ピーちゃんランドで希望の農園プロジェクト ―

大阪・河南町の養鶏農家が、羽曳野の耕作放棄地で廃鶏ゼロの循環農園を目指す。「命をつなぐ挑戦」に共感ください!

目標突破
ネクストゴール挑戦中!

現在の支援総額

1,191,500

119%

ネクストゴールは1,300,000円

支援者数

86

募集終了まで残り

8

ピーちゃんランドで希望の農園プロジェクト ―

目標突破
ネクストゴール挑戦中!

現在の支援総額

1,191,500

初期目標100%突破

あと 8
119%

ネクストゴールは1,300,000

支援者数86

大阪・河南町の養鶏農家が、羽曳野の耕作放棄地で廃鶏ゼロの循環農園を目指す。「命をつなぐ挑戦」に共感ください!

― 廃鶏をなくし、命をつなぐ希望の農園づくり ―



気づけば、命と向き合う仕事をしていながら、いつの間にか「命を数字で見る」ようになっていました。

大阪・河南町で平飼い養鶏を始めて数年。ヒヨコから育てた“ピーちゃん達”は、私にたくさんの気づきをくれました。

でも今の鶏舎は手狭で、新しいヒヨコを迎え入れることもできません。

それでも、今いるお姉さんピーちゃん達を「廃鶏」にして入れ替えることなんて、どうしてもできませんでした。


経営としては厳しい。頭ではわかっていても、心が「それは違う」と叫ぶのです。

辞めようか、続けようか。迷いながらも、私はずっと答えを探していました。


それでも日々は続いていきます。朝は餌をやり、掃除をし、卵を集める。

いつも通りの作業をしながらも、心のどこかで「このままでいいのか」と問い続けていました。




1️⃣ 出会い ― 羽曳野の土地との運命



そんなある日、農業仲間の紹介で、羽曳野にある耕作放棄地を見に行くことになりました。

誰も手をつけなかったその土地は、背丈よりも高い草が風に揺れ、どこまでも続く“雑草の海”のようでした。


その草をかき分けながら進むと、雑草の海の先には新しい世界があり、なぜかその光の中に、ピーちゃん達の姿が浮かぶ気がしたのです。

「広いし、ここなら養鶏ができる」――そう思った瞬間、胸の奥がじんわりと温かくなり、気づけば涙がこぼれていました。


ここから、もう一度始められるかもしれない。そう感じたのです。

それは偶然の出会いではなく、長い苦悩の果てに、ようやく辿り着いた“運命の場所”でした。



📝 ご縁と譲り受け――この土地が「ピーちゃんランド」になるまで



見学の数日後、持ち主さんにお会いしました。

「草にのまれて、もう自分では手が回らない。けれど、畑として生かしてくれる人がいるなら…」

そう言っていただき、**売買という形で“譲っていただく”**ことになりました。


そこからは地味だけど大切な段取りの連続です。境界確認、農地法の許可申請、農業委員会とのやり取り、登記…。

押印ひとつ、書類1枚に、土地の記憶と責任の重みを感じました。


最後の書類が通ったとき、雑草の海に風が抜けました。

「ここは、命がめぐる場所になる」――譲ってもらったご縁を、循環で返すと心に決めました。

登記まで自分で完了。ピーちゃんランドは、人と気持ちが行き来し続ける、開いた農園にします。



2️⃣ 妻の言葉と心の再生



八方塞がりの中で、心も体も限界に近づいていました。廃鶏もできず、新しいヒヨコも迎えられない――。

そんな私の姿を、妻はずっと黙って見ていました。


ある晩、静かに彼女は言いました。

「タツくんは、もう十分がんばってきたやん。辞めるにしても、続けるにしても、自分の好きなようにしたらええねん。」


その言葉は、私の心を深く震わせました。

ピーちゃん達の命を奪う権利は、自分にはない。そう気づいたとき、もう一度「やってみよう」と思えたのです。



3️⃣ プロジェクトが目指す未来



この土地に、“命の循環農園”をつくります。名前は「ピーちゃんランド」。

ここでは廃鶏をせず、里親制度を通じて鶏たちに第二の暮らしを届けます。

命を終わらせるのではなく、命をつなぎ、人が生き直せる場所にしたいのです。


ピーちゃんランドには「里親募集コーナー」を設け、その横にテーブルと椅子を並べて「ピーちゃんラウンジ」も併設。

ピーちゃん達のすぐそばで「ピーちゃんコーヒー」を飲みながら、のんびり過ごせる場所――

**仕草や鳴き声を感じ、「命と共にある時間」を体験できる、“ピーちゃんランドの心臓”**です。


そして今回、ピーちゃんランドでは、新たな試みとしてライブカメラ配信を行います。

来られない方にも、画面を通してピーちゃん達の息づかいや、命のぬくもりを感じてもらえるように。

カメラは、ピーちゃん達が大好きな砂浴び場や産卵箱のそばに設置予定。日差しの中で羽を広げる姿、仲間と寄り添う穏やかな時間、そして卵を産む小さな瞬間――“いのちの物語”をリアルタイムで届けます。


少しでも、ピーちゃん達を感じてもらえたら嬉しい。

画面の向こうにいるあなたも、この小さな命の循環の一部です。

廃鶏のない未来を、羽曳野から。



毎年、およそ8,000万羽の鶏が“廃鶏=処分される鶏”として姿を消します。

それが今の「当たり前」なら、私たちは新しい当たり前をつくりたい。

ヒヨコから向き合ってきた平飼いのピーちゃん達に、第二のくらしを。


廃鶏って、なに?

