自己紹介
皆様、初めまして。
来年春を目標に、夫婦で新規オープンを予定にしております
スペシャルティーコーヒーとクロワッサン専門店『FUKUNISHI ARTISAN CO.』 代表のSteve・福西恵理と申します。
数ある中から、当ページをご覧いただきましてありがとうございます。
まず初めに、簡単ではございますが私たち夫婦のご紹介をさせて頂きたいと思います。
南アフリカで生まれ育ち、韓国籍を持つ夫・Steveと、大阪出身の妻・福西恵理と申します。
私たちはこれまで約10年間、オーストラリアやイタリアなど海外でバリスタとして働き、
世界中の多様なコーヒー文化に触れてきました。
帰国後、「日本でも、もっと自由で豊かなコーヒー文化を根付かせたい」という想いが強くなり、
このたび大阪・摂津にスペシャルティーコーヒーとクロワッサンの専門店をオープンするため、
このプロジェクトを立ち上げました。
お店では、世界中から厳選して取り寄せた、高品質なスペシャルティーコーヒーの豆を、
最新の電気式焙煎機で自家焙煎し、焼きたての創作クロワッサンとともに楽しめる空間をつくります。
このプロジェクトで実現したいこと
私たちが目指すのは、「世界のコーヒー文化と日本の暮らしをつなぐ場所をつくる」ことです。
海外で10年以上、コーヒーと共に生きてきた私たちは、世界中のカフェで人々が日常的にスペシャルティーコーヒーを楽しむ光景を見てきました。
それは単なる「一杯の飲み物」ではなく、人々の会話を生み、心を落ち着かせ、
人生のリズムを整える“文化”そのものでした。

(写真)オーストラリア・メルボルンにて、Seven Seed社と豆の品質管理ディスカッション風景。
しかし日本では、まだその魅力を日常的に体験できる場所が多くありません。
だからこそ、私たちは「スペシャルティーコーヒーをもっと身近に感じてもらえる空間」をつくりたいと考えています。
その舞台として選んだのが、長年空き家となっていた古民家。
古い木の香り、使い込まれた梁、やわらかな光。
今回出逢った古民家には、時を重ねたからこそ出せる温もりがあります。
ここに新しい命を吹き込み、海外のカフェのような開放感と、
日本の古き良き情緒が溶け合う唯一無二の空間をつくりたいと考えております。
ただのリフォームではなく、“再生”という名のデザインプロジェクト。
断熱・耐震などの補修から、インテリア・照明・音響に至るまで、
一つひとつ丁寧に作り上げていきます。
この再生には、多くの時間と費用がかかります。
しかし私たちは、本物の空間からしか、本物の体験は生まれない。そう信じています。
この古民家から立ちのぼるコーヒーの香りが、
地域の人々の心をやさしくつなぎ、
“ここに来るとホッとする”
そんな日常の幸せを感じられる場所になることを願って、このプロジェクトの立ち上げを決意いたしました。
日本の暮らしの中に、スペシャルティーコーヒーの文化を根づかせるために。
そして、ひとつの古民家に新しい物語を灯すために。
プロジェクト立ち上げの背景
長年海外で働く中で、私たちが感じたのは、「コーヒー」というものへの圧倒的な価値観の違いです。
端的に言うとすれば、コーヒーは単なる飲み物ではなく、「文化そのもの」であるということです。
たとえばイタリアでは、
近所のカフェで立ちながら濃いエスプレッソに砂糖を2杯入れ、
クロワッサンと共に2~3口で飲み干し、
居合わせた知らない人達とお構いなしにたわいもない世間話をし、それぞれの一日をスタートさせる。

(写真)フィレンツェ中心地にあるバールにて。
イタリア人にとって甘い菓子パンとカプチーノ、あるいはエスプレッソは定番の一日の始まり。
はたまたオーストラリアでは、
待ちゆく人ほとんどの手にはマイカップが握られ、日本人でいうところの麦茶のように
本当に”がぶがぶと”、日常的にコーヒーを飲む。
一日平均4杯は全然平気。
それが理由なのかはわかりませんが、私たちの体感ではホワイトコーヒー(ミルク入りのコーヒー)
を飲む人が多かったように感じました。
(濃いブラックコーヒーは流石のオーストラリア人たちも一日何杯も飲めないようです。(笑))

