になる場合がございます。
【OMUROオリジナルニットキャップ】
※デザイン・仕様は予告なく変更になる場合がございます。
【OMUROオリジナルTシャツ】

※デザインは予告なく変更になる場合がございます。
【トレーナー】

※デザインは予告なく変更になる場合がございます。
【コンサート映像配信】
【コンサート映像+お気持ち支援】
【仁和寺特別拝観チケット】
【仁和寺特別拝観チケット+御朱印帳】
【限定オリジナル朱扇】
【ご支援特典】
合計¥15,000円以上ご支援いただいた方先着100名様限定で、2025年11月19日に甲部歌舞練場で行われた、御室金剛講10周年記念公演『仁和の祈り~都に響き舞う』で実際に使用された『散華』をご提供いたします。
スケジュール
2025年11月19日 クラウドファンディング開始
2025年12月29日 クラウドファンディング終了
2026年1月 リターン品制作開始
2026年2月末まで 一部を除くリターン品の発送
2026年3月末まで 全てのリターン品の発送完了予定
支援金の使い道
2026年度活動資金
リターン品の製作費
リターン品の発送費
CAMPFIREの手数料
御室金剛講から皆様へ
ここまでお読みいただきありがとうございました。
2025年11月19日(水)、京都・祇園甲部歌舞練場にて、金剛流 御室金剛講10周年記念公演『仁和の祈り~都に響き舞う』が行われました。
京舞井上流五世家元 人間国宝 井上八千代師のご協力・ご共演を賜り大いに意義のある10周年区切りの公演となりました。

華やかな舞台の裏には大勢の方々のご協力、ご支援、そして講員たちの努力と布教への熱意が込められています。
講員や運営委員会は真言宗僧侶であるため、この公演そのものを『興行』(ビジネス)としていません。
よって、大きな予算を必要としたこの公演はほぼ『赤字』で行われています。
私どもがお唱えする”御詠歌”は『布教』であり、信仰そのものと言っても過言ではありません。
しかし…
布教を行うことに『お金』がかかってしまう。
悲しい限りですがこれが現実なのです。

「御詠歌」は長い歴史の中で人々の心を癒やし、祈りや想いを歌に託してきた日本の伝統音楽です。
しかし近年、その存在を知る人は少なくなり若い世代に届く機会もほとんどありません。
今回のプロジェクトでは、御詠歌を“文化と音楽”として幅広い世代に再発見してもらうための活動資金を募ります。
伝統を「過去」ではなく、「今を映す鏡」として見つめ直す。
音が映像となり、祈りがアートになる。
その瞬間を私たちは2026年に向けて形にします。

日本の美意識を未来へとつなぐために――
御詠歌を次の世代へ届けるために——
どうか、この新しい挑戦にあなたの感性を重ね、みなさまの力をお貸しください。
合掌

【CAMPFIRE for Entertainment】
システム利用料の他に、CAMPFIRE for Entertainment 「エンタメ応援プラン」ご協力費として12%のご負担をお願いしております。






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