採卵を始めて約1年ほど経つと、卵の数が少しずつ減ります。

多くの現場では効率を優先して入れ替え(=廃鶏)を選びます。

でも、命は数字じゃない。全部は救えないし、私自身も鶏肉を食べます。

それでも――まずは自分のところのピーちゃん達から、できることを始めます。


私たちの答え:里親制度で「第二のくらし」を

ピーちゃんランド(羽曳野)に、廃鶏にしないための里親制度をつくります。

健康チェックを終えたピーちゃんを新しい飼い主さんのもとへ。

困った時は相談・一時預かり・戻し受けができるセーフティネットも整えます。


流れ(シンプル)

1)仮エントリー → 2)面談・環境の確認 → 3)慣らし期間 2〜4週間 → 4)正式お迎え

※無理はしない。うまくいかない時は戻せる仕組みです。


🕊 里親募集は、2026年5月より正式開始予定。

🔗 里親さん仮エントリー(無償・情報登録のみ):https://forms.gle/YdX1so9rccai2pY17

※本フォームは金銭の受け渡しを伴いません。クラウドファンディングのご支援はCAMPFIRE上のリターンからお願いいたします。


① 卵拾い・鶏の世話・見学で「命と食の距離」を縮める



ピーちゃんランドでは、卵拾い・鶏の世話・見学を通じて、子どもも大人も“命のぬくもり”にふれる時間を用意します。

手の中で温かい卵を受け取り、羽ばたく音や体温を感じると、スーパーの棚に並ぶ卵がただの“商品”ではなく、毎日の世話と命の営みの結果だと自然に理解できます。

体験は、入口で手洗い → ピーちゃんへ挨拶 → 観察(くちばし・羽・足の役割) → 卵拾い → えさ・水やり → 砂浴び場や止まり木のお手入れ → ふりかえり。

「かわいい」で終わらせず、“らしく暮らすための配慮”を自分の手で確かめる学びにします。


② 捨てない。回す。――ピーちゃん発“羽曳野ぐるぐる”



うちの鶏ふんは「臭いもの」じゃなく土のごちそう。発酵させて匂いを抑えたたい肥にして、まずはぶどうとキウイの畑へ戻します。根っこがムシャムシャ(の気分で)食べて、実りが食卓へ。


そして――売り物にならない形の野菜や果実は地域の農家さんから“いただきます”。それをピーちゃんのごはんに。ピーちゃんが食べれば、また鶏ふんが生まれ、たい肥になって畑へ帰る。


ここで同じ羽曳野の若手農家さんと手を組みます。


  • (いただく)規格外の野菜・果実 → ピーちゃんのごはん
  • (お返し)うちの発酵たい肥 → 若手農家さんの畑



お金だけじゃない、小さな物々交換。合言葉は**「出さない・捨てない・使いきる」**。

規格外はピーちゃんにとって“規格内のごちそう”、たい肥は畑にとって“元気の素”。


つまり、

地域の規格外 → ピーちゃん → 鶏ふん → 発酵たい肥 → 畑(ぶどう・キウイ・若手農家の畑)→ 食卓 → また規格外(いただく)→ ピーちゃん…

という**“羽曳野ぐるぐる”を、仲間と一緒に太く・長く・面白く**回していきます。



4️⃣ 私たちについて(へちまきゅうりの歩み・10年の軌跡)



【へちまきゅうり】は、“四方よし”の理念を大切にし、地域の農家と協力しながら10年間活動を続けてきました。

「農家よし・消費者よし・へちまきゅうりよし・未来よし」。

安く買い叩くのではなく、できるだけ高く仕入れ、若い農家が続けられる未来を大切にしています。


現在は約300羽のピーちゃん達を育て、野菜宅配や発酵教室、麹づくりなどを通して“半農半X”として活動。

ただ作って売るだけでなく、命と向き合いながら地域と共に育ってきた10年です。




5️⃣ 広がる仲間たちと命の輪



地域の農家と連携し、新鮮な野菜を届け続けてきました。

「食」や「命」について考えるイベントや体験活動を通して、多くの仲間がこの活動に共感してくれるようになりました。

 ピーちゃんランドの構想にも、若手農家、ボランティア、お客様が共に関わっています。

この輪が広がるほど、「命のつながり」が社会全体に根付いていくと信じています。





🌟 応援メッセージ



◆ 七彩ファーム 川崎 佑子 様



「へちまきゅうり」と私たちの付き合いは、10年になろうとしていますね。うちの屋号「七彩ファーム」を長倉さんに一緒に考えてもらった日のことを、今でも鮮明に覚えています。

