こんにちは、北区社会福祉協議会です!
私たち北社協は、昭和28年8月の創設以来、東京都北区で民間団体ならではの柔軟性を活かしながら、誰もが安心して暮らせる「福祉のまちづくり」の実現に向けた取り組みを推進してきました。
地域福祉やボランティア活動のコーディネート、生活困窮者自立支援などを通じて日々多くの方と出会う中で、「人とつながりたいけれど最初の一歩が踏み出せない」という声を耳にします。孤独や孤立は、誰にでも起こりうる身近な課題です。
こうした課題に応えるため、私たちは趣味や交流を通じて気軽に社会参加できる居場所「マリンブルー」を、2024年(令和6年)11月に立ち上げました。
プラごみを一つひとつニッパーで裁断しています
プロジェクトで実現したいこと
このプロジェクトでは、海洋プラスチックの再利用を通じて、誰もが孤立せず、社会の一員としてつながりを感じられる機会を広げることをめざしています。
「マリンブルー」には、さまざまな背景をもつ人たちが集まり、ものづくりを通じて社会参加への一歩を踏み出しています。こうした活動を継続・発展させるため、皆さまからのご支援をお願いします。
具体的には、次の取り組みの実現に充てさせていただきます。
〇プラスチック粉砕機の購入
海洋プラスチックやペットボトルのふたを粉砕し、アクセサリーやキーホルダーなどの
材料として活用します。〇製作資材の購入
フレームやレジン、アイロン、硬化ライトなど、製作活動に必要な資材を整え、
参加者がより充実した活動を行えるようにします。〇居場所「マリンブルー」の活動継続
誰もが安心して集い、交流や製作活動に取り組める居場所を維持します。
北社協キャラクター アイちゃんマリンブルー参加者の背景
「マリンブルー」には、さまざまな背景をもつ方々が参加しています。
ひきこもり状態にある方、親の介護のために離職や失業を経験した方、家族の介護を担うヤングケアラーなど、それぞれが異なる事情を抱えながらも、社会とのつながりを求めて一歩を踏み出しています。
令和6年11月19日にキックオフを迎えた「マリンブルー」では、現在5名の方が月2回のペースで活動を続けています。
活動を通じて参加者は、自分の可能性や課題に気づき、家族や支援者以外の人と関わることで、社会参加の練習の場にもなっています。
★★ 一人の参加者の物語 ★★
ある40代の女性は、親の介護で仕事を辞めてから数年間、自宅にひきこもる生活を送っていました。人と話す機会も減り、自分の存在価値すらわからなくなっていました。
しかし「マリンブルー」に出会い、少しずつ活動に参加するようになり、海洋プラスチックを使ったアクセサリー作りに挑戦。
完成した作品を仲間と喜び合う経験を通じて、最初は緊張で手が震えていた彼女も、「ここに来ると、また頑張ってみようと思えるようになりました」と語ります。
こんな活動に取り組んでいます
手芸やアートなどの趣味を生かした作品づくりをはじめ、地域の方との交流イベント、ペットボトルキャップや伊豆大島の海洋プラスチックを活用したものづくり体験など、参加者が自分らしく過ごせる時間と出会いを大切にしています。
また、一人でも安心して立ち寄れる居場所づくりにも力を入れており、孤立しがちな方々が自然に社会とつながるきっかけを生み出しています。安心できる仲間と過ごす中で生まれる温かな雰囲気は、自己表現を広げ、年齢や背景を超えた支え合いの関係づくりにつながっています。
こうした取り組みを重ねながら、「マリンブルー」は“海”のように広がり、誰もが受け入れられる温かな場所となることを目指しています。
活動中のようす(プラごみの仕分け、裁断、加工)
海洋プラスチックの問題
私たちの町の河川や海岸には、ペットボトルや釣り具、洗濯バサミ、ハンガー、抗原検査キットまで、明らかに陸域からプラスチックごみが漂着しています。
こうした海洋ごみは生態系に悪影響を及ぼし、海岸機能の低下や漁業・観光業への打撃といった問題を引き起こしています。
世界では毎年約800万トンのプラスチックごみが河川を通じて海へ流れ込み、その量はジャンボジェット約5万機分に相当すると言われます。
もはや一人ひとりのモラルだけでは解決できない、地球規模の課題となっています。
海岸に漂着した海洋プラスチック
30分間の海岸クリーン活動で集まった海洋プラスチックごみ(伊豆大島)
スケジュール
リターンについて
3,000円 |
お礼メール |
5,000円 |
お礼メール、ポストカード |
10,000円 |
お礼メール、ポストカード、キーホルダー |
30,000円 |
お礼メール、ポストカード、アクセサリー |
50,000円 |
お礼メール、ポストカード、アクセサリー |
100,000円 |
お礼メール、ポストカード、アクセサリー |
300,000円 |