(写真)オーストラリア・メルボルン。日常的にスペシャルティーコーヒーを楽しむ人々。
街にはスペシャルティーコーヒーショップがいたるところに存在し、どの店にも多くの人で溢れる。
そのように、コーヒーとは、完全に彼らの生活の一部でした。
もちろん、日本にも素晴らしい喫茶文化があります。
苦くて濃い、チョコレートのようなコーヒーと、トーストをゆで卵を楽しむような、
いわゆる「モーニング」を提供するお店はいたるところに存在し、
ローカルの人々の憩いの場として、今も根強く浸透しています。
しかし、先述したような世界の多様なコーヒースタイルは、まだ限られた場所でしか楽しめません。
「もっと多くの人に、世界のコーヒーの魅力を知ってほしい。」
そんな想いから、このプロジェクトを立ち上げました。
さらに、今回の店舗は空き家となっていた古民家をフルリノベーションし、
地域の景観と歴史を活かした温かみのある空間に生まれ変わらせます。

(写真)大阪府・摂津市で出逢った空き家の古民家。
古民家との出会いは、衝撃的でした。
こんなにも風情があり、そのままの姿での美しさと歴史を感じざるを得ない貫禄、
建っているだけでまるで私たちに何かを語りかけてくるかのような、そんな”声”が聴こえてきました。
私たちが理想のイメージとする、「普通という特別」「何もない美しさ」
そんな空間作りにこんなにぴったりな物件があるのかと、奇跡を感じました。

(写真)今もなお、当時の住民の生活の余韻が漂う玄関の入り口。
周辺には住宅が立ち並び、駅までの道にはお店はほとんどありません。
そこに、私たちが目指す
「海外のコーヒー文化を日本の人たちにもっと知ってもらいたい」
「日常的にスペシャルティーコーヒーをもっと感じてもらいたい」
「私たちの一杯のコーヒーが人と人とを繋ぐきっかけになってほしい」
そのような想いの実現にぴったりだと確信しました。
スペシャルティーコーヒーとは?
私たちが提供するのは、いわゆる「普通のコーヒー」ではなく、品質と生産背景が明確な
『スペシャルティーコーヒー』です。
スペシャルティーコーヒーとは、
・生産地・農園・品種・精製方法などのトレーサビリティ(生産背景)がはっきりしている
・品質基準(SCA基準)において80点以上の高い評価を受けている
・一杯のコーヒーとして、香り・甘さ・酸味・余韻などのバランスが優れている
といった特徴を持つ、世界でもごく一部の特別なコーヒー豆のことです。