取引先という枠を超え、共に地域農業の未来を語り、支え合ってきた仲間として、今回のプロジェクトの全文を拝見し、胸が一杯になりました。


養鶏家として最も苦しい「廃鶏」という現実に、長倉さんが真正面から向き合い、「命を終わらせない」という理想を貫いたその勇気に、心から敬意を表します。


荒れた耕作放棄地から生まれる「命の循環農園」は、ピーちゃん達の第二の人生であると同時に、私たちの目指す「未来よし」の農業の新しい形を示すものになりうると私は確信しています。


また、疲れた大人たちが心を整える「ピーちゃんラウンジ」の実現は、このデジタルの時代に、自然の土の匂いや命の鼓動を感じる“本質的な時間”を提供してくれると思います。


私たち七彩ファームも、「へちまきゅうりよし・未来よし」のために、これからも変わらぬ想いと連携をもって、この壮大な「命の循環を拓く挑戦」を応援し続けます。

ピーちゃん達と共に、この素晴らしい一歩を踏み出してください。心からの成功を祈っています。




◆ そらしどドーナツ 様



へちまきゅうりさんとの出会いは、まず“とびきり美味しいミニトマト”のお兄さんでした。

その後「そらしどドーナツ」営業日に店頭でお野菜やピーちゃん卵の販売をご一緒するご縁が生まれ、やがて〈ウララ城=奥さまが営む、発酵をいかした料理教室のお店。店頭ではピーちゃん卵やお野菜の販売も〉ができて、本格的に養鶏へ。さらに養蜂や麹づくりへと進化していく姿に、いつも刺激をもらっています。


このたび、羽曳野の新しい農地でピーちゃんランドを建設するという、さらに大きな一歩へ。お城の次は“王国”。仲間の輪が広がり、命の循環が地域に根づく未来を心から楽しみにしています。


当店でもピーちゃん卵を使わせていただいており、今回の返礼シフォンケーキにも使用します。全力で応援しています!




6️⃣ プロジェクトの社会的価値



  1. 耕作放棄地の再生:手つかずの土地を再び耕し、命が循環する場所に。
  2. 動物福祉の向上:入れ替えではなく、里親制度で第二のくらしへ。
  3. 命の教育と地域共生:卵拾い・見学などの体験で、命と食の距離を縮める。





7️⃣ リターンについて(命を感じる体験中心)



  • 5,000円|コーヒー応援
  • 10,000円|卵食べ比べ
  • 10,000円|建設サポーター(作業員)
  • 20,000円|シフォン応援
  • 30,000円|体験まるっと(卵付き:6個入り × 2箱)
  • 50,000円(A)|応援セット
  • 50,000円(B)|ぶどう記名植栽+30%OFF
  • 60,000円|キウイ記名植栽+30%OFF
  • 100,000円|入学式プラン(ヒヨコ3羽命名権付き)
  • 150,000円|長倉夫妻と「キッチンうらら」
  • 200,000円|スペシャルサポーター(文字掲載)



※食品リターンの詳細・表示事項はプロジェクト本文の各リターン欄をご確認ください。




8️⃣ スケジュールとこれから



  • 11月:クラウドファンディング開始
  • 12月:羽曳野農地の整備開始
  • 翌年1月:鶏舎完成・ピーちゃん入居
  • 4月〜:卵拾い・ラウンジ体験開始
  • 夏:里親制度準備・体験拡充
  • 2026年5月:里親募集 正式開始




9️⃣ 最後に ― 想いとこれから



自然は美しく、本当に綺麗な色をしています。私は見栄や承認欲求を横に置いて、もっと本質を見つめたいと思うようになりました。

皆さんにも、風の音や土の匂い、命の鼓動を感じる時間を一緒に過ごしていただけたら嬉しいです。


このプロジェクトは、目標金額に達しなくても事業を進めます。

でも皆さんからの応援があれば、より豊かな「ぴーちゃんランド」を実現できます。


私とピーちゃん達の新しい一歩を、ぜひ一緒に。どうぞよろしくお願いいたします。



支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

ヘルプページを見る

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください

コメント

もっと見る

投稿するには ログイン が必要です。

プロジェクトオーナーの承認後に掲載されます。承認された内容を削除することはできません。


同じカテゴリーの人気プロジェクト

あなたにおすすめのプロジェクト

新しいアイデアや挑戦を、アプリで見つけるcampfireにアプリが登場しました!
App Storeからダウンロード Google Playで手に入れよう
スマートフォンでQRコードを読み取って、アプリをダウンロード!