マリンブルーの製作活動にご招待 |
マリンブルーで製作しているキーホルダーやアクセサリー
最後に
活動を継続するためには、資金調達と持続可能な運営体制の構築が必要です。
参加者一人ひとりの関心や得意分野を活かし、自己肯定感や自己効力感の向上を支援しながら、地域イベントでの販売会やワークショップを通じた販路拡大や、大島社協をはじめとする他地域社協との連携による広域的な展開など、地域参加の機会を広げていきます。
孤独や孤立は、誰にでも起こり得ること。でも、誰かとつながれる「居場所」があれば、人は少しずつ元気を取り戻せます。「マリンブルー」が、そのきっかけになりたい――。
そのために、どうか皆さまの温かいご支援をお願いいたします。
※このプロジェクトの寄付は寄付金控除の対象になります。
本プロジェクトへのご寄付は北社協への寄付となり、当会にて寄付金の受付及び領収証発行を行います。
「寄附金控除」をお受けいただくためには、確定申告の際に、当会が発行した領収証をもって確定申告をしていただく必要がございます。(領収書の発送は順次行います。)
なお、領収証はCAMPFIREではなく当会にて発行・郵送いたします。

最新の活動報告
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日本社会事業大学・菱沼幹男様より応援メッセージが届きました!
2025/12/03 15:48日本社会事業大学 社会福祉学部福祉計画学科 教授・菱沼幹男様より、あたたかい応援メッセージをいただきました。菱沼教授は、マリンブルーの取り組みを「環境問題と福祉をつなぐ斬新な試み」と評価し、個々の力が社会を変える力として育まれる点に期待を寄せてくださいました。菱沼教授からの応援メッセージは以下のとおりです。「環境問題と福祉をつなぐ斬新な試みであり、1人ひとりの力が生かされ、社会を変える力が育まれる事業だと思います。応援してます!」 温かい応援を胸に、これからも地域と人をつなぐ新しい場づくりに挑戦してまいります。応援よろしくお願いいたします。 もっと見る
赤岩幸一様より応援メッセージが届きました!
2025/12/03 10:00赤岩障害年金サポートオフィス社会保険労務士・赤岩幸一さまより、力強い応援メッセージをいただきましたのでご紹介します。赤岩さまは、ひきこもり支援や就労への伴走を続ける社労士として、「安心して通える居場所」が人の一歩を大きく支えることを実感されてきたそうです。その視点から、マリンブルーの取り組みへ温かいエールを寄せてくださいました。赤岩幸一様からの応援メッセージは以下のとおりです「社会に一歩踏み出すには、安心して通える“居場所”が欠かせません。北区社会福祉協議会の「マリンブルー」は、孤立を防ぎ、挑戦を温かく支える場です。 私自身、社労士としてひきこもり支援や就労への伴走に取り組み、居場所の力で変化が生まれる瞬間を何度も見てきました。 未来の“できた!”を増やすため、この取り組みを心から応援します。 ご支援をよろしくお願いいたします。」あたたかい応援の言葉を励みに、これからも一歩を踏み出す人を後押しする場づくりを進めてまいります。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。 もっと見る
阿部達明様より応援メッセージが届きました!
2025/12/02 10:00NPO法人楽の会リーラ 副理事長・阿部達明さまより、心温まる応援メッセージをいただきましたのでご紹介します。阿部さまは、ひきこもり支援の現場で、北区社協と何度も伴走してきた経験から、北区社協の“まっすぐで人を信じる姿勢”を高く評価してくださいました。阿部様からの応援メッセージは以下のとおりです北区社協さんは、愛情に満ち溢れた団体です。 私は、ひきこもりの支援をしていて、ひきこもりの人たちが、本当に自分らしい生き方を探す応援をしていますが、北区社協さんには、何度も一緒に、伴走していただいてます。ひきこもりの人たちは、人や世の中に信頼感がないのが共通です。でも、北区社協さんのスタッフはみな「底抜けに、人や世の中を信じていて、一緒に、明るく前向きに生きて行こうよ!」というメッセージを、いつも以心伝心してくれます。私にとって、かけがいのないパートナーです。これからも、ばか正直になり切って、少しでも世の中のために一緒に貢献していきたいと思っています。 NPO法人楽の会リーラ 副理事長 阿部達明阿部さまからの熱いメッセージをしっかり受け止め、今後も地域の中で、ひとり一人に寄り添い続ける活動を進めてまいります。応援よろしくお願いいたします! もっと見る







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