私たちは海外での10年間のバリスタ経験を通じて、
世界各地の農園を巡り、生産者様たちの想いと向き合ってきました。
このプロジェクトでは、生産者様から直接取り寄せた高品質な豆を、
自家焙煎で丁寧に焙煎し、ご来店くださる皆さまににお届けします。
(写真)スペシャルティーコーヒー豆のカッピングの様子。
「一口飲んだ瞬間に感じる、香りの豊かさと味わいの深さ」。
スペシャルティーコーヒーが持つ本当の魅力を、ぜひ体験していただきたいです。
「ここでしかできない体験」
私たちのお店の最大の特徴があります。
それは、『ここでしかできない体験』です。
お店に入ると、まず最初に出迎えるのは香り。
ずらりと並んだ自家焙煎のコーヒー豆を、香水を選ぶように香りで選ぶことから始まります。
ひとつひとつ香りを確かめながら、あなたの感性に一番しっくりくる豆を見つけてください。
お気に入りの豆を選んだら、次は飲み方をカスタマイズ。
丁寧に淹れるハンドドリップ、ミルクのまろやかさを引き出すミルクブリュー、
すっきり爽やかなアイス、香り高いホットなど、気分やシーンに合わせてお楽しみいただけます。
香り、味、時間、そのすべてが特別な体験になる。
そんな空間を目指しています。
そして、コーヒー体験をさらに特別なものにしてくれるのが、
毎朝店内で焼き上げる自家製の創作クロワッサンです。
海外で暮らしていたころ、朝のコーヒーショップのテラス席でクロワッサンとコーヒーを味わう時間が、
私たちにとって一日の中で最も幸せな瞬間でした。
バターの香りとコーヒーの香ばしさが重なり合う瞬間。
その香りこそが、心をほどく”最高のペアリング”だと感じました。
さらに、焼きたてのクロワッサンの外はサクッと、中はしっとりという食感と、
コーヒーの温度や味わいのコントラストが、五感全てで楽しむ体験を完成させます。
だれもが知る定番のパンに、少しの遊び心を加えた創作クロワッサンは、
香り・味・食感・視覚・音の全てで、コーヒーの時間を特別なものにしてくれます。
香りを選び、味を選び、時間を選ぶ。
その全ての瞬間が、お客様だけの特別な体験になります。
コーヒーを飲むことが、日常から少し離れた旅のように感じられる場所。
そんな空間を、ここから生み出していきたいと考えます。
現在の準備状況
◎大阪・摂津にある築年数100年以上の古民家を賃借
◎内装デザイン・リノベーションプランを設計済み
◎焙煎機や製パン機器の選定完了
◎コーヒー豆の輸入先(中南米・アフリカ・アジア)との契約準備中
◎試作焙煎・クロワッサンのレシピ制作
資金の使い道
今回のクラウドファンディングでご支援いただいた資金は、
古民家の修復と空間デザインにまるごと使わせていただきます。
私たちが挑戦するのは、築100年以上の古民家に、新しい命を吹き込むことです。
古民家には、年月を重ねた独特の風合いや、昔ながらの趣があります。
長い時を経て刻まれた梁や柱、壁のひとつひとつに、歴史の重みを感じます。
しかし、その魅力を生かしつつ、現代の暮らしや快適性に合う空間にするには、丁寧な修復と設計が欠かせません。
壁や床の補強、傷んだ部分の修復、光や風を生かす設計——
すべてに時間と費用が必要です。
古き良き建物の価値を大切に残しながら、新しい世代のために生まれ変わらせる——
その挑戦に、ぜひ力を貸してください。
リターンについて
独自で仕入れたゲイシャ種のスペシャルティーコーヒー豆や、
限定のカッピングイベントへのご招待、
店舗でお使い頂ける自家製クロワッサンチケットなど、
このクラウドファンディングだけのリターンをご用意させていただきました。
◎ご支援金額 リターン内容
<ドリンクチケット>
店内利用・テイクアウト利用時にご使用いただけるチケット
・メニューの中からお好きなドリンクをお選び頂けます。(1日1枚・ご本人様のみ有効)
<クロワッサンチケット>
店内利用・テイクアウト利用時にご使用いただけるチケット
・メニューの中からお好きなクロワッサンをお選び頂けます。(1日1枚・ご本人様のみ有効)
<ドリンク+クロワッサンチケット>
店内利用・テイクアウト利用時に「お得に」セットになったチケット
通常購入時よりもお得にご購入いただけます。
・メニューの中からお好きなドリンク+クロワッサンをお選び頂けます。(1日1枚・ご本人様のみ有効)
<ただただ応援プラン!>
リターンはいらないから、ただただ「返礼品無し」で応援したいと思っていただける方への
応援金のみのコースも、僭越ながら準備させていただいております。
心を込めて、御礼のメールをお送りさせて頂きます。
・感謝のメール
<お花チケット>
オープン時にお花を贈りたい!と思って頂ける方に向けたプランです。
・オープン時のお祝いの花束や植栽
<VIP PASS>
一年間のドリンク提供やその他さまざまな特典が付いた、VIPの方向けのプランです。
・内容はリターン詳細欄をご覧ください。
※リターン内容は、後日メールでの案内や発送にて対応いたします。
スケジュール
- 2025年12月:クラウドファンディング開始
- 2025年1月末:募集終了
- 2025年1月:古民家リノベーション工事スタート
- 2026年2月:プレオープン
- 2026年3月:グランドオープン予定
- 2026年4月以降:リターン発送・利用開始
最後に
10年の海外経験で学んだコーヒー文化を、日本でも日常の中で楽しめる空間を作ってみたい。
そして、空き家の古民家を再生し、地域に新しい朝の習慣と温かな空間を生み出したい。
その第一歩を、皆さんと一緒に踏み出したいと考えています。
世界は毎日、少しずつ変わっていきます。私達にも同じように、新たな明日が待っています。
ご支援・応援を、どうぞよろしくお願いいたします!
店舗詳細
・店舗の場所:大阪府摂津市千里丘東4-5-5
・営業時間:9:00~17:00(予定)
・料金表:1,000円~2,000円
・サービス内容:スペシャルティーコーヒーとクロワッサン専門店
・メニュー:各種スペシャルティーコーヒー、創作クロワッサン、コールドブリュー、ドリップバック等
・利用規約:<CAMPFIRE 利用規約>:https://camp-fire.jp/pages/term
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。




専門店のコーヒーとクロワッサンをフルリノベされた古民家で楽しめるのは中々ないと思うので、とても楽しみにしています!